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「あぁ、お前達に、ハルモニアの要請で、無期限の、長期の有給休暇を与える事に急に決まってな?」
ラウドの言葉にナナミはポカンとして首を傾げながら尋ねる。
「はぇ?…なんで又、ハルモニアが?…オレ等と、ハルモニアって、全然関係ないんスけど?
てゆーか、そんなの頼まれる関係性とか全然ないっスよ?
ハルモニアの人と関わった事なんて全くないっスし…」
ジョウイも悪い予想をしたのかナナミに同意して言う。
「そうですよ、僕らはハルモニアとは無関係です、何かの間違いですよ?…
それに、僕等の家族が、ハルモニア側に迷惑をかける事何てないでしょうし?」
ラウドは二人の言葉を聞いて言い辛そうに話す。
「それがな、二人共、掛けちまったんだよ?…
迷惑?、なのかちょっと事情が違うらしいが、*クレスがな?*
それで今、あの子が行方不明らしいんだ。
その件について、ハルモニア側がお前達共詳しく話を聞きたいらしいとかで、要請してきたんだよ?
俺も心配でな、診療所に通わせてる妹とも、歳が近いからか、クレスは仲いいしな…」
ラウドの話を聞いて、二人は同時に叫ぶ
「「はぁ~~~~~~~~!?!?!?」」
ナナミは顔を真っ青にして、体中ガタガタと震えながら言う。
「ラ、ラウド隊長、クレスは、妹は、ハルモニア側に何やっちゃったんスか?
アイツ、悪気はなかったと思うんスよ?
絶対に、駐屯地とか、遺跡に勝手に入ったりとか、ハルモニアの人達に、悪意を持って悪戯する様な奴じゃないんスよっ!!?」
ラウドはナナミを嗜めながら落ち着かせる様に伝える。
「落ち着け、ナナミ、それは俺も分かってるから?
…何でも、ハルモニアが遺跡で調べていた、*昔の道具*の近くに、クレスが、年の近い見知らぬ魔法使いの娘と共に、移動魔法の暴発の事故に巻き込まれて、現れたそうなんだ。
それで、その魔法使いの娘がクレスと、その昔の道具事、何処かに、又暴発の移動魔法で、その場から消えちまったらしいんだよ?
ハルモニア側は、その件でクレスに対しては、何も処罰をするつもりはないそうだから
そこは安心しろ?」
ナナミは胸を撫で下ろして心底安心したように深いため息を吐く
「良かった、クレスは何にも罰っされないんスよね?…」
しかしジョウイ不思議そうに尋ねる。
「でも…それなら、尚更何故僕等に話を聞く必要があるんですか?
ハッキリ言って、移動魔法の暴発で、行方不明になったハルモニアが調べていた物と、クレスの居場所なんて僕らは知らないです。
ハルモニア側がクレスに対して、調べていた物を盗んだと認識していない以上
これ以上僕らにまで話を聞く必要性なんてないんじゃないでしょうか?」
ジョウイの言葉を聞いてナナミも確かにと頷いて言う。
「…そういや、そうだよな?
だって、クレスを暴発に巻き込んだ、年の近い魔法使いの女の子なんて、オレ等全然知らないし
ハルモニアの人達に、それ以上の事話せなんて言われても…な?」
ラウドもそりゃそうだという顔で言う。
「まあ、お前達の不安な気持ちは分からんでもないが、これは上からの指示でな?
悪いが、着替えて、帰る支度を準備しといてくれ、もう少ししたら、ハルモニア側から迎えの馬車も来るそうなんだよ?」
「ほぉわ?、何でわざわざハルモニアが迎えに来てくれるんスか?」
ナナミの素直な疑問にラウドも首を傾げて不思議そうにナナミに忠告する。
「知らん、その意図は俺も聞かされてないからな?…だが、ここまでするんだったら、向こうも何かしらの考えはあるんだろうよ?
いいか、特にナナミ?、ハルモニアの人達に、失礼な事聞いたり、聞かれた事以上の余計な事は答えるなよ?
なんせ相手はハイランドの友好国とはいえ、大国だからな?、機嫌を損ねたら、最悪国際問題になり兼ねないんだ。
そこんとこはジョウイ、お前がフォローして助けてやってくれ?、頼んだぞ?」
ジョウイも納得がいっていないようだが受け入れて答える。
「ああ、はい、まぁ…分かりました。」
二人が帰宅する準備を終えて私服に着替えてラウドと共に待っていると、ハルモニアの神官が部下を引き連れてナナミ達の元にやって来る。
彼らを見たジョウイは、状況を察しナナミに耳打ちする。
「ナナミ、あの先頭の人、ハルモニアの神官の人で、少なくとも僕等みたいな友好国とはいえ、他国の少年兵をわざわざ迎えに来るような
指示なんて出される階級の人じゃない…これ、絶対何か裏があるよ?
クレスは何か、とんでもない事に巻き込まれたのかも知れない」
ナナミも不安そうに小声で言う。
「ええ?…何だよ、それ?」
そんな二人をラウドが注意し、苦笑しながらやって来たハルモニアの神官ににペコペコと頭を下げて愛想笑いを浮かべながら二人を紹介する。
「コラ、お前達、無駄話してないで挨拶しろ?
すいませんねぇ?、なんせハルモニアの立場のある方々と話すなんてコイツ等も初めてでして…
こっちが、クレスの兄妹の兄のナナミで、そっちは友人のジョウイです。」
二人も頭を下げて一応挨拶をする。
「こんにちは…」
「あっ…どもっ、こんにちはっス…じゃなくて、こんにちは、です」
ハルモニアの中年の神官は人当たり良く返事を笑って返して来る。
「どうもどうも、こんにちは~?
*無事*に会えて良かったよ?」
その余りにも人当たりの良さに、ここでジョウイは疑問を抱く。
ハルモニア神聖国という国が、ハイランドの友好国なのは周知の事実ではあるけど…
この国、しかも、神官クラスの人物が、遺跡で調査していた古代の道具と共にいなくなった僕の親友の妹、一般人のクレスに対し
何故ここまで僕達に好意的に接して来る?
この国は建前では秩序を掲げる国で、政策として、真なる紋章を全て集める事を国策として掲げ、その真なる紋章を得る為には、酷い虐殺さえ辞さない
近くの国も進攻し、その土地に住んでいた人々を三等市民という、奴隷同然の立場に貶める事をする侵略国家だ。
例え友好国とは言え、軍を駐在させてまで、わざわざ調べていた物が無くなったんだぞ?
文句や嫌がらせ、何かの罰則を、本来なら僕らに与えようとしてくるのがこの国の性質の筈…それが、これほど友好的なのは確実に何かおかしい……
クレス、頼むから無事でいてくれよ?
その後もハルモニア神聖国の神官は僕とナナミ達を胡散臭い程にも丁寧に案内して来る。
「さあさあ、君達、忘れ物はないかい?
馬車でキャロまで送って行ってあげよう」
「あ、有難う御座います、大丈夫です、オレ達、もう準備してあるんで、なぁジョウイ?」
ナナミは余りにも怪しすぎるハルモニア神聖国の神官さんを疑う様子もなく無邪気に聞いて来る。
「う、うん、僕も大丈夫だよ?」
まぁ、君は、良くも、悪くも、素直で…いつも、そうだもんなぁ?…ここは、僕がしっかりしなきゃ…うん
むしろ、ナナミは分かり易い性格してるから、警戒してるって、思ってない方が都合がいいだろう。
僕ら二人がハルモニア神聖国の用意した、一般の移動用に使われている馬車よりも高級そうな馬車の中に入り
座り心地の良い如何にも高級な素材で出来ている座椅子に座り、馬車が動き出すと
いよいよハルモニア神聖国の神官さんが満面の笑みで本題を話し出す。
「…それでですね?、ナナミ君?…
我々、ハルモニア神聖国は……君の妹…
クレス様を、我が国に、お迎えしたいと思ってるんですよ?」
僕とナナミの声はここで見事にハモル
「「クレス様~~~~~~~~!?」」
はぁ!?、どういうことだよ一体!?
ラウドの言葉にナナミはポカンとして首を傾げながら尋ねる。
「はぇ?…なんで又、ハルモニアが?…オレ等と、ハルモニアって、全然関係ないんスけど?
てゆーか、そんなの頼まれる関係性とか全然ないっスよ?
ハルモニアの人と関わった事なんて全くないっスし…」
ジョウイも悪い予想をしたのかナナミに同意して言う。
「そうですよ、僕らはハルモニアとは無関係です、何かの間違いですよ?…
それに、僕等の家族が、ハルモニア側に迷惑をかける事何てないでしょうし?」
ラウドは二人の言葉を聞いて言い辛そうに話す。
「それがな、二人共、掛けちまったんだよ?…
迷惑?、なのかちょっと事情が違うらしいが、*クレスがな?*
それで今、あの子が行方不明らしいんだ。
その件について、ハルモニア側がお前達共詳しく話を聞きたいらしいとかで、要請してきたんだよ?
俺も心配でな、診療所に通わせてる妹とも、歳が近いからか、クレスは仲いいしな…」
ラウドの話を聞いて、二人は同時に叫ぶ
「「はぁ~~~~~~~~!?!?!?」」
ナナミは顔を真っ青にして、体中ガタガタと震えながら言う。
「ラ、ラウド隊長、クレスは、妹は、ハルモニア側に何やっちゃったんスか?
アイツ、悪気はなかったと思うんスよ?
絶対に、駐屯地とか、遺跡に勝手に入ったりとか、ハルモニアの人達に、悪意を持って悪戯する様な奴じゃないんスよっ!!?」
ラウドはナナミを嗜めながら落ち着かせる様に伝える。
「落ち着け、ナナミ、それは俺も分かってるから?
…何でも、ハルモニアが遺跡で調べていた、*昔の道具*の近くに、クレスが、年の近い見知らぬ魔法使いの娘と共に、移動魔法の暴発の事故に巻き込まれて、現れたそうなんだ。
それで、その魔法使いの娘がクレスと、その昔の道具事、何処かに、又暴発の移動魔法で、その場から消えちまったらしいんだよ?
ハルモニア側は、その件でクレスに対しては、何も処罰をするつもりはないそうだから
そこは安心しろ?」
ナナミは胸を撫で下ろして心底安心したように深いため息を吐く
「良かった、クレスは何にも罰っされないんスよね?…」
しかしジョウイ不思議そうに尋ねる。
「でも…それなら、尚更何故僕等に話を聞く必要があるんですか?
ハッキリ言って、移動魔法の暴発で、行方不明になったハルモニアが調べていた物と、クレスの居場所なんて僕らは知らないです。
ハルモニア側がクレスに対して、調べていた物を盗んだと認識していない以上
これ以上僕らにまで話を聞く必要性なんてないんじゃないでしょうか?」
ジョウイの言葉を聞いてナナミも確かにと頷いて言う。
「…そういや、そうだよな?
だって、クレスを暴発に巻き込んだ、年の近い魔法使いの女の子なんて、オレ等全然知らないし
ハルモニアの人達に、それ以上の事話せなんて言われても…な?」
ラウドもそりゃそうだという顔で言う。
「まあ、お前達の不安な気持ちは分からんでもないが、これは上からの指示でな?
悪いが、着替えて、帰る支度を準備しといてくれ、もう少ししたら、ハルモニア側から迎えの馬車も来るそうなんだよ?」
「ほぉわ?、何でわざわざハルモニアが迎えに来てくれるんスか?」
ナナミの素直な疑問にラウドも首を傾げて不思議そうにナナミに忠告する。
「知らん、その意図は俺も聞かされてないからな?…だが、ここまでするんだったら、向こうも何かしらの考えはあるんだろうよ?
いいか、特にナナミ?、ハルモニアの人達に、失礼な事聞いたり、聞かれた事以上の余計な事は答えるなよ?
なんせ相手はハイランドの友好国とはいえ、大国だからな?、機嫌を損ねたら、最悪国際問題になり兼ねないんだ。
そこんとこはジョウイ、お前がフォローして助けてやってくれ?、頼んだぞ?」
ジョウイも納得がいっていないようだが受け入れて答える。
「ああ、はい、まぁ…分かりました。」
二人が帰宅する準備を終えて私服に着替えてラウドと共に待っていると、ハルモニアの神官が部下を引き連れてナナミ達の元にやって来る。
彼らを見たジョウイは、状況を察しナナミに耳打ちする。
「ナナミ、あの先頭の人、ハルモニアの神官の人で、少なくとも僕等みたいな友好国とはいえ、他国の少年兵をわざわざ迎えに来るような
指示なんて出される階級の人じゃない…これ、絶対何か裏があるよ?
クレスは何か、とんでもない事に巻き込まれたのかも知れない」
ナナミも不安そうに小声で言う。
「ええ?…何だよ、それ?」
そんな二人をラウドが注意し、苦笑しながらやって来たハルモニアの神官ににペコペコと頭を下げて愛想笑いを浮かべながら二人を紹介する。
「コラ、お前達、無駄話してないで挨拶しろ?
すいませんねぇ?、なんせハルモニアの立場のある方々と話すなんてコイツ等も初めてでして…
こっちが、クレスの兄妹の兄のナナミで、そっちは友人のジョウイです。」
二人も頭を下げて一応挨拶をする。
「こんにちは…」
「あっ…どもっ、こんにちはっス…じゃなくて、こんにちは、です」
ハルモニアの中年の神官は人当たり良く返事を笑って返して来る。
「どうもどうも、こんにちは~?
*無事*に会えて良かったよ?」
その余りにも人当たりの良さに、ここでジョウイは疑問を抱く。
ハルモニア神聖国という国が、ハイランドの友好国なのは周知の事実ではあるけど…
この国、しかも、神官クラスの人物が、遺跡で調査していた古代の道具と共にいなくなった僕の親友の妹、一般人のクレスに対し
何故ここまで僕達に好意的に接して来る?
この国は建前では秩序を掲げる国で、政策として、真なる紋章を全て集める事を国策として掲げ、その真なる紋章を得る為には、酷い虐殺さえ辞さない
近くの国も進攻し、その土地に住んでいた人々を三等市民という、奴隷同然の立場に貶める事をする侵略国家だ。
例え友好国とは言え、軍を駐在させてまで、わざわざ調べていた物が無くなったんだぞ?
文句や嫌がらせ、何かの罰則を、本来なら僕らに与えようとしてくるのがこの国の性質の筈…それが、これほど友好的なのは確実に何かおかしい……
クレス、頼むから無事でいてくれよ?
その後もハルモニア神聖国の神官は僕とナナミ達を胡散臭い程にも丁寧に案内して来る。
「さあさあ、君達、忘れ物はないかい?
馬車でキャロまで送って行ってあげよう」
「あ、有難う御座います、大丈夫です、オレ達、もう準備してあるんで、なぁジョウイ?」
ナナミは余りにも怪しすぎるハルモニア神聖国の神官さんを疑う様子もなく無邪気に聞いて来る。
「う、うん、僕も大丈夫だよ?」
まぁ、君は、良くも、悪くも、素直で…いつも、そうだもんなぁ?…ここは、僕がしっかりしなきゃ…うん
むしろ、ナナミは分かり易い性格してるから、警戒してるって、思ってない方が都合がいいだろう。
僕ら二人がハルモニア神聖国の用意した、一般の移動用に使われている馬車よりも高級そうな馬車の中に入り
座り心地の良い如何にも高級な素材で出来ている座椅子に座り、馬車が動き出すと
いよいよハルモニア神聖国の神官さんが満面の笑みで本題を話し出す。
「…それでですね?、ナナミ君?…
我々、ハルモニア神聖国は……君の妹…
クレス様を、我が国に、お迎えしたいと思ってるんですよ?」
僕とナナミの声はここで見事にハモル
「「クレス様~~~~~~~~!?」」
はぁ!?、どういうことだよ一体!?