再会 第3話
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ボクは〜レンちゃ〜ん♪、不死の吸血鬼なんだよ〜〜〜♪
いつか聞いた事がある、音楽と歌声だけは良い稚拙な歌詞の歌が大音量で部屋中に響き渡っている。
「レンちゃんっ‼‼‼‼レンちゃんんん~‼‼‼‼‼‼‼‼」
「レンちゃん最高~~~っ‼‼‼‼、レンちゃん命っっっ‼‼‼‼‼‼‼‼」
「ひゃっほ~、レンちゃ~~ん‼‼‼‼
チャンネル1000単位直前で献血者になった
この儂も、今日はレンちゃんの為に、死に物狂いで踊り狂いますぞぉ~~~~っっっ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
……………元長老の部屋に行き、いくらノックをしても返事がなかったのでドアを開けると、その部屋の中は、魔境と化していた。
いい年をした立派なみっともない大人達共と、元長老が、パソコン画面の前で、色の変わるタイプのサイリュームライトを両手に持ちながら、踊り狂っている。
出来ればこんなクルタ族の元長 の姿なんて見たくなかった。
「おい、元長老‼‼‼‼、聞いてるのかっっ‼‼‼‼、先程から大事な話があると言っているだろう‼‼‼‼‼‼‼‼
そんな歌の動画なんか、いつでも視聴出来るだろうがっっっ‼‼‼‼‼‼‼‼
動画を今すぐ止めて、頼むから私の話を聞いてくれっっっ‼‼‼‼‼‼‼‼」
元長老は相変わらずの鋭い眼光で私を睨み付けて、理不尽に怒鳴り付けて来る。
「うるっせえんだよクラピカっ‼‼‼‼‼‼‼‼
今絶賛生放送中なんだよおおおっっっ‼‼‼‼
お前の今の話の重要性なんてなぁ、儂等には
トイレで流す排泄物と同レベルの価値しかねーんじゃあああああっっっ‼‼‼‼‼‼‼‼」
余りの言葉に私も流石に頭に来て昔の様に言い返す。
「なんだとこのクソジジイ‼‼‼‼‼‼‼‼~~~~」
「やっかましいわ~~~5年も経って
ちったぁ落ち着いたかと思ったら
未だに中身はあの時の生意気なガキの
ままじゃなぁ~~~や~~い、糞ガキんちょ~~~」
「うるっさい、クソジジイががあああっ‼‼‼‼‼‼‼‼」
パソコン画面に、足元まで伸びた燃える様な真っ赤な赤髪に、スタイルの良い私と歳の近い外見の、白い肌にアメジスト色の瞳をした黒のゴスロリ衣装を着た美しい美少女がドアップで映り、彼女はノリ良く喋る。
「は~い、皆ぁ?、次は、献血者の皆からの質問に、1つ答えてあげるよ?、さて、誰にしよっかなぁ~♪」
「こんな動画なんか見てないで、話をっっっ聞けえぇぇぇっっっ‼‼‼‼」
「うるっせええええっ‼‼‼‼‼‼‼‼
生放送だっっつってんだろが‼‼‼‼、リアルタイムで視聴出来るのは今しかないんじゃ~‼‼‼‼
レンちゃんのご高説が始るぞおおおっっっっ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
耳と目ん玉かっぽじって刮目して聞きやがれえええええええええええっっっ‼‼‼‼‼‼‼‼」
ガシッと、私は他のこの部屋にいた、同族の者達に両腕を力強く掴まれる。
「こっ、こら、何をっ‼‼‼‼~~~~………っっっ」
そして口も塞がれてしまい、パソコン画面の方に無理矢理向かされる。
「僕はレンちゃんの歌が大好きです
いや、むしろレンちゃんは人生、僕の世界です、愛してます。
ありがとね~、ネコもちちゃん~ボクも君達献血者の子達を、平等に愛してるよ?~」
元長老達から異常なまでの喝采が上がる。
「「「「「イエ~イ、レンちゃん~~~~、愛してるよおおおおお‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」」」」」
何なんだこの異常空間は?、ここは異端宗教の集いか何かか?
「さてさて?、レンちゃんは
テレビの歌番組には出ないんですか?
あ~……テレビねぇ?、実の所有名な歌番組からオファーは何件か来てるんだよ?……
でもごっっっめんねぇ~~~~、レンちゃん、テレビ好きじゃないんだぁ~~~、だから
ネコもちちゃんの期待に応えてあげられなくて悪いけど、テレビにはこれからも出ないなぁ
だって、テレビの仕組みなんて、拝金主義なのは
これを視聴している賢い献血者の皆なら、もう分かってる人はいるだろ?
歌番組も然り、皆が望んでないのにさ、実力のない人達や、認知度の低い人が大型番組にいきなり出るのって
出場権をお金で裏で買ってるからなんだよねぇ?」
随分と辛口の子なんだな?…
「因みに皆今日の朝のテレビは見たかい?、浪人じゃ~じゃないよ?
あれは今時規制規制のつまんない番組の多い中、皮肉利いてて最高だよねぇ?~
ボクが言ってるのは、あ・さ・の・ニュース番組さ?」
朝のニュース番組?、私は見てないが、何か大きな事件でもあったのだろうか?
「あの国の王妃様、可哀想だったよねぇ?
ボクは悪魔に心臓を売った背徳者だから神様になんか祈る事はしないけど
奇跡が起こって、治ればいいのにって、報道を見て、思っちゃったよ?
あんな報道の仕方なんかするテレビのやり方は、吸血鬼のボクでも流石にドン引きさ?
嫌がって苦しんでる相手に、今どんな気持ちですかぁ~、なんて、報道の自由を掲げてただの視聴率稼ぎの為に
しつこく聞いてさ、あの連中心って物がないよね?
さて、次は新曲の発表だよぉ?~~~」
「レンちゃんの新曲が遂にご降臨するぞぉ~っっっっっ‼‼‼‼‼‼‼‼
ここは献血者以外、立ち入り禁止じゃ~‼‼‼‼、出て行け部外者めぇっ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
バンッ‼‼‼‼
私は元長老の部屋からつまみ出される。
ドアノブに手を回して開けようとすると、既に中から施錠されている様だ。
「おい、こら、開けないか‼‼‼‼、くそぉっ……」
流石にこの場所はファストン家から貸し出されている場所だから、ドアを破壊する事何て出来る訳がないし……あの元長老めぇ、いい年して自分よりも若い歌い手に宗教の様にのめり込んでいるなんて…………
ハァ、イラつき過ぎて頭が痛くなってきた。
少し頭を冷やしてこよう……
先程の大広間に戻って来ると、テレビの前に設置されているソファーに今度はパイロの他に、ジョシュダさんも座って2人は仲が良さそうに会話をしていた。
「あっ、クラピカ
カイン君の話、一応聞いて貰えたの?」
パイロは私に気が付くと苦笑いをしている。
私はパイロとジョシュダさんの元に向かいながら愚痴る。
「全然駄目だ、聞く耳すら持たないで部屋からつまみ出された。
レンちゃんという歌い手に、宗教の様にハマってサイリュームライトまで持って踊ってたんだぞ、あの元長老年甲斐もなくっ‼‼‼‼」
「おや、そうなのかい?、それじゃあ今の時間帯は話を聞きに行くのは避けた方がよさそうだね?
お疲れ様クラピカ君?、こうして会うのは久しぶりだね?」
「ジョシュダさん、お久しぶりです。」
先程電話で話はしたが、この人とこうして会うのは1週間ぶりだ。
本当に色々と忙しい人なんだろうな?……ん?
何か洗練されたロゴの入った高級そうな大きな紙袋がソファーの近くにある大きなガラステーブルの上に置かれているが、何か買い物でもして来たんだろうか?
私の視線に気が付いたのかジョシュダさんは穏やかに笑って言う。
「ああそれかい?、今日覗きの被害に遭った子達にお詫びにって思って、俺の親族が経営してる店で買って来たんだよ?
預かっている子達を俺の管理不足で恐ろしい目に遭わせちゃったからね?
もう親後さん達に渡し終わった後だから、良かったら
君達、甘い物が大丈夫だったら余り物で悪いけど、ここで食べないかい?」
そんなフォローもしてくれるなんて、なんて良い上司のいる職場なんだ。
甘い物が好きなパイロは目を輝かせて言う。
「わぁ~、良いんですかぁ?~」
私も、好きな部類なのでここは有難く好意に甘えて頂く事にする。
「有難う御座います、ご馳走になります。」
「うん、新作も味見して感想が欲しいって言われて
無理矢理余分に渡された物なんだけど
今は食べる気がまだおきないから
俺の代わりに食べてくれるなら寧ろ助かるよ?
良ければ感想も聞かせてくれるかい?
……そうだ、喉も乾くだろうし、給湯室に行って紅茶を入れて来るよ?」
ジョシュダさんが使用人屋敷の給湯室に行っている間、ふとさっきの歌い手のレンちゃんの言っていた朝のニュースが気になり
私はガラステーブルの上に置いてあるリモコンを取り、テレビを付ける。
いつか聞いた事がある、音楽と歌声だけは良い稚拙な歌詞の歌が大音量で部屋中に響き渡っている。
「レンちゃんっ‼‼‼‼レンちゃんんん~‼‼‼‼‼‼‼‼」
「レンちゃん最高~~~っ‼‼‼‼、レンちゃん命っっっ‼‼‼‼‼‼‼‼」
「ひゃっほ~、レンちゃ~~ん‼‼‼‼
チャンネル1000単位直前で献血者になった
この儂も、今日はレンちゃんの為に、死に物狂いで踊り狂いますぞぉ~~~~っっっ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
……………元長老の部屋に行き、いくらノックをしても返事がなかったのでドアを開けると、その部屋の中は、魔境と化していた。
いい年をした立派なみっともない大人達共と、元長老が、パソコン画面の前で、色の変わるタイプのサイリュームライトを両手に持ちながら、踊り狂っている。
出来ればこんなクルタ族の元
「おい、元長老‼‼‼‼、聞いてるのかっっ‼‼‼‼、先程から大事な話があると言っているだろう‼‼‼‼‼‼‼‼
そんな歌の動画なんか、いつでも視聴出来るだろうがっっっ‼‼‼‼‼‼‼‼
動画を今すぐ止めて、頼むから私の話を聞いてくれっっっ‼‼‼‼‼‼‼‼」
元長老は相変わらずの鋭い眼光で私を睨み付けて、理不尽に怒鳴り付けて来る。
「うるっせえんだよクラピカっ‼‼‼‼‼‼‼‼
今絶賛生放送中なんだよおおおっっっ‼‼‼‼
お前の今の話の重要性なんてなぁ、儂等には
トイレで流す排泄物と同レベルの価値しかねーんじゃあああああっっっ‼‼‼‼‼‼‼‼」
余りの言葉に私も流石に頭に来て昔の様に言い返す。
「なんだとこのクソジジイ‼‼‼‼‼‼‼‼~~~~」
「やっかましいわ~~~5年も経って
ちったぁ落ち着いたかと思ったら
未だに中身はあの時の生意気なガキの
ままじゃなぁ~~~や~~い、糞ガキんちょ~~~」
「うるっさい、クソジジイががあああっ‼‼‼‼‼‼‼‼」
パソコン画面に、足元まで伸びた燃える様な真っ赤な赤髪に、スタイルの良い私と歳の近い外見の、白い肌にアメジスト色の瞳をした黒のゴスロリ衣装を着た美しい美少女がドアップで映り、彼女はノリ良く喋る。
「は~い、皆ぁ?、次は、献血者の皆からの質問に、1つ答えてあげるよ?、さて、誰にしよっかなぁ~♪」
「こんな動画なんか見てないで、話をっっっ聞けえぇぇぇっっっ‼‼‼‼」
「うるっせええええっ‼‼‼‼‼‼‼‼
生放送だっっつってんだろが‼‼‼‼、リアルタイムで視聴出来るのは今しかないんじゃ~‼‼‼‼
レンちゃんのご高説が始るぞおおおっっっっ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
耳と目ん玉かっぽじって刮目して聞きやがれえええええええええええっっっ‼‼‼‼‼‼‼‼」
ガシッと、私は他のこの部屋にいた、同族の者達に両腕を力強く掴まれる。
「こっ、こら、何をっ‼‼‼‼~~~~………っっっ」
そして口も塞がれてしまい、パソコン画面の方に無理矢理向かされる。
「僕はレンちゃんの歌が大好きです
いや、むしろレンちゃんは人生、僕の世界です、愛してます。
ありがとね~、ネコもちちゃん~ボクも君達献血者の子達を、平等に愛してるよ?~」
元長老達から異常なまでの喝采が上がる。
「「「「「イエ~イ、レンちゃん~~~~、愛してるよおおおおお‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」」」」」
何なんだこの異常空間は?、ここは異端宗教の集いか何かか?
「さてさて?、レンちゃんは
テレビの歌番組には出ないんですか?
あ~……テレビねぇ?、実の所有名な歌番組からオファーは何件か来てるんだよ?……
でもごっっっめんねぇ~~~~、レンちゃん、テレビ好きじゃないんだぁ~~~、だから
ネコもちちゃんの期待に応えてあげられなくて悪いけど、テレビにはこれからも出ないなぁ
だって、テレビの仕組みなんて、拝金主義なのは
これを視聴している賢い献血者の皆なら、もう分かってる人はいるだろ?
歌番組も然り、皆が望んでないのにさ、実力のない人達や、認知度の低い人が大型番組にいきなり出るのって
出場権をお金で裏で買ってるからなんだよねぇ?」
随分と辛口の子なんだな?…
「因みに皆今日の朝のテレビは見たかい?、浪人じゃ~じゃないよ?
あれは今時規制規制のつまんない番組の多い中、皮肉利いてて最高だよねぇ?~
ボクが言ってるのは、あ・さ・の・ニュース番組さ?」
朝のニュース番組?、私は見てないが、何か大きな事件でもあったのだろうか?
「あの国の王妃様、可哀想だったよねぇ?
ボクは悪魔に心臓を売った背徳者だから神様になんか祈る事はしないけど
奇跡が起こって、治ればいいのにって、報道を見て、思っちゃったよ?
あんな報道の仕方なんかするテレビのやり方は、吸血鬼のボクでも流石にドン引きさ?
嫌がって苦しんでる相手に、今どんな気持ちですかぁ~、なんて、報道の自由を掲げてただの視聴率稼ぎの為に
しつこく聞いてさ、あの連中心って物がないよね?
さて、次は新曲の発表だよぉ?~~~」
「レンちゃんの新曲が遂にご降臨するぞぉ~っっっっっ‼‼‼‼‼‼‼‼
ここは献血者以外、立ち入り禁止じゃ~‼‼‼‼、出て行け部外者めぇっ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
バンッ‼‼‼‼
私は元長老の部屋からつまみ出される。
ドアノブに手を回して開けようとすると、既に中から施錠されている様だ。
「おい、こら、開けないか‼‼‼‼、くそぉっ……」
流石にこの場所はファストン家から貸し出されている場所だから、ドアを破壊する事何て出来る訳がないし……あの元長老めぇ、いい年して自分よりも若い歌い手に宗教の様にのめり込んでいるなんて…………
ハァ、イラつき過ぎて頭が痛くなってきた。
少し頭を冷やしてこよう……
先程の大広間に戻って来ると、テレビの前に設置されているソファーに今度はパイロの他に、ジョシュダさんも座って2人は仲が良さそうに会話をしていた。
「あっ、クラピカ
カイン君の話、一応聞いて貰えたの?」
パイロは私に気が付くと苦笑いをしている。
私はパイロとジョシュダさんの元に向かいながら愚痴る。
「全然駄目だ、聞く耳すら持たないで部屋からつまみ出された。
レンちゃんという歌い手に、宗教の様にハマってサイリュームライトまで持って踊ってたんだぞ、あの元長老年甲斐もなくっ‼‼‼‼」
「おや、そうなのかい?、それじゃあ今の時間帯は話を聞きに行くのは避けた方がよさそうだね?
お疲れ様クラピカ君?、こうして会うのは久しぶりだね?」
「ジョシュダさん、お久しぶりです。」
先程電話で話はしたが、この人とこうして会うのは1週間ぶりだ。
本当に色々と忙しい人なんだろうな?……ん?
何か洗練されたロゴの入った高級そうな大きな紙袋がソファーの近くにある大きなガラステーブルの上に置かれているが、何か買い物でもして来たんだろうか?
私の視線に気が付いたのかジョシュダさんは穏やかに笑って言う。
「ああそれかい?、今日覗きの被害に遭った子達にお詫びにって思って、俺の親族が経営してる店で買って来たんだよ?
預かっている子達を俺の管理不足で恐ろしい目に遭わせちゃったからね?
もう親後さん達に渡し終わった後だから、良かったら
君達、甘い物が大丈夫だったら余り物で悪いけど、ここで食べないかい?」
そんなフォローもしてくれるなんて、なんて良い上司のいる職場なんだ。
甘い物が好きなパイロは目を輝かせて言う。
「わぁ~、良いんですかぁ?~」
私も、好きな部類なのでここは有難く好意に甘えて頂く事にする。
「有難う御座います、ご馳走になります。」
「うん、新作も味見して感想が欲しいって言われて
無理矢理余分に渡された物なんだけど
今は食べる気がまだおきないから
俺の代わりに食べてくれるなら寧ろ助かるよ?
良ければ感想も聞かせてくれるかい?
……そうだ、喉も乾くだろうし、給湯室に行って紅茶を入れて来るよ?」
ジョシュダさんが使用人屋敷の給湯室に行っている間、ふとさっきの歌い手のレンちゃんの言っていた朝のニュースが気になり
私はガラステーブルの上に置いてあるリモコンを取り、テレビを付ける。