静かな侵略 第6話
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同日午後4時頃、ジョシュダの念能力でアルコバリーノ王国に来たカーヤ達一向は、唖然と騒然としたこの国の様子を見ていた。
アルコバリーノ王国、7色の火がつく天然ガスの他に、年中温暖な気温に、心地よい精霊の風とよばれる風が常に吹き、温厚な気温で日に焼けた小麦色の肌をした国民の人々は、穏やかで親切な人々が多く、世界の美しい海ベスト3位に選ばれる自然豊かなこの国は、観光地としても人気のある国だった。
城下町を闊歩する大勢の人々の中に独特の格好をして街中を叫び歩く集団の人々がいる。
「この平和なアルコバリーノに、軍隊なんていらないっ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
戦車も、銃もみんなみんな必要等ないっ‼︎‼︎‼︎
そんな野蛮な物があるから、テロリスト達を刺激してしまうんですっ‼︎‼︎‼︎
皆さん、我々は野蛮な軍隊共等永遠に追放して、対話という新しいこの時代に合わせた武器で丁寧に相手に理解して貰えるまで諦めず対話をし、戦っていきましょうっっっ‼︎‼︎‼︎
彼らも同じ人間です‼︎‼︎、分かり合えない筈がない‼︎‼︎‼︎、武器を持つなんて、もはや時代遅れだっ‼‼‼‼
それを捨てる勇気をいち早くこの国が世界に示すんですっ‼‼‼‼」
その集団の側では恰幅のいい人の良さそうな男性が演説をしている。
「次の国防大臣選挙では是非、このヨイサク・ンサウツイコを国防大臣に国民の皆様にご投票お願いしますっ‼︎‼︎‼︎
古き王族制度をぶっ潰し、軍隊をぶっ潰したそのお金で、皆様の最低賃金を10000ジェニーに引き上げさせて貰い、更に皆様一人一人に500万ジェニーお渡ししますっ‼︎‼︎‼︎」
彼の側には大勢の支持者が集まっており、酔いしれた様に熱狂的にその言葉を支持している。
「ヨイサクさ〜ん、応援してま〜す‼︎‼︎」
「王族なんて古い連中はこの国にいらない、そんな連中に使われる余計な税金があるから、我々はいつまでたっても豊かにならないんだっ‼︎‼︎
‼︎」
その騒ぎを一通り見ていたカーヤは感想を述べる。
「まあ、あのテレビ報道を見て思いましたが
随分とこの国の基盤は傾いている様ですね?
この状態が続くのなら、この国との契約も、考え直さなければいけません。」
ジョシュダも真剣な表情で頷いて答える。
「まさか、これ程までとは……もはやテロリストどころの話ではありません。
もう既に内側からこの国は侵略されてますね?」
ノアは興味なさそうに喋る。
「ふーん、この国、そんな大変なんだ?」
「まだ、約束の時間まで猶予はありますし、その辺を散策して、何処かでお茶でも飲みません?」
カーヤの提案にノアは嬉しそうに乗る。
「お、いいですねぇ?、でしたら旨そうな物がある喫茶店とか寄りましょうよ?」
城下町周辺を暫く彼らは歩くと大きな公園の入口に入り、そこの大きな広場付近で5~7歳程の小さな子供達沢山集めてその子供達の何人かにに野蛮な軍隊はこの国からなくそう、アルコバリーノに対話での平和を実現しようと書かれた横断幕を持たされていた。
その中に集まっている7才程の男の子がカーヤの怪我に気が付いて近寄って来て話しかけてくる。
「ねぇきみ、そのけが、きみもテロリストにやられたの?」
「君もって事は、あなたもテロリストに何かされたのかしら?」
カーヤがそう聞き返すと男の子は頷いて言う。
「ボクのパパ、アルコバリーノのてつどうのうんてんしゅなんだ。
でもテロリストってこわいひとたちのおこしたばくはつにまきこまれていまびょういんにいるよ。
だからこんなこともうおこってほしくなくてこのうんどうにさんかしてるんだよ?
ぐんたいってゆーめいわくなひとたちがいがなくなれば、そのひとたちにテロリストのひとたちがしげきされなくてもうばくはつもおこらないし
はなしあいでかいけつできるんでしょ?」
小さな無邪気な男の子の言葉を、カーヤは否定する。
「いいえ?、それは間違った考えね?
だって私のこの怪我は、いくら話し合いで解決しようとしても、蹴られ続けて、最後には腕の骨も折られたのよ?
どれだけ言葉を相手に伝えてもね?、お話の通じない人には話し合いなんて意味なんかないのよ?」
男の子はぽかんとした表情でカーヤに聞き返す。
「え?……じゃあ、じゃあ、どうしたらいいの?」
「話し合いの通じないテロリストの様な相手にはね?、こっちも、武器を持って立ち向かうしか手はないの
軍隊というものは、その為の大切な存在で
この国に生きている人達皆を守る為に、立ち向かってくれる、決して、どこの国からもいなくなってはいけない存在なのよ?
何か災害が起こった時にも、あなた達を助けてくれる頼もしい味方なんだから?
話し合いだけじゃ、決して彼らの代わりにはならないわ」
「せんせいたちといってること、ぜんぜんちがうよ?」
「そんなの、しらなかった。」
「でも、せんせいがぐんたいのひとたちはわるいひとたちだって?、せんせい、うそついてたの?」
カーヤの言葉にその場にいる子供達も不安そうな顔をして顔を見合わせて騒ぎ出す。
その活動を指示しているらしき日に焼けてない中年の女性がカーヤを叱り付けてくるが
「チょっト、お嬢ちゃン‼‼、どこノ子か知らないけど
この国の素晴らしイ考えにケチを付けナいデ
頂戴ッ‼‼‼‼」
カーヤは更ににこやかに笑って言ってのける。
「あら?、おかしいですね?、いつからアルコバリーノは
自国の軍隊を否定する様になったんですか?
それが本当にこの国の考えなら、世界一アルコバリーノは愚かな国と嘲笑されても、仕方ありませんよ?
軍隊の存在を否定したら、国防はどうするのですか?」
眉間に皺を大きく寄せて真っ赤な顔をしながら彼女は不機嫌になる。
「愚かでスっテ‼‼‼‼、こノ他所者ガっ‼‼‼‼、生意気言ウんじゃないヨっ‼‼‼‼話し合ウんだヨ‼‼‼‼?
それデ全てが解決出来ルんダッ‼‼‼‼」
女性の狂った様な罵声を浴びせられても、カーヤは余裕の表情で対応してみせる。
「そんなに怒鳴らずとも、あなたの声は私の耳にちゃんと届いています。
あなたの仰る話し合いとは、そんな乱暴な物言いで話し合うんですか?
その恫喝する態度では、どんな話し合いも上手く行きませんよ?
先程私をよそ者と仰いましたが、あなたも、この国の方ではありませんよね?
日に焼けてない肌に、その独特な訛りの発音、トゥピュンインデン国の方の喋り方にそっくりですが
よその国の方が、何故他国の内政に干渉されるんですか?」
「黙れ‼‼‼‼小娘ガ〜〜〜〜〜ッッッ‼‼‼‼くぁwせdrftgyふじこ※lp~~~~~~~‼‼‼‼」
「失っ礼しましたっっっ~」
ノアは慌ててカーヤを抱き上げて公園からジョシュダと共に走り出して出る。
カーヤを下ろしてノアは軽く注意する。
「ちょっとお嬢様?、駄目でしょ?
下手に喧嘩売っちゃ?、ああゆう偏った思想持った人達は、はいはいって、適当に相槌打ってりゃいいんだって?」
ノアの隣でジョシュダはカーヤに同意する様に言う。
「確かに関心はしませんが、お気持ちは分かります。
あんな善悪の判断のつかない子供達を使って
政治批判の道具にするなんて、虫唾が走ります。」
カーヤは全く反省の色も見せないで喋る。
「まぁ?、今はあなた達が一緒だから平気でしょう?
それにあれだけ怒るって事は、図星だった訳でしょうし?、やましい事が何もなければ怒る必要なんてないもの?」
そうですねと頷きながらジョシュダはトゥピュンインデン国について説明する。
「トゥピュンインデン国、グラドナから西に4000Km行った場所にある国ですね?
財政難の国に多額の金利を貸し与え、それを返済出来なければ
その国の最も価値のある土地や公共施設等を返済金代わりに要求し奪う。
常に近くの国の領海侵犯を犯し、他国の漁業区域にも平気で入って密漁も行っている厄介な国です。」
ノアは苦笑しながら思い出した様に言う。
「あ~…トゥピュインデンの常識世界の非常識って言われてるあの国ね?
仕事で何度かあの国に行った事あるけどオレもあの国あんま好きじゃないなぁ?~
あの国の人達って、息をする様に平気で嘘を付くし
さっきみたいにすぐ感情的になって怒る人達多くて、何より外からやってきたオレ等を見下して店で注文した料理なんかも凄いボッタクリ値段を吹っかけてくるんだよ?~」
ジョシュダは同情するような表情でノアを見て注意する。
「……ノア、今度からあの国での食事は止めておいた方がいいよ?
あの国は賞味期限切れの食材とか平気で出して
お金を取る飲食店が多いからね?、現にあの国で食事をして体を崩した人が観光客の中でも多いと聞くから……」
「ええ〜?、それマジでぇ?、ヒッデーなぁ
今度からあの国に行かなきゃ行けない時は水とインスタント食品持参で行こ……おっ?
ねぇお嬢様、あそこの喫茶店なんか美味しそうじゃない?
あそこでお茶しよ〜よぉ?」
公園入り口付近の小洒落た雰囲気の喫茶店をノアは指差して期待する眼差しでカーヤを見つめる。
「あなたは本当に食事が好きね?……では
あそこでお茶をしましょうか?」
3人は喫茶店に入ると、まだ誰もいない状態の様で店の焼けた肌の色をした茶髪の髭面の中年の店主の男性がやる気がなさそうにテレビを付け雑誌を読んでおり、カーヤ達が入って来るのに気が付くと驚いた様子で声をかけてくる。
「おっ……いらっしゃい?」
3人が席に座りそれぞれメニュー表を見て注文する。
「私は、ダージリンティーのストレートをお願いします。」
「俺はスペシャルブレンドコーヒーでお願いします。」
「えーと……こっから、こっちまでのメニュー取り合えず全部注文お願い出来ますか?~」
ノアの注文を聞いて店主は眉根を潜めて疑う様にノアを見て尋ねる。
「ちょっと、黒髪のお兄さん、アンタそんな食べれんの?
悪戯とかで頼んでないよね?、お金、ちゃんと払えるの?、それだけ頼んだら結構するよ?」
ノアは笑いながら財布を取り出し札束を見せる。
「あー、大丈夫です~、オレ、大食い選手よりも
食べれるし、キャッシュよりも、現金派なんで」
アルコバリーノ王国、7色の火がつく天然ガスの他に、年中温暖な気温に、心地よい精霊の風とよばれる風が常に吹き、温厚な気温で日に焼けた小麦色の肌をした国民の人々は、穏やかで親切な人々が多く、世界の美しい海ベスト3位に選ばれる自然豊かなこの国は、観光地としても人気のある国だった。
城下町を闊歩する大勢の人々の中に独特の格好をして街中を叫び歩く集団の人々がいる。
「この平和なアルコバリーノに、軍隊なんていらないっ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
戦車も、銃もみんなみんな必要等ないっ‼︎‼︎‼︎
そんな野蛮な物があるから、テロリスト達を刺激してしまうんですっ‼︎‼︎‼︎
皆さん、我々は野蛮な軍隊共等永遠に追放して、対話という新しいこの時代に合わせた武器で丁寧に相手に理解して貰えるまで諦めず対話をし、戦っていきましょうっっっ‼︎‼︎‼︎
彼らも同じ人間です‼︎‼︎、分かり合えない筈がない‼︎‼︎‼︎、武器を持つなんて、もはや時代遅れだっ‼‼‼‼
それを捨てる勇気をいち早くこの国が世界に示すんですっ‼‼‼‼」
その集団の側では恰幅のいい人の良さそうな男性が演説をしている。
「次の国防大臣選挙では是非、このヨイサク・ンサウツイコを国防大臣に国民の皆様にご投票お願いしますっ‼︎‼︎‼︎
古き王族制度をぶっ潰し、軍隊をぶっ潰したそのお金で、皆様の最低賃金を10000ジェニーに引き上げさせて貰い、更に皆様一人一人に500万ジェニーお渡ししますっ‼︎‼︎‼︎」
彼の側には大勢の支持者が集まっており、酔いしれた様に熱狂的にその言葉を支持している。
「ヨイサクさ〜ん、応援してま〜す‼︎‼︎」
「王族なんて古い連中はこの国にいらない、そんな連中に使われる余計な税金があるから、我々はいつまでたっても豊かにならないんだっ‼︎‼︎
‼︎」
その騒ぎを一通り見ていたカーヤは感想を述べる。
「まあ、あのテレビ報道を見て思いましたが
随分とこの国の基盤は傾いている様ですね?
この状態が続くのなら、この国との契約も、考え直さなければいけません。」
ジョシュダも真剣な表情で頷いて答える。
「まさか、これ程までとは……もはやテロリストどころの話ではありません。
もう既に内側からこの国は侵略されてますね?」
ノアは興味なさそうに喋る。
「ふーん、この国、そんな大変なんだ?」
「まだ、約束の時間まで猶予はありますし、その辺を散策して、何処かでお茶でも飲みません?」
カーヤの提案にノアは嬉しそうに乗る。
「お、いいですねぇ?、でしたら旨そうな物がある喫茶店とか寄りましょうよ?」
城下町周辺を暫く彼らは歩くと大きな公園の入口に入り、そこの大きな広場付近で5~7歳程の小さな子供達沢山集めてその子供達の何人かにに野蛮な軍隊はこの国からなくそう、アルコバリーノに対話での平和を実現しようと書かれた横断幕を持たされていた。
その中に集まっている7才程の男の子がカーヤの怪我に気が付いて近寄って来て話しかけてくる。
「ねぇきみ、そのけが、きみもテロリストにやられたの?」
「君もって事は、あなたもテロリストに何かされたのかしら?」
カーヤがそう聞き返すと男の子は頷いて言う。
「ボクのパパ、アルコバリーノのてつどうのうんてんしゅなんだ。
でもテロリストってこわいひとたちのおこしたばくはつにまきこまれていまびょういんにいるよ。
だからこんなこともうおこってほしくなくてこのうんどうにさんかしてるんだよ?
ぐんたいってゆーめいわくなひとたちがいがなくなれば、そのひとたちにテロリストのひとたちがしげきされなくてもうばくはつもおこらないし
はなしあいでかいけつできるんでしょ?」
小さな無邪気な男の子の言葉を、カーヤは否定する。
「いいえ?、それは間違った考えね?
だって私のこの怪我は、いくら話し合いで解決しようとしても、蹴られ続けて、最後には腕の骨も折られたのよ?
どれだけ言葉を相手に伝えてもね?、お話の通じない人には話し合いなんて意味なんかないのよ?」
男の子はぽかんとした表情でカーヤに聞き返す。
「え?……じゃあ、じゃあ、どうしたらいいの?」
「話し合いの通じないテロリストの様な相手にはね?、こっちも、武器を持って立ち向かうしか手はないの
軍隊というものは、その為の大切な存在で
この国に生きている人達皆を守る為に、立ち向かってくれる、決して、どこの国からもいなくなってはいけない存在なのよ?
何か災害が起こった時にも、あなた達を助けてくれる頼もしい味方なんだから?
話し合いだけじゃ、決して彼らの代わりにはならないわ」
「せんせいたちといってること、ぜんぜんちがうよ?」
「そんなの、しらなかった。」
「でも、せんせいがぐんたいのひとたちはわるいひとたちだって?、せんせい、うそついてたの?」
カーヤの言葉にその場にいる子供達も不安そうな顔をして顔を見合わせて騒ぎ出す。
その活動を指示しているらしき日に焼けてない中年の女性がカーヤを叱り付けてくるが
「チょっト、お嬢ちゃン‼‼、どこノ子か知らないけど
この国の素晴らしイ考えにケチを付けナいデ
頂戴ッ‼‼‼‼」
カーヤは更ににこやかに笑って言ってのける。
「あら?、おかしいですね?、いつからアルコバリーノは
自国の軍隊を否定する様になったんですか?
それが本当にこの国の考えなら、世界一アルコバリーノは愚かな国と嘲笑されても、仕方ありませんよ?
軍隊の存在を否定したら、国防はどうするのですか?」
眉間に皺を大きく寄せて真っ赤な顔をしながら彼女は不機嫌になる。
「愚かでスっテ‼‼‼‼、こノ他所者ガっ‼‼‼‼、生意気言ウんじゃないヨっ‼‼‼‼話し合ウんだヨ‼‼‼‼?
それデ全てが解決出来ルんダッ‼‼‼‼」
女性の狂った様な罵声を浴びせられても、カーヤは余裕の表情で対応してみせる。
「そんなに怒鳴らずとも、あなたの声は私の耳にちゃんと届いています。
あなたの仰る話し合いとは、そんな乱暴な物言いで話し合うんですか?
その恫喝する態度では、どんな話し合いも上手く行きませんよ?
先程私をよそ者と仰いましたが、あなたも、この国の方ではありませんよね?
日に焼けてない肌に、その独特な訛りの発音、トゥピュンインデン国の方の喋り方にそっくりですが
よその国の方が、何故他国の内政に干渉されるんですか?」
「黙れ‼‼‼‼小娘ガ〜〜〜〜〜ッッッ‼‼‼‼くぁwせdrftgyふじこ※lp~~~~~~~‼‼‼‼」
「失っ礼しましたっっっ~」
ノアは慌ててカーヤを抱き上げて公園からジョシュダと共に走り出して出る。
カーヤを下ろしてノアは軽く注意する。
「ちょっとお嬢様?、駄目でしょ?
下手に喧嘩売っちゃ?、ああゆう偏った思想持った人達は、はいはいって、適当に相槌打ってりゃいいんだって?」
ノアの隣でジョシュダはカーヤに同意する様に言う。
「確かに関心はしませんが、お気持ちは分かります。
あんな善悪の判断のつかない子供達を使って
政治批判の道具にするなんて、虫唾が走ります。」
カーヤは全く反省の色も見せないで喋る。
「まぁ?、今はあなた達が一緒だから平気でしょう?
それにあれだけ怒るって事は、図星だった訳でしょうし?、やましい事が何もなければ怒る必要なんてないもの?」
そうですねと頷きながらジョシュダはトゥピュンインデン国について説明する。
「トゥピュンインデン国、グラドナから西に4000Km行った場所にある国ですね?
財政難の国に多額の金利を貸し与え、それを返済出来なければ
その国の最も価値のある土地や公共施設等を返済金代わりに要求し奪う。
常に近くの国の領海侵犯を犯し、他国の漁業区域にも平気で入って密漁も行っている厄介な国です。」
ノアは苦笑しながら思い出した様に言う。
「あ~…トゥピュインデンの常識世界の非常識って言われてるあの国ね?
仕事で何度かあの国に行った事あるけどオレもあの国あんま好きじゃないなぁ?~
あの国の人達って、息をする様に平気で嘘を付くし
さっきみたいにすぐ感情的になって怒る人達多くて、何より外からやってきたオレ等を見下して店で注文した料理なんかも凄いボッタクリ値段を吹っかけてくるんだよ?~」
ジョシュダは同情するような表情でノアを見て注意する。
「……ノア、今度からあの国での食事は止めておいた方がいいよ?
あの国は賞味期限切れの食材とか平気で出して
お金を取る飲食店が多いからね?、現にあの国で食事をして体を崩した人が観光客の中でも多いと聞くから……」
「ええ〜?、それマジでぇ?、ヒッデーなぁ
今度からあの国に行かなきゃ行けない時は水とインスタント食品持参で行こ……おっ?
ねぇお嬢様、あそこの喫茶店なんか美味しそうじゃない?
あそこでお茶しよ〜よぉ?」
公園入り口付近の小洒落た雰囲気の喫茶店をノアは指差して期待する眼差しでカーヤを見つめる。
「あなたは本当に食事が好きね?……では
あそこでお茶をしましょうか?」
3人は喫茶店に入ると、まだ誰もいない状態の様で店の焼けた肌の色をした茶髪の髭面の中年の店主の男性がやる気がなさそうにテレビを付け雑誌を読んでおり、カーヤ達が入って来るのに気が付くと驚いた様子で声をかけてくる。
「おっ……いらっしゃい?」
3人が席に座りそれぞれメニュー表を見て注文する。
「私は、ダージリンティーのストレートをお願いします。」
「俺はスペシャルブレンドコーヒーでお願いします。」
「えーと……こっから、こっちまでのメニュー取り合えず全部注文お願い出来ますか?~」
ノアの注文を聞いて店主は眉根を潜めて疑う様にノアを見て尋ねる。
「ちょっと、黒髪のお兄さん、アンタそんな食べれんの?
悪戯とかで頼んでないよね?、お金、ちゃんと払えるの?、それだけ頼んだら結構するよ?」
ノアは笑いながら財布を取り出し札束を見せる。
「あー、大丈夫です~、オレ、大食い選手よりも
食べれるし、キャッシュよりも、現金派なんで」