藁人形論法 第8話
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「王様、シャツィ王子を助けた者だからと言って、調子の良い事を言うこんな子供の言う事等間に受けなさいますな!!
雇ったプロフハンター達もテロリスト達を除いた者は死んだか重症で医務室にいる者だけっ!!
こんな小娘の寄せ集めの護衛程度で王妃様達を救出出来る訳が有りませんっ!!」
普通の護衛じゃないんだって、ジョシュダは…まぁここでそれを説明したって流石に理解は得られないもんなぁ…
「そうよ!!、どこの国のお嬢ちゃんか知らないけどね
アンタみたいなよそ者が他国の事に口出しするんじゃないよ、そういうのを内政干渉って言うんだよ?、お勉強になったね?
子供は早く母親の元に帰ってなっ!!!!」
残念ながら母親はいないんだよねぇ?、いたら超絶の美人でこの世の男共を手玉に取る位の世界三代美女の1人に入るだろうね
なんせこのカーヤ ちゃんの母親だからさ?、どんな人か知らないけど?
「何って生意気で非常識な子供なんだ、親達の顔が見てみたいわい!!」
同感だなぁ、アタシも自分の両親見たいわ、父ちゃん母ちゃんいるんなら今どうしてんだろ?、元気でやってるかな?
何てったってアタシの両親だよ?、2人共人生10週目位で、母ちゃんはミスコン総なめの博士号で各国の王族や富裕層に求婚されてて
父ちゃんはハンターで、副業で俳優で、世界中を渡り歩いているいなせな男にまず間違いないね?、だってカーヤちゃんの親だし?
♫〜♪〜♫〜♪
そこにアタシの携帯が鳴り着信相手を確認するとジョシュダからだ、もうやったんか、アイツ流石仕事早いなぁ〜、もう終わったんか
アタシは携帯をスピーカーモードに切り替えて電話に出る。
「お嬢様、無事マイア王妃とシャツィ王子の救出が終わりました。」
ジョシュダの声の後に元気なシャツィ王子の声が響く
「ちちうえ〜!!、ぼくもははうえもぶじだよ〜!!!!
もふもふしたみたことまないしろいいきものがね
わるいやつらみんなみんなやっつけちゃったんだよ〜!!!!」
そこからマイア王妃に電話が代わったらしく彼女の声が聞こえて来る。
「オーガスト国王、私共はこの方に助けて頂き無事です。
貴方様は国民達の為に、どうかご自分の責務を果たして下さい。」
「そうか、無事で何よりだ、本当に…」
「えぇ、私も2人共無事でこうしてあなたと話せて
本当に何よりです。」
王様は2人の声を聞いて安心したのか今にも泣きそうな表情で頬を緩ませて安心している様だ。
ご夫妻は元々仲睦まじい方々だそうだからね、そりゃあ心配だったんだろうさ
「そ…そんな馬鹿な事が」
「寄せ集めレベルの護衛なんかで…信じられない」
「うそーん……」
唖然と現状が心底信じられないと顔を真っ青にしてぼやく大臣の皆さん方
金をいくら積んだ所で、本来なら2人共人間の騒動になんか手を貸さない連中だから
そう簡単に雇える連中じゃないんだけどね。
さて、そろそろ詰めるとしますか?
「オーガスト様、テロリストの首謀者は、カミーラ・ホイコーロー
元カキン帝国の代2王子です。
仮にテロリスト達に降伏し国を明け渡した所で、彼女は飛行船から投下されている巨大生物達を止める術は持っていません。
あの巨大な生物は第一級隔離指定種に指定されている虫で、この虫の女王が摂食交配という
食べた生き物の特徴を生まれてくるキメラアントの子供達に反映させる特殊な生態系を持った虫なんです。」
続いてアタシはキメラアントが食べるのに気に入った生物が滅ぶまで捕食し続ける厄介な特徴を持ち
仮に人間を気に入ってしまったら、アルコバリーノの人々が全員捕食されて国ごと無くなりかねない事と
あれだけの大きさの物なら他の国に移動して壊滅的な被害を与える存在なんだと説明した。
その場に集まっていたこの国の人々は騒ぎ始める。
「そ、そんなやばい生き物が次々に落とされて来てる何て…
一体どうしたらいいんだよ?」
「私達もこのままじゃ死んでしまうっていうの!?」
「嫌だ、嫌だっ、まだ死にたくない!!
あんな訳の分かんねえ虫になんか食われたくねえよ!!!!
俺には養わなきゃなんねぇ家族もいるんだっ!!」
ここでアタシは声を更に張り上げて演説さながらに喋る。
「ですが、今の段階ならまだ打開策はあります。
王様、一刻も早くこの国の軍隊を出して下さい。
彼等の持つ強力な銃でしか、キメラアントに対抗する術は有りません。
何よりも、この時の為の軍隊ではありませんか?
もう暫くすれば私が連絡したハンター協会から討伐に協力してくれる方々がやって来てくれるでしょうが
貴方様はそれまでに国民の方々を守らねばなりません」
顔に皺を寄せて悩んでいる王様より先に大臣の人達がアタシを罵倒し始める。
「黙れ小娘っ!!!!、ハンター協会から討伐する者達が来るなら、わが国は軍隊を出す必要はないっ!!!!
その間に何人この国の者達が死亡しようが仕方ない事っ!!!
我が国は世界で最も平和を漢謳う 国である、軍隊の出動なぞ野蛮極まりないのだっ!!
武器を持った軍隊出動なぞ野蛮極まりないわっ!!」
こんな時まで平和平和言う訳?、ある意味凄いけどさ、それは国民の人達を含めた満員一致の考えではない訳じゃんよ?
アタシの隣にいるノアは苦笑いしながら小声で
「マジかよぉ〜…ないわぁ〜、早く帰りてぇ」
とか呆れて言ってる位だし、ノアはよっぽど呆れないとこんな事言わないんだけどね、気持ちはとても分かるんだけど
「そ、そうですわっ!!!!、武器を使う軍隊なんかを出動させる位なら
多くの国民が亡くなっても仕方がない事
この国の平和を守る為ならば、それ位の犠牲は仕方がありません」
自分達の国さえ自分で守ろうともしないで、ハンター協会に他力本願に全部やってくれって事?
そんな事言われた際には派遣された人達ブチ切れすっだろ
恐らくはこの国と協力して一緒に大勢のキメラアントを倒そうって考えで来るだろうからね。
「とても正気の言葉とは思えません。
その様な考えでは、せっかく助けに来てくれたハンター協会から派遣されたハンター達も呆れて帰り兼ねませんよ?
仮に彼等が武器として銃を持っていたら、こんな非常時でも法律違反だからと追い返すのですか?」
バズッタリオ防衛大臣が勢いよくアタシに怒鳴り付けてくる。
「そんな事当たり前でしょうがっ!!
銃なんて物騒な物は、この国は持ち込みを禁止にしているんですよ?
鋭利な刃物も駄目です、この平和な国には不適切ですからね?」
あー駄目だ、ことごとくこの人達は話になんないねぇ?、でも駄目押しでもう少し見せつけなければいけない。
「派遣された方達がキメラアントの駆除に協力しないで帰られたら
貴方方いったいどうやってこの国を守る気なんですか?
一部のテロリストを捕まえたからと言っても
未だにこの国を狙っている首謀者の彼女は諦めないでしょう
まさか争わずに国を明け渡せと未だに仰るんですか?」
「そうです!!、彼等を刺激しなければこんな混乱は起きなかったのです。
これは全て王様に責任が御座いますわ、あんないつ死んでもおかしくない状態の王子なんか治療させたから、彼等も
怖がってあんな危険な虫を使って私共の国を攻撃して来たんですわ」
おいおい王子様を軽視した発言は言っちゃ駄目だっての、国によっちゃ不敬罪で一生豚箱にぶち込まれ兼ねないし殺される可能性だってあるからね防衛大臣さん?
「…では仮にこの国がカミーラ・ホイコーロー元王子に乗っ取られてしまったら
私は彼女と面識があります故、その行動は容易に想像出来るのですが
大臣の方々が思っている様な、話の通じる方ではまず彼女はありません。
一番最初に王族である国王様方は全員殺されるでしょう。
次に国を征服する目的が果たされたら、大臣様方、貴方達もです。
国民も彼女の気に入らない人達はほぼ虐殺されますね?
子供も腹いせでいきなり殺されたり、若い女性なら彼女の部下に強姦される可能性があります。
そんな事になってしまっても、防衛大臣様、貴方様は
この国の国民を守って戦おうとする事よりも
争わない事の方が未だに素晴らしいとお考えなんですか?」
普通の人ならさ、ここまで言ったら自分の間違いに気付くもんなんだけど、残念ながらこの防衛大臣さんはそうじゃなかった様だ。
そして彼女は、親切で温厚なこの国の人々を本気でマジギレさせるには、十分すぎる言葉を吐いてくれた。
「当然ですっ!!
子供が殺される?、又新しく産めばいいじゃないですか?
40代なら可能性は低くなるかもですが、若ければ子供なんて何度も作れるでしょう?
強姦も女性なら生かして貰えるんですから生きてるだけで男性に生まれたよりラッキーじゃないですか?
お年寄りの人達が殺される事になっても、もう年なんだから良いじゃないですか?、ちょっと天国に行くのが早まっただけですよ?
そんな事なんかよりも、争わない方が尊くずっと大事な事何ですよ?」
近くにいるアミちゃんでさえ、凄まじい怒りの表情に変わって目に涙を溜めながら防衛大臣さんを怒鳴りつける。
「ふざけないでっ!!、私の幼なじみだった友達はね
13歳の時に強姦の被害に遭って、性病に感染して死んじゃったんだよっ!!!!
あなた性教育最初の段階からやり直した方がいいよ?、無責任な性行為が
どれだけ危険なリスクがあって、無理矢理犯された人の心をとことん傷付けるか
想像出来ないからそんな無神経な事言えるんだっ!!!!
あの子は何度も死にたいって言って、自殺未遂を起こした事もあった、けど最後には生きようって頑張ろうとしてたの!!!!」
「うるさいな、子供が大人に口答えするんじゃない!!
仮に強姦されて妊娠しても、今は病院に行けば堕ろせるんだからお前等女は良いじゃないか!!」
他の大臣がアミちゃんを見て嫌そうに制そうとするが、その様が又この場に集まっている人々の怒りに更に燃料を投下してしまう。
今度はガタイの良いお兄さんが喧嘩腰に責め立てる。
「おい、大臣さん等よ、アンタ等前の選挙で公約した事と今やってる事全然違うじゃねぇか?
お前等はアルコバリーノの経済成長や、国民が安全に暮らせる世界1住み良い国にする事を公約に掲げてやがったよな?
それの答えがこれかよ?、俺等国民馬鹿にすんのもマジでいい加減にしろよ?
自分の子供や親が殺されても仕方ないだ?、兄弟や友人、妻や恋人が目の前で強姦されても女だから殺されなくてラッキーだぁ?
ふざっけんじゃねぇぞっ!!!!、この売国奴共がっ!!!!!!
テメェ等がアルコバリーノをおかしくしたんだっ!!!!
何が外国人思いやり法だよ、俺等の事なんか全員考えてねぇじゃねぇか!!!!」
お兄さんの言葉に同意して今度は恰幅の良いおじさんも怒鳴る。
「そうだぁ!!!!、おれも、他の人だって、タチの悪い外国人連中にここに逃げて来るまで車を奪われた人も多いんだよっ!!
あんなくだらねぇ法律なんかのせいで、おれ達はこんな非常時に車をパクられても泣き寝入りで、でっけえ化物共に殺される所だったんだっ!!
おれは見たぞ、逃げる途中に他にも車から追い出されて化け物共に食い殺されたこの国の人達を
お前達が殺した様なもんだっ!!!!」
次は20代後半の女性が皮肉たっぷりに叫ぶ
「そんなに平和が好きなら、アンタ達大臣全員で今すぐ丸腰で外に出て行きなさいよっ!!
話し合いって言う御高説でも説いて、外のキメラアントとか言うでっかい虫と、テロリスト共を丸く収めてみせなさいよっ!!!!
どうせ収まるのは、でっかい虫どもの腹の中だろうけどね?」
こうして怒りの輪は次々に広がって行き、奥からも事情を知った人達が続々と怒りの声を上げて大臣等を糾弾し始める。
「「「そうだそうだ、出て行けよっ!!!!」」」
「「「出て行け、売国奴共!!!!」」」
「「「女は強姦されて仕方ないだなんて、お前達は国民の敵よ!!!!
出て行ってっ!!!!」」」
「「「出て行けっ!!!!」」」
流石に彼等も今自分達が外に出て言ったらどうなるか位までは想像出来る様で、弱腰になってひより始める。
「み…皆さん、落ち着いて?、ここは冷静になりましょう?」
「そ、そうです、平和的に話し合いをしましょう?」
「「「「「お前達の言う平和なんてもううんざりなんだよっ!!!!」」」」」
怒ったアルコバリーノの人達が大臣達に詰め寄って来るのを怖がって彼等はオーガスト王に助けを求める。
「お、王様、この者達を何とかして下さい」
「そうですよ!!、早く全員牢獄へ入れて下さい!!」
あなた達さっきまで王様を見下す発言してたのに都合いいなぁ?
「王様、貴方様は大臣の方々が選挙で選ばれた人達だからこの国の人達の代表として彼等の言う事を聞いていたのでしょうが
これだけ国民の方々に支持されていない彼等の意見を改めて聞いて、貴方様も彼等の言葉が正しいと思うんですか?」
ここで思うって答え様もんなら、アタシもジョシュダが戻って来たら
報酬貰わないで帰るわ、そんな答え出す人じゃどうせまた同じ事起きるからね。
王様は大臣さん等を複雑な表情で一瞥するとようやく意を決した様で
キッとした顔で答えを出した。
雇ったプロフハンター達もテロリスト達を除いた者は死んだか重症で医務室にいる者だけっ!!
こんな小娘の寄せ集めの護衛程度で王妃様達を救出出来る訳が有りませんっ!!」
普通の護衛じゃないんだって、ジョシュダは…まぁここでそれを説明したって流石に理解は得られないもんなぁ…
「そうよ!!、どこの国のお嬢ちゃんか知らないけどね
アンタみたいなよそ者が他国の事に口出しするんじゃないよ、そういうのを内政干渉って言うんだよ?、お勉強になったね?
子供は早く母親の元に帰ってなっ!!!!」
残念ながら母親はいないんだよねぇ?、いたら超絶の美人でこの世の男共を手玉に取る位の世界三代美女の1人に入るだろうね
なんせこのカーヤ ちゃんの母親だからさ?、どんな人か知らないけど?
「何って生意気で非常識な子供なんだ、親達の顔が見てみたいわい!!」
同感だなぁ、アタシも自分の両親見たいわ、父ちゃん母ちゃんいるんなら今どうしてんだろ?、元気でやってるかな?
何てったってアタシの両親だよ?、2人共人生10週目位で、母ちゃんはミスコン総なめの博士号で各国の王族や富裕層に求婚されてて
父ちゃんはハンターで、副業で俳優で、世界中を渡り歩いているいなせな男にまず間違いないね?、だってカーヤちゃんの親だし?
♫〜♪〜♫〜♪
そこにアタシの携帯が鳴り着信相手を確認するとジョシュダからだ、もうやったんか、アイツ流石仕事早いなぁ〜、もう終わったんか
アタシは携帯をスピーカーモードに切り替えて電話に出る。
「お嬢様、無事マイア王妃とシャツィ王子の救出が終わりました。」
ジョシュダの声の後に元気なシャツィ王子の声が響く
「ちちうえ〜!!、ぼくもははうえもぶじだよ〜!!!!
もふもふしたみたことまないしろいいきものがね
わるいやつらみんなみんなやっつけちゃったんだよ〜!!!!」
そこからマイア王妃に電話が代わったらしく彼女の声が聞こえて来る。
「オーガスト国王、私共はこの方に助けて頂き無事です。
貴方様は国民達の為に、どうかご自分の責務を果たして下さい。」
「そうか、無事で何よりだ、本当に…」
「えぇ、私も2人共無事でこうしてあなたと話せて
本当に何よりです。」
王様は2人の声を聞いて安心したのか今にも泣きそうな表情で頬を緩ませて安心している様だ。
ご夫妻は元々仲睦まじい方々だそうだからね、そりゃあ心配だったんだろうさ
「そ…そんな馬鹿な事が」
「寄せ集めレベルの護衛なんかで…信じられない」
「うそーん……」
唖然と現状が心底信じられないと顔を真っ青にしてぼやく大臣の皆さん方
金をいくら積んだ所で、本来なら2人共人間の騒動になんか手を貸さない連中だから
そう簡単に雇える連中じゃないんだけどね。
さて、そろそろ詰めるとしますか?
「オーガスト様、テロリストの首謀者は、カミーラ・ホイコーロー
元カキン帝国の代2王子です。
仮にテロリスト達に降伏し国を明け渡した所で、彼女は飛行船から投下されている巨大生物達を止める術は持っていません。
あの巨大な生物は第一級隔離指定種に指定されている虫で、この虫の女王が摂食交配という
食べた生き物の特徴を生まれてくるキメラアントの子供達に反映させる特殊な生態系を持った虫なんです。」
続いてアタシはキメラアントが食べるのに気に入った生物が滅ぶまで捕食し続ける厄介な特徴を持ち
仮に人間を気に入ってしまったら、アルコバリーノの人々が全員捕食されて国ごと無くなりかねない事と
あれだけの大きさの物なら他の国に移動して壊滅的な被害を与える存在なんだと説明した。
その場に集まっていたこの国の人々は騒ぎ始める。
「そ、そんなやばい生き物が次々に落とされて来てる何て…
一体どうしたらいいんだよ?」
「私達もこのままじゃ死んでしまうっていうの!?」
「嫌だ、嫌だっ、まだ死にたくない!!
あんな訳の分かんねえ虫になんか食われたくねえよ!!!!
俺には養わなきゃなんねぇ家族もいるんだっ!!」
ここでアタシは声を更に張り上げて演説さながらに喋る。
「ですが、今の段階ならまだ打開策はあります。
王様、一刻も早くこの国の軍隊を出して下さい。
彼等の持つ強力な銃でしか、キメラアントに対抗する術は有りません。
何よりも、この時の為の軍隊ではありませんか?
もう暫くすれば私が連絡したハンター協会から討伐に協力してくれる方々がやって来てくれるでしょうが
貴方様はそれまでに国民の方々を守らねばなりません」
顔に皺を寄せて悩んでいる王様より先に大臣の人達がアタシを罵倒し始める。
「黙れ小娘っ!!!!、ハンター協会から討伐する者達が来るなら、わが国は軍隊を出す必要はないっ!!!!
その間に何人この国の者達が死亡しようが仕方ない事っ!!!
我が国は世界で最も平和を
武器を持った軍隊出動なぞ野蛮極まりないわっ!!」
こんな時まで平和平和言う訳?、ある意味凄いけどさ、それは国民の人達を含めた満員一致の考えではない訳じゃんよ?
アタシの隣にいるノアは苦笑いしながら小声で
「マジかよぉ〜…ないわぁ〜、早く帰りてぇ」
とか呆れて言ってる位だし、ノアはよっぽど呆れないとこんな事言わないんだけどね、気持ちはとても分かるんだけど
「そ、そうですわっ!!!!、武器を使う軍隊なんかを出動させる位なら
多くの国民が亡くなっても仕方がない事
この国の平和を守る為ならば、それ位の犠牲は仕方がありません」
自分達の国さえ自分で守ろうともしないで、ハンター協会に他力本願に全部やってくれって事?
そんな事言われた際には派遣された人達ブチ切れすっだろ
恐らくはこの国と協力して一緒に大勢のキメラアントを倒そうって考えで来るだろうからね。
「とても正気の言葉とは思えません。
その様な考えでは、せっかく助けに来てくれたハンター協会から派遣されたハンター達も呆れて帰り兼ねませんよ?
仮に彼等が武器として銃を持っていたら、こんな非常時でも法律違反だからと追い返すのですか?」
バズッタリオ防衛大臣が勢いよくアタシに怒鳴り付けてくる。
「そんな事当たり前でしょうがっ!!
銃なんて物騒な物は、この国は持ち込みを禁止にしているんですよ?
鋭利な刃物も駄目です、この平和な国には不適切ですからね?」
あー駄目だ、ことごとくこの人達は話になんないねぇ?、でも駄目押しでもう少し見せつけなければいけない。
「派遣された方達がキメラアントの駆除に協力しないで帰られたら
貴方方いったいどうやってこの国を守る気なんですか?
一部のテロリストを捕まえたからと言っても
未だにこの国を狙っている首謀者の彼女は諦めないでしょう
まさか争わずに国を明け渡せと未だに仰るんですか?」
「そうです!!、彼等を刺激しなければこんな混乱は起きなかったのです。
これは全て王様に責任が御座いますわ、あんないつ死んでもおかしくない状態の王子なんか治療させたから、彼等も
怖がってあんな危険な虫を使って私共の国を攻撃して来たんですわ」
おいおい王子様を軽視した発言は言っちゃ駄目だっての、国によっちゃ不敬罪で一生豚箱にぶち込まれ兼ねないし殺される可能性だってあるからね防衛大臣さん?
「…では仮にこの国がカミーラ・ホイコーロー元王子に乗っ取られてしまったら
私は彼女と面識があります故、その行動は容易に想像出来るのですが
大臣の方々が思っている様な、話の通じる方ではまず彼女はありません。
一番最初に王族である国王様方は全員殺されるでしょう。
次に国を征服する目的が果たされたら、大臣様方、貴方達もです。
国民も彼女の気に入らない人達はほぼ虐殺されますね?
子供も腹いせでいきなり殺されたり、若い女性なら彼女の部下に強姦される可能性があります。
そんな事になってしまっても、防衛大臣様、貴方様は
この国の国民を守って戦おうとする事よりも
争わない事の方が未だに素晴らしいとお考えなんですか?」
普通の人ならさ、ここまで言ったら自分の間違いに気付くもんなんだけど、残念ながらこの防衛大臣さんはそうじゃなかった様だ。
そして彼女は、親切で温厚なこの国の人々を本気でマジギレさせるには、十分すぎる言葉を吐いてくれた。
「当然ですっ!!
子供が殺される?、又新しく産めばいいじゃないですか?
40代なら可能性は低くなるかもですが、若ければ子供なんて何度も作れるでしょう?
強姦も女性なら生かして貰えるんですから生きてるだけで男性に生まれたよりラッキーじゃないですか?
お年寄りの人達が殺される事になっても、もう年なんだから良いじゃないですか?、ちょっと天国に行くのが早まっただけですよ?
そんな事なんかよりも、争わない方が尊くずっと大事な事何ですよ?」
近くにいるアミちゃんでさえ、凄まじい怒りの表情に変わって目に涙を溜めながら防衛大臣さんを怒鳴りつける。
「ふざけないでっ!!、私の幼なじみだった友達はね
13歳の時に強姦の被害に遭って、性病に感染して死んじゃったんだよっ!!!!
あなた性教育最初の段階からやり直した方がいいよ?、無責任な性行為が
どれだけ危険なリスクがあって、無理矢理犯された人の心をとことん傷付けるか
想像出来ないからそんな無神経な事言えるんだっ!!!!
あの子は何度も死にたいって言って、自殺未遂を起こした事もあった、けど最後には生きようって頑張ろうとしてたの!!!!」
「うるさいな、子供が大人に口答えするんじゃない!!
仮に強姦されて妊娠しても、今は病院に行けば堕ろせるんだからお前等女は良いじゃないか!!」
他の大臣がアミちゃんを見て嫌そうに制そうとするが、その様が又この場に集まっている人々の怒りに更に燃料を投下してしまう。
今度はガタイの良いお兄さんが喧嘩腰に責め立てる。
「おい、大臣さん等よ、アンタ等前の選挙で公約した事と今やってる事全然違うじゃねぇか?
お前等はアルコバリーノの経済成長や、国民が安全に暮らせる世界1住み良い国にする事を公約に掲げてやがったよな?
それの答えがこれかよ?、俺等国民馬鹿にすんのもマジでいい加減にしろよ?
自分の子供や親が殺されても仕方ないだ?、兄弟や友人、妻や恋人が目の前で強姦されても女だから殺されなくてラッキーだぁ?
ふざっけんじゃねぇぞっ!!!!、この売国奴共がっ!!!!!!
テメェ等がアルコバリーノをおかしくしたんだっ!!!!
何が外国人思いやり法だよ、俺等の事なんか全員考えてねぇじゃねぇか!!!!」
お兄さんの言葉に同意して今度は恰幅の良いおじさんも怒鳴る。
「そうだぁ!!!!、おれも、他の人だって、タチの悪い外国人連中にここに逃げて来るまで車を奪われた人も多いんだよっ!!
あんなくだらねぇ法律なんかのせいで、おれ達はこんな非常時に車をパクられても泣き寝入りで、でっけえ化物共に殺される所だったんだっ!!
おれは見たぞ、逃げる途中に他にも車から追い出されて化け物共に食い殺されたこの国の人達を
お前達が殺した様なもんだっ!!!!」
次は20代後半の女性が皮肉たっぷりに叫ぶ
「そんなに平和が好きなら、アンタ達大臣全員で今すぐ丸腰で外に出て行きなさいよっ!!
話し合いって言う御高説でも説いて、外のキメラアントとか言うでっかい虫と、テロリスト共を丸く収めてみせなさいよっ!!!!
どうせ収まるのは、でっかい虫どもの腹の中だろうけどね?」
こうして怒りの輪は次々に広がって行き、奥からも事情を知った人達が続々と怒りの声を上げて大臣等を糾弾し始める。
「「「そうだそうだ、出て行けよっ!!!!」」」
「「「出て行け、売国奴共!!!!」」」
「「「女は強姦されて仕方ないだなんて、お前達は国民の敵よ!!!!
出て行ってっ!!!!」」」
「「「出て行けっ!!!!」」」
流石に彼等も今自分達が外に出て言ったらどうなるか位までは想像出来る様で、弱腰になってひより始める。
「み…皆さん、落ち着いて?、ここは冷静になりましょう?」
「そ、そうです、平和的に話し合いをしましょう?」
「「「「「お前達の言う平和なんてもううんざりなんだよっ!!!!」」」」」
怒ったアルコバリーノの人達が大臣達に詰め寄って来るのを怖がって彼等はオーガスト王に助けを求める。
「お、王様、この者達を何とかして下さい」
「そうですよ!!、早く全員牢獄へ入れて下さい!!」
あなた達さっきまで王様を見下す発言してたのに都合いいなぁ?
「王様、貴方様は大臣の方々が選挙で選ばれた人達だからこの国の人達の代表として彼等の言う事を聞いていたのでしょうが
これだけ国民の方々に支持されていない彼等の意見を改めて聞いて、貴方様も彼等の言葉が正しいと思うんですか?」
ここで思うって答え様もんなら、アタシもジョシュダが戻って来たら
報酬貰わないで帰るわ、そんな答え出す人じゃどうせまた同じ事起きるからね。
王様は大臣さん等を複雑な表情で一瞥するとようやく意を決した様で
キッとした顔で答えを出した。