Thread De l'eau
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相澤「糸氏」
『はい?』
教室に向かう廊下で相澤先生が話しかけてきた
相澤「お前は入学式の日に行う予定だった体力テストを今日の放課後にするからな」
『え!?体力テストあるんですか!?』
相澤「個人の体力と個性の把握の為だ。グラウンドでやるぞ」
『グ、グラウンド…』
相澤「ちなみに手を抜いたら除籍な」
『抜きませんよ!!』
マジかー…
ガスマスク…取れないようにしなきゃ…
相澤「おい、ここだ」
『!』
ここが…1-A
なんて事無い普通の扉なのに
不思議と緊張感を持たせる
今日から…頑張らなきゃ!
相澤「とりあえず、入れ」
『はい!…え?』
え?そこはあれじゃないの?
俺が簡単に説明するからここにいろ
ってなるんじゃないの?
よくある転校生とかそんなパターンで
入ってくるじゃん…
いや、転校生じゃないけどさ…
ガラガラ…!
『え!?ナチュラルに開けた!?』
相澤「俺は無駄な時間は嫌いなんだ」
『単に面倒くさがっただけじゃ…!?』
「だれ?」
『!?』
中に入ってく相澤先生に意見(というツッコミ)を入れたら扉を開けた直ぐの席の女の子が大きい黒目(もはや白目無いけど)がこっちを見ながら、だれ?とハッキリした声で言ったのだ。そりゃ、だれ?になるよね…
「お、おい…ふ、不審者?」
「…なわけないでしょ」
「で、でもどー見たっておかしいだろ!?ガスマスク付けたスカート穿いた女なんていねぇだろ!?なぁ緑谷!?」
「え、ぇえ!?わ、分かんないけど、り、理由があるんじゃない、の?」
おい、聞こえてるぞ
顔が見えないからって
言いたい放題かコラ
「転校生?」
『え?』
「え!?マジで!?まだ学校始まったばっかなのに!?」
「な、なんか裏があるんだ…っ」
だから転校生じゃねぇよ
裏もねぇし
理由はあるけど
相澤「お前ら静かにしろ、糸氏お前も突っ立ってないで入れ」
『は、はい…』
先生の隣に恐る恐る並ぶと
全員いるかを目視で確認した後
面倒くさそうに私の説明をしてくれた
相澤「コイツは糸氏水奈。お前らと同じ一般入試で合格したんだが昨日まで入院していた、理由は本人に聞け。以上」
「「「「「終わりかよ!!!」」」」」
『説明短っ!!?』
相澤「この時間はSHRだ。質問がある奴はコイツに聞け。俺は寝る」
『え!?寝るんですか!?え!?』
ちょ!?
その寝袋いつ用意したの!?
わ…ガチ寝してるよ
教師がそれでいいの…?
『…』
「「「「……」」」」
気まず…っ
(ひ、一先ずは私から挨拶した方がいいよね?)
(てか普通こういう時こそ先生必要でしょ)
(前途多難だ…)