2つの糸 第7章
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ジョシュダは盛大にため息を吐いて、ぼやいてくんのよ……よし、この反応なら大丈夫だね?
「はぁ……お嬢様……一体貴女は、俺に何を求めているんですか?」
「ん~ん、アンタはそのまんまで大丈夫っスよ?」
「言っている意味が分からないです……あっ、その手に何持ってる物は何ですか?
没収します、渡して下さい。」
やっべ、クリームパン持ったまんまだったわ
「やだっスよ?、これはアタシの昼飯兼おやつっス
ジョシュダも欲しかったらノアッチから貰えばいいじゃないスか?」
アタシの言葉を聞いてジョシュダはノアに矛先を変えて真顔で攻め出す。
因みに割と怒ってる時の顔なのよコレ
「……ノア?、又この人にあげたの?
駄目だって、何度も言ったよね?
どうして聞いてくれないんだい君は?」
「ノアッチとは、マブダチっスからねぇ?
アタシの気持ちをいつも汲んでくれるんスよ?」
「お嬢様?、お黙り下さい?、今、俺は、ノアに聞いてるんですよ?」
「あはははは……昨日はクッキー食べるの
許してあげたんだから、菓子パン位いいじゃない?
流石にあの食事だけじゃ、可哀想だって?」
そーだそーだ、アタシが可哀想だー、もっと言ってやれー
「それはね?、人からの善意を無下に断るのは良くないと思ったからだよ?
あの後倒れるのも分かってたしね……
グルテンなんて人類に不要な成分が入っているジャンクフードの菓子パンなんて食べる必要ないんです。」
ジョシュダはアタシを見ながら責めるけどさぁ?
違う、お前は間違っている。
体に悪い物程美味しくて、生きる活力を与えてくれる食べ物なんだよ?、こうゆう怪我してる時だからこそ必要なんだよ~?
病室に一日中幽閉されてごらんよ?、殆どの人気が滅入るんだって?
その中で食事は1日の楽しみなんだよ?~
毎日さぁ、なんか煮込んである味の薄いスープとか、なんかの味のしないゼリーばっかりなんだって?
パンをくれ‼‼‼‼‼‼、そしてソースとハムとかチーズとか乗せてくれーーーっっっ‼‼‼‼‼‼
最近はジャンクフード禁止令が出てて辛いわ〜
「そうゆう訳ですから、そんなクリームパンなんて物なんかこちらに渡しなさいお嬢様」
しゃーないなぁ…
「分かったっスよぉ〜、これあげるから機嫌直してっスよ?」
そう言いもう1つの携帯のメモリーカードをジョシュダに渡す。
ジョシュダは突然渡されたカードを見て、意味が分からない様子でアタシを見て尋ねてくる。
「あの、コレは?」
「クラピカ君の携帯の動画と画像のデーターをコピーしたメモリーカードっスよ?
あの子に頭下げて携帯のデーターを貰うなんて周りの目もあるし、今のジョシュダじゃ出来ないっしょ?
因みに、アンタの見たい画像や動画が盛り沢山っスよ」
アタシは自分の携帯を開いて、最近のカイン君の動画を開いて見せてやる。
何処かの森の中で、次々に様々な種類の鳥達がカイン君の元に集まってぎゅうぎゅうに頭や肩に乗っている。
撮影者のクラピカ君がカイン君の肩に乗ってる鳥達を動画に撮りながら喋る。
「瑠璃色クジャクバト、頭部巣エナガ、地中ウズラ、3色スズメ……
森の中に入れば、毎回色々集まって来るな?、今回は鳥が多い」
「うん……皆、まだ寒い時期だから集まると温かいみたいだね?」
カイン君は自分の肩に沢山乗っている鳥達を見ながら優しく微笑む、顔立ちが無駄に整っているだけに笑顔も天使みたいに可愛いねぇ?……
それを見てジョシュダは涙目になってまた嗚咽しながら喋んのよ
「最後に会ったのは……8年前なんです
あんなに小さかったあの子がっ……
大きくなってっ……
有難う御座います……本当に、嬉しいです。」
「そっかそっか、良かったスねぇ?」
ジョシュダに携帯を貸して、携帯をガン見しているその隙にアタシは手に持っていたクリームパンの包みを開けて半分ちぎって食べ始める。
シャバのクリームパンはうっめぇ~なぁ……
ジョシュダは笑顔で震えて注意してくるんだけど、ん?、アタシ何かしたっけ?
「お・じょ・う・さ・ま?
食べないって、約束してくれたばっかりじゃないですか?」
「へ?、アタシはそんな事言ってないっスよ?
アンタが、菓子パンが嫌いなのは分かったって言っただけっスよ?」
そう言って半分に分けたクリームパンを飲み込む
ジョシュダの奴はベッドから起き上がりアタシの手に持っている残りのクリームパンを強奪してノアに渡すんよ、たかが300位のカロリーの物でこんなに拒絶反応示さなくてもいいじゃんねぇ?
「お嬢様?、そういう言い方は詐欺師達がよく使うストローマン議論に近いやり方です。
卑怯だって思いますよ?」
ストローマン議論っつーのは藁人形論法とも言われててさ、相手の話しを捻じまげて、すり替えて反論する事をゆーのよ
例えばAさんの子供がピアノに興味があって習いたいのでピアノの塾に通わせたとBさんに話す。
その話しを聞いたBさんはピアノなんてプロを目指す訳でもないのに習わせるなんて時間の無駄だ、Aさんは無責任に子供のワガママを聞いて甘やかし、勉強をする時間を奪う虐待行為をしているってとんでもない言い掛かりを付けて周囲に言いふらすとかね……
(この場合はAさん何の非もない)
すぐに反論する事がその場で出来ない大人しい人にはたまったもんじゃないやり方なのよ……
「へ?〜、アタシバカチンっスからそんな難しい議論なんか知らないっスね?」
「もう……っ、都合の良い時だけそうやってバカチンさんになるんですか……ん?」
ジョシュダはアタシと結ばれてる左手の薬指の糸に気が付いたんだろう、段々と表情が険しくなった後、いつもの貼り付けた笑顔でアタシ等に質問してくんのよ
「……二人共、質問があります、この念の糸は何ですか?」
「何つっても……吸血鬼の念の糸っスね?」
「坊ちゃん、これには訳があって」
ノアの奴、ジョシュダに"坊ちゃん"は禁句なのに、焦ると墓穴掘るなぁ〜、まぁそこが可愛いんだけどさぁ…
ほ〜ら、隠で普段見せない様にしてるオーラ出して怒ってんじゃんよ?
「坊ちゃんって、誰の事?、ノア?……ここには
お嬢様以外身分の高い人はいないと思うけど?」
「すみませんでした‼︎、て…あっ……」
ノアッチ〜、ようやく墓穴掘ったの気が付いたかぁ、丁寧語もジョシュダには駄目なんだっつの……
「おかしいね?、何故丁寧語を使うんだい?
君と俺は、対等な友人関係の筈なんだけれど?」
更に怒りのオーラを優しい笑顔をしながら撒き散らすジョシュダにアタシはしゃーないので説明してやる。
「…つー訳で、なんか、アタシとアンタとクラピカ君が運命の相手なんだってさ?
その糸、アタシ等を結ぶ運命的な物が繋がれてるみたいなんだけど
アンタの力で切る事出来ないんスか?」
ジョシュダは又深いため息を吐いて、ナイフを取り出すと、それにオーラを込めてアタシ等を結ぶ糸を切ろうとはしてみるが、ジョシュダの手に持っているナイフが振るわれても、ナイフを糸はすり抜けるだけで、全く切れる様子はない。
何度か試して見ても同じ結果でジョシュダでもこの糸は切れない様だ。
ナイフをしまい頭を抱えてジョシュダはアタシ等を非難する。
「なんでこんな事したんですかっ!?
父上の耳に入ったら、2人共問題無用で
殺されてしまってもおかしくないんですよっ!!?
あの方が、どれだけ俺に執着しているか……
そのせいで、タイラー様に、貴女は連れ去られたんじゃないですか……
貴女に、父上は早く亡くなって欲しいと思ってるから
リアム達はわざと理由を付けて、貴女が攫われるのを許したんですよ?」
まぁしゃーないよね?、あいつ等の主人はあんたのおとっつぁんだもん?
ファストン家の護衛は最低限はやってくれても、結局はおとっつぁんの思想を第一にしているからさ、それは仕方ないわ
暗殺されないだけ、吸血鬼の家臣が形だけでも護衛に付いてくれるだけでも本来なら破格だしね。
「大丈夫っスよ、いくつかカード切るっスから
それでアンタ達の始祖と交渉する。
だからジョシュダはこの件は口を挟まないでっスよ?」
ほっといたら家臣の起こした責任は自分が取るっつって始祖に直訴しに行きかねないんだもんよ
そんな事されたんじゃずっといいようにコイツは使われて、結局ノアとアタシはおとっつぁんの腹いせに殺されるだわ
複雑な表情をしながら軽く頷いてジョシュダは同意してくれた。
「……分かりました、この件はお任せします。」
ノアッチの奴は文句を言ってくる。
「ちょっとお嬢、酷いじゃんよ~
交渉方法があるんだったら、最初から教えてくれればいいじゃん
オレ本気で殺されると思ってたんだよ?」
そりゃあんな面白い反応されたらなぁ……ちょっとからかいたくなるんだよ?
「仕方ないじゃんっスよ、今交渉カードあるの
思い出したんっスから?」
「嘘だ~、お嬢は計算で行動してる人だって、オレ知ってるからね?」
「え?~、そうなんスか?
アタシ、クール系知的キャラでも行ける?
ジョシュダみたいに、明日から眼鏡でもかけて、クール系女子にいっちょ転身してみっか?」
アタシの言葉にジョシュダは嫌そうに言う。
「……俺の眼鏡はそうゆう演出目的でしているのではありません。
外したままだと……沢山、寄ってくるの、知ってるでしょう?」
お前も本当人格と体質が合ってなくて苦労してるよね?
「お嬢がクール系とか、想像出来ないって……
どちらかと言えば、しらばっくれけ…っ…‼」
ノアが軽口を言い終える前に、2人共何かを感じ取ったのかいきなりジョシュダはアタシの安全を守る為、いつでも抱き上げて移動出来る様、アタシの傍にやって来て両肩に両手を置き、ノアの奴は円で周囲を探ってるんだろう
確か、最大で200mはいけるっていつか言ってたのよ
ドッカ―ンッ‼‼‼‼‼‼
ジリリリリリッ‼‼‼‼‼‼
大きな爆発音の後にホテルの警報が喧しく鳴り出す。
続く
「はぁ……お嬢様……一体貴女は、俺に何を求めているんですか?」
「ん~ん、アンタはそのまんまで大丈夫っスよ?」
「言っている意味が分からないです……あっ、その手に何持ってる物は何ですか?
没収します、渡して下さい。」
やっべ、クリームパン持ったまんまだったわ
「やだっスよ?、これはアタシの昼飯兼おやつっス
ジョシュダも欲しかったらノアッチから貰えばいいじゃないスか?」
アタシの言葉を聞いてジョシュダはノアに矛先を変えて真顔で攻め出す。
因みに割と怒ってる時の顔なのよコレ
「……ノア?、又この人にあげたの?
駄目だって、何度も言ったよね?
どうして聞いてくれないんだい君は?」
「ノアッチとは、マブダチっスからねぇ?
アタシの気持ちをいつも汲んでくれるんスよ?」
「お嬢様?、お黙り下さい?、今、俺は、ノアに聞いてるんですよ?」
「あはははは……昨日はクッキー食べるの
許してあげたんだから、菓子パン位いいじゃない?
流石にあの食事だけじゃ、可哀想だって?」
そーだそーだ、アタシが可哀想だー、もっと言ってやれー
「それはね?、人からの善意を無下に断るのは良くないと思ったからだよ?
あの後倒れるのも分かってたしね……
グルテンなんて人類に不要な成分が入っているジャンクフードの菓子パンなんて食べる必要ないんです。」
ジョシュダはアタシを見ながら責めるけどさぁ?
違う、お前は間違っている。
体に悪い物程美味しくて、生きる活力を与えてくれる食べ物なんだよ?、こうゆう怪我してる時だからこそ必要なんだよ~?
病室に一日中幽閉されてごらんよ?、殆どの人気が滅入るんだって?
その中で食事は1日の楽しみなんだよ?~
毎日さぁ、なんか煮込んである味の薄いスープとか、なんかの味のしないゼリーばっかりなんだって?
パンをくれ‼‼‼‼‼‼、そしてソースとハムとかチーズとか乗せてくれーーーっっっ‼‼‼‼‼‼
最近はジャンクフード禁止令が出てて辛いわ〜
「そうゆう訳ですから、そんなクリームパンなんて物なんかこちらに渡しなさいお嬢様」
しゃーないなぁ…
「分かったっスよぉ〜、これあげるから機嫌直してっスよ?」
そう言いもう1つの携帯のメモリーカードをジョシュダに渡す。
ジョシュダは突然渡されたカードを見て、意味が分からない様子でアタシを見て尋ねてくる。
「あの、コレは?」
「クラピカ君の携帯の動画と画像のデーターをコピーしたメモリーカードっスよ?
あの子に頭下げて携帯のデーターを貰うなんて周りの目もあるし、今のジョシュダじゃ出来ないっしょ?
因みに、アンタの見たい画像や動画が盛り沢山っスよ」
アタシは自分の携帯を開いて、最近のカイン君の動画を開いて見せてやる。
何処かの森の中で、次々に様々な種類の鳥達がカイン君の元に集まってぎゅうぎゅうに頭や肩に乗っている。
撮影者のクラピカ君がカイン君の肩に乗ってる鳥達を動画に撮りながら喋る。
「瑠璃色クジャクバト、頭部巣エナガ、地中ウズラ、3色スズメ……
森の中に入れば、毎回色々集まって来るな?、今回は鳥が多い」
「うん……皆、まだ寒い時期だから集まると温かいみたいだね?」
カイン君は自分の肩に沢山乗っている鳥達を見ながら優しく微笑む、顔立ちが無駄に整っているだけに笑顔も天使みたいに可愛いねぇ?……
それを見てジョシュダは涙目になってまた嗚咽しながら喋んのよ
「最後に会ったのは……8年前なんです
あんなに小さかったあの子がっ……
大きくなってっ……
有難う御座います……本当に、嬉しいです。」
「そっかそっか、良かったスねぇ?」
ジョシュダに携帯を貸して、携帯をガン見しているその隙にアタシは手に持っていたクリームパンの包みを開けて半分ちぎって食べ始める。
シャバのクリームパンはうっめぇ~なぁ……
ジョシュダは笑顔で震えて注意してくるんだけど、ん?、アタシ何かしたっけ?
「お・じょ・う・さ・ま?
食べないって、約束してくれたばっかりじゃないですか?」
「へ?、アタシはそんな事言ってないっスよ?
アンタが、菓子パンが嫌いなのは分かったって言っただけっスよ?」
そう言って半分に分けたクリームパンを飲み込む
ジョシュダの奴はベッドから起き上がりアタシの手に持っている残りのクリームパンを強奪してノアに渡すんよ、たかが300位のカロリーの物でこんなに拒絶反応示さなくてもいいじゃんねぇ?
「お嬢様?、そういう言い方は詐欺師達がよく使うストローマン議論に近いやり方です。
卑怯だって思いますよ?」
ストローマン議論っつーのは藁人形論法とも言われててさ、相手の話しを捻じまげて、すり替えて反論する事をゆーのよ
例えばAさんの子供がピアノに興味があって習いたいのでピアノの塾に通わせたとBさんに話す。
その話しを聞いたBさんはピアノなんてプロを目指す訳でもないのに習わせるなんて時間の無駄だ、Aさんは無責任に子供のワガママを聞いて甘やかし、勉強をする時間を奪う虐待行為をしているってとんでもない言い掛かりを付けて周囲に言いふらすとかね……
(この場合はAさん何の非もない)
すぐに反論する事がその場で出来ない大人しい人にはたまったもんじゃないやり方なのよ……
「へ?〜、アタシバカチンっスからそんな難しい議論なんか知らないっスね?」
「もう……っ、都合の良い時だけそうやってバカチンさんになるんですか……ん?」
ジョシュダはアタシと結ばれてる左手の薬指の糸に気が付いたんだろう、段々と表情が険しくなった後、いつもの貼り付けた笑顔でアタシ等に質問してくんのよ
「……二人共、質問があります、この念の糸は何ですか?」
「何つっても……吸血鬼の念の糸っスね?」
「坊ちゃん、これには訳があって」
ノアの奴、ジョシュダに"坊ちゃん"は禁句なのに、焦ると墓穴掘るなぁ〜、まぁそこが可愛いんだけどさぁ…
ほ〜ら、隠で普段見せない様にしてるオーラ出して怒ってんじゃんよ?
「坊ちゃんって、誰の事?、ノア?……ここには
お嬢様以外身分の高い人はいないと思うけど?」
「すみませんでした‼︎、て…あっ……」
ノアッチ〜、ようやく墓穴掘ったの気が付いたかぁ、丁寧語もジョシュダには駄目なんだっつの……
「おかしいね?、何故丁寧語を使うんだい?
君と俺は、対等な友人関係の筈なんだけれど?」
更に怒りのオーラを優しい笑顔をしながら撒き散らすジョシュダにアタシはしゃーないので説明してやる。
「…つー訳で、なんか、アタシとアンタとクラピカ君が運命の相手なんだってさ?
その糸、アタシ等を結ぶ運命的な物が繋がれてるみたいなんだけど
アンタの力で切る事出来ないんスか?」
ジョシュダは又深いため息を吐いて、ナイフを取り出すと、それにオーラを込めてアタシ等を結ぶ糸を切ろうとはしてみるが、ジョシュダの手に持っているナイフが振るわれても、ナイフを糸はすり抜けるだけで、全く切れる様子はない。
何度か試して見ても同じ結果でジョシュダでもこの糸は切れない様だ。
ナイフをしまい頭を抱えてジョシュダはアタシ等を非難する。
「なんでこんな事したんですかっ!?
父上の耳に入ったら、2人共問題無用で
殺されてしまってもおかしくないんですよっ!!?
あの方が、どれだけ俺に執着しているか……
そのせいで、タイラー様に、貴女は連れ去られたんじゃないですか……
貴女に、父上は早く亡くなって欲しいと思ってるから
リアム達はわざと理由を付けて、貴女が攫われるのを許したんですよ?」
まぁしゃーないよね?、あいつ等の主人はあんたのおとっつぁんだもん?
ファストン家の護衛は最低限はやってくれても、結局はおとっつぁんの思想を第一にしているからさ、それは仕方ないわ
暗殺されないだけ、吸血鬼の家臣が形だけでも護衛に付いてくれるだけでも本来なら破格だしね。
「大丈夫っスよ、いくつかカード切るっスから
それでアンタ達の始祖と交渉する。
だからジョシュダはこの件は口を挟まないでっスよ?」
ほっといたら家臣の起こした責任は自分が取るっつって始祖に直訴しに行きかねないんだもんよ
そんな事されたんじゃずっといいようにコイツは使われて、結局ノアとアタシはおとっつぁんの腹いせに殺されるだわ
複雑な表情をしながら軽く頷いてジョシュダは同意してくれた。
「……分かりました、この件はお任せします。」
ノアッチの奴は文句を言ってくる。
「ちょっとお嬢、酷いじゃんよ~
交渉方法があるんだったら、最初から教えてくれればいいじゃん
オレ本気で殺されると思ってたんだよ?」
そりゃあんな面白い反応されたらなぁ……ちょっとからかいたくなるんだよ?
「仕方ないじゃんっスよ、今交渉カードあるの
思い出したんっスから?」
「嘘だ~、お嬢は計算で行動してる人だって、オレ知ってるからね?」
「え?~、そうなんスか?
アタシ、クール系知的キャラでも行ける?
ジョシュダみたいに、明日から眼鏡でもかけて、クール系女子にいっちょ転身してみっか?」
アタシの言葉にジョシュダは嫌そうに言う。
「……俺の眼鏡はそうゆう演出目的でしているのではありません。
外したままだと……沢山、寄ってくるの、知ってるでしょう?」
お前も本当人格と体質が合ってなくて苦労してるよね?
「お嬢がクール系とか、想像出来ないって……
どちらかと言えば、しらばっくれけ…っ…‼」
ノアが軽口を言い終える前に、2人共何かを感じ取ったのかいきなりジョシュダはアタシの安全を守る為、いつでも抱き上げて移動出来る様、アタシの傍にやって来て両肩に両手を置き、ノアの奴は円で周囲を探ってるんだろう
確か、最大で200mはいけるっていつか言ってたのよ
ドッカ―ンッ‼‼‼‼‼‼
ジリリリリリッ‼‼‼‼‼‼
大きな爆発音の後にホテルの警報が喧しく鳴り出す。
続く