Thread De l'eau
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『よーし…準備お…けーぇ…』
砂糖「だ、大丈夫か?」
口田「…(困った顔)」
いよいよ私たちの番になった訳なんだけど、二人の個性を聞いて私たちが導き出した作戦により重りをつけたのは…私だ
砂糖くんの個性はシュガードープ
角砂糖3つ分で3分間力を5倍にする個性
口田くんは動物を操る個性
そして私は糸と水の複合個性だ
それはもちろんヴィラン組の2人は知らない
これを有効的に使わないとね
…という事でなんで私になったと言えば
オールマイト「ではスタート!!」
『あ、始まった』
まぁ一先ずは…行きますか
『…さてと』
フッと前に手を伸ばす
服で手は見えない状態になってるので袖がダランと垂れているように他からしたら見えるだろう
1番細い糸…出すよ
ブワッと広がっていく糸は約0.000001mmの太さしかない。故に人には見えないし、触れてる事にも気づかないだろう。もちろん私には見えるけどね
『…、…いた。2階に二人でいるよ。防衛する気だね』
砂糖「よし分かった!」
口田「!(コクン)」
『じゃあ予定通りに行こっか。口田くんお願い』
そう言って口田くんの後ろに回れば大きく頷いてしゃがんでくれたので遠慮せず上に乗っかり、おんぶしてもらう形になった。私は重りをつけてるから走るのも楽ではない為攻撃力がある砂糖くんではなく口田くんにおんぶしてもらった方が都合がいいのだ
3人で向かう中も私は糸を出し続ける
『…この角曲がったら右ね』
砂糖「おう!でもすげぇな糸氏の個性!場所まで把握出来て!」
『ありがとうー!…あ、そろそろ着くよ。時間は、残り7分…砂糖くん行っちゃってー』
砂糖「任せろ!!」
そう言って私たちを置いて先に走っていく砂糖くん。それを確認した私は直ぐに口田くんの肩を叩く
『ん、ここまででいいよ。この距離なら間に合うから砂糖くんのフォローよろしくね』
口田「(コクン)」
ゆっくり降ろしてくれた口田くんは砂糖くんと同じように前を向いて走っていく。よし、私もゆっくりだけど向かうとしよう。ちゃんと役目を果たさなきゃ…
2人は私の囮、なのだから…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
残り5分…
私はようやく核がある部屋、つまりみんながいる場所へと辿り着くことが出来たんだけど…
『…なにしてんの?』
核兵器部屋はなんか短冊みたいなのがヒラヒラくっついてて(七夕?もしくは学園祭でもしてたの?)、多分どっちかの個性かなって思ってたら切島君の腕が黒く変色していくのが見えた。あれ、もしかして硬化の個性とかそんな感じかな?肉弾戦になるな…という事はあの短冊みたいなのは瀬呂くんの個性って事か
今のところ2vs2って感じで戦ってくれてる。この調子でいけば…
瀬呂「、うぉ!?仕方ねぇ!!テープで止めてやる!!」
口田「!!」
あ、しまった
口田君が捕まった
なるほど、瀬呂くんの個性はテープか
瀬呂「切島!お前砂糖任せたぞ!俺はそろそろ来ると思う糸氏をなんとかする!」
切島「おう!任した!」
砂糖「!くっ!」
…残り4分
『砂糖くん!!』
作戦開始だ
砂糖「!糸氏!」
切島「!来たか糸氏!」
瀬呂「お前が重り付けてんだろ!?速攻捕まえてやる!」
瀬呂くんはそう言って私に向かって走ってきた。私はその動きを見ながら砂糖くんに声かける
『いいよ!砂糖くん!やっちゃえ!』
砂糖「!おし!行くぞ!!」
そう言った砂糖くんは角砂糖を口に含む。すると身体が今よりでかくなって(というか筋肉が更にもりっとした感じ)切島くんに向かっていく。その力に圧倒されていく切島くんを見た瀬呂くんは慌ててそっちのフォローに入る。私が重りで動きが鈍いのを察した判断だろう…
予測通りの動きだね
砂糖「うぉおおお!!」
切島「!くそ!!力強ぇな!!」
瀬呂「俺がテープで捕まえる!」
残り2分
切島「絶対止めてやるぜ!!」
砂糖「…く!力が…!!」
瀬呂「!砂糖の動きが鈍くなったぞ!」
切島「タイムリミット付きか!なら止められる!!」
砂糖くんの力がどんどん落ちていく
残り1分10秒…
『砂糖くん、お願い』
砂糖「!…おう」
そう言ってフラフラになりながらも砂糖くんは最後の仕事に取り掛かる…それは
砂糖「おら!!!」
「「!!」」
手を振りかざした
そして…何かを投げた、それは
ガシャン…!!
バシャ…!!
私の持っていた水筒だ
残り50秒…
瀬呂「っ!砂糖捕まえたぜ!!」
砂糖「くっ!!」
切島「時間も僅かだ!俺らの勝ちだ!」
残り40秒…
『…さてと、行きますか』
瀬呂「糸氏、捕まってもらうぜ?」
『無理だよ』
瀬呂「え?」
『バイバイ』
残り20秒
バシャン
「「!!!?はぁ!?糸氏!?」」
私は直ぐに水を発動して地面に向けて放つ。一瞬にして水溜まりとなったそこに飛び込んで消えた。消えていく姿に驚いて硬直させる二人、私は気にせず行動に移す
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『私の個性は糸と水の複合個性なの。糸は目に見えない太さから分厚い太さまで変えられるよ。あと水はね、まぁ手のひらの汗腺から出るんだけど
私水の中に隠れることが出来るんだ
プールとかに隠れる、じゃなくて
雨とかでよく出来る水溜まりの中に、ね
そんで不思議な事に
水溜まりから水溜まりへ
瞬間移動的なやつをする事が出来るんだよ』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
つまり私は、今、どこにいるかって言えば
バシャン
『そんで久しぶりー』
瀬呂「!?いつの間に後ろに!?」
切島「!?やべぇ!!核が!」
砂糖くんが投げた水筒で出来た水溜まりに瞬間移動をした。つまり私の目の前には
ハリボテの…核
要は相手を倒せば勝ち
シンプルでわかりやすい
でもこれもシンプルだよね
核に触れれば勝ち
『はいタッチ』
オールマイト「WINNER チームF!!」
『やったー!!』
ヒーロー基礎学
戦闘訓練 初勝利
(勝ったよー2人ともー!)
(やったな糸氏!)
(コクン!!)
(ま、負けた…)
(くそぉおおおおお!!!)