2つの糸 第7章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
人通りのより多い繁華街にやって来てここでようやく私は馬鹿 を捕まえる事が出来た。
「おい、いい加減弟を離さないか?」
レオリオの奴は弟を抱きしめていい歳をした男が首を横に振って情けない声で喚く
「やだやだ~、ちょっと貸してくれよーお前の弟~、30分でいいからさ~
働けど働けど無報酬で缶ジュース1本だって買えねーんだぜ?
ぶっ壊されちまった携帯いい加減買いたいのによ〜‼︎‼︎」
「断る、お前の今の状態は自業自得だろ?
そして私の大事な弟は物じゃないぞ?、どうせカインの力を悪用する気なんだろう?
お前の様な奴がいるからこの子の力の事は普段から伏せてるんだ。」
「だってよ~、レンちゃんの生配信が見れねーんだよ〜」
レオリオにぎゅうぎゅうに両手で抱かれて鳩に心を移しているカインが多少苦しそうな声で伝えてくる。
(レオリオ、携帯買うお金ないの?……なら兄さん、僕で稼いだあのお金で、レオリオの分も携帯買ってあげたら?)
「こ、こら、カイン、その事は言うんじゃない。」
(何でいけないの?)
「駄目なものは駄目なんだ。
とにかく、今後人前で言うんじゃない、分かったな?」
(?、分かった)
カインの言葉を聞いて奴は察したのか私をジト目で私を見て言ってくる。
「……ほぉ〜、クラピカ君、君も弟を使って、随分とアコギな事やってたんだねぇ?〜
それって、オレが今やろうとしてた事やってたんじゃないのかなぁ?」
くっそ〜……コイツにだけは知られたくなかったのに……っ……
分かったよ、どうせ私の稼いだ金銭ではないからな……
「……買えばいいんだろう?
その代わりこの事は他の人達には決して他言無用だ、それがお前の携帯を購入する条件だ。」
レオリオの奴は私の弱みを握って真底愉快そうに喋る。
コイツ、ぶん殴ってやりたいんだが……
「勿論勿論、オレとクラピカ君の仲だしね〜」
携帯を急遽購入する旨をリアムさんに連絡して繁華街の中をレオリオと共に歩き
大手の家電ショップを見つけて私はここでいいかとレオリオの奴に声をかけるが
「ほら、人を待たせてるんだ、さっさと買って帰るぞ」
レオリオの奴は何故か不敵な笑みを浮かべ拒否してくるんだが
「分かってねーなクラピカ君よ?、大型家電ショップじゃ
中々値引き交渉してくんねーのよ、出来れば個人運営してる店の方が交渉し易いんだよなぁ…」
私は呆れて言い返す。
「お前…そんな恥ずかしい真似は止めないか、それにこの国でそんな事をしたら……」
私の言葉を書き終わる前にレオリオの奴は目的の店を見つけた様だ。
「お、あそこは個人商店っぽいな、あっちで買おうぜ?
お前達2人にオレ様のカッコイイ処世術、見せてやるよ?」
(それってどんなの?〜、楽しみにしてるね〜)
処世術とは随分と綺麗に言った物だな、安くなるのは悪くはないが、コイツの場合、相手が嫌がるまでやりそうだから困った物だ……
他の国ならいいが、ここはグラドナだからな…最悪止めに入らねば…
「カイン、私の首に下げてる虫かごの中のダンゴコロコロ虫に戻るんだ
流石に野性の鳩をそのまま店の中に連れて行ったら怪しまれるぞ?」
(うん)
レオリオが両手で持っている鳩がカインが離れて中身が元の鳩に戻ったらしく、レオリオの手めがけて強くつついて拒絶し出す。
「ポーッポッポッポッポッ!!!!」
「あだだだだっ、コイツ、普段は側に近付いたらすぐ飛んでっちまう程ビビりな鳥の癖に、怒ったらこんな攻撃してくんのかよ?」
レオリオが手を離しても相当鳩の気分を害したらしく鳩は翼を広げて奴の頭の上に乗りレオリオの髪の毛を引っ張り始まる。
「コラ、オレの髪の毛引っ張るんじゃねーって、痛てててて‼︎‼︎‼︎」
鳩は元々縄張り意識の高い気の強い鳥だからな、我々の近くを通りすぎる鳩の姿を見てあれが本来の姿だと思うのは勘違いだ。
(戻ったよ〜)
私の首に下げてる虫かごからカインの声が響いて来る。
「おかえり、じゃあさっさと携帯ショップに行こうか?
せっかくだしお前の携帯も選ぼう?」
(兄さん……それは、とても嬉しいけど……レオリオを助けてあげないと、あの鳩の子、よくも捕まえて食べようとしたなってレオリオの事誤解してて、凄く怒ってる。
僕、話をして誤解といてくるよ?)
因みに弟は一度心を移した動物の会話も半永久に出来る様で、会話出来る動物達は友好的に弟に接してくれる。
どれだけこの力のおかげで今まで助けられただろう。
ハンターになって稼げる様になれば、カインが1人でも生きていける様に、動物関連の学校に行かせて、少しでも私とは別の真っ当な道に進ませてやりたかったがな…
所で、リアムさんのあの時の表情がやけに気になるな……何か都合の悪い物を見る様な顔をしていたが……
「このハト野郎‼‼‼‼‼‼、焼き鳥にしてくっちゃるぞ‼‼‼‼‼‼」
「ぽ~ぽっぽっぽっぽっ‼‼‼‼‼‼」
レオリオと鳩は互いにヒートアップして(鳩と同レベルになってどうする?)鳩に掴みかかろうとするレオリオを鳩は飛んですれすれでかわし、勢いを付けて飛んでレオリオに嘴で攻撃をしている。
「いや……あながち、鳩の言ってる事も間違ってないだろう?
鳩を説得しても、次はレオリオを説得しなくてはいけないくなる手間が増える。
奴はカッとなったら話はほとんど聞き入れないんだ。
我々は先に携帯電話を購入しにショップに入るぞ?」
(ええ?~、いいのかなぁ?)
私達はレオリオを置いて奴が目星を付けていた個人が運営している携帯ショップに入る。
地域密着型の店なのだろう。
この店の壁紙に設置された広いボードに所狭しと○○様○○型携帯予約品〇月到着と個人の名前や、お子さんへのプレゼント、シンプルな機能携帯を○○おじいちゃんに等と個人的な内容の物も多く書かれている。
それなりに人もいる中、店内の商品を見て周り、私はパソコンで前に調べて欲しいと思っていた最新型の高機能携帯を見つけ、その機種の注文票の書かれたプラカードを取りカインに小声で声をかける。
「カインはどんなのがいいとか希望はあるか?」
(う~ん……携帯、使った事ないからよく分んない)
携帯を持って使っていたのは私だけだしな……ひとまず
子供用の使い易い携帯を見てみるか、位置情報が逐一確認出来たり、私が携帯のアプリや機能を制限出来る物がいいだろう。
使った事はないのだが、最近の携帯のゲームアプリ等では課金要素がある様だし、電脳ページの有害なサイトにも繋がらない機能のある物がいい……
子供用携帯で良さそうな物の注文票の入ったプラカードを取り、いくつか選べる色があったので、選べる携帯のカラーを見せてどれがいいかカインに尋ねる。
「色はどれがいい?」
(青色、兄さんの色だから、それがいい)
「私のも似た色があるから、お揃いの色にしよう」
(お揃い、嬉しいなぁ…)
私の弟は本当に可愛い……ここにいるのがカインの実体だったら、頭を撫でれたのに、残念だ。
「畜生、あのハト野郎、オレの頭にフンして逃げやがって」
レオリオが不機嫌そうにズカズカと私の側に来て愚痴る。
「そうか、あの鳩は逃げたか、残念だな?、ではさっさと選ばないか?」
「へいへい」
レオリオの奴は暫く店の中を徘徊している。
レオリオを待っていると会計場で一組の親子が楽しそうに会話している声が耳に入り私は暇だったので聞き耳を立てる。
「おじさん、僕ね、モールス信号勉強して覚えたんだよ?、凄いでしょ?」
中年の店主の男性は優しく対応する。
「へ〜そりゃ凄いなぁ、ちょっと口で言ってみせてくれよ?」
ゴン達程の年齢の男の子は口でモールス信号を言ってみせる。
「・-・・・ --・-・ ・・ -・-・- ・-・-・ ---- ・・-- -・-- ・- -・ ・- ・-- ---・- ・・・- --・-・ ・-・-- 」
ふむ、ちゃんと出来てるな、まあ私もあの頃の年齢位の頃はとっくに覚えてたがな
「ほぉ~、こりゃ大したもんだ」
「僕ね、大きくなったら、将来は空軍に入って、飛行船を操縦するんだっ‼‼」
「よし、未来の空軍エースにおじさん先行投資しようかね?
5000千ジェニー値引いてあげるよ?」
「まぁ、有難う御座います。」
「おじさん有難う‼‼」
(あの子、空軍に入りたいんだ?、珍しいね?)
「いや、この国ではそう珍しくないぞ?、グラナド国は、軍事に力を入れている国でな
6歳から入る学校の授業にも軍事訓練を取り入れていているんだ。
それもあって、軍隊はこの国で人々から尊敬される職業で
その中でも、空軍は人気のある花形の職業なのだよ?」
(学校かぁ……行ってみたかったな)
あの女は、この子を引き取った後も、育児放棄状態で、死なない程度に菓子パンやジャンクフードを与えるだけの飼い殺し状態にしていたんだ。
私がカインを無理矢理連れて行ったばかりの頃は、カインはガリガリに痩せていて、栄養失調状態だった……
そんな劣悪な環境で学校になんかカインは通わせて貰えなかった。
育てる気がないのなら、児童養護施設にでも託された方がこの子にとっても良かっただろうに……
「おーいクラピカ、コレに決めたぜ‼‼」
レオリオが持ってきた携帯の注文票の入ったプラカードを見て思わず私は眉をしかめて文句を言う。
「…おい、流石にコレは予算オーバーだ、もう少し安いのにしてくれ?
他にもあっただろう?、ビートル07型とか?」
なんせコイツが持って来たのは、80万ジェニーもする最新型の機能がイヤというほど充実した代物だ。
「アレを日常的に使うには重てえからヤなんだよ
時代は薄型&軽量化だぜ?
大丈夫っだって、オレ様の処世術で3/1位ににまけさせてやっからよ?」
「なあお前、この国について、事前に調べてきたのか?
お前基準の常識のままでこのグラナド国でまかり通ると
思っていると、痛い目を見るぞ?、あ、おいっ」
レオリオの奴は私の持っていた注文票を奪い勝手に会計へと向かう。
「大丈夫だって、任せとけ?」
……奴は実際に酷い目に遭わないと学習しないタイプらしい。
恥ずかしいから値切りを諦めるまで近づかないで他人のふりでもするか……
「おっちゃん、オレパドキア共和国から来たんだよ?、こんだけ買うからさ
思い出にちょっとまけちゃくんねーか?、全部で5万ジェニーくらいに?」
店長は苦笑いをして面倒臭そうに対応する。
「お客さん、冗談が過ぎるよ?、それ合計全部で100万は超える代物だからさ
買う気がないんなら冗談で済むうちに帰ってくれ?」
レオリオの奴はあんな事を言われて何故いけると思ったのか、更に押していく。
「じゃあ10万ジェニーでどう?」
「そんな値段で売れる訳ないじゃんよ?、商売あがったりだよ?」
「じゃあ15万で売ってくれよ?」
「お客さん、いい加減にしないと…」
店主の男性がそう言いかけた時、黒い覆面を被った3人の男達が店にやって来て、銃を構えて独特の発音で叫ぶ。
恐らくはよその国からやって来た者達なのだろうが……
「オレたチャごぅトぅダ、金を出セッ!!」
「おい、いい加減弟を離さないか?」
レオリオの奴は弟を抱きしめていい歳をした男が首を横に振って情けない声で喚く
「やだやだ~、ちょっと貸してくれよーお前の弟~、30分でいいからさ~
働けど働けど無報酬で缶ジュース1本だって買えねーんだぜ?
ぶっ壊されちまった携帯いい加減買いたいのによ〜‼︎‼︎」
「断る、お前の今の状態は自業自得だろ?
そして私の大事な弟は物じゃないぞ?、どうせカインの力を悪用する気なんだろう?
お前の様な奴がいるからこの子の力の事は普段から伏せてるんだ。」
「だってよ~、レンちゃんの生配信が見れねーんだよ〜」
レオリオにぎゅうぎゅうに両手で抱かれて鳩に心を移しているカインが多少苦しそうな声で伝えてくる。
(レオリオ、携帯買うお金ないの?……なら兄さん、僕で稼いだあのお金で、レオリオの分も携帯買ってあげたら?)
「こ、こら、カイン、その事は言うんじゃない。」
(何でいけないの?)
「駄目なものは駄目なんだ。
とにかく、今後人前で言うんじゃない、分かったな?」
(?、分かった)
カインの言葉を聞いて奴は察したのか私をジト目で私を見て言ってくる。
「……ほぉ〜、クラピカ君、君も弟を使って、随分とアコギな事やってたんだねぇ?〜
それって、オレが今やろうとしてた事やってたんじゃないのかなぁ?」
くっそ〜……コイツにだけは知られたくなかったのに……っ……
分かったよ、どうせ私の稼いだ金銭ではないからな……
「……買えばいいんだろう?
その代わりこの事は他の人達には決して他言無用だ、それがお前の携帯を購入する条件だ。」
レオリオの奴は私の弱みを握って真底愉快そうに喋る。
コイツ、ぶん殴ってやりたいんだが……
「勿論勿論、オレとクラピカ君の仲だしね〜」
携帯を急遽購入する旨をリアムさんに連絡して繁華街の中をレオリオと共に歩き
大手の家電ショップを見つけて私はここでいいかとレオリオの奴に声をかけるが
「ほら、人を待たせてるんだ、さっさと買って帰るぞ」
レオリオの奴は何故か不敵な笑みを浮かべ拒否してくるんだが
「分かってねーなクラピカ君よ?、大型家電ショップじゃ
中々値引き交渉してくんねーのよ、出来れば個人運営してる店の方が交渉し易いんだよなぁ…」
私は呆れて言い返す。
「お前…そんな恥ずかしい真似は止めないか、それにこの国でそんな事をしたら……」
私の言葉を書き終わる前にレオリオの奴は目的の店を見つけた様だ。
「お、あそこは個人商店っぽいな、あっちで買おうぜ?
お前達2人にオレ様のカッコイイ処世術、見せてやるよ?」
(それってどんなの?〜、楽しみにしてるね〜)
処世術とは随分と綺麗に言った物だな、安くなるのは悪くはないが、コイツの場合、相手が嫌がるまでやりそうだから困った物だ……
他の国ならいいが、ここはグラドナだからな…最悪止めに入らねば…
「カイン、私の首に下げてる虫かごの中のダンゴコロコロ虫に戻るんだ
流石に野性の鳩をそのまま店の中に連れて行ったら怪しまれるぞ?」
(うん)
レオリオが両手で持っている鳩がカインが離れて中身が元の鳩に戻ったらしく、レオリオの手めがけて強くつついて拒絶し出す。
「ポーッポッポッポッポッ!!!!」
「あだだだだっ、コイツ、普段は側に近付いたらすぐ飛んでっちまう程ビビりな鳥の癖に、怒ったらこんな攻撃してくんのかよ?」
レオリオが手を離しても相当鳩の気分を害したらしく鳩は翼を広げて奴の頭の上に乗りレオリオの髪の毛を引っ張り始まる。
「コラ、オレの髪の毛引っ張るんじゃねーって、痛てててて‼︎‼︎‼︎」
鳩は元々縄張り意識の高い気の強い鳥だからな、我々の近くを通りすぎる鳩の姿を見てあれが本来の姿だと思うのは勘違いだ。
(戻ったよ〜)
私の首に下げてる虫かごからカインの声が響いて来る。
「おかえり、じゃあさっさと携帯ショップに行こうか?
せっかくだしお前の携帯も選ぼう?」
(兄さん……それは、とても嬉しいけど……レオリオを助けてあげないと、あの鳩の子、よくも捕まえて食べようとしたなってレオリオの事誤解してて、凄く怒ってる。
僕、話をして誤解といてくるよ?)
因みに弟は一度心を移した動物の会話も半永久に出来る様で、会話出来る動物達は友好的に弟に接してくれる。
どれだけこの力のおかげで今まで助けられただろう。
ハンターになって稼げる様になれば、カインが1人でも生きていける様に、動物関連の学校に行かせて、少しでも私とは別の真っ当な道に進ませてやりたかったがな…
所で、リアムさんのあの時の表情がやけに気になるな……何か都合の悪い物を見る様な顔をしていたが……
「このハト野郎‼‼‼‼‼‼、焼き鳥にしてくっちゃるぞ‼‼‼‼‼‼」
「ぽ~ぽっぽっぽっぽっ‼‼‼‼‼‼」
レオリオと鳩は互いにヒートアップして(鳩と同レベルになってどうする?)鳩に掴みかかろうとするレオリオを鳩は飛んですれすれでかわし、勢いを付けて飛んでレオリオに嘴で攻撃をしている。
「いや……あながち、鳩の言ってる事も間違ってないだろう?
鳩を説得しても、次はレオリオを説得しなくてはいけないくなる手間が増える。
奴はカッとなったら話はほとんど聞き入れないんだ。
我々は先に携帯電話を購入しにショップに入るぞ?」
(ええ?~、いいのかなぁ?)
私達はレオリオを置いて奴が目星を付けていた個人が運営している携帯ショップに入る。
地域密着型の店なのだろう。
この店の壁紙に設置された広いボードに所狭しと○○様○○型携帯予約品〇月到着と個人の名前や、お子さんへのプレゼント、シンプルな機能携帯を○○おじいちゃんに等と個人的な内容の物も多く書かれている。
それなりに人もいる中、店内の商品を見て周り、私はパソコンで前に調べて欲しいと思っていた最新型の高機能携帯を見つけ、その機種の注文票の書かれたプラカードを取りカインに小声で声をかける。
「カインはどんなのがいいとか希望はあるか?」
(う~ん……携帯、使った事ないからよく分んない)
携帯を持って使っていたのは私だけだしな……ひとまず
子供用の使い易い携帯を見てみるか、位置情報が逐一確認出来たり、私が携帯のアプリや機能を制限出来る物がいいだろう。
使った事はないのだが、最近の携帯のゲームアプリ等では課金要素がある様だし、電脳ページの有害なサイトにも繋がらない機能のある物がいい……
子供用携帯で良さそうな物の注文票の入ったプラカードを取り、いくつか選べる色があったので、選べる携帯のカラーを見せてどれがいいかカインに尋ねる。
「色はどれがいい?」
(青色、兄さんの色だから、それがいい)
「私のも似た色があるから、お揃いの色にしよう」
(お揃い、嬉しいなぁ…)
私の弟は本当に可愛い……ここにいるのがカインの実体だったら、頭を撫でれたのに、残念だ。
「畜生、あのハト野郎、オレの頭にフンして逃げやがって」
レオリオが不機嫌そうにズカズカと私の側に来て愚痴る。
「そうか、あの鳩は逃げたか、残念だな?、ではさっさと選ばないか?」
「へいへい」
レオリオの奴は暫く店の中を徘徊している。
レオリオを待っていると会計場で一組の親子が楽しそうに会話している声が耳に入り私は暇だったので聞き耳を立てる。
「おじさん、僕ね、モールス信号勉強して覚えたんだよ?、凄いでしょ?」
中年の店主の男性は優しく対応する。
「へ〜そりゃ凄いなぁ、ちょっと口で言ってみせてくれよ?」
ゴン達程の年齢の男の子は口でモールス信号を言ってみせる。
「
ふむ、ちゃんと出来てるな、まあ私もあの頃の年齢位の頃はとっくに覚えてたがな
「ほぉ~、こりゃ大したもんだ」
「僕ね、大きくなったら、将来は空軍に入って、飛行船を操縦するんだっ‼‼」
「よし、未来の空軍エースにおじさん先行投資しようかね?
5000千ジェニー値引いてあげるよ?」
「まぁ、有難う御座います。」
「おじさん有難う‼‼」
(あの子、空軍に入りたいんだ?、珍しいね?)
「いや、この国ではそう珍しくないぞ?、グラナド国は、軍事に力を入れている国でな
6歳から入る学校の授業にも軍事訓練を取り入れていているんだ。
それもあって、軍隊はこの国で人々から尊敬される職業で
その中でも、空軍は人気のある花形の職業なのだよ?」
(学校かぁ……行ってみたかったな)
あの女は、この子を引き取った後も、育児放棄状態で、死なない程度に菓子パンやジャンクフードを与えるだけの飼い殺し状態にしていたんだ。
私がカインを無理矢理連れて行ったばかりの頃は、カインはガリガリに痩せていて、栄養失調状態だった……
そんな劣悪な環境で学校になんかカインは通わせて貰えなかった。
育てる気がないのなら、児童養護施設にでも託された方がこの子にとっても良かっただろうに……
「おーいクラピカ、コレに決めたぜ‼‼」
レオリオが持ってきた携帯の注文票の入ったプラカードを見て思わず私は眉をしかめて文句を言う。
「…おい、流石にコレは予算オーバーだ、もう少し安いのにしてくれ?
他にもあっただろう?、ビートル07型とか?」
なんせコイツが持って来たのは、80万ジェニーもする最新型の機能がイヤというほど充実した代物だ。
「アレを日常的に使うには重てえからヤなんだよ
時代は薄型&軽量化だぜ?
大丈夫っだって、オレ様の処世術で3/1位ににまけさせてやっからよ?」
「なあお前、この国について、事前に調べてきたのか?
お前基準の常識のままでこのグラナド国でまかり通ると
思っていると、痛い目を見るぞ?、あ、おいっ」
レオリオの奴は私の持っていた注文票を奪い勝手に会計へと向かう。
「大丈夫だって、任せとけ?」
……奴は実際に酷い目に遭わないと学習しないタイプらしい。
恥ずかしいから値切りを諦めるまで近づかないで他人のふりでもするか……
「おっちゃん、オレパドキア共和国から来たんだよ?、こんだけ買うからさ
思い出にちょっとまけちゃくんねーか?、全部で5万ジェニーくらいに?」
店長は苦笑いをして面倒臭そうに対応する。
「お客さん、冗談が過ぎるよ?、それ合計全部で100万は超える代物だからさ
買う気がないんなら冗談で済むうちに帰ってくれ?」
レオリオの奴はあんな事を言われて何故いけると思ったのか、更に押していく。
「じゃあ10万ジェニーでどう?」
「そんな値段で売れる訳ないじゃんよ?、商売あがったりだよ?」
「じゃあ15万で売ってくれよ?」
「お客さん、いい加減にしないと…」
店主の男性がそう言いかけた時、黒い覆面を被った3人の男達が店にやって来て、銃を構えて独特の発音で叫ぶ。
恐らくはよその国からやって来た者達なのだろうが……
「オレたチャごぅトぅダ、金を出セッ!!」