鍵の紋章
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目の前では先ほど普通に立っていたルック君とレックナートさんが
地面に魔法でやられたのか酷い怪我を負って苦しそうに地面に倒れていて…
どうして?…どうしてこんな事になったの?
「リアム、どういう事なのっ!?
なんで!?、どうして!、こんなっ、…ルック君達を裏切る様な事をしたのっ!?」
私の非難の声にリアムは冷たく答えるだけだった。
「悪いですね、クレス?、こっちも事情が変わったんです。
真なる紋章の抑制よりも、先にやる事が出来たんですよ?
これだけは譲れないっ……目的外のハルモニアと手を組んででも、絶対に、ね?」
突然、何を言ってるの?……分からないよ?
私は今もルック君の頭を楽しそうに踏み付けているササライさん達の元に駆け寄って私は彼のルック君の頭を踏んずけている足を両手で掴んで降ろさせから頼む。
「もう止めて下さい。
勝ったんでしょう?、負けた人をっ、そんなふうに踏みにじるのは、間違ってます。」
私が止めに入ると地面に倒れているルック君が必死に声をかけてくる。
「馬鹿っ…なんでわざわざこっちに来た!?、早く逃げろよっ!!!」
ボロボロになっているルック君達を見て涙が零れる中私は叫ぶ
「嫌だ、やだっ、もう、分かんないよっ、私、馬鹿だから…どうしていいか、分かんないっ!!!!」
泣きじゃくる私の腕を引き寄せてササライさんは流れる私の涙を汚れ一つない綺麗なハンカチで丁寧に拭って、そのハンカチを私の手に手渡してくる。
そこにリアムがササライさんに不思議な質問を投げかけてる。
「ササライさん、貴方本当に*このクレス*をハルモニア神聖国に連れて行く気なんですね?…
言っときますが、一度連れて行ったら最後、絶対に、貴方方ハルモニアは*このクレス*を手放せなくなりますからね?」
ササライさんも、リアムの言っている意味が彼も分からない様で不思議そうに首を傾げて尋ねる。
「はぁ?、当たり前でしょう?、今更何を言うんですか?
元より我が国ハルモニア神聖国は、310年頃からクレス様をお探ししていました。
この方が例え*そのクレス様*でなくとも、絶対に我が国は手放しませんので、いらぬ心配はなさらないで下さい。」
「それを聞いて安心しました。
ちょっと確認したかっただけですよ?」
確認って…何の事?、リアムはさっきから何を確認してるんだろう?
そう不思議そうに思っていると足元から苦しそうに私の名前を呼ぶルック君の声が聞こえる。
「クレス…駄目だ…行くな」
そんな彼に私も胸が苦しくて、沢山、たくさん、痛くなる気持で伝える。
でも、これだけは言わなくちゃ…彼の為にも……
「…ごめんね?、ルック君、でも、違うでしょう?、私は、君の探してた、クレスじゃないんだよ?…
あなたが大切に思っているのは、別の、過去の私だよ?…私じゃないのっ…
皆の言ってるクレスはっ、私じゃないっ!!!!……分かってるよね?」
そして彼、ササライさんは地面に倒れてる二人に凍り付くような表情で冷たく言い放つ
「泣いて喜べ、クレス様を囲おうとした愚かな下郎共、この方のお慈悲で、お前達が我々に逆らった罪は問わない物とする。
さぁ、クレス様、共にいらして下さい。」
「はい…」
彼の差し出された手を私は震えながら右手で握る。
ササライさんが移動呪文を唱えている間…私はこの光景をもう見ていられなくて、目を瞑って情けなくガタガタ震えていた。
~同時国~、別の場所で…
白髪の髪に、瞳は赤く特徴的な髪形をした紫と、群青のマントを着こなし
その下にヒラヒラとした上着に薄水色のフレアースカートの様なオシャレなスカートを履いている見た目は完ぺきな美少女が、藁を乗せて走っている馬車に藁の中に埋もれながら眠っていると上から少女の叫び声が聞こえて来る。
「ひゃゃああああああ~~~~~!!!!!、お~ち~る~っっっ!!!!!」
ズドン!!!!!!!
「ななな、なんじゃ~!!!!!」
気持ちよさそうに眠っていた白髪の美女が飛び起きて、突然自分の近くに落ちた存在を確かめると
「きゅ~……」
目を回して仰向けに藁の中で倒れている人物は、小柄で、可愛らしい顔立ちをした16歳程の若い少女で、朱色系の袖のない着物の様な衣装にその下に黒のスパッツを履き
長い茶色の髪に、緊箍児に似たアクセサリ-を額につけた…そう、別のクレスであった。
少女は眉間に皺を寄せてクレスを揺さぶる。
「おい、おんし、しっかりせんか?」
このクレスは周りを見渡して少女に尋ねる。
「ひゃわっ!?、あ、あれ、ここ何処!?
あ、あの、すみません、今太陽暦って、何年ですか?」
少女は更に眉間に皺を寄せて答える。
「はあぁ?、随分と妙ちくりんな事を聞いて来る女子じゃな?
まあ良い、ここは都市同盟領、今は太陽暦460年じゃ」
それを聞いてクレスは興奮して叫ぶ。
「やった~!!、戻って来た~!!!!、やっと私元の時代に戻れたよぉ~…」
「なんなんじゃおんしは~、さっきから珍妙な事ばかり言いよって?」
少女が喧しそうにクレスに文句を言う中
このクレスにも宿っているリアムが警戒を促す声で言う。
「戻って早速ですがクレス、最悪の事態が発生しました。」
「な、なんじゃ、その紋章は!?、そやつ喋っておるのか?」
少女がまじまじとクレスの右手の紋章をのぞき込む中クレスはこのリアムに聞く
「え?…最悪の事態って、何?」
「この時代に、私を宿した宿主がもう一人います…しかもそいつ、今ハルモニアに向かってますね?…
あ~駄目だ、コイツ、完全に私達をガチでぶっ殺す為にハルモニア行きやがった。
流石は私、自分でも良く分かりますとも、only oneの紋章に、他はいらねぇ~、全ての真なる紋章は私だけが制御する。
私でも同じ事考えますしね?」
「何それ!?~、おかしいよ?、リアムの紋章が宿主と共に2人同時に存在してたら
普通はお互いに協力し合えば、より安定して世界の終焉を抑止出来るって思わないのっ!?
だってあなたは、いつも効率重視を推奨してるでしょ?」
「それはそれ、これはこれ…いつか言いましたね?
私は*制作者達*でさえも素材にていたと…その*製作者達*の意志が色濃く私達に染まってて…真なる紋章を自分だけが抑制し、コントロールする資格があるのだと
ハルモニアに向かっている私もガチギレで今思ってる訳ですよ?、私を宿した宿主が、一つの時代に二人存在した場合
殺るか、殺られるかの二択しかありません。
話し合い等選択肢にもありませんが…どうしても
アイツと争いたくなきゃ、貴女は貴女の存在しない、並行世界へと逃げるしかなくなる…
でも、帰りたかったんでしょ?、貴女も…
自分の家族の元へ?…やっと元の時代に戻れたのに…そう易々と諦められるんですか?」
クレスは俯いて悩む表情で言う。
「それは……この時代の宿主の人がリアムと一緒にハルモニアに行ったなら
前も言ってたけれど、世界はハルモニア一色に染まってしまうんでしょ?
それだけは止めさせる……
それに何とか宿主の人と話し合いは試みてみるつもり
この時代のリアムとは話し合いは無理でも、宿主の人とは話し合いは可能の筈だから…後は、その時に考えるよ?」
リアムはもはや呆れた声でこのクレスに伝える。
「無理だと思いますがね〜、ハルモニアに私が加担した場合、アイツらが*私を宿した宿主をまず手放すつもりはないでしょうし*
ハルモニアがこの先世界侵攻をする事は確定事項です。」
クレスは呑気に微笑んで言ってみせる。
「それでも、何とかやってみるよ?」
クレスの対応に最早諦めた様子でリアムは適当に答えている。
「全く、言い出したら貴女は聞かないですし
はいはい、もう良いですよ?〜、貴女の勝手になさい
どうせ私は宿主である貴女に逆らえませんし?〜」
晴天の霹靂の中、大量の藁を乗せた馬車に揺られる中クレスは、やっと元の時代に戻って来たのだと青空を見て不安はありつつも安堵しつつ呑気に言う。
「爺ちゃんや兄さん、まだ会えないけど元気にやってるかなぁ〜
それにルック君にも挨拶しないでお別れしちゃったから、ちゃんと謝りたいし…」
あれから7年経ってるんだよね…今頃大きくなってるんだろうなぁ〜…レックナートさんと喧嘩してなければいいけど…
「おい、おんしら!!、いつまで妾抜きで勝手に喋っておるっ!!
妾を無視するんでないわっっ!!〜〜〜〜」
クレスの紋章をさっきから覗いていた少女から怒鳴られてクレスは苦笑しながら謝罪する。
「あ、ごめんなさいっ…」
「クレス、この方真なる紋章の宿主です…と言いしましても
正しくは宿されていませんが…しかし、真なる月の紋章の宿主を早い段階でこちら側に巻き込めるのは、恩恵がデカいです。
何ったって、ある条件を除けば、私の力で常に魔法攻撃や物理も効かない、無敵防御状態に出来ますからね?」
確かに、そんな力を持ってる人にこの先も協力して貰えるなら凄いよね?
警戒しないでリアムが彼女の前で喋っていたから、やっぱりそういう関連の人なんだね?…それにしてもこの口調…前に時代を越えて行った時の、ファレナの女王様を思い出すなぁ……あの時はあんないい人達に、囲まれそうになるなんて、思いもしなかったけど…
リアムの言葉を聞いて、彼女の顔が不信な相手を見る状態から、私を警戒する表情に変わる。
うん、まぁ当然の反応だよね?
「お主、何者なんじゃ?、そなたに宿っておる珍妙な喋る紋章は
何故童が月の紋章の宿主であり、現在童が所持していない事を分かっておるのじゃ?」
私は彼女に右手のリアムを見せながら、なるべく落ち着いた声で話す。
「あ、自己紹介しますね?、私、クレスって言います。
こっちの紋章はリアムです。
まず…私たちはあなたを害す気はないので、それは安心して下さい…
それに、あなたの紋章を、制御して使い易くするお手伝いがしたいんです。」
彼女は信じられないという表情で私を見て聞いて来る。
「制御じゃと?、ではそなたは、真なる紋章に、干渉する紋章を宿しておるとゆうことかえ?」
“To be continued.”
次ページは多少ネタバレを含む後書きになります。
(読まなくとも問題はありません。)
地面に魔法でやられたのか酷い怪我を負って苦しそうに地面に倒れていて…
どうして?…どうしてこんな事になったの?
「リアム、どういう事なのっ!?
なんで!?、どうして!、こんなっ、…ルック君達を裏切る様な事をしたのっ!?」
私の非難の声にリアムは冷たく答えるだけだった。
「悪いですね、クレス?、こっちも事情が変わったんです。
真なる紋章の抑制よりも、先にやる事が出来たんですよ?
これだけは譲れないっ……目的外のハルモニアと手を組んででも、絶対に、ね?」
突然、何を言ってるの?……分からないよ?
私は今もルック君の頭を楽しそうに踏み付けているササライさん達の元に駆け寄って私は彼のルック君の頭を踏んずけている足を両手で掴んで降ろさせから頼む。
「もう止めて下さい。
勝ったんでしょう?、負けた人をっ、そんなふうに踏みにじるのは、間違ってます。」
私が止めに入ると地面に倒れているルック君が必死に声をかけてくる。
「馬鹿っ…なんでわざわざこっちに来た!?、早く逃げろよっ!!!」
ボロボロになっているルック君達を見て涙が零れる中私は叫ぶ
「嫌だ、やだっ、もう、分かんないよっ、私、馬鹿だから…どうしていいか、分かんないっ!!!!」
泣きじゃくる私の腕を引き寄せてササライさんは流れる私の涙を汚れ一つない綺麗なハンカチで丁寧に拭って、そのハンカチを私の手に手渡してくる。
そこにリアムがササライさんに不思議な質問を投げかけてる。
「ササライさん、貴方本当に*このクレス*をハルモニア神聖国に連れて行く気なんですね?…
言っときますが、一度連れて行ったら最後、絶対に、貴方方ハルモニアは*このクレス*を手放せなくなりますからね?」
ササライさんも、リアムの言っている意味が彼も分からない様で不思議そうに首を傾げて尋ねる。
「はぁ?、当たり前でしょう?、今更何を言うんですか?
元より我が国ハルモニア神聖国は、310年頃からクレス様をお探ししていました。
この方が例え*そのクレス様*でなくとも、絶対に我が国は手放しませんので、いらぬ心配はなさらないで下さい。」
「それを聞いて安心しました。
ちょっと確認したかっただけですよ?」
確認って…何の事?、リアムはさっきから何を確認してるんだろう?
そう不思議そうに思っていると足元から苦しそうに私の名前を呼ぶルック君の声が聞こえる。
「クレス…駄目だ…行くな」
そんな彼に私も胸が苦しくて、沢山、たくさん、痛くなる気持で伝える。
でも、これだけは言わなくちゃ…彼の為にも……
「…ごめんね?、ルック君、でも、違うでしょう?、私は、君の探してた、クレスじゃないんだよ?…
あなたが大切に思っているのは、別の、過去の私だよ?…私じゃないのっ…
皆の言ってるクレスはっ、私じゃないっ!!!!……分かってるよね?」
そして彼、ササライさんは地面に倒れてる二人に凍り付くような表情で冷たく言い放つ
「泣いて喜べ、クレス様を囲おうとした愚かな下郎共、この方のお慈悲で、お前達が我々に逆らった罪は問わない物とする。
さぁ、クレス様、共にいらして下さい。」
「はい…」
彼の差し出された手を私は震えながら右手で握る。
ササライさんが移動呪文を唱えている間…私はこの光景をもう見ていられなくて、目を瞑って情けなくガタガタ震えていた。
~同時国~、別の場所で…
白髪の髪に、瞳は赤く特徴的な髪形をした紫と、群青のマントを着こなし
その下にヒラヒラとした上着に薄水色のフレアースカートの様なオシャレなスカートを履いている見た目は完ぺきな美少女が、藁を乗せて走っている馬車に藁の中に埋もれながら眠っていると上から少女の叫び声が聞こえて来る。
「ひゃゃああああああ~~~~~!!!!!、お~ち~る~っっっ!!!!!」
ズドン!!!!!!!
「ななな、なんじゃ~!!!!!」
気持ちよさそうに眠っていた白髪の美女が飛び起きて、突然自分の近くに落ちた存在を確かめると
「きゅ~……」
目を回して仰向けに藁の中で倒れている人物は、小柄で、可愛らしい顔立ちをした16歳程の若い少女で、朱色系の袖のない着物の様な衣装にその下に黒のスパッツを履き
長い茶色の髪に、緊箍児に似たアクセサリ-を額につけた…そう、別のクレスであった。
少女は眉間に皺を寄せてクレスを揺さぶる。
「おい、おんし、しっかりせんか?」
このクレスは周りを見渡して少女に尋ねる。
「ひゃわっ!?、あ、あれ、ここ何処!?
あ、あの、すみません、今太陽暦って、何年ですか?」
少女は更に眉間に皺を寄せて答える。
「はあぁ?、随分と妙ちくりんな事を聞いて来る女子じゃな?
まあ良い、ここは都市同盟領、今は太陽暦460年じゃ」
それを聞いてクレスは興奮して叫ぶ。
「やった~!!、戻って来た~!!!!、やっと私元の時代に戻れたよぉ~…」
「なんなんじゃおんしは~、さっきから珍妙な事ばかり言いよって?」
少女が喧しそうにクレスに文句を言う中
このクレスにも宿っているリアムが警戒を促す声で言う。
「戻って早速ですがクレス、最悪の事態が発生しました。」
「な、なんじゃ、その紋章は!?、そやつ喋っておるのか?」
少女がまじまじとクレスの右手の紋章をのぞき込む中クレスはこのリアムに聞く
「え?…最悪の事態って、何?」
「この時代に、私を宿した宿主がもう一人います…しかもそいつ、今ハルモニアに向かってますね?…
あ~駄目だ、コイツ、完全に私達をガチでぶっ殺す為にハルモニア行きやがった。
流石は私、自分でも良く分かりますとも、only oneの紋章に、他はいらねぇ~、全ての真なる紋章は私だけが制御する。
私でも同じ事考えますしね?」
「何それ!?~、おかしいよ?、リアムの紋章が宿主と共に2人同時に存在してたら
普通はお互いに協力し合えば、より安定して世界の終焉を抑止出来るって思わないのっ!?
だってあなたは、いつも効率重視を推奨してるでしょ?」
「それはそれ、これはこれ…いつか言いましたね?
私は*制作者達*でさえも素材にていたと…その*製作者達*の意志が色濃く私達に染まってて…真なる紋章を自分だけが抑制し、コントロールする資格があるのだと
ハルモニアに向かっている私もガチギレで今思ってる訳ですよ?、私を宿した宿主が、一つの時代に二人存在した場合
殺るか、殺られるかの二択しかありません。
話し合い等選択肢にもありませんが…どうしても
アイツと争いたくなきゃ、貴女は貴女の存在しない、並行世界へと逃げるしかなくなる…
でも、帰りたかったんでしょ?、貴女も…
自分の家族の元へ?…やっと元の時代に戻れたのに…そう易々と諦められるんですか?」
クレスは俯いて悩む表情で言う。
「それは……この時代の宿主の人がリアムと一緒にハルモニアに行ったなら
前も言ってたけれど、世界はハルモニア一色に染まってしまうんでしょ?
それだけは止めさせる……
それに何とか宿主の人と話し合いは試みてみるつもり
この時代のリアムとは話し合いは無理でも、宿主の人とは話し合いは可能の筈だから…後は、その時に考えるよ?」
リアムはもはや呆れた声でこのクレスに伝える。
「無理だと思いますがね〜、ハルモニアに私が加担した場合、アイツらが*私を宿した宿主をまず手放すつもりはないでしょうし*
ハルモニアがこの先世界侵攻をする事は確定事項です。」
クレスは呑気に微笑んで言ってみせる。
「それでも、何とかやってみるよ?」
クレスの対応に最早諦めた様子でリアムは適当に答えている。
「全く、言い出したら貴女は聞かないですし
はいはい、もう良いですよ?〜、貴女の勝手になさい
どうせ私は宿主である貴女に逆らえませんし?〜」
晴天の霹靂の中、大量の藁を乗せた馬車に揺られる中クレスは、やっと元の時代に戻って来たのだと青空を見て不安はありつつも安堵しつつ呑気に言う。
「爺ちゃんや兄さん、まだ会えないけど元気にやってるかなぁ〜
それにルック君にも挨拶しないでお別れしちゃったから、ちゃんと謝りたいし…」
あれから7年経ってるんだよね…今頃大きくなってるんだろうなぁ〜…レックナートさんと喧嘩してなければいいけど…
「おい、おんしら!!、いつまで妾抜きで勝手に喋っておるっ!!
妾を無視するんでないわっっ!!〜〜〜〜」
クレスの紋章をさっきから覗いていた少女から怒鳴られてクレスは苦笑しながら謝罪する。
「あ、ごめんなさいっ…」
「クレス、この方真なる紋章の宿主です…と言いしましても
正しくは宿されていませんが…しかし、真なる月の紋章の宿主を早い段階でこちら側に巻き込めるのは、恩恵がデカいです。
何ったって、ある条件を除けば、私の力で常に魔法攻撃や物理も効かない、無敵防御状態に出来ますからね?」
確かに、そんな力を持ってる人にこの先も協力して貰えるなら凄いよね?
警戒しないでリアムが彼女の前で喋っていたから、やっぱりそういう関連の人なんだね?…それにしてもこの口調…前に時代を越えて行った時の、ファレナの女王様を思い出すなぁ……あの時はあんないい人達に、囲まれそうになるなんて、思いもしなかったけど…
リアムの言葉を聞いて、彼女の顔が不信な相手を見る状態から、私を警戒する表情に変わる。
うん、まぁ当然の反応だよね?
「お主、何者なんじゃ?、そなたに宿っておる珍妙な喋る紋章は
何故童が月の紋章の宿主であり、現在童が所持していない事を分かっておるのじゃ?」
私は彼女に右手のリアムを見せながら、なるべく落ち着いた声で話す。
「あ、自己紹介しますね?、私、クレスって言います。
こっちの紋章はリアムです。
まず…私たちはあなたを害す気はないので、それは安心して下さい…
それに、あなたの紋章を、制御して使い易くするお手伝いがしたいんです。」
彼女は信じられないという表情で私を見て聞いて来る。
「制御じゃと?、ではそなたは、真なる紋章に、干渉する紋章を宿しておるとゆうことかえ?」
“To be continued.”
次ページは多少ネタバレを含む後書きになります。
(読まなくとも問題はありません。)