誘拐 第1話
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何処かの豪華絢爛な屋敷の中で、ほんの数秒間、目が眩むほどの眩い光が現れ、それがなくなると、屋敷の光の発生元の大きな部屋の中でずっと眠りについていた黒髪の美女が目を覚まし、彼女の一番近くにいる頑固そうな表情をした値の張るスーツを着た老人に微笑んで声をかける。
「おはようございます、あなた」
彼女の近くにいた老人は目に涙を溜めて彼女の手を両手で握ると、歓喜の声を上げて泣き出す。
「うわあぁぁぁ……」」
その様子を見ていたもう1人の高級そうな衣服を着た老人の側にいる琥珀色の長い髪に、海老茶色の大きなリボンを付け、エメラルド色の瞳の7〜8歳程のよそ行きの高そうな衣装を着た可憐な少女の手を引いて行く。
「バッテラ、予定通り報酬は口座に振り込んでおけ
行くぞ、カーヤ」
少女はニコリと笑いお上品に可愛らしい声を出して頷く。
「はい、お爺様」
バッテラと呼ばれた老人が涙を手で拭きながら少女の手を繋いで歩く老人の方を向いて声をかける。
「待てダン、本当にあれだけの金で
構わないのか?
散々手を尽くしても彼女を治せる医師は
見つからなかったんだ、もっと色を付けさせても……」
ダンと呼ばれた老人は少女を握ってない方の手を振って面倒臭そうに答える。
「構わん、後は嫁さんとよろしくやっとくれ」
屋敷の外で、執事服を着た若い黄土色の肩まで伸びた艶やかな髪に、珍しい紫色の瞳の真っ白な肌をした、顔立ちの整った若い眼鏡をかけた青年がやって来た2人を確認するとうやうやしくお辞儀をし彼等に尋ねる。
「お疲れ様です。
ダン様、お嬢様、ご自宅に戻られますか?」
「おう」
ダンの返事を聞くと青年は頷いて返事を返す。
「承知しました。」
青年は右手を空に上げると途端に、ビュービューと彼らの周りを囲むがごとく旋風が音を出して現れ、数秒で旋風が消えると共にその場にいた3人もその場から消えてしまった。
次に旋風が現れそれが消えて3人が現れた先は又大きな屋敷で、どうやらここが彼らの自宅らしい。
先程の彼女のお上品さはどこへ行ったのか?、カーヤは頭の後ろで手を組み青年を見て話しかける。
「相変わらず凄いっスよね、ジョシュダの
能力は、船や飛行船も乗り継いで行く遠い場所も
アレの力で一瞬で行ってすぐに戻って来れるんスから」
カーヤに関心して言われ満更でもなさそうにジョシュダと呼ばれた執事の青年は謙遜して答える。
「いいえ、お嬢様に比べれば大したものではないかと
俺の能力の条件は、それなりに一致し易いだけですからね。
ですが、条件が合わない時は、この能力は全く使えないんですよ?」
ジョシュダの能力の条件って、移動する時は自然現象が殆どだからなぁ……
一流の念能力者でもあの力で大した物じゃないなんて言われたら、普通に発狂するレベルだろう……
「お嬢様、本日はこの後午後6時からご親族の方々が集まり
ダン様のお亡くなりになられた後の
財産分与の話合いがそれぞれの弁護士立ち合いの元
御座いますので、この場に相応しい正装にお着替えになってお待ち下さい」
あぁ、そう言えば、今日だったっけ?、今月中にあるのはうっすら覚えてたけど……
「正装でいいの?、真面目な話し合いなんだし礼服じゃなくて?」
「はい、ダン様の希望で、他のご親族の方々も正装で来る様に連絡しております。」
「まだくたばってもいねえのによ
辛気臭い恰好で来られちゃ堪らんわい
どうせ奴らが来るんなら、何かの金銭の要求も
来るだろうしよ、我が子ながら
面倒じゃの……まぁ
あいつ等がああなっちまったのは
儂にも責任はあるからなぁ……
せめて親として最後の責任位は
果たしてやらんとな……」
アタシは養子として、(今もお子様の姿でなんでかちっちゃい、周りの人達には表向き、実際に存在する体の成長が止まってしまうハイランダー症候群なんだとは説明してる。)、子供の時、ファストン家に突然迎えられたから、じいちゃんの元々の血の繋がった家族の人達には良く思われてないんだ。
じいちゃんの家は、銃の生産工場を代々
やっていて、アタシが養子入りするまでは
工場の方も寂れててて、運営が大変だったそう。
なんで相談もせず血の繋がってない奴を勝手に家族に迎え入れたんだ、じいちゃんが死んでも自分達は面倒みないとか他にも結構な事を色々言われて、子供ながらに結構ショックだったなぁ、今はもう慣れたけどさ
じいちゃんの工場の運営が上手く行き始めると
自分達の生活が苦しいから援助してくれ
自分達はじいちゃんの子供なんだから、もっともっと利益や資産をよこせときた。
「……カーヤ
お前には儂等の今住んでる屋敷と、銃工場を継がせる。
あいつ等は文句は必ず言うだろうが
それは相手にはするなよ?」
「うん……有難う」
じいちゃんはため息を吐いてめんどくさそうに先に行ってしまった。
「お嬢様、ジョシュダさん
お帰りなさいっ‼」
黒髪のボブヘアーの執事服を着た男の子がカーヤ達に近寄って声をかけて来る。
「ただいまっス
そう言えばパイロ、ジョシュダから
念の修行教えて貰ってるんだって?
今、どの辺までいってるんスか?」
アタシに尋ねられて元気にパイロは答える。
「はい!、オーラを断つ絶を教わって
今練の修行中です」
「おぉ~、じゃあ次はオーラを操る発だね?
それを覚えられたら水見式っていうので
自分が何に属してる系統が分かるから
楽しみっスねぇ~」
「パイロ君、前に教えた6つの念の系統の種類と名前は憶えてるかな?」
ジョシュダに聞かれてパイロはハキハキと答える。
「はい‼、強化系は物の動きや力を強くし易くて、放出系はオーラを飛ばし易い
操作系は物や生き物を操る事がし易くて、変化形はオーラの性質を変えて、具現化系はオーラを物体化し易くて、特質系はどの系統に属さない、特別な能力が使えるんですよね?」
アタシはパチパチと拍手をしてパイロを褒める。
「花丸花丸、ジョシュダは勉強も教えるの上手いから、やっぱ良い師匠っスねぇ?」
パイロが教えた事を真面目にやってくれて嬉しいんだろう、ジョシュダは和やかに笑いながら答える。
「いいえ、パイロ君のやる気と能力があってこそです。
俺は背中を少し押してるだけですから」
「い、いえ、ジョシュダさんに
教えて貰えて凄く助かってますっ‼
あの、2人は念の系統はどれなんですか?」
「俺もお嬢様も特質系だよ、でも
お嬢様は一部の念能力を使う以外
自分で念の力を使う事が出来ない、戦う能力においては
念能力の使えない、一般の人と同じなんだ。」
「ん~、本当はアタシもピンチになったら
カッコ良く戦いたかったんスけどねぇ……どう足掻いても、外見レベルの身体能力しかないし
多分制約の力かなぁ……それやった覚え全然ないんスけど……」
「制約の力?、それってどうゆう物
なんでしょうか?」
ポカンとして尋ねるパイロにジョシュダは優しい口調で諭す。
「それを覚えるのはまだパイロ君の段階では早いよ?
自分の能力を何にするか決める
念能力者としてようやく歩き出した段階で
やる事だから、その時が来たら
ちゃんと教えるね、今は教えた事だけ
練習しよう?」
「あ、は、はい、分かりました。
僕、今の練も覚えて、水見式も出来る様に頑張りますっ‼」
「うん、でも君には使用人としての
勤めもあるから、無理しない程度にね?」
あらまぁ、何とも微笑ましい師弟関係だこと。
「ジョシュダさーん、ちょっといいですかぁ~?」
「ちょっとぉ、私も用事あるのにぃ~」
「私も、私も~」
新人の若い15~18歳位の女の子達が、黄色い声を上げてでジョシュダに声をかけてくる。
「申し訳ありませんお嬢様、何かあった様なので
失礼させて貰います。
パイロ君、お嬢様を部屋まで案内して貰ってもいいかな?」
「はい、任せて下さい‼︎」
女の子達の方へ行くジョシュダを見てパイロは呟く。
「ジョシュダさん、クルタ族の女の人達にも
凄い人気があるんですよ?
年齢関係なく年下の僕等や、女の人の前でも偉そうにしないし、優しくて丁寧な人だし」
まぁ、本人は嫌がるだろうけど、女の人を堕とす為にある顔みたいなもんだろうからなぁジョシュダのあの無駄に整いすぎた顔は……
今のアイツは基本なんでもそつなくできるし、礼儀正しくて優しいから、嫌われる要素がほぼないし、人気が出るのは当然だろう。
「僕にも勉強とか色々教くれて、凄く尊敬してますっ‼」
良かったねぇ、ジョシュダ、ここまで信頼してくれる可愛い弟子が出来て
……最初に出会った時のアタシを見てのジョシュダの第一声は、 「汚らわしい、近づくなっ‼‼」とまぁ、衝撃的な物だったから、あれから成長したもんだ。
「おはようございます、あなた」
彼女の近くにいた老人は目に涙を溜めて彼女の手を両手で握ると、歓喜の声を上げて泣き出す。
「うわあぁぁぁ……」」
その様子を見ていたもう1人の高級そうな衣服を着た老人の側にいる琥珀色の長い髪に、海老茶色の大きなリボンを付け、エメラルド色の瞳の7〜8歳程のよそ行きの高そうな衣装を着た可憐な少女の手を引いて行く。
「バッテラ、予定通り報酬は口座に振り込んでおけ
行くぞ、カーヤ」
少女はニコリと笑いお上品に可愛らしい声を出して頷く。
「はい、お爺様」
バッテラと呼ばれた老人が涙を手で拭きながら少女の手を繋いで歩く老人の方を向いて声をかける。
「待てダン、本当にあれだけの金で
構わないのか?
散々手を尽くしても彼女を治せる医師は
見つからなかったんだ、もっと色を付けさせても……」
ダンと呼ばれた老人は少女を握ってない方の手を振って面倒臭そうに答える。
「構わん、後は嫁さんとよろしくやっとくれ」
屋敷の外で、執事服を着た若い黄土色の肩まで伸びた艶やかな髪に、珍しい紫色の瞳の真っ白な肌をした、顔立ちの整った若い眼鏡をかけた青年がやって来た2人を確認するとうやうやしくお辞儀をし彼等に尋ねる。
「お疲れ様です。
ダン様、お嬢様、ご自宅に戻られますか?」
「おう」
ダンの返事を聞くと青年は頷いて返事を返す。
「承知しました。」
青年は右手を空に上げると途端に、ビュービューと彼らの周りを囲むがごとく旋風が音を出して現れ、数秒で旋風が消えると共にその場にいた3人もその場から消えてしまった。
次に旋風が現れそれが消えて3人が現れた先は又大きな屋敷で、どうやらここが彼らの自宅らしい。
先程の彼女のお上品さはどこへ行ったのか?、カーヤは頭の後ろで手を組み青年を見て話しかける。
「相変わらず凄いっスよね、ジョシュダの
能力は、船や飛行船も乗り継いで行く遠い場所も
アレの力で一瞬で行ってすぐに戻って来れるんスから」
カーヤに関心して言われ満更でもなさそうにジョシュダと呼ばれた執事の青年は謙遜して答える。
「いいえ、お嬢様に比べれば大したものではないかと
俺の能力の条件は、それなりに一致し易いだけですからね。
ですが、条件が合わない時は、この能力は全く使えないんですよ?」
ジョシュダの能力の条件って、移動する時は自然現象が殆どだからなぁ……
一流の念能力者でもあの力で大した物じゃないなんて言われたら、普通に発狂するレベルだろう……
「お嬢様、本日はこの後午後6時からご親族の方々が集まり
ダン様のお亡くなりになられた後の
財産分与の話合いがそれぞれの弁護士立ち合いの元
御座いますので、この場に相応しい正装にお着替えになってお待ち下さい」
あぁ、そう言えば、今日だったっけ?、今月中にあるのはうっすら覚えてたけど……
「正装でいいの?、真面目な話し合いなんだし礼服じゃなくて?」
「はい、ダン様の希望で、他のご親族の方々も正装で来る様に連絡しております。」
「まだくたばってもいねえのによ
辛気臭い恰好で来られちゃ堪らんわい
どうせ奴らが来るんなら、何かの金銭の要求も
来るだろうしよ、我が子ながら
面倒じゃの……まぁ
あいつ等がああなっちまったのは
儂にも責任はあるからなぁ……
せめて親として最後の責任位は
果たしてやらんとな……」
アタシは養子として、(今もお子様の姿でなんでかちっちゃい、周りの人達には表向き、実際に存在する体の成長が止まってしまうハイランダー症候群なんだとは説明してる。)、子供の時、ファストン家に突然迎えられたから、じいちゃんの元々の血の繋がった家族の人達には良く思われてないんだ。
じいちゃんの家は、銃の生産工場を代々
やっていて、アタシが養子入りするまでは
工場の方も寂れててて、運営が大変だったそう。
なんで相談もせず血の繋がってない奴を勝手に家族に迎え入れたんだ、じいちゃんが死んでも自分達は面倒みないとか他にも結構な事を色々言われて、子供ながらに結構ショックだったなぁ、今はもう慣れたけどさ
じいちゃんの工場の運営が上手く行き始めると
自分達の生活が苦しいから援助してくれ
自分達はじいちゃんの子供なんだから、もっともっと利益や資産をよこせときた。
「……カーヤ
お前には儂等の今住んでる屋敷と、銃工場を継がせる。
あいつ等は文句は必ず言うだろうが
それは相手にはするなよ?」
「うん……有難う」
じいちゃんはため息を吐いてめんどくさそうに先に行ってしまった。
「お嬢様、ジョシュダさん
お帰りなさいっ‼」
黒髪のボブヘアーの執事服を着た男の子がカーヤ達に近寄って声をかけて来る。
「ただいまっス
そう言えばパイロ、ジョシュダから
念の修行教えて貰ってるんだって?
今、どの辺までいってるんスか?」
アタシに尋ねられて元気にパイロは答える。
「はい!、オーラを断つ絶を教わって
今練の修行中です」
「おぉ~、じゃあ次はオーラを操る発だね?
それを覚えられたら水見式っていうので
自分が何に属してる系統が分かるから
楽しみっスねぇ~」
「パイロ君、前に教えた6つの念の系統の種類と名前は憶えてるかな?」
ジョシュダに聞かれてパイロはハキハキと答える。
「はい‼、強化系は物の動きや力を強くし易くて、放出系はオーラを飛ばし易い
操作系は物や生き物を操る事がし易くて、変化形はオーラの性質を変えて、具現化系はオーラを物体化し易くて、特質系はどの系統に属さない、特別な能力が使えるんですよね?」
アタシはパチパチと拍手をしてパイロを褒める。
「花丸花丸、ジョシュダは勉強も教えるの上手いから、やっぱ良い師匠っスねぇ?」
パイロが教えた事を真面目にやってくれて嬉しいんだろう、ジョシュダは和やかに笑いながら答える。
「いいえ、パイロ君のやる気と能力があってこそです。
俺は背中を少し押してるだけですから」
「い、いえ、ジョシュダさんに
教えて貰えて凄く助かってますっ‼
あの、2人は念の系統はどれなんですか?」
「俺もお嬢様も特質系だよ、でも
お嬢様は一部の念能力を使う以外
自分で念の力を使う事が出来ない、戦う能力においては
念能力の使えない、一般の人と同じなんだ。」
「ん~、本当はアタシもピンチになったら
カッコ良く戦いたかったんスけどねぇ……どう足掻いても、外見レベルの身体能力しかないし
多分制約の力かなぁ……それやった覚え全然ないんスけど……」
「制約の力?、それってどうゆう物
なんでしょうか?」
ポカンとして尋ねるパイロにジョシュダは優しい口調で諭す。
「それを覚えるのはまだパイロ君の段階では早いよ?
自分の能力を何にするか決める
念能力者としてようやく歩き出した段階で
やる事だから、その時が来たら
ちゃんと教えるね、今は教えた事だけ
練習しよう?」
「あ、は、はい、分かりました。
僕、今の練も覚えて、水見式も出来る様に頑張りますっ‼」
「うん、でも君には使用人としての
勤めもあるから、無理しない程度にね?」
あらまぁ、何とも微笑ましい師弟関係だこと。
「ジョシュダさーん、ちょっといいですかぁ~?」
「ちょっとぉ、私も用事あるのにぃ~」
「私も、私も~」
新人の若い15~18歳位の女の子達が、黄色い声を上げてでジョシュダに声をかけてくる。
「申し訳ありませんお嬢様、何かあった様なので
失礼させて貰います。
パイロ君、お嬢様を部屋まで案内して貰ってもいいかな?」
「はい、任せて下さい‼︎」
女の子達の方へ行くジョシュダを見てパイロは呟く。
「ジョシュダさん、クルタ族の女の人達にも
凄い人気があるんですよ?
年齢関係なく年下の僕等や、女の人の前でも偉そうにしないし、優しくて丁寧な人だし」
まぁ、本人は嫌がるだろうけど、女の人を堕とす為にある顔みたいなもんだろうからなぁジョシュダのあの無駄に整いすぎた顔は……
今のアイツは基本なんでもそつなくできるし、礼儀正しくて優しいから、嫌われる要素がほぼないし、人気が出るのは当然だろう。
「僕にも勉強とか色々教くれて、凄く尊敬してますっ‼」
良かったねぇ、ジョシュダ、ここまで信頼してくれる可愛い弟子が出来て
……最初に出会った時のアタシを見てのジョシュダの第一声は、 「汚らわしい、近づくなっ‼‼」とまぁ、衝撃的な物だったから、あれから成長したもんだ。