Thread De l'eau
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爆豪「これで全部か、弱ぇな」
ものの数分で私たち3人は敵をあっという間に片付けることに成功した。まぁほとんど2人が頑張ってたけど、私は敵を糸で捕縛するのがメインだったし大丈夫だろうと思って任せていた。途中動けや!と怒鳴り声が飛んできたけど無視した←
切島「っし!早く皆を助けに行こうぜ!俺らがここにいることからして皆USJ内にいるだろうし、攻撃手段が少ねぇ奴らが心配だ!…俺らが先走ったせいで13号先生も後手に回った…先生があのモヤ吸っちまえばこんなことにはならなかった!男として責任取らなきゃ…」
爆豪「行きてぇなら一人で行け、俺はあのワープゲートをぶっ殺す!」
切島「はぁ!?」
『何言ってんの!今は皆の援護に回るのが優先すべき事じゃないの?』
轟くんや砂糖くんみたいな攻撃手段がある人達は何とかなるかもしれないけど、峰田くんや青山くんが心配だ(あの二人が戦うイメージがつかないから)
切島「 この期に及んでまたガキみてぇに…それにアイツの攻撃は…」
爆豪「おい糸水女、テメェならアイツの弱点分かってんだろ」
切島「え!?マジか!?」
『…まぁ…うん。次は捕まえられるよ』
切島「!(ハッキリ…言い切った。俺らが攻撃に回って動いた時には分かったって事か…、糸氏すげぇ…っ!)」
『けど、やっぱり皆の所に…』
爆豪「うっせ!敵の出入口だぞ!いざっていう時に元を閉めとくんだよ!」
『それは確かにそっちの方が効率いいかもだけど…』
…!
敵の気配…!
切島「!」
『ばく、っ』
爆豪「つーか」
BOOOM!!!
『!』
爆豪「俺らに充てられたのがこんな三下なら大概大丈夫だろ」
背後からやってきたカメレオンみたいな敵を一瞬で爆発させた。後ろも見てないのに…
『すごい反射神経…』
切島「つーかそんな冷静な感じだっけお前って」
『死ね死ね言うくせに』
爆豪「俺はいつでも冷静だクソ髪野郎!!」
切島「あぁそっちだ(ホッ)」
爆豪「つか、おい糸水女!」
『へ!?』
爆豪「テメェ数間違えんじゃねぇぞ!!21いたじゃねぇか!!」
は!?
この状況できっちり数えてたの!?
『、くらいって言ったし…』
爆豪「それで隙つかれて俺かクソ髪がやられてたらどう言い訳するつもりだったんだ、ぁあ!?」
『!』
…確かに、全員が爆豪くんみたいにすごい反射神経を持ってるわけじゃない。才能マンでもない…こういう複数仲間がいる時は…油断しない為にもちゃんと伝えなきゃ
『…ごめん。次はちゃんと正確に言う』
爆豪「けっ…」
『切島くんもごめんね?』
切島「いいって!気にすんな!」
爆豪「つかじゃあな、とっとと行っちまえ」
爆豪くんは腕の篭手の状態を確かめるように触りながら1歩前に進んだ。1人で行くつもりだ
切島「待て待て、友達を信じる…!漢らしいぜ爆豪!ノッたよお前に!」
確かにみんなは心配だけど
みんなを信じて広場に戻ろう
『私達も着いてくよ。それに、言われたまんまじゃ悔しいし…』
爆豪「勝手にしろ」
そう言ってズンズンと歩いてく爆豪くんを追いかけるように、私達も後ろを歩いた。今にも崩れそうなビルを下に向かって歩いてると爆豪くんに声をかけられた
爆豪「…おい、糸水女」
『なに?もう一度糸張ったけど今はもう敵はいないよ』
爆豪「ちげぇ。あのモヤの事だ」
切島「!そうだ糸氏!アイツの弱点ってなんだよ!」
あぁ、そう言えばモヤの事
言い忘れてた
『それは…あのモヤに2人が突っ込んだ時、アイツ「危ない」って言ったの。覚えてる?』
切島「え?危ない?」
『そう。危ないって事はそこを攻撃されたらダメージをくらうってことじゃん?…もし全身モヤで異形型の個性だとしたら「危ない」なんて言うはずない…という事は実体はあるって事になる。実体を抑えれば少なくても動きを止められるってわけ』
切島「な、なるほど…!」
爆豪「モヤで全身を覆って隠してるって事だな…」
そういう事だと思う
大きく頷くと切島くんは
目を丸くさせながら
大きな手のひらで肩を叩いてきた
切島「ほんとすげぇな糸氏!」
『そんなことないよ。2人が突っ込んでくれたおかげでわかったんだ』
爆豪「次は…捕まえる…!」
そう言って急に走り出した爆豪くん
置いてかれまいと私達も走った
階段を駆け下りて広場へと続く道へと出ることが出来た…そして
切島「!広場だ!」
『意外と近かったね!』
倒壊ゾーンからそんな離れてない場所だったおかげで直ぐに着いた。だけど、目の前に見えたそれは…
『!?…オール…マイト…っ!!』
切島「!緑谷も!アイツ危ねぇ!!」
あのオールマイトが…!?
それに緑谷くんがあのモヤに向かっている!
このままじゃまたあのモヤに…!
爆豪「どっけ!!」
「『!?』」
前方を走っていた爆豪くんが爆発を利用して一気に前に突っ込んでいき…あのモヤに爆手をかざした
爆豪「邪魔だァ!!デク!!」
BOOOM!!!
『っ、すごい爆風…っ!』
でもその爆発が効いたのかよろけているモヤ、あのモヤは爆豪くんに任せて…あと、2人…!
切島「!あの氷は…!」
『!轟くん!』
轟くんがあの怪物に向かっていた
…なら私達は…あの手の奴…!
切島「だァっ!!」
1歩先に前へ出て腕を硬化した状態で振りかぶる。だけど相手は簡単に避けてしまった
切島「くっそー!!いいとこねー!!」
『そんな事ない!』
?「!」
避けた方向を予測していた私は糸を出して手の奴を全身縛り付けた。力を入れてるみたいだけど、簡単には切れない糸で何重にも巻いてあるから抜け出せないよ?
爆豪「スカしてんじゃねよモヤモブが!」
轟「平和の象徴はテメェら如きに殺れねぇよ」
緑谷「かっちゃん…!皆…!!」
?「出入口を押さえられた…
こりゃぁ…
ピンチだなぁ…」
『…っ』
(形勢逆転…なのに)
(ただ、落ち着いた様子の敵に)
(まだ、冷や汗が止まらない)