藁人形論法 第8話
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爆発音の騒音と揺れの後にホテルから放送が流れる。
「ご宿泊中のお客様にお伝えします。
現在、当ホテルにて爆発テロが発生しました。
お客様においては迅速に…」
何か途中から誰かの念が大きい電波みたいな感じで流れて来て、アナウンスしてる人を操る、気味の悪い悪寒みたいな感覚を感じた。
「いいえ!!、これは、平和による尊い活動です、何も問題ないですご安心下さい。
平和平和平和っっっ!!!!!!さぁ皆様、当ホテルで引き続きごゆっくりなさって下さい!!!!!!」
誰かの念がこのホテルのアナウンスしてる人を操ってるねぇ…
ガーッと、大きな窓の外側から音がしたので窓側を見ると頑丈そうなシャッターが下に降りてしまると同時にノアッちが報告して来る。
「10人の足音がこの部屋に向かって来てるよ。
銃系統の武器も持ってるみたいだね?
音からして殺傷能力の高いアサルトライフルとハンドガン系の奴持ってるよ?
念能力持った人達はいないみたいだね?」
やだぁ♡、殺しに来てんじゃん?
逆にそれだけ武装が必要な相手だって向こうさんも事前知識は持ってる訳ね?…
しかしそういうの聞き分ける良い耳があるんだからさっきのリッたんの報告も真面目に聞いてなよノアノア…
アルコバリーノは銃の持ち込み禁止の国の筈なんだよね、一応
まぁ、今あれだけ国が傾いてんだし?、海軍辺りの巡回にこの国の売国議員がケチを付けて行動を制限しとけば密輸とかもやり易いだろうね?
「お嬢様、応対は俺がします。
部屋の奥にノアと一緒に下がっていて下さい。」
「はーい」
アタシとノアが部屋の後ろ側に下がると乱暴にドアをノックする音が聞こえて来る。
バンバン!!
「カーヤ・ファストン様、お迎えにあがりました、失礼します。」
そうゆうのさ、ちゃんとアポイント取ってからにしてくれる?、カーヤちゃんは忙しいんだからぁ〜
しかし何処からホテルまでの情報流失したんだろ?
ガチャリと、ホテルのマスターキーを無理矢理強奪でもして持って来たんだか、絶対にホテル関係者とは無関係の武装した人達がズカズカと一気に10人も入って来て、入り口の近くにいるジョシュダに銃を突き付けて脅迫してくんのよ?
「大人しくこの部屋に居るお嬢様を引き渡し願おうか?、さもなきゃアンタの整った顔を蜂の巣にしなきゃいけないんだわ?」
男の脅しに全く屈するどころか、涼しげな笑顔で言うジョシュダ
「要件はそれだけですか?、では其方こそ身体が無事な内にどうぞお帰り願います。」
「テメェ、馬鹿にしやがって!!」
武装した10人の男達はジョシュダに向かって一気に銃の引き金を引いていく。
バンバンバンバンバンバンバンバンッ!!!!!!
男達の発する銃声が無くなった後には、ジョシュダの凄惨な光景が…転がっている事は全くなく
今も笑顔でピンピンしながら着ている服1つ弾丸が命中しとらんのよ
アタシの目には全く見えなかったんだけど、自分に撃たれた大量の銃弾を全て手でキャッチしやがったんだわ…(一流の念能力者でも相当に難しいだろうに)
沢山の銃弾を両手に持ち軽く彼等に投げ付けるポーズを取りジョシュダはわざわざ親切に教えてあげている。
「これ、お返ししますね?」
ビュンッ、と目で追うよりも早くジョシュダが連中に向かって本っ当にスレスレの所で当たらない場所目掛けて投げ付けると大量の銃弾の爆発音が部屋に響く
ドッカーン!!!!!!!!!!!!!!
…銃弾は本来なら余程の事じゃ爆発しないんだけどねぇ(雷管っていう後ろに付いてるプライマー部分に障害を与えたら爆発すんの)…あちゃー、扉やその付近の壁が爆発のせいでなくなっちゃったじゃん
後でこのホテルに修理代払わなきゃ……
余りの事に武装した人達は現実を理解出来ずに唖然としている。
その間にジョシュダはノアにコイツ等に情報を吐かせろと命令する。
「ノア、後は頼んだよ?」
「了解、10人のオレ」
この部屋にやって来た連中と同じ人数のノアの分身が現れる。
ノアの念能力は分身能力なの、最大円を使う範囲でなら400人出せんのよ
分身の精度も高くて、ノア本人さながらに分身全員の行動も戦闘も行える便利な能力なのよ(まぁ、制約と契約の力で欠点もあるけど)
この能力があるからアタシもジョシュダもノアノアをいっつもコキ使ってるって訳よ
ノア達はいとも簡単に武装した人達を捕らえてへらへらゆる〜い声で尋ねる。
「お兄さん達、うちのお嬢様狙った雇い主は誰?、ちゃんと答えてくれたら解放してあげるから正直に答えてくんないかなぁ〜
オレさ〜、拷問とかあんま好きじゃないんだよね?〜」
10人の中の1人がノアに憤慨した様子で怒鳴りつける。
「馬鹿か!?、答えろと言われて正直に答える奴がいる訳ないだろうが?」
「……そっか、じゃあ仕方ないな〜、左手の小指から一本ずつ折ってくね?、指が終わったら左手の関節、それが終わったら右手を同じ様に、その後は両足ね?」
そう何でもない事の様にノア達がへらへら笑いつ遠慮なく武装している人等の小指を折った。
「「「「「「「「「「ぎゃ〜〜〜!!!!!!」」」」」」」」」」
痛そうな声が部屋中に響く
うわぁ…この人達の左手小指、普通なら絶対届かない手の甲部分にくっつくまで曲げられちゃったよ……いつもの事とはいえ、えげつないねぇ〜…
分身したノア達が彼等に同情する様に言葉責めをする。
「よ〜し、次は左手の薬指ね?」
「あらやだ、こっちのお兄さん左手に指輪嵌めてる〜
今の定番の結婚式でさ、指輪を送り合う意味は2人の愛を永遠に結び付ける意味があるんだってね〜?」
「お兄さん達が黙秘するのは自由だけどさ?、このまま依頼人白状しないんなら腕ごと折る事になって、もう指輪なんかも嵌められなくなっちゃうけど
そこまでして守秘義務守る価値が今回の依頼人にあるのかい?〜」
「ええい、五月蝿い!!俺達にだって“生活”が掛かってるんだ!!
あれだけの給金を貰える依頼を他の連中蹴り落して手に入れたってのに、易々と諦められるか‼‼ 」
こうゆう悪い事やってる人等にも不況の波が押し寄せてるから犯罪も更に多くなってんのよ、本当に皮肉なもんだねぇ〜
ノアがアタシに目配せを送って来る。
ま、依頼人分かれば銃の入手方法も分かるしね?
OK、やる事は理解したわ、アタシが分かったと軽く頷いてやるとノアが武装した人らに声をかける。
「最終的にはさ、みせしめに殺しちゃう事になるんだよぉ〜、オレもやりたくないけどさぁ〜
うちのお嬢様は寛大でお優しい方だから白状すれば許してくれるって、ねぇお嬢様?」
アタシはお嬢様口調で答える。
「えぇ、本来ならこの様な乱暴な事は私の本意ではありません。
正直に皆さんが私を狙った方の名前と依頼の証拠もくだされば、医療費や、皆様全員に依頼人と同額の金銭をお支払いします。」
アタシがそう言ったげると、素早く彼らは寝返ってしまう。
「「「「「「「「「「依頼人は、カキン帝国元第二王子、カミーラ・ホイコーロで〜すっ!!」」」」」」」」」」
「手の平返すの早っ!!」
今度はノアっちが驚いてる中
あー……あの元王子達の中でも派手派手な女の王子様かぁ(カキン帝国は王族に生まれた人が仮に女性でも王子呼びする国なんだよ、大概の君主制度のある国では女の人だったら呼び方は王女なのに珍しいよね?)……そういやあの人にもうちの銃8丁も定価より安く売ってたんだわ、じっちゃんに信用出来ない人だから止めといた方がいいって、ジョシュダと同意見で反対したんだけどさ、むしろ面白がった顔で
「アレが何しても中身がアレだから大丈夫だろうがよ?」
とか言って売りやがったんだよ?、絶対あの人悪用するタイプだってのにさ~
あんま人の事悪く言いたかないんだけどさ、カーミラ様じゃ、アタシの滞在先の情報を掴む事は出来ないと思うんだよね……
じいちゃんが、面白がる程……思考が、その、悪い方向で単純だったりする訳ね?
だから、見つけられたのって、うちで販売してる銃が関係あると思うんだよねぇ……
僕はレンちゃーん、吸血鬼なんだよ〜♪
武装した人の恐らくはリーダーらしき人の携帯の着信音が鳴る。(なんか知り合いの声に似てて、あだ名も同じ気がするけど、他人の空似だね、ああそうに間違いない。)
「あの〜、俺携帯出ていいスかぁ?〜」
「あぁ、いいよいいよ?」
ノアに許可を貰い、その人が携帯携帯を取り出し掛けて来た相手の名前を見てアタシ等にわざわざ電話を掛けて来た相手の名前を知らせてくれる。
「今掛けて来てる人、俺等の依頼人何ですけど、出ます?」
「あ〜、うんうん、お嬢様出ます?」
「はい」
ノアの分身から携帯を借り電話に出ると大声で金切り声の罵声が聞こえて来たのでアタシは思わず携帯から耳をそらす。
「ちょぉぉぉっっっと、あの小娘は捕まえたののおおおおぉぉぉっっ!!?
捕まえたなら捕まえたでとっとと連絡よこしなさいよぉぉぉおおおおっっっ!!?
なんで、カミィがこんなに待たされなくちゃいけない訳えええええぇぇぇっっ!??」
相変わらず又この人は凄い"奔放ぶりよ"、こりゃ雇われた人等も大変だね?、その一点だけには同情するわ、本当に
「お久しぶりです、カミーラ様?
私の頼りになる護衛のお陰で貴方様の刺客から難を逃れた所です。
所で、この国銃の持ち込み禁止なのご存じですよね?
どうやって違法に持ち込まれたんですか?」
と、アタシが尋ねてもさ、この方ったら、奔放すぎて、自分語りしかしてくんないの
「チッ、せっかく高い金払って、最新式の殺傷能力の高いハンドガンやアサルトライフルをそいつらに買い与えてやったってのに、それも
効果無いとか反則よ‼‼、卑怯だわ‼‼、アンタの護衛達全部カミィに寄こしなさいよっ‼‼」
「ですって?、どうします?、ジョシュダ?、ノア?」
私が2人を見て尋ねると2人は速攻で断る。
「俺がお仕えしてるのは貴女だけです。
それ以外の方にお仕えするつもりはありません。」
「いやぁ……いくら美人でも、あの人はないっしょ?
お嬢様の方が100倍マシだもん、人使い荒いけど、フォローはちゃんとしてくれるし」
「「「「「「「「「「ないないないない」」」」」」」」」」
カミーラ様、雇われてた人達にも見限られてるじゃんよ…
「キイィィ~~~~~‼‼‼‼お前達までぇ~~~‼‼‼
カーヤ・ファストン、よくも勝手にカミィの雇った奴等までも篭絡せたわねぇ?~
お詫びにアンタがカミィの部下になりなさいよぉ‼‼、死ぬまでコキ使ってあげるっ‼‼‼‼
アンタの能力は金になるからねぇ‼‼?」
いや、それが当初の貴女様のご目的なんでしょ?、あたかも撃退したアタシが悪い様に言われても、最初に攻めて来たのそっちじゃん?、まぁこんな事言ってもこのお方にゃあ通用しないか?……
「それはお断りします、この後も私、スケジュールやまずみですので……
所で、カーミラ様?、うちから購入した銃、悪用してないですよね?
万が一他国への侵略目的で銃を使用された場合
規約違反になりますけど?」
無駄だとは思いつつ一応注意は試みたんだけど、あぁやっぱ駄目だわこのお人ったら
「うっっっさいわねぇ~~~‼‼‼‼
もう‼‼‼‼、なんでカミィの思い通りになんないのよぉっっっっ‼‼‼‼
許さない‼‼、カミィはアンタ達皆許さないんだからねぇ‼‼~
絶対後悔させてやるんだからぁ~‼‼」
そんなぁ、ご無体な……
金切り声をお上げられてカーミラ元王子は勝手に電話をお切りになられた。
「ご宿泊中のお客様にお伝えします。
現在、当ホテルにて爆発テロが発生しました。
お客様においては迅速に…」
何か途中から誰かの念が大きい電波みたいな感じで流れて来て、アナウンスしてる人を操る、気味の悪い悪寒みたいな感覚を感じた。
「いいえ!!、これは、平和による尊い活動です、何も問題ないですご安心下さい。
平和平和平和っっっ!!!!!!さぁ皆様、当ホテルで引き続きごゆっくりなさって下さい!!!!!!」
誰かの念がこのホテルのアナウンスしてる人を操ってるねぇ…
ガーッと、大きな窓の外側から音がしたので窓側を見ると頑丈そうなシャッターが下に降りてしまると同時にノアッちが報告して来る。
「10人の足音がこの部屋に向かって来てるよ。
銃系統の武器も持ってるみたいだね?
音からして殺傷能力の高いアサルトライフルとハンドガン系の奴持ってるよ?
念能力持った人達はいないみたいだね?」
やだぁ♡、殺しに来てんじゃん?
逆にそれだけ武装が必要な相手だって向こうさんも事前知識は持ってる訳ね?…
しかしそういうの聞き分ける良い耳があるんだからさっきのリッたんの報告も真面目に聞いてなよノアノア…
アルコバリーノは銃の持ち込み禁止の国の筈なんだよね、一応
まぁ、今あれだけ国が傾いてんだし?、海軍辺りの巡回にこの国の売国議員がケチを付けて行動を制限しとけば密輸とかもやり易いだろうね?
「お嬢様、応対は俺がします。
部屋の奥にノアと一緒に下がっていて下さい。」
「はーい」
アタシとノアが部屋の後ろ側に下がると乱暴にドアをノックする音が聞こえて来る。
バンバン!!
「カーヤ・ファストン様、お迎えにあがりました、失礼します。」
そうゆうのさ、ちゃんとアポイント取ってからにしてくれる?、カーヤちゃんは忙しいんだからぁ〜
しかし何処からホテルまでの情報流失したんだろ?
ガチャリと、ホテルのマスターキーを無理矢理強奪でもして持って来たんだか、絶対にホテル関係者とは無関係の武装した人達がズカズカと一気に10人も入って来て、入り口の近くにいるジョシュダに銃を突き付けて脅迫してくんのよ?
「大人しくこの部屋に居るお嬢様を引き渡し願おうか?、さもなきゃアンタの整った顔を蜂の巣にしなきゃいけないんだわ?」
男の脅しに全く屈するどころか、涼しげな笑顔で言うジョシュダ
「要件はそれだけですか?、では其方こそ身体が無事な内にどうぞお帰り願います。」
「テメェ、馬鹿にしやがって!!」
武装した10人の男達はジョシュダに向かって一気に銃の引き金を引いていく。
バンバンバンバンバンバンバンバンッ!!!!!!
男達の発する銃声が無くなった後には、ジョシュダの凄惨な光景が…転がっている事は全くなく
今も笑顔でピンピンしながら着ている服1つ弾丸が命中しとらんのよ
アタシの目には全く見えなかったんだけど、自分に撃たれた大量の銃弾を全て手でキャッチしやがったんだわ…(一流の念能力者でも相当に難しいだろうに)
沢山の銃弾を両手に持ち軽く彼等に投げ付けるポーズを取りジョシュダはわざわざ親切に教えてあげている。
「これ、お返ししますね?」
ビュンッ、と目で追うよりも早くジョシュダが連中に向かって本っ当にスレスレの所で当たらない場所目掛けて投げ付けると大量の銃弾の爆発音が部屋に響く
ドッカーン!!!!!!!!!!!!!!
…銃弾は本来なら余程の事じゃ爆発しないんだけどねぇ(雷管っていう後ろに付いてるプライマー部分に障害を与えたら爆発すんの)…あちゃー、扉やその付近の壁が爆発のせいでなくなっちゃったじゃん
後でこのホテルに修理代払わなきゃ……
余りの事に武装した人達は現実を理解出来ずに唖然としている。
その間にジョシュダはノアにコイツ等に情報を吐かせろと命令する。
「ノア、後は頼んだよ?」
「了解、10人のオレ」
この部屋にやって来た連中と同じ人数のノアの分身が現れる。
ノアの念能力は分身能力なの、最大円を使う範囲でなら400人出せんのよ
分身の精度も高くて、ノア本人さながらに分身全員の行動も戦闘も行える便利な能力なのよ(まぁ、制約と契約の力で欠点もあるけど)
この能力があるからアタシもジョシュダもノアノアをいっつもコキ使ってるって訳よ
ノア達はいとも簡単に武装した人達を捕らえてへらへらゆる〜い声で尋ねる。
「お兄さん達、うちのお嬢様狙った雇い主は誰?、ちゃんと答えてくれたら解放してあげるから正直に答えてくんないかなぁ〜
オレさ〜、拷問とかあんま好きじゃないんだよね?〜」
10人の中の1人がノアに憤慨した様子で怒鳴りつける。
「馬鹿か!?、答えろと言われて正直に答える奴がいる訳ないだろうが?」
「……そっか、じゃあ仕方ないな〜、左手の小指から一本ずつ折ってくね?、指が終わったら左手の関節、それが終わったら右手を同じ様に、その後は両足ね?」
そう何でもない事の様にノア達がへらへら笑いつ遠慮なく武装している人等の小指を折った。
「「「「「「「「「「ぎゃ〜〜〜!!!!!!」」」」」」」」」」
痛そうな声が部屋中に響く
うわぁ…この人達の左手小指、普通なら絶対届かない手の甲部分にくっつくまで曲げられちゃったよ……いつもの事とはいえ、えげつないねぇ〜…
分身したノア達が彼等に同情する様に言葉責めをする。
「よ〜し、次は左手の薬指ね?」
「あらやだ、こっちのお兄さん左手に指輪嵌めてる〜
今の定番の結婚式でさ、指輪を送り合う意味は2人の愛を永遠に結び付ける意味があるんだってね〜?」
「お兄さん達が黙秘するのは自由だけどさ?、このまま依頼人白状しないんなら腕ごと折る事になって、もう指輪なんかも嵌められなくなっちゃうけど
そこまでして守秘義務守る価値が今回の依頼人にあるのかい?〜」
「ええい、五月蝿い!!俺達にだって“生活”が掛かってるんだ!!
あれだけの給金を貰える依頼を他の連中蹴り落して手に入れたってのに、易々と諦められるか‼‼ 」
こうゆう悪い事やってる人等にも不況の波が押し寄せてるから犯罪も更に多くなってんのよ、本当に皮肉なもんだねぇ〜
ノアがアタシに目配せを送って来る。
ま、依頼人分かれば銃の入手方法も分かるしね?
OK、やる事は理解したわ、アタシが分かったと軽く頷いてやるとノアが武装した人らに声をかける。
「最終的にはさ、みせしめに殺しちゃう事になるんだよぉ〜、オレもやりたくないけどさぁ〜
うちのお嬢様は寛大でお優しい方だから白状すれば許してくれるって、ねぇお嬢様?」
アタシはお嬢様口調で答える。
「えぇ、本来ならこの様な乱暴な事は私の本意ではありません。
正直に皆さんが私を狙った方の名前と依頼の証拠もくだされば、医療費や、皆様全員に依頼人と同額の金銭をお支払いします。」
アタシがそう言ったげると、素早く彼らは寝返ってしまう。
「「「「「「「「「「依頼人は、カキン帝国元第二王子、カミーラ・ホイコーロで〜すっ!!」」」」」」」」」」
「手の平返すの早っ!!」
今度はノアっちが驚いてる中
あー……あの元王子達の中でも派手派手な女の王子様かぁ(カキン帝国は王族に生まれた人が仮に女性でも王子呼びする国なんだよ、大概の君主制度のある国では女の人だったら呼び方は王女なのに珍しいよね?)……そういやあの人にもうちの銃8丁も定価より安く売ってたんだわ、じっちゃんに信用出来ない人だから止めといた方がいいって、ジョシュダと同意見で反対したんだけどさ、むしろ面白がった顔で
「アレが何しても中身がアレだから大丈夫だろうがよ?」
とか言って売りやがったんだよ?、絶対あの人悪用するタイプだってのにさ~
あんま人の事悪く言いたかないんだけどさ、カーミラ様じゃ、アタシの滞在先の情報を掴む事は出来ないと思うんだよね……
じいちゃんが、面白がる程……思考が、その、悪い方向で単純だったりする訳ね?
だから、見つけられたのって、うちで販売してる銃が関係あると思うんだよねぇ……
僕はレンちゃーん、吸血鬼なんだよ〜♪
武装した人の恐らくはリーダーらしき人の携帯の着信音が鳴る。(なんか知り合いの声に似てて、あだ名も同じ気がするけど、他人の空似だね、ああそうに間違いない。)
「あの〜、俺携帯出ていいスかぁ?〜」
「あぁ、いいよいいよ?」
ノアに許可を貰い、その人が携帯携帯を取り出し掛けて来た相手の名前を見てアタシ等にわざわざ電話を掛けて来た相手の名前を知らせてくれる。
「今掛けて来てる人、俺等の依頼人何ですけど、出ます?」
「あ〜、うんうん、お嬢様出ます?」
「はい」
ノアの分身から携帯を借り電話に出ると大声で金切り声の罵声が聞こえて来たのでアタシは思わず携帯から耳をそらす。
「ちょぉぉぉっっっと、あの小娘は捕まえたののおおおおぉぉぉっっ!!?
捕まえたなら捕まえたでとっとと連絡よこしなさいよぉぉぉおおおおっっっ!!?
なんで、カミィがこんなに待たされなくちゃいけない訳えええええぇぇぇっっ!??」
相変わらず又この人は凄い"奔放ぶりよ"、こりゃ雇われた人等も大変だね?、その一点だけには同情するわ、本当に
「お久しぶりです、カミーラ様?
私の頼りになる護衛のお陰で貴方様の刺客から難を逃れた所です。
所で、この国銃の持ち込み禁止なのご存じですよね?
どうやって違法に持ち込まれたんですか?」
と、アタシが尋ねてもさ、この方ったら、奔放すぎて、自分語りしかしてくんないの
「チッ、せっかく高い金払って、最新式の殺傷能力の高いハンドガンやアサルトライフルをそいつらに買い与えてやったってのに、それも
効果無いとか反則よ‼‼、卑怯だわ‼‼、アンタの護衛達全部カミィに寄こしなさいよっ‼‼」
「ですって?、どうします?、ジョシュダ?、ノア?」
私が2人を見て尋ねると2人は速攻で断る。
「俺がお仕えしてるのは貴女だけです。
それ以外の方にお仕えするつもりはありません。」
「いやぁ……いくら美人でも、あの人はないっしょ?
お嬢様の方が100倍マシだもん、人使い荒いけど、フォローはちゃんとしてくれるし」
「「「「「「「「「「ないないないない」」」」」」」」」」
カミーラ様、雇われてた人達にも見限られてるじゃんよ…
「キイィィ~~~~~‼‼‼‼お前達までぇ~~~‼‼‼
カーヤ・ファストン、よくも勝手にカミィの雇った奴等までも篭絡せたわねぇ?~
お詫びにアンタがカミィの部下になりなさいよぉ‼‼、死ぬまでコキ使ってあげるっ‼‼‼‼
アンタの能力は金になるからねぇ‼‼?」
いや、それが当初の貴女様のご目的なんでしょ?、あたかも撃退したアタシが悪い様に言われても、最初に攻めて来たのそっちじゃん?、まぁこんな事言ってもこのお方にゃあ通用しないか?……
「それはお断りします、この後も私、スケジュールやまずみですので……
所で、カーミラ様?、うちから購入した銃、悪用してないですよね?
万が一他国への侵略目的で銃を使用された場合
規約違反になりますけど?」
無駄だとは思いつつ一応注意は試みたんだけど、あぁやっぱ駄目だわこのお人ったら
「うっっっさいわねぇ~~~‼‼‼‼
もう‼‼‼‼、なんでカミィの思い通りになんないのよぉっっっっ‼‼‼‼
許さない‼‼、カミィはアンタ達皆許さないんだからねぇ‼‼~
絶対後悔させてやるんだからぁ~‼‼」
そんなぁ、ご無体な……
金切り声をお上げられてカーミラ元王子は勝手に電話をお切りになられた。