Thread De l'eau
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モヤに包まれてから多分5秒も経ってないと思う。ずっと続く浮遊感に若干吐き気を感じていたが少しずつ晴れるように明るくなる視界…多分飛ばされた場所に着いたんだと分かった。視野が広がり見えた先は…赤い物体
『…っ!、!?え!ちょ!どいて!!切島くん!!』
切島「え?は!?糸氏!?」
気づいた時には既に遅く
私の体は切島くんにぶつかり
2人して地面に倒れ込んだ
『ぃ…っ!!いったー…っ、ご、ごめん切島くん…っ』
切島「、いや…大丈夫だ!俺の個性硬化だからこれくらいへ、い…き…」
すると瞬間的に私の下にいる切島くんの体がガチガチに固まった気がした。え?なに?
『切島くん…?』
切島「あ、あの糸氏…悪いけど…その…っ」
『ん?』
爆豪「何してやがるモブ共」
誰がモブだっての…その言葉を心の中で呟き、言った本人に顔向けた。声の主が誰なのか一瞬で分かったし
爆豪「おい痴女」
『モブの次は痴女!?酷くない!?私そんな性癖ありません!!』
爆豪「じゃあこの光景はどう説明すんだよ」
『この光景…?ワープで飛ばされて下敷きになった硬化してる切島くんに私が馬乗りになってるだけだけど?』
切島「…っ(う、馬乗り…っ)」
爆豪「こっちからすりゃ今にも襲いかかってるようにしか見えねぇけどな」
襲いかかるなんて
敵じゃあるまいしそんな事しません
切島「ちょ…っ!糸氏!すまん!降りてくれ!頼む!(色々とヤバいんだって!女の子が真上にいて、しかも同じクラスで色々男子高校生には刺激が強過ぎます!!涙)」
『あ、ごめん!大丈夫切島くん?』
切島「だ、大丈夫だ…ありがと、な」
そ、そう?なんか、涙流しながら灰になろうとしてるのが大丈夫なことなの?よくわかんないけど、触れない方がいいならそうしよう…ほんとごめん、切島くん
『そういえば…ここ、どこ?』
切島「瓦礫が多いな…」
『という事は…倒壊ゾーンに飛ばされたかな?』
崩れているビルの破片とか見る辺り、間違いはないだろう。今ここにいるのは私を含め切島くんに爆豪くん…他のみんなは別の所に飛ばされたかもしれない
爆豪「…おい糸水女」
『なに?爆豪くん』
爆豪「テメェ前みてぇに周り確認しろや」
『あ!…そうだね』
手をブランと力を抜かし、糸を出した。1番細い糸ならこのビルの範囲であれば誰がどこにいるかは分かる
『…残念だけどクラスのみんなはいない…けど、20人位敵がいる』
切島「!マジかよ…」
『避けて通る?』
爆豪「んなまどろっこしいことすっかよ…どこだ」
ボスっ、ボスっと腕に付けてる篭手が音を鳴らせてる…ちょっと…敵相手に戦う気満々…
まぁ、私も切島くんも…そう思ってるけど
スッと指を指した方向は
何も無いコンクリートの壁
…だけど、いる
それを見た爆豪くんはニヤリと笑った
その姿はまるで…悪魔のようだった
大きい爆発音と共に
私達も戦う為に駆け出した
(みんな…無事でいてほしい)
(それが何より思うこと)