Thread De l'eau
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切島「ヴィランンン!?バカだろ!?ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ!」
百「先生侵入者用センサーは!」
13号「もちろんありますが…」
あるのにも関わらず
センサーが反応しないってことは…
轟「現れたのはここだけか、学校全体か…何にせよセンサーが反応しねぇなら、向こうにそういうことが出来る"ヤツ"がいるってことだな」
『…校舎と離れた隔離空間、そこに少人数が入る時間割…全て計算し、計画されたって事だよね』
轟「あぁ…アイツらはバカだがアホじゃねぇ。これは何らかの目的があって用意周到に画策された奇襲だ」
奇襲…一体何の為に…
相澤「13号避難開始!学校に連絡試せ!センサーの対策も頭にある敵だ。電波系の”個性”が妨害している可能性もある。上鳴お前も”個性”で連絡試せ」
上鳴「っス!」
緑谷「先生は!?一人で戦うんですか!?あの数じゃいくら”個性”を消すっていっても!!イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ。正面戦闘は…っ」
それに大人数相手となると
ハッキリ言って不向きの個性だ
1人で対応なんて…っ
相澤「一芸だけじゃヒーローは務まらん、13号!任せたぞ」
『先生…っ!』
1人でなんてやっぱり無謀だって!
後を追うように1本踏み出したが
不意に腕を強く掴まれた…13号先生だった
13号「糸氏さん、ここは先輩の指示に従って下さい」
『先生…』
13号「僕がみんなを安全な場所に連れて行く。そしたら援護に向かいますから」
でも…
チラッと敵がいる方向へ目を向ける。噴水にいたあの3人は絶対危険なヤツらだ…いくら先生でも…って、あれ?
『…1人足りない』
13号「え?」
黒い…モヤがいない
?「させませんよ」
『!!?』
いつの間に…っ!?
黒いモヤはいつの間にか私たちの前に立ち塞がった。全長はどれくらいあるのか…?軽く2mはあるんじゃないかと思うほど大きい…っ、つか、どうやって来た?…まさか…ワープ系の個性?
?「初めまして、我々は敵連合。せんえつながら…この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは、平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいとのことでして」
!オールマイトを…っ!
?「本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ…ですが、何か変更があったのでしょうか?まぁ…それとは関係なく…私の役目はこれ」
そう言うや否や
13号先生が手をかざすと同時に
黒いモヤに突っ込む2人の姿
『!爆豪くん!切島くん!』
切島「その前に俺たちにやられることは考えてなかったのか!?」
爆豪くんはボムで
切島くんは硬化した腕を振り
黒いモヤにぶつけ攻撃をした
モロに当たったように見えた
?「…危ない危ない」
けど…効いていなかった
2人の攻撃を受けて無傷だなんて…
ん?…危ない?
形の無いモヤが危ないだなんて
『…!』
一瞬見えた…何かが見えたような…
?「そう…生徒といえ優秀な金の卵」
!なにか…来る…!
13号「ダメだ、どきなさい2人とも!!」
?「散らして、嬲り、殺す」
そう言ってまるでドーム状に広がるモヤ、そして私たちの前にも…まるで包むように…っ、もしワープ系の個性ならどこかに飛ばされる…!
その前に…!
瞬時に糸の個性でモヤが当たらなそうな高さまで自分の体を上げ、そのまま敵の後に回り込んだ
?「…!(なに、子供が背後に…!)」
気づかれたけど構わない
狙いはその顔に覆っているモノ
あそこに触れさえすれば…!
目一杯飛んで腕を伸ばした
もう数センチの所だった
?「惜しかったですよ」
ブワッと目の前で広がるモヤ
触れた感覚が…しなかった
チッ…届かなかった…っ
届かなかった私の体はまるで暗闇の世界のような黒いモヤに覆われて
その場から姿を消した
(でも弱点は分かった)
(次は…捕まえる)