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これはハルモニアに行ってしまったクレスが、リアムを宿してから、2週間後の事…
お昼過ぎ頃、ハイランド王国軍ユニコーン少年部隊が駐屯地にしている天山の峠で
丁度休憩時間になった茶髪にショートの左右の髪がくるんとしている頭に黄色のねじった様な布カチューシャ―をし、少年部隊で着用を義務付けられている少年兵の防具を身に着けたどことなく目鼻立ちのすっきりとした顔立ちをした少年が
駐屯地から離れた滝の見える場所の付近に座り手紙を読んでいる。
そこに、長い金髪の髪を後ろに束ねた顔立ちの整った美形な少年兵の男子が手紙を読んでいる少年に声を掛ける。
「ナナミ、クレスからは何って書いてあった?」
ナナミと呼ばれた少年は手紙の内容を伝える。
「あぁ、他の皆も言ってた通り、なんか、ハルモニアがキャロの近くにある遺跡の土地を買って
駐屯地も出来てさ、キャロの街に色々な人が入って来ててさ?
その中で、迷惑な事する人達もいるから、クレスも怖がってるみたいなんだ。
後、ジョウイも無理しないで仕事頑張ってってさ?」
ジョウイと呼ばれた少年は笑って答える。
「そっか、1か月後が待ち遠しいね?、ナナミもクレスと、ゲンカクさんの事が心配でしょ?」
「まぁな?…でも、何でキャロなんかに外の人が沢山やって来てんだろ?
あの街は…何つーかさ…王族の人達が、避暑地として暑い時期に別荘にやって来る事以外はイベントっていったら、地元のお祭り位だぜ?…
偶に、旅芸人の人達が見世物の芸とかやりに来るけど…」
「…やっぱり、さ、ハルモニアの軍が駐在してるから
ハルモニアが何の為にこの付近にいる目的を調べようと、他の国の工作員の人達とかも来てるのかもね?
後の悪い事とかする人達は…人が集まる所には何割か、おかしな人も出て来るだろうし…」
「ふ~ん?、何でハルモニアはキャロの近くに出てきた遺跡なんか
ハイランドからわざわざ土地なんて買って、軍も駐在させてんだろうな?
遺跡で良い物が何か見つかったんなら、土地なんか買わなくても良くなくないか?」
ジョウイは肩をすくめて答える。
「さあ?、多分、見つかった物は、あの遺跡から動かせない物なんだろうね?、駐在しているハルモニアの人達も、その何かを調べる為にいるんだよ?
でも…僕達にはどうせ関係のない事だし、これ以上ハルモニアの事なんて
気にしたって仕方ないよ?
それより、君に渡す物があったんだ…はい
カリバーとデンジャーとキャノンから、クレスにだって?」
ジョウイは3通の手紙をナナミに渡す。
ナナミは複雑そうな表情でぼやきながらそれを受け取る。
「…又かよ?、これで10通目だぞ?…まぁ、コイツ等もオレよりキャロに帰る時期が遅いから、ちゃんと渡すけどさ?…」
興味深そうにジョウイはナナミを見て尋ねる。
「大変だねナナミ?、妹がモテるのってどんな感覚なの?、まぁ、僕はいつかはこうなると思ってたけどね?」
「複雑だけど…なんで今更って感じなんだよ?
オレ達兄妹は、子供の頃とか、家が貧乏だったから…馬鹿にされて、結構同い年の
奴らにいじめられる事もあったしな…特に
クレスは、大人しかったから…何言われても…いつも笑っててさ…
新しい服に泥ぶつけられて帰って来た時もあったよ、アイツ…あの時も転んだって嘘ついて、ぶつけた奴らに悪口一つ言わないでさ…
ムカついたからオレがそいつらと喧嘩してボロボロになって帰って来たら
ら…
アイツ心配して大泣きしてさ…」
ジョウイは思い出したように懐かしそうに言う。
「あぁ、あの頃のナナミって、すぐ喧嘩してたもんね?」
ナナミは拗ねた表情で腕を組み
「向こうから喧嘩売ってきたのがほとんどだっつの…オレ悪くね~し?
お互い様だってのに、あいつ等の親が怒鳴り込んで来てさ?
オレ爺ちゃんにブン殴られて謝らされたし…今だって納得出来ね~よ?、親に告げ口して、子供の喧嘩に介入させんのは卑怯だろうがよ?」
ジョウイは苦笑しながら苦笑いを浮かべる。
「あははは…それは、まぁ、そうかも知れないけど、怪我させちゃったからね…
でもあれから結構経って、ゲンカクさんの体の具合が悪くなって、ナナミ達が代わりに生活費を稼ぐようになってから
少なくともユニコーン少年隊にいる皆とは、段々わだかまりは解けて来たじゃないか?…」
ナナミは貰った手紙を見つめて複雑そうな表情で呟く。
「まぁ…もうアレは昔の事だからよ…クレスも気にしてないって言ってるから、オレも気にしないけど…
妹に悪口や、嫌がらせしてた連中からもこうしてラブレター貰うのはなぁ…
てゆうかジョウイ、いつかはこうなるってどういう事だよ?」
「だって、クレスみたいな子って、中々探しても
同年代の子達にはいないじゃないか?、大人しいし、優しくて…それに
今まであの子に嫌がらせしてた奴等が怪我をして、診療所に連れて行かなきゃいけなくなった時
クレスは嫌な顔一つしないで、治療の手伝いや、リハビリ、励ましてあげたりしてたんだってさ…
僕や君だってそんなの真似出来ないだろ?…
ああゆうのを、慈悲深い性格って言うんじゃないのかな?
だから、クレスの良い面を見たら、ああなるんじゃないかなって、思ってた。」
ナナミは思い当たる節があるのか呟くように言う。
「…まぁ、な?、そういえばアイツは昔から、何が欲しいとか全く言わないんだよ
子供の時の縁日に爺ちゃんと3人で行った時だってそうだった。
私の分まで爺ちゃんに欲しい物買って貰って、なんて言うからさ…露天商みたいな店で、額にいつも付けてる金色の、輪っかみたいな奴がなんかカッコ良く見えたから
爺ちゃんにクレス用に買って貰ったんだよ?」
「あぁ…あの緊箍児みたいな奴ね?…でも、クレスは女の子なんだからさぁ
もうちょっと、可愛い奴選んであげれば良かったんじゃない、ナナミ?…」
「それはちょっと最近後悔してる。
あいつ今もアレ大事に付けてるからさ…でも、普通の女の子だったらもっと…
アクセサリーが欲しいとか、オシャレな服着たいとか、デザート食べたいとか、言うもんだろうに?
アイツ全然そういう欲もないし…」
ジョウイは項垂れた様子で言う。
「はぁ…ナナミ、僕の父違いの弟と冗談抜きで交換して欲しい位だよ?…
アイツはクレスと比べたら凄い甘やかされて奔放すぎるからさ…
そりゃあ…対外の奴がクレス好きになる筈だって…」
ナナミは遠い目で晴れた空を見つめて呆然と言う。
「そんなもんかぁ…クレスもいつかこの街の誰かと付き合って
結婚すんのかなぁ~…」
「多分、僕達よりも早いんじゃない?、守ってあげたいって
思わせる様な子だしさ?…」
二人がそんな話をしていると、彼らユニコーン少年隊の部隊長を務めるオールバックの隊長服を着た、ギリギリ青年の年代の男が二人に呼びかける。
「ナナミにジョウイ、お前達ここにいたのか!、二人揃ってるなら丁度いいな?」
ナナミはラウドに声を掛ける。
「あ、ラウド隊長、ウスッ、どうしたっスか?」
「僕達二人に何か用があるんですか?」
お昼過ぎ頃、ハイランド王国軍ユニコーン少年部隊が駐屯地にしている天山の峠で
丁度休憩時間になった茶髪にショートの左右の髪がくるんとしている頭に黄色のねじった様な布カチューシャ―をし、少年部隊で着用を義務付けられている少年兵の防具を身に着けたどことなく目鼻立ちのすっきりとした顔立ちをした少年が
駐屯地から離れた滝の見える場所の付近に座り手紙を読んでいる。
そこに、長い金髪の髪を後ろに束ねた顔立ちの整った美形な少年兵の男子が手紙を読んでいる少年に声を掛ける。
「ナナミ、クレスからは何って書いてあった?」
ナナミと呼ばれた少年は手紙の内容を伝える。
「あぁ、他の皆も言ってた通り、なんか、ハルモニアがキャロの近くにある遺跡の土地を買って
駐屯地も出来てさ、キャロの街に色々な人が入って来ててさ?
その中で、迷惑な事する人達もいるから、クレスも怖がってるみたいなんだ。
後、ジョウイも無理しないで仕事頑張ってってさ?」
ジョウイと呼ばれた少年は笑って答える。
「そっか、1か月後が待ち遠しいね?、ナナミもクレスと、ゲンカクさんの事が心配でしょ?」
「まぁな?…でも、何でキャロなんかに外の人が沢山やって来てんだろ?
あの街は…何つーかさ…王族の人達が、避暑地として暑い時期に別荘にやって来る事以外はイベントっていったら、地元のお祭り位だぜ?…
偶に、旅芸人の人達が見世物の芸とかやりに来るけど…」
「…やっぱり、さ、ハルモニアの軍が駐在してるから
ハルモニアが何の為にこの付近にいる目的を調べようと、他の国の工作員の人達とかも来てるのかもね?
後の悪い事とかする人達は…人が集まる所には何割か、おかしな人も出て来るだろうし…」
「ふ~ん?、何でハルモニアはキャロの近くに出てきた遺跡なんか
ハイランドからわざわざ土地なんて買って、軍も駐在させてんだろうな?
遺跡で良い物が何か見つかったんなら、土地なんか買わなくても良くなくないか?」
ジョウイは肩をすくめて答える。
「さあ?、多分、見つかった物は、あの遺跡から動かせない物なんだろうね?、駐在しているハルモニアの人達も、その何かを調べる為にいるんだよ?
でも…僕達にはどうせ関係のない事だし、これ以上ハルモニアの事なんて
気にしたって仕方ないよ?
それより、君に渡す物があったんだ…はい
カリバーとデンジャーとキャノンから、クレスにだって?」
ジョウイは3通の手紙をナナミに渡す。
ナナミは複雑そうな表情でぼやきながらそれを受け取る。
「…又かよ?、これで10通目だぞ?…まぁ、コイツ等もオレよりキャロに帰る時期が遅いから、ちゃんと渡すけどさ?…」
興味深そうにジョウイはナナミを見て尋ねる。
「大変だねナナミ?、妹がモテるのってどんな感覚なの?、まぁ、僕はいつかはこうなると思ってたけどね?」
「複雑だけど…なんで今更って感じなんだよ?
オレ達兄妹は、子供の頃とか、家が貧乏だったから…馬鹿にされて、結構同い年の
奴らにいじめられる事もあったしな…特に
クレスは、大人しかったから…何言われても…いつも笑っててさ…
新しい服に泥ぶつけられて帰って来た時もあったよ、アイツ…あの時も転んだって嘘ついて、ぶつけた奴らに悪口一つ言わないでさ…
ムカついたからオレがそいつらと喧嘩してボロボロになって帰って来たら
ら…
アイツ心配して大泣きしてさ…」
ジョウイは思い出したように懐かしそうに言う。
「あぁ、あの頃のナナミって、すぐ喧嘩してたもんね?」
ナナミは拗ねた表情で腕を組み
「向こうから喧嘩売ってきたのがほとんどだっつの…オレ悪くね~し?
お互い様だってのに、あいつ等の親が怒鳴り込んで来てさ?
オレ爺ちゃんにブン殴られて謝らされたし…今だって納得出来ね~よ?、親に告げ口して、子供の喧嘩に介入させんのは卑怯だろうがよ?」
ジョウイは苦笑しながら苦笑いを浮かべる。
「あははは…それは、まぁ、そうかも知れないけど、怪我させちゃったからね…
でもあれから結構経って、ゲンカクさんの体の具合が悪くなって、ナナミ達が代わりに生活費を稼ぐようになってから
少なくともユニコーン少年隊にいる皆とは、段々わだかまりは解けて来たじゃないか?…」
ナナミは貰った手紙を見つめて複雑そうな表情で呟く。
「まぁ…もうアレは昔の事だからよ…クレスも気にしてないって言ってるから、オレも気にしないけど…
妹に悪口や、嫌がらせしてた連中からもこうしてラブレター貰うのはなぁ…
てゆうかジョウイ、いつかはこうなるってどういう事だよ?」
「だって、クレスみたいな子って、中々探しても
同年代の子達にはいないじゃないか?、大人しいし、優しくて…それに
今まであの子に嫌がらせしてた奴等が怪我をして、診療所に連れて行かなきゃいけなくなった時
クレスは嫌な顔一つしないで、治療の手伝いや、リハビリ、励ましてあげたりしてたんだってさ…
僕や君だってそんなの真似出来ないだろ?…
ああゆうのを、慈悲深い性格って言うんじゃないのかな?
だから、クレスの良い面を見たら、ああなるんじゃないかなって、思ってた。」
ナナミは思い当たる節があるのか呟くように言う。
「…まぁ、な?、そういえばアイツは昔から、何が欲しいとか全く言わないんだよ
子供の時の縁日に爺ちゃんと3人で行った時だってそうだった。
私の分まで爺ちゃんに欲しい物買って貰って、なんて言うからさ…露天商みたいな店で、額にいつも付けてる金色の、輪っかみたいな奴がなんかカッコ良く見えたから
爺ちゃんにクレス用に買って貰ったんだよ?」
「あぁ…あの緊箍児みたいな奴ね?…でも、クレスは女の子なんだからさぁ
もうちょっと、可愛い奴選んであげれば良かったんじゃない、ナナミ?…」
「それはちょっと最近後悔してる。
あいつ今もアレ大事に付けてるからさ…でも、普通の女の子だったらもっと…
アクセサリーが欲しいとか、オシャレな服着たいとか、デザート食べたいとか、言うもんだろうに?
アイツ全然そういう欲もないし…」
ジョウイは項垂れた様子で言う。
「はぁ…ナナミ、僕の父違いの弟と冗談抜きで交換して欲しい位だよ?…
アイツはクレスと比べたら凄い甘やかされて奔放すぎるからさ…
そりゃあ…対外の奴がクレス好きになる筈だって…」
ナナミは遠い目で晴れた空を見つめて呆然と言う。
「そんなもんかぁ…クレスもいつかこの街の誰かと付き合って
結婚すんのかなぁ~…」
「多分、僕達よりも早いんじゃない?、守ってあげたいって
思わせる様な子だしさ?…」
二人がそんな話をしていると、彼らユニコーン少年隊の部隊長を務めるオールバックの隊長服を着た、ギリギリ青年の年代の男が二人に呼びかける。
「ナナミにジョウイ、お前達ここにいたのか!、二人揃ってるなら丁度いいな?」
ナナミはラウドに声を掛ける。
「あ、ラウド隊長、ウスッ、どうしたっスか?」
「僕達二人に何か用があるんですか?」