再会 第3話
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「俺への謝罪は結構です。
事情も事情でしたので、あなたのあの発言はクラピカ君の事を心配しての事だったと認識しています。」
いや、ジョシュダさん、そこは普通に怒っていいと思うが、レオリオの奴は悪意をもってふざけてあなたを馬鹿にしていた訳だし……
「ですが、これだけではやった事への清算はまだ足りませんので
レオリオさんには暫くの間、使用人達の下で雑用係として無報酬で働いて頂く事で
覗きの件は帳消しにしようと思います。
君達もそれでいいかい?」
フラヴィア達はジョシュダさんに問われて上機嫌で答える。
「「「は~~~い」」」
ノアさんが携帯電話を切ると、私に携帯電話を差し出して来る。
「そうそうクラピカ君、ジョシュダから携帯電話貸してやってくれって頼まれたからさ、使ってよオレの携帯電話
国際電話も普通に出来るタイプだから、遠くでも電話出来るよ?」
「有難う御座います。」
私がノアさんから携帯電話を受け取りカインを預けている凶狸狐達の家へと連絡をするのだが……何度かのコール後に聞こえてきたのは、凶狸狐達の声でもカインの声でもない、女性のアナウンスの音声だった。
「只今、電話に出る事が出来ません。
この音声案内の後に、お名前と、ご用件をお話下さい。」
流石にこの時間帯に全員眠っている訳ないだろうし、外出中だろうか?……
「クラピカです、ご心配をおかけしましたが、無事に要件が終わりました。
又連絡しますので、カインにももうすぐ迎えに行くとお伝え下さい。」
そう言って電話を切ってノアさんに借りた携帯電話を返す。
「貸して貰い有り難う御座いました。」
「繋がらなかったかぁ、タイミングが悪かったね?」
私達のやりとりを見ていたフラヴィアが興味を持ったのか聞いてくる。
「カインって誰?、わざわざ迎えに行くなんて、そんなに仲の良い子なの?
あ、もしかして、名前は男の人っぽいけど
実は女の子で、クラピカの恋人とかぁ?」
どうしてこういう時、女子っていう生き物は、むやみやたらと恋愛事に結び付けたがるんだろうか?
「違う、私の叔母の義弟だよ?、あの人は里を追い出されたのが幸いしてか、生きていてな、外で結婚して子供を産んだんだ、それが2歳年下のカインなんだよ?」
私の叔母という言葉に反応してフラヴィアは露骨に嫌な表情をして言う。
「え?……あの人の子供?
子供が来るって事は、クラピカのあの叔母さんも、ここに来るって事なの?」
私の叔母はカインにあんな酷い事をしただけあって、里で何をして追い出されたのかは聞かされていないが、あの人が良く思われていなかったのは子供ながらに雰囲気で感じ取っていた。
こんな反応をするならフラヴィアも里の大人達から何か悪い話を聞かされていたんだろうな。
「あの人がカインを殺す寸前で虐待している所を無理矢理引き離して連れていって、今まで一緒にいた子なんだ。
事情が事情だけに、あの叔母さんには連絡は取りたくないとジョシュダさんには伝えたのだが
元村長達に話を聞いてから判断すると言われてしまってな……」
私の話しを聞いてフラヴィアは本心から怒ってくれて言ってくれる。
「自分の子供を殺す寸前まで虐待とか、本当に親なの?、信じらんない
大丈夫よ、ジョシュダさんはそんな最低な人なんか受け入れる間違った判断はしないものっ‼︎
カインって子を連れて来たら、ちゃんと私にも紹介しなさいよね?」
フラヴィアの言葉に内心ほっとしながら、私は礼を言う。
「有り難うフラヴィア、カインを連れて来たら、仲良くしてやってくれ」
フラヴィアは私の耳元で小声で喋る。
「それは構わないんだけど……
今だから言うんだけどさ、クラピカの問題のあの叔母さん、結構男性関係でやらかして追い出されたみたいなの
あそこにいる子達の父親も、何人かあの人と付き合って弄ばれたみたいなんだよ……
カイン君を連れてくるなら、ちゃんと元長老の許可は取っておいた方がいいよ?、あの人に話をつけておかないと、後で煩いし?」
母さんの様子を見てそういう気はしていたが……やはりか
あの元長老とは、里に出る許可を貰うまで、かなり衝突していた過去もあって、苦手意識があるのだが、カインの為だ、話をしにいかねばなるまい……
「分かった。
この後長老の所に行ってみるよ」
私がそう言った直後に、他のメイドの子が何かに気が付いてフラヴィアに声をかける。
「ね〜フラヴィア、さっきの変態がいなくなってる‼︎」
他のメイドの子の言葉を聞いてフラヴィアも驚いて周りを見渡す。
「嘘、アイツ、何処に行ったのよっ‼︎」
私も周りを見渡すが奴は忽然とこの場から消えていた。
あの大馬鹿、私達が話している間に上手く逃げたな?……
ノアさんはフラヴィア達に向かって優しく声をかける。
「大丈夫大丈夫、オレ人探し得意だし?
後はオレがレオリオさん探しておくから
君達はここで解散しようか?、今日は本当に災難だったね?」
「「「はーい」」」
ノアさんに言われてフラヴィア達が去って行く。
「お手伝いしましょうか?」
「いやいや、大丈夫だよ?、レオリオさんってさ
オレはああゆうの詳しくないんだけど、何かの香水付けてるみたいなんだよねぇ?
薔薇とか、レモンが混じった香りみたいな奴?、あれの臭いがまだその辺にぷんぷん残ってるのよ?、それ追っていけばすぐ見つかるから?
クラピカ君も大事な用事があるんだろ?
ここはお兄さんに任せて、君は自分の用事を済ませてきなさい?」
「分かりました。
それでは失礼します。」
香水か……そう言えばゴンもレオリオは香水を付けているとか言っていたな?、ノアさんもゴンの様に、嗅覚の鋭れている人なのだろうな
使用人屋敷へと戻ると、入口を通ってすぐ広がっている大広間に設置された大型の液晶テレビの前に座り心地の良いソファーに座ってテレビを見ているパイロがいたので私は声をかけに行く。
パイロは今日は確か週休の日だったな
「おはようパイロ」
パイロも私に気が付き笑顔で声をかけてくれる。
「おはようクラピカ?
昨日は大変だったね?、フラヴィアったら相変わらず機械音痴だからさ
触った機械すぐ壊しちゃうんだもん」
頷いて私はぼやく
「あれは有り得ないだろ?
何でちょっと触った位であんなに壊れるんだ
もはや才能だな?、アイツの機械音痴のお陰で、長老の所から昔ちょっと借りて来たラジオも、アイツに触らせて壊されてもの凄い怒られる羽目になったし……」
パイロは思い出したのか笑いながら言う。
「あはははっ、そんな事あったね〜〜〜
でもあれはクラピカも悪いんだよ?
勝手に持ち出して来ちゃうんだもん?」
テレビ画面がCMから切り替わり、ここ最近パイロが夢中になっている子供向け番組の戦隊ヒーロー物の次回予告が流れるとパイロはテレビに視線を向ける。
「次回の無敵戦隊、浪人じゃ~は?
悪の総帥、ブラックジョ~スゥイ~の傘下、キジョ~達により、次々と暴かれる、浪人じゃ~達の嬉恥ずかし、赤裸々な秘密‼︎、そして、それぞれ亀裂の入るメンバー達‼︎‼︎、そんな中にブラックジョ~スゥイ~の巨大ロボットが街を襲うっ‼︎‼︎
自宅警備員Carで、1人避難誘導に向かう戦隊メンバーのミチヨ(31歳既婚者)は、コミュ障の中、ちゃんと人の顔を見て、声を張り上げ、誘導出来るのか?
常に抗い続けろ、世間の冷たい視線から、To be continued.」
…………これ、本当に子供向け番組なのか?
次回予告だけでもかなりシュールな内容だぞ?
「……なぁ、パイロ、これの何処が楽しいんだ?」
「うん……1話から偶然見ちゃったら続きが気になって止められなくなっちゃって……
でも、中々設定が奇抜で面白いんだよ?
フラヴィアも面白いって言って見てるから、後で録画したのを持って行って見せてあげるんだ。」
フラヴィアも見てるのか?……そんなに面白いのか?
「僕、この話に出て来る自宅警備員Carっていう
水陸両用で空も飛べちゃう乗り物が好きなんだ。
現実にあれば、好きな所へ行けて便利だろうなぁ」
ミチヨ(31歳既婚者)が乗っていたというCarの事か……
「今の技術ではそんな乗り物が一般販売されるのは無理だろうが、あれば確かに私も一台欲しいな……」
「そうだよね……あったらいいよねぇ?~
そう言えば、さっきまで出かけてたみたいだけど
何か用事でもあったの?」
そうだ、パイロにも、カインの事を話しておかないとな……
「ああ、これから連れて来る、私の義弟の事で
預かってる人に連絡を取る為、外に繋がる携帯電話を借りていたんだ。」
私の言葉を聞いてパイロは複雑そうな表情になり、不安そうに聞いて来る。
「義弟って……もしかして、里を追い出された
クラピカの叔母さんの子供の事?」
パイロもあの頃は話してくれなかったが、嫌な話を聞かされていたんだろうな……
「ああ、2歳年下の男の子で、名前はカインと言うんだ。」
私はパイロに、カインを連れて来た経緯と、あの叔母さんを連れて来るつもりはないと言う事を説明した。
パイロは暗い表情で喋る。
「……そっか、ごめんねクラピカ、君を傷つけたくなくて
その叔母さんの事で、僕も君に黙っていた事があるんだ。
たまたま、僕の両親が喧嘩してるのを聞いちゃって……
僕のお父さんも、昔、君の叔母さんと付き合っていた事があって、捨てられちゃったんだって……」
まさかっ……あの叔母さん、パイロの父親とも関係があったとか、本当に最低すぎるだろっ‼?……
私がショックを受けていると、パイロが気を使ってくれて話を切り替えてくれる。
「でも、その事とカイン君とは全く関係ないしね?
カイン君ってどんな子なの?、僕も仲良くなれるといいなぁ」
「ああ、カインは、パイロに似てて、大人しくて、優しい子なんだ
きっと、パイロともすぐ仲良くなれる筈だから、よろしく頼むな?」
「うん、勿論だよ?」
笑顔でそう言ってくれるパイロに一安心する。
「これから、元長老の所にカインの事を話しに行くんだ、じゃあ又な、パイロ」
クラピカがそう言って、長老の部屋に行くのを見送ってから少しして、パイロは何かに気が付いたかの様に呟く。
「あっ……今の時間……元長老、他の人達と一緒に
電脳ページで動画サイトの生放送見てるんだよね?……
大丈夫かなぁ?……」
事情も事情でしたので、あなたのあの発言はクラピカ君の事を心配しての事だったと認識しています。」
いや、ジョシュダさん、そこは普通に怒っていいと思うが、レオリオの奴は悪意をもってふざけてあなたを馬鹿にしていた訳だし……
「ですが、これだけではやった事への清算はまだ足りませんので
レオリオさんには暫くの間、使用人達の下で雑用係として無報酬で働いて頂く事で
覗きの件は帳消しにしようと思います。
君達もそれでいいかい?」
フラヴィア達はジョシュダさんに問われて上機嫌で答える。
「「「は~~~い」」」
ノアさんが携帯電話を切ると、私に携帯電話を差し出して来る。
「そうそうクラピカ君、ジョシュダから携帯電話貸してやってくれって頼まれたからさ、使ってよオレの携帯電話
国際電話も普通に出来るタイプだから、遠くでも電話出来るよ?」
「有難う御座います。」
私がノアさんから携帯電話を受け取りカインを預けている凶狸狐達の家へと連絡をするのだが……何度かのコール後に聞こえてきたのは、凶狸狐達の声でもカインの声でもない、女性のアナウンスの音声だった。
「只今、電話に出る事が出来ません。
この音声案内の後に、お名前と、ご用件をお話下さい。」
流石にこの時間帯に全員眠っている訳ないだろうし、外出中だろうか?……
「クラピカです、ご心配をおかけしましたが、無事に要件が終わりました。
又連絡しますので、カインにももうすぐ迎えに行くとお伝え下さい。」
そう言って電話を切ってノアさんに借りた携帯電話を返す。
「貸して貰い有り難う御座いました。」
「繋がらなかったかぁ、タイミングが悪かったね?」
私達のやりとりを見ていたフラヴィアが興味を持ったのか聞いてくる。
「カインって誰?、わざわざ迎えに行くなんて、そんなに仲の良い子なの?
あ、もしかして、名前は男の人っぽいけど
実は女の子で、クラピカの恋人とかぁ?」
どうしてこういう時、女子っていう生き物は、むやみやたらと恋愛事に結び付けたがるんだろうか?
「違う、私の叔母の義弟だよ?、あの人は里を追い出されたのが幸いしてか、生きていてな、外で結婚して子供を産んだんだ、それが2歳年下のカインなんだよ?」
私の叔母という言葉に反応してフラヴィアは露骨に嫌な表情をして言う。
「え?……あの人の子供?
子供が来るって事は、クラピカのあの叔母さんも、ここに来るって事なの?」
私の叔母はカインにあんな酷い事をしただけあって、里で何をして追い出されたのかは聞かされていないが、あの人が良く思われていなかったのは子供ながらに雰囲気で感じ取っていた。
こんな反応をするならフラヴィアも里の大人達から何か悪い話を聞かされていたんだろうな。
「あの人がカインを殺す寸前で虐待している所を無理矢理引き離して連れていって、今まで一緒にいた子なんだ。
事情が事情だけに、あの叔母さんには連絡は取りたくないとジョシュダさんには伝えたのだが
元村長達に話を聞いてから判断すると言われてしまってな……」
私の話しを聞いてフラヴィアは本心から怒ってくれて言ってくれる。
「自分の子供を殺す寸前まで虐待とか、本当に親なの?、信じらんない
大丈夫よ、ジョシュダさんはそんな最低な人なんか受け入れる間違った判断はしないものっ‼︎
カインって子を連れて来たら、ちゃんと私にも紹介しなさいよね?」
フラヴィアの言葉に内心ほっとしながら、私は礼を言う。
「有り難うフラヴィア、カインを連れて来たら、仲良くしてやってくれ」
フラヴィアは私の耳元で小声で喋る。
「それは構わないんだけど……
今だから言うんだけどさ、クラピカの問題のあの叔母さん、結構男性関係でやらかして追い出されたみたいなの
あそこにいる子達の父親も、何人かあの人と付き合って弄ばれたみたいなんだよ……
カイン君を連れてくるなら、ちゃんと元長老の許可は取っておいた方がいいよ?、あの人に話をつけておかないと、後で煩いし?」
母さんの様子を見てそういう気はしていたが……やはりか
あの元長老とは、里に出る許可を貰うまで、かなり衝突していた過去もあって、苦手意識があるのだが、カインの為だ、話をしにいかねばなるまい……
「分かった。
この後長老の所に行ってみるよ」
私がそう言った直後に、他のメイドの子が何かに気が付いてフラヴィアに声をかける。
「ね〜フラヴィア、さっきの変態がいなくなってる‼︎」
他のメイドの子の言葉を聞いてフラヴィアも驚いて周りを見渡す。
「嘘、アイツ、何処に行ったのよっ‼︎」
私も周りを見渡すが奴は忽然とこの場から消えていた。
あの大馬鹿、私達が話している間に上手く逃げたな?……
ノアさんはフラヴィア達に向かって優しく声をかける。
「大丈夫大丈夫、オレ人探し得意だし?
後はオレがレオリオさん探しておくから
君達はここで解散しようか?、今日は本当に災難だったね?」
「「「はーい」」」
ノアさんに言われてフラヴィア達が去って行く。
「お手伝いしましょうか?」
「いやいや、大丈夫だよ?、レオリオさんってさ
オレはああゆうの詳しくないんだけど、何かの香水付けてるみたいなんだよねぇ?
薔薇とか、レモンが混じった香りみたいな奴?、あれの臭いがまだその辺にぷんぷん残ってるのよ?、それ追っていけばすぐ見つかるから?
クラピカ君も大事な用事があるんだろ?
ここはお兄さんに任せて、君は自分の用事を済ませてきなさい?」
「分かりました。
それでは失礼します。」
香水か……そう言えばゴンもレオリオは香水を付けているとか言っていたな?、ノアさんもゴンの様に、嗅覚の鋭れている人なのだろうな
使用人屋敷へと戻ると、入口を通ってすぐ広がっている大広間に設置された大型の液晶テレビの前に座り心地の良いソファーに座ってテレビを見ているパイロがいたので私は声をかけに行く。
パイロは今日は確か週休の日だったな
「おはようパイロ」
パイロも私に気が付き笑顔で声をかけてくれる。
「おはようクラピカ?
昨日は大変だったね?、フラヴィアったら相変わらず機械音痴だからさ
触った機械すぐ壊しちゃうんだもん」
頷いて私はぼやく
「あれは有り得ないだろ?
何でちょっと触った位であんなに壊れるんだ
もはや才能だな?、アイツの機械音痴のお陰で、長老の所から昔ちょっと借りて来たラジオも、アイツに触らせて壊されてもの凄い怒られる羽目になったし……」
パイロは思い出したのか笑いながら言う。
「あはははっ、そんな事あったね〜〜〜
でもあれはクラピカも悪いんだよ?
勝手に持ち出して来ちゃうんだもん?」
テレビ画面がCMから切り替わり、ここ最近パイロが夢中になっている子供向け番組の戦隊ヒーロー物の次回予告が流れるとパイロはテレビに視線を向ける。
「次回の無敵戦隊、浪人じゃ~は?
悪の総帥、ブラックジョ~スゥイ~の傘下、キジョ~達により、次々と暴かれる、浪人じゃ~達の嬉恥ずかし、赤裸々な秘密‼︎、そして、それぞれ亀裂の入るメンバー達‼︎‼︎、そんな中にブラックジョ~スゥイ~の巨大ロボットが街を襲うっ‼︎‼︎
自宅警備員Carで、1人避難誘導に向かう戦隊メンバーのミチヨ(31歳既婚者)は、コミュ障の中、ちゃんと人の顔を見て、声を張り上げ、誘導出来るのか?
常に抗い続けろ、世間の冷たい視線から、To be continued.」
…………これ、本当に子供向け番組なのか?
次回予告だけでもかなりシュールな内容だぞ?
「……なぁ、パイロ、これの何処が楽しいんだ?」
「うん……1話から偶然見ちゃったら続きが気になって止められなくなっちゃって……
でも、中々設定が奇抜で面白いんだよ?
フラヴィアも面白いって言って見てるから、後で録画したのを持って行って見せてあげるんだ。」
フラヴィアも見てるのか?……そんなに面白いのか?
「僕、この話に出て来る自宅警備員Carっていう
水陸両用で空も飛べちゃう乗り物が好きなんだ。
現実にあれば、好きな所へ行けて便利だろうなぁ」
ミチヨ(31歳既婚者)が乗っていたというCarの事か……
「今の技術ではそんな乗り物が一般販売されるのは無理だろうが、あれば確かに私も一台欲しいな……」
「そうだよね……あったらいいよねぇ?~
そう言えば、さっきまで出かけてたみたいだけど
何か用事でもあったの?」
そうだ、パイロにも、カインの事を話しておかないとな……
「ああ、これから連れて来る、私の義弟の事で
預かってる人に連絡を取る為、外に繋がる携帯電話を借りていたんだ。」
私の言葉を聞いてパイロは複雑そうな表情になり、不安そうに聞いて来る。
「義弟って……もしかして、里を追い出された
クラピカの叔母さんの子供の事?」
パイロもあの頃は話してくれなかったが、嫌な話を聞かされていたんだろうな……
「ああ、2歳年下の男の子で、名前はカインと言うんだ。」
私はパイロに、カインを連れて来た経緯と、あの叔母さんを連れて来るつもりはないと言う事を説明した。
パイロは暗い表情で喋る。
「……そっか、ごめんねクラピカ、君を傷つけたくなくて
その叔母さんの事で、僕も君に黙っていた事があるんだ。
たまたま、僕の両親が喧嘩してるのを聞いちゃって……
僕のお父さんも、昔、君の叔母さんと付き合っていた事があって、捨てられちゃったんだって……」
まさかっ……あの叔母さん、パイロの父親とも関係があったとか、本当に最低すぎるだろっ‼?……
私がショックを受けていると、パイロが気を使ってくれて話を切り替えてくれる。
「でも、その事とカイン君とは全く関係ないしね?
カイン君ってどんな子なの?、僕も仲良くなれるといいなぁ」
「ああ、カインは、パイロに似てて、大人しくて、優しい子なんだ
きっと、パイロともすぐ仲良くなれる筈だから、よろしく頼むな?」
「うん、勿論だよ?」
笑顔でそう言ってくれるパイロに一安心する。
「これから、元長老の所にカインの事を話しに行くんだ、じゃあ又な、パイロ」
クラピカがそう言って、長老の部屋に行くのを見送ってから少しして、パイロは何かに気が付いたかの様に呟く。
「あっ……今の時間……元長老、他の人達と一緒に
電脳ページで動画サイトの生放送見てるんだよね?……
大丈夫かなぁ?……」