再会 第3話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「皆の者、落ち着けっ‼‼、冷静になって儂の話を聞くのじゃ‼」
元長老が必死に訴える中
一人の中年のクルタ族の男性が、緋の眼になった状態で元長老を睨み付けて批難をする。
「元長老……俺は覚えてるぞ?、アンタが、子供の出来なかった俺達夫婦が外に出る試験を受けた時、卑怯な手を使って妨害した事をな?
俺が原因で、長年俺達夫婦には子供が出来なかった。
そのせいで、妻も自分を責めすぎて、心を病んでしまったんだ。
ジョシュダさんは、妻に心の病気を治す医師も紹介してくれて、良くなったんだ。
俺にも医者を何人も紹介して貰って、そのおかげで今妻は子供を授かった。
妻の妊娠祝いもくれてよ…………そんな……聖人みたいな人にっ
アンタ、今、何させてんだよっ‼?」
流石にそれは最低だな元長老
パイロも一端姿勢を戻して、元長老を指刺して言う。
「元長老は、5年前、僕達が試験を受けた時も、怖い人達をお金で雇って、その人達をけしかけて
わざと僕等を怒らせようとして来たっ‼‼‼‼」
それだけじゃない、目薬の件もあったがな?
パイロの言葉を聞いて、この場にやって来たクルタ族の人々は、緋の眼に次々と変わって行き、元長老に対し糾弾大会が始まる。
「ジョシュダさんは俺等が毎回体調を崩してないか確認してくれて、調子の悪い者がいれば状態によって、薬や医者を手配してくれてるんだぞ?
子供達にも時間がある時に勉強も教えてくれて……アンタは、その間ずっと部屋にいて、何もしてないよな?」
「元長老、アンタ、ここに来てから偉そうにただふんぞり返ってるだけで、責任者としての務めは果たしてないじゃないか?
今やってる事と言えば、この部屋にあるヘンテコな箱の、ええっと、電脳ページだっけ?
それをほとんど一日中見て、美味いもん食ってるだけだろ?」
「確か、いい年して若い女の子が出て来る動画って物を、そこのパソコンって名前の箱で見てるのよねぇ?、ジョシュダさんは元長老よりずっと若いのに、私達に偉ぶる事もなく、親切に対応してくれるのに?
里にいた頃の元長老なんかより、ずーーーっと、私達の事を助けてくれる人なのに?……
そんな素晴らしい人に、頭を下げさせるなんて、今の何もしてない現状で良く出来るわねぇ?、恥を知りなさい?」
長老は汗をダラダラ流しながら焦って言い訳をする。
「い、いや、過去の事は、確かに悪かったとは思うが、じゃが、あれは我々クルタ族の安全を守る為、仕方がなかったんじゃっ‼‼‼‼
分かるだろっ‼?、我々が下手に外界に出れば、皆殺しにされた時の様に、緋の眼を狙われるんじゃっ‼‼‼‼
なあクラピカよ‼?、お前も狙われて大変じゃったもんなぁ~~」
必死な表情で私に助けを求める様にこちらを見て来る。
アンタは、あれだけカインの事を悪く言っていたのに、よく私に助けを求められるな?
「……確かにそれは認めますが、現状でのあなたの生活態度は、元クルタ族の長 として
相応しくないと思いますよ?、示しも付きませんし、本当に、現状のあなたではね?」
今までの長老の態度にかなり頭にきていた事もあり、私はジト目で睨み付けて答える。
「そうだそうだっっ‼‼‼‼」
「ジョシュダさんに頭を下げさせる程、今のアンタは偉くないだろっ‼‼‼‼」
ジョシュダさんは一端姿勢を元に戻し、周りを見渡して穏やかな笑顔と声色で周りに語り掛ける。
「俺が勝手にお願いしているだけですので、あなた達の責任者の方を責めないであげて下さい。
あの方には何も非はありませんから、それに皆さんは今、色々と忙しい時間帯でしょうし、どうぞ戻って下さい?
俺を心配して集まって頂き、有難う御座います。」
そう周りの人達に一礼して、彼は又元長老に深々と頭を下げた。
だがこの場でこの部屋を出て行く者は誰一人いない。
私も別の立場なら、普段からあんなにお世話になっていたら助けたいと思うしな……
「元長老‼‼‼‼、ジョシュダさんが何頼んでいるのか
知らないけど、アンタもこんなに世話になっていて、断れる立場かよ‼?」
「そうよそうよっ‼‼‼‼
大のクルタの男が、これまで受けた恩義も一つも返せない訳?、それでも
あなた私達の責任者なの‼?」
元長老はたじたじになって段々と弱弱しく喋る。
「いや……じゃからな……駄目な物は駄目なんじゃよ?……」
元長老の前に、恐らく、ベラドンナ叔母さんの後に再婚してから出来た、確か4歳の小さな女の子のお孫さんが緋の眼になって元長老の前に進み出て、涙目になった大声で叫ぶ。
「じいじ‼‼‼‼、ジョシュダおにいちゃんをいじめないでっ‼‼‼‼
そんなじいじなんかキャイッ‼‼‼‼」
元長老は目の中に入れても痛くない程可愛がっている孫娘に嫌われて、相当ショックを受けたのか、顔を真っ青にして呟く。
「孫ちゃんにまで……」
「さあどうするんですか元長老っ‼‼‼‼」
「頼みを聞くんですかっ‼‼‼‼
聞かないんですかっ‼‼‼‼」
クルタ族の人々に答えを強要されて、頭を両手で抱えながら涙目になり、元長老は情けない声で叫ぶ。
「分かった、分かったもういい
許可するっ‼‼‼‼、許可するからぁ‼‼‼‼
いい加減その下げた頭を上げてくれぇ、いや
上げて下さいっ~~~~‼‼‼‼‼‼‼‼」
元長老は、ようやく根を上げてカインがここに来る事を認めてくれた。
これもジョシュダさんの今までクルタ族の人達に親身に接してくれた彼の人徳の賜物だろう。
ノアさんも言っていたが、ここでジョシュダさんを決して、馬鹿にしてはいけない……
午後13時、グラナドメディカルセンター内の特別室の一室にて……
右目に医療用の白い眼帯を付け、更に右手を白い三角巾で吊っている、見た目だけなら7~8歳の可憐な美少女にも見えなくもない##カーヤが看護婦から病院服から、値の張りそうな私服に着替えるのを手伝って貰っている。
そこにノックをして、他の看護婦が入って来る。
「カーヤ・ファストン様
お迎えの方が後10分程でいらっしゃるそうです。」
カーヤは着替えが終り、丁寧に笑顔で会釈をして看護婦に礼を言う。
「有難う御座います。
まだ十分に動かせない為、お手伝い助かりました。」
「それでは失礼します。」
看護婦達が部屋を出て行くとカーヤはベッドに座る。
数十分して、ジョシュダとノアが彼女のいる病室にやって来て、扉を閉めると、ノアがカーヤに向かって左手で敬礼をして大きな声で言う。
「病院勤め、お疲れ様ですカーヤの兄貴っ‼‼‼‼
心配して奥さんも迎えに来てますぜっ‼‼‼‼」
そう言って隣で呆れた目でノアを見ているジョシュダの方を向いてノアが言う。
カーヤは意地悪く笑ってそれに応えてみせる。
「おう、待たせたな?、だがノア、左手の敬礼は間違いだ。
それをやっちまうと、敵意があるとか、決闘を申し込んでる意味合いになっちまうんだよ?
正しくは右手で、右ひじの肩の高さまで持ってくのが正しいやり方だ、今度やる時は覚えておきやがれよ?」
「ウィッス‼‼、この病院の感想はどうです兄貴?
可愛い看護婦さん多くて、羨ましいなぁ?~」
カーヤは嫌な表情をして首を横に振りながら答える。
「未だリハビリも許してくれなくてよぅ、何もやる事がなくて、退屈でくたばっちまう所だったぜ?
それに飯に味がなくてよぉ……この一週間地獄の日々だ、ムショの飯の方が何十倍もマシだなありゃ」
大きなため息を吐いてジョシュダが呆れた表情で二人を見て言う。
「いつまでおふざけになってるんですか?
もう時間なんですから、行きますよお嬢様?」
カーヤは左手を軽く上げ更に意地悪く笑って話しかける。
「おう妻よ?、俺がいない間、欲しくて欲しくて
溜まんなかったろ?、可愛い奴め?、今夜はたっぷり、満たしてやるよ?」
ムスッとした表情で軽くジョシュダは叱り付ける様に言う。
「バ・カ・チ・ンさん、心配して来たらいつもコレなんですから」
黒のリムジンに全員が乗り込み、ノアが運動する中ジョシュダがこれからの予定を説明する。
「お嬢様、この後の予定ですが、屋敷で現在幽閉中のタイラー様、ミア様、ローガン様のお三方の処分をダン様との会合で決定致します。」
「マジかぁ~……共犯者が身内に3人もいる訳?、泣けるっスねぇ~?
アタシ大嫌いの強硬派の人達全員捕まってる訳か」
「その後、新しく入って来たクラピカ君の父親から朝早くに確認させて貰ったのですが
彼の奥さんの50人目のクルタ族の方を蘇生して貰います。」
「確かパイロの友達の子だっけ?、家族構成は父と母子一人の3人家族、これで家族が
揃う訳っスね?、良かったじゃん~?」
「その後、緊急でダン様からアルコバリーノ国で、現在重体中のシャツィ王子の治療の要請がありました。
今回はノアも同行します。」
「あぁ~、テレビで見たっスわぁ~、アルコバリーノ国の天然ガスは数ある中でもトップクラスで安全性が高くて
クリーンっスから、うちも購入してるっスからねぇ?
……ノアッちも来るって事はさ、血なまぐさい殺し合いもあるって事っスね?~」
ジョシュダは頷いて淡々と言う。
「シャツィ王子が快復されたとなると、困る勢力が、アルコバリーノ国内に潜伏しているようですからね?
その反発も内々に静めろとの事です。
後お嬢様、新しく入って来たクラピカ君という子の前では、く・れ・ぐ・れ・も
お嬢様でいてくださいね?」
カーヤは目をキラキラとさせ首を傾げて可愛らしく言って見せる、あくまで途中まで
「はーいジョシュダ~、分かっておりますわぁ~
おホホホホホ~をですわ~……ってか?」
そう言い終えてカーヤはニヤリと笑ってみせる。
運転席で運転しているノアは笑いながら話しかける。
「お嬢、そう言う所だよ?~、お嬢様らしくないのって?
まっ、オレはそっちの方が面白くて好きだけどね?」
ジョシュダは深いため息を吐いて、顔に片手を当てながら肩を落としてジョシュダはカーヤに悲願する様に頼み込む。
「はぁ……クラピカ君の他にも、もう1人彼の親族の男の子が来ますから
本っっっ当に、お願いですから、彼らが落ち着いて生活出来る様になるまでは
後生ですから、お嬢様でいて下さい?」
カーヤはニヤニヤしながら言い返している。
「分かった分かったっス、必要に迫られない限りは、お嬢様真面目にやったげるっスよ?
……まあ、どんな対応しようが?、アタシがお嬢様である事には、変わりはないっスけどねぇ?」
ジョシュダは又ため息を吐いて呟く。
「……もう」
そうして暫く走り、ファストン家の整備された駐車場へと黒のリムジンは停車すると、先程の態度とは打って変わり、カーヤは上品な仕草でリムジンから降りると彼女の屋敷に向かう。
続く
元長老が必死に訴える中
一人の中年のクルタ族の男性が、緋の眼になった状態で元長老を睨み付けて批難をする。
「元長老……俺は覚えてるぞ?、アンタが、子供の出来なかった俺達夫婦が外に出る試験を受けた時、卑怯な手を使って妨害した事をな?
俺が原因で、長年俺達夫婦には子供が出来なかった。
そのせいで、妻も自分を責めすぎて、心を病んでしまったんだ。
ジョシュダさんは、妻に心の病気を治す医師も紹介してくれて、良くなったんだ。
俺にも医者を何人も紹介して貰って、そのおかげで今妻は子供を授かった。
妻の妊娠祝いもくれてよ…………そんな……聖人みたいな人にっ
アンタ、今、何させてんだよっ‼?」
流石にそれは最低だな元長老
パイロも一端姿勢を戻して、元長老を指刺して言う。
「元長老は、5年前、僕達が試験を受けた時も、怖い人達をお金で雇って、その人達をけしかけて
わざと僕等を怒らせようとして来たっ‼‼‼‼」
それだけじゃない、目薬の件もあったがな?
パイロの言葉を聞いて、この場にやって来たクルタ族の人々は、緋の眼に次々と変わって行き、元長老に対し糾弾大会が始まる。
「ジョシュダさんは俺等が毎回体調を崩してないか確認してくれて、調子の悪い者がいれば状態によって、薬や医者を手配してくれてるんだぞ?
子供達にも時間がある時に勉強も教えてくれて……アンタは、その間ずっと部屋にいて、何もしてないよな?」
「元長老、アンタ、ここに来てから偉そうにただふんぞり返ってるだけで、責任者としての務めは果たしてないじゃないか?
今やってる事と言えば、この部屋にあるヘンテコな箱の、ええっと、電脳ページだっけ?
それをほとんど一日中見て、美味いもん食ってるだけだろ?」
「確か、いい年して若い女の子が出て来る動画って物を、そこのパソコンって名前の箱で見てるのよねぇ?、ジョシュダさんは元長老よりずっと若いのに、私達に偉ぶる事もなく、親切に対応してくれるのに?
里にいた頃の元長老なんかより、ずーーーっと、私達の事を助けてくれる人なのに?……
そんな素晴らしい人に、頭を下げさせるなんて、今の何もしてない現状で良く出来るわねぇ?、恥を知りなさい?」
長老は汗をダラダラ流しながら焦って言い訳をする。
「い、いや、過去の事は、確かに悪かったとは思うが、じゃが、あれは我々クルタ族の安全を守る為、仕方がなかったんじゃっ‼‼‼‼
分かるだろっ‼?、我々が下手に外界に出れば、皆殺しにされた時の様に、緋の眼を狙われるんじゃっ‼‼‼‼
なあクラピカよ‼?、お前も狙われて大変じゃったもんなぁ~~」
必死な表情で私に助けを求める様にこちらを見て来る。
アンタは、あれだけカインの事を悪く言っていたのに、よく私に助けを求められるな?
「……確かにそれは認めますが、現状でのあなたの生活態度は、元クルタ族の
相応しくないと思いますよ?、示しも付きませんし、本当に、現状のあなたではね?」
今までの長老の態度にかなり頭にきていた事もあり、私はジト目で睨み付けて答える。
「そうだそうだっっ‼‼‼‼」
「ジョシュダさんに頭を下げさせる程、今のアンタは偉くないだろっ‼‼‼‼」
ジョシュダさんは一端姿勢を元に戻し、周りを見渡して穏やかな笑顔と声色で周りに語り掛ける。
「俺が勝手にお願いしているだけですので、あなた達の責任者の方を責めないであげて下さい。
あの方には何も非はありませんから、それに皆さんは今、色々と忙しい時間帯でしょうし、どうぞ戻って下さい?
俺を心配して集まって頂き、有難う御座います。」
そう周りの人達に一礼して、彼は又元長老に深々と頭を下げた。
だがこの場でこの部屋を出て行く者は誰一人いない。
私も別の立場なら、普段からあんなにお世話になっていたら助けたいと思うしな……
「元長老‼‼‼‼、ジョシュダさんが何頼んでいるのか
知らないけど、アンタもこんなに世話になっていて、断れる立場かよ‼?」
「そうよそうよっ‼‼‼‼
大のクルタの男が、これまで受けた恩義も一つも返せない訳?、それでも
あなた私達の責任者なの‼?」
元長老はたじたじになって段々と弱弱しく喋る。
「いや……じゃからな……駄目な物は駄目なんじゃよ?……」
元長老の前に、恐らく、ベラドンナ叔母さんの後に再婚してから出来た、確か4歳の小さな女の子のお孫さんが緋の眼になって元長老の前に進み出て、涙目になった大声で叫ぶ。
「じいじ‼‼‼‼、ジョシュダおにいちゃんをいじめないでっ‼‼‼‼
そんなじいじなんかキャイッ‼‼‼‼」
元長老は目の中に入れても痛くない程可愛がっている孫娘に嫌われて、相当ショックを受けたのか、顔を真っ青にして呟く。
「孫ちゃんにまで……」
「さあどうするんですか元長老っ‼‼‼‼」
「頼みを聞くんですかっ‼‼‼‼
聞かないんですかっ‼‼‼‼」
クルタ族の人々に答えを強要されて、頭を両手で抱えながら涙目になり、元長老は情けない声で叫ぶ。
「分かった、分かったもういい
許可するっ‼‼‼‼、許可するからぁ‼‼‼‼
いい加減その下げた頭を上げてくれぇ、いや
上げて下さいっ~~~~‼‼‼‼‼‼‼‼」
元長老は、ようやく根を上げてカインがここに来る事を認めてくれた。
これもジョシュダさんの今までクルタ族の人達に親身に接してくれた彼の人徳の賜物だろう。
ノアさんも言っていたが、ここでジョシュダさんを決して、馬鹿にしてはいけない……
午後13時、グラナドメディカルセンター内の特別室の一室にて……
右目に医療用の白い眼帯を付け、更に右手を白い三角巾で吊っている、見た目だけなら7~8歳の可憐な美少女にも見えなくもない##カーヤが看護婦から病院服から、値の張りそうな私服に着替えるのを手伝って貰っている。
そこにノックをして、他の看護婦が入って来る。
「カーヤ・ファストン様
お迎えの方が後10分程でいらっしゃるそうです。」
カーヤは着替えが終り、丁寧に笑顔で会釈をして看護婦に礼を言う。
「有難う御座います。
まだ十分に動かせない為、お手伝い助かりました。」
「それでは失礼します。」
看護婦達が部屋を出て行くとカーヤはベッドに座る。
数十分して、ジョシュダとノアが彼女のいる病室にやって来て、扉を閉めると、ノアがカーヤに向かって左手で敬礼をして大きな声で言う。
「病院勤め、お疲れ様ですカーヤの兄貴っ‼‼‼‼
心配して奥さんも迎えに来てますぜっ‼‼‼‼」
そう言って隣で呆れた目でノアを見ているジョシュダの方を向いてノアが言う。
カーヤは意地悪く笑ってそれに応えてみせる。
「おう、待たせたな?、だがノア、左手の敬礼は間違いだ。
それをやっちまうと、敵意があるとか、決闘を申し込んでる意味合いになっちまうんだよ?
正しくは右手で、右ひじの肩の高さまで持ってくのが正しいやり方だ、今度やる時は覚えておきやがれよ?」
「ウィッス‼‼、この病院の感想はどうです兄貴?
可愛い看護婦さん多くて、羨ましいなぁ?~」
カーヤは嫌な表情をして首を横に振りながら答える。
「未だリハビリも許してくれなくてよぅ、何もやる事がなくて、退屈でくたばっちまう所だったぜ?
それに飯に味がなくてよぉ……この一週間地獄の日々だ、ムショの飯の方が何十倍もマシだなありゃ」
大きなため息を吐いてジョシュダが呆れた表情で二人を見て言う。
「いつまでおふざけになってるんですか?
もう時間なんですから、行きますよお嬢様?」
カーヤは左手を軽く上げ更に意地悪く笑って話しかける。
「おう妻よ?、俺がいない間、欲しくて欲しくて
溜まんなかったろ?、可愛い奴め?、今夜はたっぷり、満たしてやるよ?」
ムスッとした表情で軽くジョシュダは叱り付ける様に言う。
「バ・カ・チ・ンさん、心配して来たらいつもコレなんですから」
黒のリムジンに全員が乗り込み、ノアが運動する中ジョシュダがこれからの予定を説明する。
「お嬢様、この後の予定ですが、屋敷で現在幽閉中のタイラー様、ミア様、ローガン様のお三方の処分をダン様との会合で決定致します。」
「マジかぁ~……共犯者が身内に3人もいる訳?、泣けるっスねぇ~?
アタシ大嫌いの強硬派の人達全員捕まってる訳か」
「その後、新しく入って来たクラピカ君の父親から朝早くに確認させて貰ったのですが
彼の奥さんの50人目のクルタ族の方を蘇生して貰います。」
「確かパイロの友達の子だっけ?、家族構成は父と母子一人の3人家族、これで家族が
揃う訳っスね?、良かったじゃん~?」
「その後、緊急でダン様からアルコバリーノ国で、現在重体中のシャツィ王子の治療の要請がありました。
今回はノアも同行します。」
「あぁ~、テレビで見たっスわぁ~、アルコバリーノ国の天然ガスは数ある中でもトップクラスで安全性が高くて
クリーンっスから、うちも購入してるっスからねぇ?
……ノアッちも来るって事はさ、血なまぐさい殺し合いもあるって事っスね?~」
ジョシュダは頷いて淡々と言う。
「シャツィ王子が快復されたとなると、困る勢力が、アルコバリーノ国内に潜伏しているようですからね?
その反発も内々に静めろとの事です。
後お嬢様、新しく入って来たクラピカ君という子の前では、く・れ・ぐ・れ・も
お嬢様でいてくださいね?」
カーヤは目をキラキラとさせ首を傾げて可愛らしく言って見せる、あくまで途中まで
「はーいジョシュダ~、分かっておりますわぁ~
おホホホホホ~をですわ~……ってか?」
そう言い終えてカーヤはニヤリと笑ってみせる。
運転席で運転しているノアは笑いながら話しかける。
「お嬢、そう言う所だよ?~、お嬢様らしくないのって?
まっ、オレはそっちの方が面白くて好きだけどね?」
ジョシュダは深いため息を吐いて、顔に片手を当てながら肩を落としてジョシュダはカーヤに悲願する様に頼み込む。
「はぁ……クラピカ君の他にも、もう1人彼の親族の男の子が来ますから
本っっっ当に、お願いですから、彼らが落ち着いて生活出来る様になるまでは
後生ですから、お嬢様でいて下さい?」
カーヤはニヤニヤしながら言い返している。
「分かった分かったっス、必要に迫られない限りは、お嬢様真面目にやったげるっスよ?
……まあ、どんな対応しようが?、アタシがお嬢様である事には、変わりはないっスけどねぇ?」
ジョシュダは又ため息を吐いて呟く。
「……もう」
そうして暫く走り、ファストン家の整備された駐車場へと黒のリムジンは停車すると、先程の態度とは打って変わり、カーヤは上品な仕草でリムジンから降りると彼女の屋敷に向かう。
続く