混乱 第9話
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「ノアッチ、お前スゲーよ?、最近の流行りが、ミニマリストだからって、無駄をそぎ落として
頭1つの一頭身になっちまうなんて!、他の奴等と違って、モテる覚悟が決まってやがるっ!!」
ノアは大声でツッコミを入れる。
「違~う!!、そもそも一頭身でモテる訳ないでしょ!?、モテるより持たれちゃうよ?
ねえお願い、ここボケる所じゃないからっ!!、兄ちゃんから連絡があって、あの件ジョシュダにバレたんだってっ!!
お嬢なんとかするって約束してくれたっしょ!?」
だろうね?、でなきゃこんなにジョシュダが荒れる訳ないし…
ジョシュダにいくら口で説明しても、カイン君関連の事になると、ジョシュダは脳が溶けて、バカチンになるから、ノアッチはアタシを連れて逃げようとした所、さっきみたいに体をバラバラにされちゃったんだろうね?
ここまでジョシュダから逃げて来れるのは最高記録じゃね?
まだちょっとお昼までアルコバリーノ国の爆破で壊れた建物とか、うちのお抱えの土木建築関係と復興支援の援助連絡が沢山あっからさぁ、書類関係のサイン王様に貰うのとか、現地の人達と連絡対応取らせる役目があっからカーヤちゃん常にハードワークだからまだ帰れないのよ?
ジョシュダは涙声でアタシを責め立てる。
「酷いです…お嬢様…どうして?、あの子が大変な事になってるのなら
いち早く教えてくれなかったんですか!?」
「教えたらアンタ今みたいにバカチンになるじゃん?、だから言わなかったの、又こんなに癇癪起こしてさ?
この周辺の屋根も壊れてる所あんのアンタのせいでしょ?、給料から修理代引いとくからね?」
ジョシュダは涙を流して大泣きしやがる。
「そんなの知らない!!、今すぐグラドナに帰ってカインを治してぇぇ‼‼‼‼‼‼」
「バカチンッ!!、カーヤちゃんはオーバーワークガールだから忙しいんだよっ‼
そんな帰りたいんだったら一人で帰んな?」
「お嬢様と一緒じゃないと意味がないっ‼‼
いいからあの子を早く治してしてぇぇっっっ‼‼‼〜〜〜」
「「「「「ケケケケケケケケ!!!!!!」」」」」
ドカンッ!!、バカン!!、バシャッ!!
ジョシュダの癇癪の感情に従い、カマイタチ達が周辺の物をぶっ壊しまくる。
これ以上は被害が出るのでアタシはジョシュダを叱り付ける。
「…いい加減にしなよ?、アタシが今カイン君の為に戻ったら、あの子の立場が悪くなんの分かんないの?」
「俺が説得するからいい!!、前にも出来たから大丈夫なんですっ!!!」
人間の姿じゃない状態のカイン君見て、初見でこの子は同じ人間だ~、なんて言われてさぁ、現実的に、信じられる?
そんなの素直な子供かよっぽど純粋な人じゃなきゃ無理だよね?
アタシ等さ、知識を得て行けば、何が現実的にあり得る事か、あり得ない事か判断するし、あり得ない事を信じてくれっていきなり言われたら
非現実的な経験を実際にでもしない限りは
この人大丈夫か?、って思うのが一般的な思考じゃん?
ジョシュダの言ってる説得そのものがそれでさ、言われた側からすれば無茶ぶりなんだよね?
「アンタがあの子えこひいきしたらカイン君もファストン家に居ずらくなるんだよ?
カイン君の為にファストン家の仕事滞ったら、元長老さん等も
カイン君を責める良い口実が出来んだろうね?、そしてアンタのクルタ族からの信用も幾分かは落ちるんだよ?」
「そんなのどうでもいい!!、あの子が助かるんなら俺の信用なんてどうなったって構わない!!!!」
アンタが良くてもアタシが嫌なんだよこのバカちんがっ!!!
「アタシの能力考えてよ?、寧ろあの子が現状亡くなった方が生き返らせれるよね?
ジョシュダの言ってる事、全部意味ないの
うち以外で、カイン君を預けるにしても、常に狙われる危険性が増すだけ、そんな目にあの子をアンタの自己満足で遭わすつもり?
クラピカ君達まとめて不幸にしたい訳?…なら無理矢理
アタシ連れてくなり好きにしなよ?」
そこでジョシュダは動きを止めて静かになる。
こうなったらコイツ、言葉で的確に〆てやんないと散々駄々こね続けて、カマイタチ達がジョシュダの感情でその辺の物壊しまくるんだわ?
この力であたしんち酷い時は半壊よ半壊?、壊された家での生活は、家の中に虫は入って来るわ、雨風防げないわで散々な生活だったわ…
あれで今まで倒壊しなかったのが奇跡だよマジで?
納得してくれたらしく、ジョシュダはしゃくりあげながらカマイタチを消した。
「ごめんなさい…っ…俺が、間違ってました……
あの子の事になると……っ、自分が、抑えられないんです…」
ジョシュダがこんなおかしな情緒不安定になるのは、吸血鬼の特性って奴でさ、強い愛情や好意を持った相手に1人だけ、吸血鬼て種族は物凄い愛情依存する気質があるそうで…ジョシュダがそれを持っちまった相手がカイン君な訳なのよ?…
「ぐげえっ‼‼」
やっべ、手に持ってたノアが口から血を吐き出して死んじゃった。
アタシの服にもノアの首からダラダラ大量の血が流れてこびりついて今も進行系で流れてるし……
ごめん、アタシもうっかりしててジョシュダにカマイタチ消させる前に注意出来なかったわ…
「あっ…」
ジョシュダが気まずそうにノアを見て冷や汗をかいてるんだけどさ、感情昂 りすぎてノアを切った事忘れてカマイタチ消しちまったんだよ?
…そりゃあこれだけ体をぶつ切りに切られてんだから、カマイタチ消したら、まあ死ぬよね?…
ノアは、昨日も今日も死んじゃって、不憫なやっちゃ…
ノアをアタシの能力で生き返らせ、昼頃にあちこち行き来して連絡対応を全て終わらせる。
ぐきゅるるるる……アタシの腹の虫が鳴る、朝から飲まず食わずだったからなぁ…お腹すいたぁ~
ジョシュダが大分落ち込んだ表情で携帯を見ながら提案してくれる。
「では、俺が全額奢りますよ、この度はご迷惑おかけしましたし…丁度今、skybird を確認したら昨日行った喫茶店が営業している様ですので…今日はお嬢様もお好きな物を頼んで下さい…」
よっしゃー!、今日はメインに、デザートにフロートドリンクも頼んじゃうもんね?
「ノア、こんな時だから君は一人分で抑えてね?」
「あ…は…いいや、うん」
今、はいってジョシュダに丁寧語言いかけたな?……危なっかしいなぁ
アミちゃん家の喫茶店に入ると、初日に来た時より人で賑わっていて…
「パパ〜足が生えて来て良かったね?」
「あはははは…本当、奇跡みたいだよ?」
「本当に良かったわ、あなた」
初日に出会った男の子と奥さんと3人で出て行く所を入れ違いですれ違う。
あぁ、じゃああの男の人があの子のお父さんか、良かったね?…
そんな事を思いながら店内に入店するとアミちゃんがアタシ達に気が付いて両親を呼ぶ
「あっ!、お嬢様!!、お父さん!!、お母さん!!お嬢様来たよお嬢様!!」
アミちゃんのお父さんお母さんもやって来てアタシ等の元にやって来る。
「お嬢様って…あのファストン家のお嬢様か?
おぉ、本当だ、アンタ達のおかげで俺達命拾いしたよ?
あの時は有難うな?」
「まぁ〜来てくれたのね?、アミから色々聞いたわ、あなた達のおかげで、オーガスト国王もおかしな法律を撤廃して
でっかい生き物を軍隊が退治出来る様になったんでしょ?〜
本当に皆助かってるわぁ〜、私達の息子も堂々と街を歩き回れる様になって、本当に喜んでいたわ」
アミちゃんの家族に大歓迎されてアタシ達は各々メニューを注文する。
届いた物を全部食べ終える頃、最後にサービスで貰った大盛りのバニラのアイスクリームの上に、マカダミアナッツとチョコソースがけの下にはチョココーンとバナナジャムがたっぷり入っているパフェを全員で手に取って食べていると、彼女は来た。
「あぁ、ここにいたんですね?、探しましたわ♡〜」
ビスケさんが、小さな子供の姿に戻って明らかにジョシュダにうっとりした視線を送りながらアタシ等に声を掛けてくる。
アタシの隣に座っているジョシュダが肩をビクッと跳ね上がらせて冷や汗をかき始める。
ビスケさんやい…君は、こんな時もそんな目で、ジョシュダの事見たんのかい?…元気だねぇ〜?
昨日の筋肉粒々の逞しい姿とは思えない程にブリブリにぶりっ子の仕草をしながら今度はアタシを上目遣いで見て来る。
ま〜アレだ…本人的に普段からこの姿でいるって事は、元の自分の姿があんま好きじゃないんだろうか?、アタシ的にはカッコ良くて憧れるんだけどさ…こりゃあんまり元の姿の話しをしない方がいいな
「カーヤ 令嬢♡、ジョシュダさんからぁ〜、紹介のお話は聞きましたでしょうか?
実は私、ビスケと言うのは愛称でしてぇ♡
本名はビスケット・クルーガー
ダブルのハンターなんでっす♡
クソ馬鹿野郎のゲンスルーに爆破されたり、おかしな念使うカス野郎に
悲劇にも弱らされたりしちゃいましたけどぉ〜
肉弾戦の実力はこれでも男性に引けを取りませんわ
寧ろそっちがちょうちょう得意って言うかぁ〜♡」
ノアがジョシュダの手紙を確認してる時に雇用依頼の話しは聞いたわ…
ダブル取れる位強いならウチで雇っても良いもんだろうけど、チラリとジョシュダを見やると、勘弁して欲しそうに泣きそうな顔でアタシ見て来る。
まぁ、ジョシュダが不安定になるんなら雇えないもんね?、ダブルなら素人じゃないんだし、ウチじゃなくても他に仕事なら山の様に転がってるし?
「ごめんなさいビスケさん、当家は護衛は十分足りてますから
貴女程強いダブルクラスのハンターでしたら、引く手数多 でしょう?」
ビスケさんは涙目でアタシの同情を誘う様に悲しそうに喋る。
「それが…カキン帝国が無くなった余波で、私を適正値の値段で雇用してくれる所が中々無くて…今回の依頼だって30%割引の価格でやっていまして…
中々適切な価格が現状難しいんです〜よよよよ〜
これじゃあ満足な生活が出来ないんですぅ〜
最近では好きな作家さんのチャリティーオークション衣装だって…泣く泣く見送りましたし…
趣味の宝石集めだってぇ〜、質のいい物は高騰しててなかなか気に入った物が手に入れられなくてぇ〜ひっく、ひっく」
ビスケさんはさも同情を引くように涙目で言ってみせるけどさ…
それでも一般人よかは贅沢出来んだから生活レベル下げりゃいい話しなんだけど…
うちのおじさんおばさんみたいにレベル上げちゃうと中々下げられないよね…
本来余裕な生活のダブルのハンターさえも不況の煽りを受けるなんて、これもアイツのせいだわ…
ノアが立ち上がり、ビスケさんに言う。
「ごめんね?、オレ達、そろそろ行かなくちゃいけないから失礼するね?」
「待って下さい、それに、私ぃ、惚れ込んでしまったんです。
ジョシュダさんに♡、飛行船で倒れている私にかけてくれた言葉に、感動してしまいました。
友達からで良いのでお付き合いして下さい♡♡♡」
頬に手を当てて恥じらいながらさながら少女の様にもじもじして言うビスケさんを見つつ
アタシはジト目で今にも顔を真っ青にして泣き出しそうなジョシュダを見る。
この一級フラグ建設士めっ…イケメンすぎるとすぐ恋愛フラグ立つからなぁ〜
どうせ又お人好しのジョシュダの事だから、励ますつもりで言ったつもりなのを、思わせぶりな言葉とビスケさんに誤認されたんでしょ?
ノアがそろそろ行こう?と、立ち上がるアタシをすぐに帰る為か抱き上げて、ジョシュダも支払いを素早く済ませて店を出るんだけどさぁ…
ビスケさんったら粘んのよ?
「お待ちになって下さ〜い♡♡♡」
会計を素早くジョシュダが済ませてから数10分後、アタシを抱き上げてノアがとジョシュダが時速200キロ位かっ飛ばして走ってビスケちゃんから逃げて来てんだけどさ…さすがダブルハンター
人間の疾走速度を超えた2人の走りにも付いて来てやがんのよ?
つーかこれさ、こんなスポーツカーレベルのスピードで走られたら、ノアの風速と風圧から守ってくれる能力なしじゃ
怪我してるアタシなんか両方の理由でとっくにあの世に遠足に行ってたわ〜
「待てってつってん、だろうがよぉ〜!!、カーヤ令嬢、適正価格でアタシを雇えよぉ〜!!!!」
あのさ、ビスケさん、可愛い子演じるなら最後まで演じようよ?、そうかそうか、それが貴女の本性かぁ〜…
アタシにはもう気配しか感じられないんだけどノアが、おっかなびっくりの表情で後ろを向いて言う。
「うわぁ〜、彼女まだ付いてくるよ?、本当に人間?」
「スピードを上げれば問題ないだろう!!、300キロで行くよ?」
ジョシュダも彼女を怖がって、スピードを更に上げて逃げる。
頭1つの一頭身になっちまうなんて!、他の奴等と違って、モテる覚悟が決まってやがるっ!!」
ノアは大声でツッコミを入れる。
「違~う!!、そもそも一頭身でモテる訳ないでしょ!?、モテるより持たれちゃうよ?
ねえお願い、ここボケる所じゃないからっ!!、兄ちゃんから連絡があって、あの件ジョシュダにバレたんだってっ!!
お嬢なんとかするって約束してくれたっしょ!?」
だろうね?、でなきゃこんなにジョシュダが荒れる訳ないし…
ジョシュダにいくら口で説明しても、カイン君関連の事になると、ジョシュダは脳が溶けて、バカチンになるから、ノアッチはアタシを連れて逃げようとした所、さっきみたいに体をバラバラにされちゃったんだろうね?
ここまでジョシュダから逃げて来れるのは最高記録じゃね?
まだちょっとお昼までアルコバリーノ国の爆破で壊れた建物とか、うちのお抱えの土木建築関係と復興支援の援助連絡が沢山あっからさぁ、書類関係のサイン王様に貰うのとか、現地の人達と連絡対応取らせる役目があっからカーヤちゃん常にハードワークだからまだ帰れないのよ?
ジョシュダは涙声でアタシを責め立てる。
「酷いです…お嬢様…どうして?、あの子が大変な事になってるのなら
いち早く教えてくれなかったんですか!?」
「教えたらアンタ今みたいにバカチンになるじゃん?、だから言わなかったの、又こんなに癇癪起こしてさ?
この周辺の屋根も壊れてる所あんのアンタのせいでしょ?、給料から修理代引いとくからね?」
ジョシュダは涙を流して大泣きしやがる。
「そんなの知らない!!、今すぐグラドナに帰ってカインを治してぇぇ‼‼‼‼‼‼」
「バカチンッ!!、カーヤちゃんはオーバーワークガールだから忙しいんだよっ‼
そんな帰りたいんだったら一人で帰んな?」
「お嬢様と一緒じゃないと意味がないっ‼‼
いいからあの子を早く治してしてぇぇっっっ‼‼‼〜〜〜」
「「「「「ケケケケケケケケ!!!!!!」」」」」
ドカンッ!!、バカン!!、バシャッ!!
ジョシュダの癇癪の感情に従い、カマイタチ達が周辺の物をぶっ壊しまくる。
これ以上は被害が出るのでアタシはジョシュダを叱り付ける。
「…いい加減にしなよ?、アタシが今カイン君の為に戻ったら、あの子の立場が悪くなんの分かんないの?」
「俺が説得するからいい!!、前にも出来たから大丈夫なんですっ!!!」
人間の姿じゃない状態のカイン君見て、初見でこの子は同じ人間だ~、なんて言われてさぁ、現実的に、信じられる?
そんなの素直な子供かよっぽど純粋な人じゃなきゃ無理だよね?
アタシ等さ、知識を得て行けば、何が現実的にあり得る事か、あり得ない事か判断するし、あり得ない事を信じてくれっていきなり言われたら
非現実的な経験を実際にでもしない限りは
この人大丈夫か?、って思うのが一般的な思考じゃん?
ジョシュダの言ってる説得そのものがそれでさ、言われた側からすれば無茶ぶりなんだよね?
「アンタがあの子えこひいきしたらカイン君もファストン家に居ずらくなるんだよ?
カイン君の為にファストン家の仕事滞ったら、元長老さん等も
カイン君を責める良い口実が出来んだろうね?、そしてアンタのクルタ族からの信用も幾分かは落ちるんだよ?」
「そんなのどうでもいい!!、あの子が助かるんなら俺の信用なんてどうなったって構わない!!!!」
アンタが良くてもアタシが嫌なんだよこのバカちんがっ!!!
「アタシの能力考えてよ?、寧ろあの子が現状亡くなった方が生き返らせれるよね?
ジョシュダの言ってる事、全部意味ないの
うち以外で、カイン君を預けるにしても、常に狙われる危険性が増すだけ、そんな目にあの子をアンタの自己満足で遭わすつもり?
クラピカ君達まとめて不幸にしたい訳?…なら無理矢理
アタシ連れてくなり好きにしなよ?」
そこでジョシュダは動きを止めて静かになる。
こうなったらコイツ、言葉で的確に〆てやんないと散々駄々こね続けて、カマイタチ達がジョシュダの感情でその辺の物壊しまくるんだわ?
この力であたしんち酷い時は半壊よ半壊?、壊された家での生活は、家の中に虫は入って来るわ、雨風防げないわで散々な生活だったわ…
あれで今まで倒壊しなかったのが奇跡だよマジで?
納得してくれたらしく、ジョシュダはしゃくりあげながらカマイタチを消した。
「ごめんなさい…っ…俺が、間違ってました……
あの子の事になると……っ、自分が、抑えられないんです…」
ジョシュダがこんなおかしな情緒不安定になるのは、吸血鬼の特性って奴でさ、強い愛情や好意を持った相手に1人だけ、吸血鬼て種族は物凄い愛情依存する気質があるそうで…ジョシュダがそれを持っちまった相手がカイン君な訳なのよ?…
「ぐげえっ‼‼」
やっべ、手に持ってたノアが口から血を吐き出して死んじゃった。
アタシの服にもノアの首からダラダラ大量の血が流れてこびりついて今も進行系で流れてるし……
ごめん、アタシもうっかりしててジョシュダにカマイタチ消させる前に注意出来なかったわ…
「あっ…」
ジョシュダが気まずそうにノアを見て冷や汗をかいてるんだけどさ、感情
…そりゃあこれだけ体をぶつ切りに切られてんだから、カマイタチ消したら、まあ死ぬよね?…
ノアは、昨日も今日も死んじゃって、不憫なやっちゃ…
ノアをアタシの能力で生き返らせ、昼頃にあちこち行き来して連絡対応を全て終わらせる。
ぐきゅるるるる……アタシの腹の虫が鳴る、朝から飲まず食わずだったからなぁ…お腹すいたぁ~
ジョシュダが大分落ち込んだ表情で携帯を見ながら提案してくれる。
「では、俺が全額奢りますよ、この度はご迷惑おかけしましたし…丁度今、
よっしゃー!、今日はメインに、デザートにフロートドリンクも頼んじゃうもんね?
「ノア、こんな時だから君は一人分で抑えてね?」
「あ…は…いいや、うん」
今、はいってジョシュダに丁寧語言いかけたな?……危なっかしいなぁ
アミちゃん家の喫茶店に入ると、初日に来た時より人で賑わっていて…
「パパ〜足が生えて来て良かったね?」
「あはははは…本当、奇跡みたいだよ?」
「本当に良かったわ、あなた」
初日に出会った男の子と奥さんと3人で出て行く所を入れ違いですれ違う。
あぁ、じゃああの男の人があの子のお父さんか、良かったね?…
そんな事を思いながら店内に入店するとアミちゃんがアタシ達に気が付いて両親を呼ぶ
「あっ!、お嬢様!!、お父さん!!、お母さん!!お嬢様来たよお嬢様!!」
アミちゃんのお父さんお母さんもやって来てアタシ等の元にやって来る。
「お嬢様って…あのファストン家のお嬢様か?
おぉ、本当だ、アンタ達のおかげで俺達命拾いしたよ?
あの時は有難うな?」
「まぁ〜来てくれたのね?、アミから色々聞いたわ、あなた達のおかげで、オーガスト国王もおかしな法律を撤廃して
でっかい生き物を軍隊が退治出来る様になったんでしょ?〜
本当に皆助かってるわぁ〜、私達の息子も堂々と街を歩き回れる様になって、本当に喜んでいたわ」
アミちゃんの家族に大歓迎されてアタシ達は各々メニューを注文する。
届いた物を全部食べ終える頃、最後にサービスで貰った大盛りのバニラのアイスクリームの上に、マカダミアナッツとチョコソースがけの下にはチョココーンとバナナジャムがたっぷり入っているパフェを全員で手に取って食べていると、彼女は来た。
「あぁ、ここにいたんですね?、探しましたわ♡〜」
ビスケさんが、小さな子供の姿に戻って明らかにジョシュダにうっとりした視線を送りながらアタシ等に声を掛けてくる。
アタシの隣に座っているジョシュダが肩をビクッと跳ね上がらせて冷や汗をかき始める。
ビスケさんやい…君は、こんな時もそんな目で、ジョシュダの事見たんのかい?…元気だねぇ〜?
昨日の筋肉粒々の逞しい姿とは思えない程にブリブリにぶりっ子の仕草をしながら今度はアタシを上目遣いで見て来る。
ま〜アレだ…本人的に普段からこの姿でいるって事は、元の自分の姿があんま好きじゃないんだろうか?、アタシ的にはカッコ良くて憧れるんだけどさ…こりゃあんまり元の姿の話しをしない方がいいな
「カーヤ 令嬢♡、ジョシュダさんからぁ〜、紹介のお話は聞きましたでしょうか?
実は私、ビスケと言うのは愛称でしてぇ♡
本名はビスケット・クルーガー
ダブルのハンターなんでっす♡
クソ馬鹿野郎のゲンスルーに爆破されたり、おかしな念使うカス野郎に
悲劇にも弱らされたりしちゃいましたけどぉ〜
肉弾戦の実力はこれでも男性に引けを取りませんわ
寧ろそっちがちょうちょう得意って言うかぁ〜♡」
ノアがジョシュダの手紙を確認してる時に雇用依頼の話しは聞いたわ…
ダブル取れる位強いならウチで雇っても良いもんだろうけど、チラリとジョシュダを見やると、勘弁して欲しそうに泣きそうな顔でアタシ見て来る。
まぁ、ジョシュダが不安定になるんなら雇えないもんね?、ダブルなら素人じゃないんだし、ウチじゃなくても他に仕事なら山の様に転がってるし?
「ごめんなさいビスケさん、当家は護衛は十分足りてますから
貴女程強いダブルクラスのハンターでしたら、引く手
ビスケさんは涙目でアタシの同情を誘う様に悲しそうに喋る。
「それが…カキン帝国が無くなった余波で、私を適正値の値段で雇用してくれる所が中々無くて…今回の依頼だって30%割引の価格でやっていまして…
中々適切な価格が現状難しいんです〜よよよよ〜
これじゃあ満足な生活が出来ないんですぅ〜
最近では好きな作家さんのチャリティーオークション衣装だって…泣く泣く見送りましたし…
趣味の宝石集めだってぇ〜、質のいい物は高騰しててなかなか気に入った物が手に入れられなくてぇ〜ひっく、ひっく」
ビスケさんはさも同情を引くように涙目で言ってみせるけどさ…
それでも一般人よかは贅沢出来んだから生活レベル下げりゃいい話しなんだけど…
うちのおじさんおばさんみたいにレベル上げちゃうと中々下げられないよね…
本来余裕な生活のダブルのハンターさえも不況の煽りを受けるなんて、これもアイツのせいだわ…
ノアが立ち上がり、ビスケさんに言う。
「ごめんね?、オレ達、そろそろ行かなくちゃいけないから失礼するね?」
「待って下さい、それに、私ぃ、惚れ込んでしまったんです。
ジョシュダさんに♡、飛行船で倒れている私にかけてくれた言葉に、感動してしまいました。
友達からで良いのでお付き合いして下さい♡♡♡」
頬に手を当てて恥じらいながらさながら少女の様にもじもじして言うビスケさんを見つつ
アタシはジト目で今にも顔を真っ青にして泣き出しそうなジョシュダを見る。
この一級フラグ建設士めっ…イケメンすぎるとすぐ恋愛フラグ立つからなぁ〜
どうせ又お人好しのジョシュダの事だから、励ますつもりで言ったつもりなのを、思わせぶりな言葉とビスケさんに誤認されたんでしょ?
ノアがそろそろ行こう?と、立ち上がるアタシをすぐに帰る為か抱き上げて、ジョシュダも支払いを素早く済ませて店を出るんだけどさぁ…
ビスケさんったら粘んのよ?
「お待ちになって下さ〜い♡♡♡」
会計を素早くジョシュダが済ませてから数10分後、アタシを抱き上げてノアがとジョシュダが時速200キロ位かっ飛ばして走ってビスケちゃんから逃げて来てんだけどさ…さすがダブルハンター
人間の疾走速度を超えた2人の走りにも付いて来てやがんのよ?
つーかこれさ、こんなスポーツカーレベルのスピードで走られたら、ノアの風速と風圧から守ってくれる能力なしじゃ
怪我してるアタシなんか両方の理由でとっくにあの世に遠足に行ってたわ〜
「待てってつってん、だろうがよぉ〜!!、カーヤ令嬢、適正価格でアタシを雇えよぉ〜!!!!」
あのさ、ビスケさん、可愛い子演じるなら最後まで演じようよ?、そうかそうか、それが貴女の本性かぁ〜…
アタシにはもう気配しか感じられないんだけどノアが、おっかなびっくりの表情で後ろを向いて言う。
「うわぁ〜、彼女まだ付いてくるよ?、本当に人間?」
「スピードを上げれば問題ないだろう!!、300キロで行くよ?」
ジョシュダも彼女を怖がって、スピードを更に上げて逃げる。