八咫烏 第5話
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少ししてそれぞれ手に鋭い槍や剣、斧を持った大勢の連中が我々を取り囲んでその集団の1人が私達に向かって叫ぶ。
「お前はポックルだな?、ライセンスを寄こせ
そうしたら命ばかりは見逃してやるよ?」
ポックルは彼らをせせ笑って、指先で弓を弾く様な仕草をしながらおどけて言ってみせる。
「こっえ〜〜な、命まで取るのかよ?〜〜
アンタ達、親に教えて貰えなかったんだな、可哀想に?
人殺しって、犯罪なんだぜ?、知ってるか?」
おい、レオリオみたいにふざけてないで、武器を出さないか武器を、流石に私でもこの数は庇いきれんぞ?
「テメェ‼︎ ふざけやがっ……」
バタンッ‼︎‼︎
先程まで威勢よく怒鳴っていた男が急に地面に倒れて気絶している。
今、一体何が起きた?、ポックルが弓を弾いてそれを離した仕草をした瞬間に銃で撃たれたかの様に先程の男は倒れた気がしたが?……
「ギャャ〜〜〜いてててててっ‼︎‼︎」
ブンブンと、ポンズの丸い大きな帽子からも次々と、蜂の巣を守るかの様にあの羽音を鳴らしながら蜂達が次々と飛び出て来て我々を囲んでいる連中に針を刺し始める。
おかしいな?……第4試験中の洞窟内の説明では彼女が悲鳴をあげたり気絶してショックを受けて始めて彼女の帽子の中にいる蜂は襲いかかるのだと言っていたが……あれではまるで
命令系統を彼女が直接指示して蜂達を操っている様ではないか?
蜂達に刺されてしまった奴等は何故か大人しくなって手に持っていた武器をそれぞれ投げ捨て始める。
ポックルが蜂に刺されまいと逃げ回っている連中に次々と素早く弓を弾く仕草をし、狙われた者は1人1人確実に気絶して行き、あっという間に数多く集まっていた連中は壊滅してしまった。
仕事を終えた蜂達が彼女の帽子の中に入って行く中ポンズは笑顔で蜂達に労いの声をかける。
「ご苦労様、さてさてあなた達?
取り敢えず有り金全部寄越して帰りなさい?」
私達を囲っていた中でポンズの蜂に刺された奴等は文句一つ言わずに財布を渡してこの場を立ち去って行ってしまった。
「悪いな?、こっちもにっちもさっちもいかない状況だからこれは慰謝料として
貰っておくぜ?、お前達だってオレの命狙って来たし、お互い様だよな?」
その間にポックルは気絶した連中から財布を次々に盗って中身だけ抜いて律儀に空になった財布だけ返却している。
財布から抜いたジェニーを数え終えてポンズはため息を吐いて言う。
「あれだけいてたった10万ジェニーか
たいして持ってないわねぇアイツ等?」
どうやら、本当に念能力をポックル達は短期間で習得した様だな?……それにしても追い剥ぎしてまで金銭を奪い取るとは、彼らはそこまで追い詰められてるのか
「……こいつ等に至っては自業自得だから君達にどうこう言うつもりはないが、本当に金が必要なのだな?、しかし
仮にも騙されてあんな大金を要求されてるのならまず支払う事を考えるよりも
法的機関を頼ったらどうなのだ?、弁護士とか?
ライセンスカードがあるならば、良い人位は
紹介して貰えるだろう?」
私がそう声をかけるとポックルは頭を抱えて血走った目で叫び出す。
「それが出来たらなぁ、苦労はしねーよっ‼︎‼︎
契約なんだよ、契約‼︎‼︎、さっき言った
超能力みたいな力で、オレ達契約しちまったんだ、これを見ろっ‼︎」
そう言って一枚の紙をポックルに見せられる。
折線一つないどころか不気味な感じのするその紙にはこう書いてあった。
念能力を覚醒させる報酬として、今年年内に必ず100億を指定の口座に支払う事を約束する事。
期限が過ぎれば、この書面に署名をした者の命をもって償う事に同意する事を私の名によってここに誓わせる。
血の様な赤い文字で名前が書いてある。
オールド・ル・ヨハネス・イーサン・アイザック・マ・ジュード・リ・エイダン・クラレンス
……ある有名画家程ではないが、それなりに長い名前だな?、ミドルネームを省略して読むと、オールド・クラレンスになるか……
その下にはポックルとポンズのサインがそれぞれ書いてあり、名前の最後の部分にそれぞれ押したばかりの様な血の臭いのするまだ真っ赤な彼らの血判が塗ってある。
随分と物騒な契約もあったものだな?、まるで低予算ホラー映画の悪魔との契約のシーンにでもありそうな内容だ。
「見た所コピーではなく実物の契約書なんだろ?
なら律儀に持って守ってなんかいないで
破って捨てるなり、燃やすなりすればいいではないか?」
ポンズは呆れた様子で私に向かって言う。
「そうか、アンタには見えてないのね?、まあいいわ、説明するのも面倒だし
出来るんならやってみなさいよ?」
随分と妙な言い方をするものだな?、まるでそんな事は絶対に出来ないとでも言いたげの様だ。
たかがただの薄っぺらい紙1枚にだぞ?、おかしいではないか?
「では、この武器でその紙を切っても問題ないか?」
私は両手に持っている双剣を構えて尋ねると契約書を持っているポックルは頷く。
許可も貰ったのでポックルの手に持っている契約書を簡単に切れる力を入れて私は切ろうとするが
キイィィィィンッッッ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
な、なん、だと?……
ポックルの手に持っている紙は鋼鉄よりも硬い感触がし、私の持っている双剣から結構な音が鳴り響く。
いや、あり得ないだろ?、ただの紙1枚ではないか?、何でこんなに硬いんだ。
「……もう一回、試して構わんか?」
「何度でもいーぞ?、気が済むまでやってくれ」
ポックルから了解を貰い、今度はさらに強く、両手の双剣を使って紙を切ろうとするが
ガキイィィィィンッッッッ‼︎‼︎‼︎‼︎
そう両手に持っていた双剣は悲鳴を鳴らすと2つ同時に折れてしまった。
「……何だ、その堅すぎる紙は?、ありえないだろ?
紙全面ダイヤモンドででも出来ているというのか?」
私は心底驚いてポックル達に尋ねる。
「いや、元々は普通の紙だったんだよ?、因みに燃やそうとしても焦げ一つつかねぇ
何度か捨てても、必ず数時間後にはオレ達のどちらかの荷物に入ってるしな?」
「本当に何なんだその紙は?、新手の都市伝説レベルの呪いか何かか?」
……これも、念能力という力の一種何だろうか?、ジョシュダさんの様に、念能力を持った使い手が傍にいなくても、継続してその効果を発揮出来る能力もあると言う事なのか?
ポンズは笑顔になって右手を差し出して来る。
ん……?、何だ、その差し出した手は?
「ここから先の話しは情報料として、そうねぇ~
5万ジェニー程頂こうかしら?」
「あんな半端な所まで話しておいて、今更金を取るつもりかっ‼︎」
私が抗議するとポックルも笑顔で聞いてくる。
「まぁそう言うなって?、でもお前気にならねぇか?、短期間で
超能力みたいな超人的な力が手に入って
どうしてこんなただの紙がこんなに頑丈なのかさ?
それが今ならたった5万で情報が手に入るんだぜ?
オレは嘘は嫌いだからつかねー事は約束するぜ?、どうするよ?」
くっそぉ…………あんな半端な所で話を切られたら余計に気になるじゃないか、念能力の事は大体は予測は出来たが、問題はどうやってあんな短期間で能力を覚えたのかだ。
そんな事が出来るのなら、ジョシュダさんの言う様な念の修行等必要ないではないか?
5万ジェニーなら今丁度持っているが……
心底渡したくはないが、好奇心に抗えず渋々ポンズに5万ジェニーを差し出す。
「毎度あり〜♪」
満面の笑みを浮かべながらポンズは私の今の全財産の5万ジェニーを受け取る。
「まずな、さっきまで超能力って言ってたのは正式にはな、念能力って言う名前らしいんだよ?」
ポックルが勿体ぶって言うが、そこまでは知ってる。
「うむ、それで、どうやって短期間でその力を君達は覚えられたのだ?」
「さっきも言ったけど、おもちゃみたいな銃を沢山使われて、私達それに撃たれたら
いつの間にか使いたい能力を自由に使える様になってたのよ?」
おかしいな?、銃に撃たれただけで念能力なんてそんな簡単に使える様になれる物なのか?
ジョシュダさんに聞いていた話と大分違うぞ?
「……念能力を覚える為の、修行とかはないのか?」
私が尋ねるとポックルは不思議そうに首を傾げて言う。
「修行って何だそれ?、そんなもんあるのか?」
ん?……どういう事だ?、では、ポックル達は、念能力を覚える為の修行なしでその力を自由に使っているという事か?……
まるでそれは、カインやアベル達の様に……大丈夫なのかそれは?、私は彼らが心配になり一応忠告するが
「……なぁ、お前達、もう一度、他の念能力を使える人を探して、師事し直した方が絶対にいいのではないか?
正しい力のコントロール方法を知らなければ
今のままでは危険だと思うぞ?」
ポンズも追い詰められているのかイラついた表情で私に怒鳴り付ける。
「はぁ?、そんな時間なんか私達にはないわよっ‼‼‼‼
今年中に100億よ、100億っ‼‼‼‼
それを支払わなきゃ本当に命取られちゃうの私達っ‼‼‼‼
それともクラピカ、アンタが肩代わりして払ってくれる訳?‼‼‼‼」
すまん、流石にそれは無理だ。
ハンターライセンスを持ってしても、世界中が不安定な経済に突入している現在では100億の融資は渋る所が多いだろうしな?……
「今から念能力者探せって言われてもよ?
タダで教えてくれる様なお人好しなんかいる訳ねーだろ?、向こうも教える自分の時間取られるんだぜ?
それなりの要求されるのが当たり前じゃねーか?
もし無償で教えてくれる奴がいるんだったら、オレはジャポンの土下座って奴を心を込めて全力でやってやるよ?」
確かにポックルの言う通りだな、駄目元で私もジョシュダさんに頼んで快く念能力を教えてくれると承諾は貰ったが
それは物凄い運が良かったのだろう。
念能力者を探す時間も、承諾を貰う交渉も、本来ならもっと時間の掛かる事だろうし……
因みに土下座とは、ジャポンで使われるという最大限の誠意や謝罪を示す時に使われる姿勢の事なのだが、地面に手をついて、深くお辞儀をする姿勢の事をそう呼ぶらしい……
やった後は、場所によっては服も汚れるだろうし、正直変わった文化だと思う。
「お前はポックルだな?、ライセンスを寄こせ
そうしたら命ばかりは見逃してやるよ?」
ポックルは彼らをせせ笑って、指先で弓を弾く様な仕草をしながらおどけて言ってみせる。
「こっえ〜〜な、命まで取るのかよ?〜〜
アンタ達、親に教えて貰えなかったんだな、可哀想に?
人殺しって、犯罪なんだぜ?、知ってるか?」
おい、レオリオみたいにふざけてないで、武器を出さないか武器を、流石に私でもこの数は庇いきれんぞ?
「テメェ‼︎ ふざけやがっ……」
バタンッ‼︎‼︎
先程まで威勢よく怒鳴っていた男が急に地面に倒れて気絶している。
今、一体何が起きた?、ポックルが弓を弾いてそれを離した仕草をした瞬間に銃で撃たれたかの様に先程の男は倒れた気がしたが?……
「ギャャ〜〜〜いてててててっ‼︎‼︎」
ブンブンと、ポンズの丸い大きな帽子からも次々と、蜂の巣を守るかの様にあの羽音を鳴らしながら蜂達が次々と飛び出て来て我々を囲んでいる連中に針を刺し始める。
おかしいな?……第4試験中の洞窟内の説明では彼女が悲鳴をあげたり気絶してショックを受けて始めて彼女の帽子の中にいる蜂は襲いかかるのだと言っていたが……あれではまるで
命令系統を彼女が直接指示して蜂達を操っている様ではないか?
蜂達に刺されてしまった奴等は何故か大人しくなって手に持っていた武器をそれぞれ投げ捨て始める。
ポックルが蜂に刺されまいと逃げ回っている連中に次々と素早く弓を弾く仕草をし、狙われた者は1人1人確実に気絶して行き、あっという間に数多く集まっていた連中は壊滅してしまった。
仕事を終えた蜂達が彼女の帽子の中に入って行く中ポンズは笑顔で蜂達に労いの声をかける。
「ご苦労様、さてさてあなた達?
取り敢えず有り金全部寄越して帰りなさい?」
私達を囲っていた中でポンズの蜂に刺された奴等は文句一つ言わずに財布を渡してこの場を立ち去って行ってしまった。
「悪いな?、こっちもにっちもさっちもいかない状況だからこれは慰謝料として
貰っておくぜ?、お前達だってオレの命狙って来たし、お互い様だよな?」
その間にポックルは気絶した連中から財布を次々に盗って中身だけ抜いて律儀に空になった財布だけ返却している。
財布から抜いたジェニーを数え終えてポンズはため息を吐いて言う。
「あれだけいてたった10万ジェニーか
たいして持ってないわねぇアイツ等?」
どうやら、本当に念能力をポックル達は短期間で習得した様だな?……それにしても追い剥ぎしてまで金銭を奪い取るとは、彼らはそこまで追い詰められてるのか
「……こいつ等に至っては自業自得だから君達にどうこう言うつもりはないが、本当に金が必要なのだな?、しかし
仮にも騙されてあんな大金を要求されてるのならまず支払う事を考えるよりも
法的機関を頼ったらどうなのだ?、弁護士とか?
ライセンスカードがあるならば、良い人位は
紹介して貰えるだろう?」
私がそう声をかけるとポックルは頭を抱えて血走った目で叫び出す。
「それが出来たらなぁ、苦労はしねーよっ‼︎‼︎
契約なんだよ、契約‼︎‼︎、さっき言った
超能力みたいな力で、オレ達契約しちまったんだ、これを見ろっ‼︎」
そう言って一枚の紙をポックルに見せられる。
折線一つないどころか不気味な感じのするその紙にはこう書いてあった。
念能力を覚醒させる報酬として、今年年内に必ず100億を指定の口座に支払う事を約束する事。
期限が過ぎれば、この書面に署名をした者の命をもって償う事に同意する事を私の名によってここに誓わせる。
血の様な赤い文字で名前が書いてある。
オールド・ル・ヨハネス・イーサン・アイザック・マ・ジュード・リ・エイダン・クラレンス
……ある有名画家程ではないが、それなりに長い名前だな?、ミドルネームを省略して読むと、オールド・クラレンスになるか……
その下にはポックルとポンズのサインがそれぞれ書いてあり、名前の最後の部分にそれぞれ押したばかりの様な血の臭いのするまだ真っ赤な彼らの血判が塗ってある。
随分と物騒な契約もあったものだな?、まるで低予算ホラー映画の悪魔との契約のシーンにでもありそうな内容だ。
「見た所コピーではなく実物の契約書なんだろ?
なら律儀に持って守ってなんかいないで
破って捨てるなり、燃やすなりすればいいではないか?」
ポンズは呆れた様子で私に向かって言う。
「そうか、アンタには見えてないのね?、まあいいわ、説明するのも面倒だし
出来るんならやってみなさいよ?」
随分と妙な言い方をするものだな?、まるでそんな事は絶対に出来ないとでも言いたげの様だ。
たかがただの薄っぺらい紙1枚にだぞ?、おかしいではないか?
「では、この武器でその紙を切っても問題ないか?」
私は両手に持っている双剣を構えて尋ねると契約書を持っているポックルは頷く。
許可も貰ったのでポックルの手に持っている契約書を簡単に切れる力を入れて私は切ろうとするが
キイィィィィンッッッ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
な、なん、だと?……
ポックルの手に持っている紙は鋼鉄よりも硬い感触がし、私の持っている双剣から結構な音が鳴り響く。
いや、あり得ないだろ?、ただの紙1枚ではないか?、何でこんなに硬いんだ。
「……もう一回、試して構わんか?」
「何度でもいーぞ?、気が済むまでやってくれ」
ポックルから了解を貰い、今度はさらに強く、両手の双剣を使って紙を切ろうとするが
ガキイィィィィンッッッッ‼︎‼︎‼︎‼︎
そう両手に持っていた双剣は悲鳴を鳴らすと2つ同時に折れてしまった。
「……何だ、その堅すぎる紙は?、ありえないだろ?
紙全面ダイヤモンドででも出来ているというのか?」
私は心底驚いてポックル達に尋ねる。
「いや、元々は普通の紙だったんだよ?、因みに燃やそうとしても焦げ一つつかねぇ
何度か捨てても、必ず数時間後にはオレ達のどちらかの荷物に入ってるしな?」
「本当に何なんだその紙は?、新手の都市伝説レベルの呪いか何かか?」
……これも、念能力という力の一種何だろうか?、ジョシュダさんの様に、念能力を持った使い手が傍にいなくても、継続してその効果を発揮出来る能力もあると言う事なのか?
ポンズは笑顔になって右手を差し出して来る。
ん……?、何だ、その差し出した手は?
「ここから先の話しは情報料として、そうねぇ~
5万ジェニー程頂こうかしら?」
「あんな半端な所まで話しておいて、今更金を取るつもりかっ‼︎」
私が抗議するとポックルも笑顔で聞いてくる。
「まぁそう言うなって?、でもお前気にならねぇか?、短期間で
超能力みたいな超人的な力が手に入って
どうしてこんなただの紙がこんなに頑丈なのかさ?
それが今ならたった5万で情報が手に入るんだぜ?
オレは嘘は嫌いだからつかねー事は約束するぜ?、どうするよ?」
くっそぉ…………あんな半端な所で話を切られたら余計に気になるじゃないか、念能力の事は大体は予測は出来たが、問題はどうやってあんな短期間で能力を覚えたのかだ。
そんな事が出来るのなら、ジョシュダさんの言う様な念の修行等必要ないではないか?
5万ジェニーなら今丁度持っているが……
心底渡したくはないが、好奇心に抗えず渋々ポンズに5万ジェニーを差し出す。
「毎度あり〜♪」
満面の笑みを浮かべながらポンズは私の今の全財産の5万ジェニーを受け取る。
「まずな、さっきまで超能力って言ってたのは正式にはな、念能力って言う名前らしいんだよ?」
ポックルが勿体ぶって言うが、そこまでは知ってる。
「うむ、それで、どうやって短期間でその力を君達は覚えられたのだ?」
「さっきも言ったけど、おもちゃみたいな銃を沢山使われて、私達それに撃たれたら
いつの間にか使いたい能力を自由に使える様になってたのよ?」
おかしいな?、銃に撃たれただけで念能力なんてそんな簡単に使える様になれる物なのか?
ジョシュダさんに聞いていた話と大分違うぞ?
「……念能力を覚える為の、修行とかはないのか?」
私が尋ねるとポックルは不思議そうに首を傾げて言う。
「修行って何だそれ?、そんなもんあるのか?」
ん?……どういう事だ?、では、ポックル達は、念能力を覚える為の修行なしでその力を自由に使っているという事か?……
まるでそれは、カインやアベル達の様に……大丈夫なのかそれは?、私は彼らが心配になり一応忠告するが
「……なぁ、お前達、もう一度、他の念能力を使える人を探して、師事し直した方が絶対にいいのではないか?
正しい力のコントロール方法を知らなければ
今のままでは危険だと思うぞ?」
ポンズも追い詰められているのかイラついた表情で私に怒鳴り付ける。
「はぁ?、そんな時間なんか私達にはないわよっ‼‼‼‼
今年中に100億よ、100億っ‼‼‼‼
それを支払わなきゃ本当に命取られちゃうの私達っ‼‼‼‼
それともクラピカ、アンタが肩代わりして払ってくれる訳?‼‼‼‼」
すまん、流石にそれは無理だ。
ハンターライセンスを持ってしても、世界中が不安定な経済に突入している現在では100億の融資は渋る所が多いだろうしな?……
「今から念能力者探せって言われてもよ?
タダで教えてくれる様なお人好しなんかいる訳ねーだろ?、向こうも教える自分の時間取られるんだぜ?
それなりの要求されるのが当たり前じゃねーか?
もし無償で教えてくれる奴がいるんだったら、オレはジャポンの土下座って奴を心を込めて全力でやってやるよ?」
確かにポックルの言う通りだな、駄目元で私もジョシュダさんに頼んで快く念能力を教えてくれると承諾は貰ったが
それは物凄い運が良かったのだろう。
念能力者を探す時間も、承諾を貰う交渉も、本来ならもっと時間の掛かる事だろうし……
因みに土下座とは、ジャポンで使われるという最大限の誠意や謝罪を示す時に使われる姿勢の事なのだが、地面に手をついて、深くお辞儀をする姿勢の事をそう呼ぶらしい……
やった後は、場所によっては服も汚れるだろうし、正直変わった文化だと思う。