私とテニスと自転車と
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いよいよラスト一周…
その頃になるとローラー組の一部の人間ちがぞろぞろと結果を見にやってきた。エースが走ってるから尚更見たいのだろう。一年は帰った子もいるみたいだがそれでも多い。さっきの子は"俺、見てたら坂上りたくなっちゃったんで帰りますねー"って言って帰ってった。見てたら燃えたのかもね…
東「おーい香苗、二人の調子はどうなのだ?」
新「香苗お疲れ。食う?」
「パワーバーはいらない。記録はこっち見て」
東堂に渡すと新開と二人で結果を見ていた
新「…予想以上に靖友速くなったな」
東「福もさすがだと言えよう」
『寿一はまだ一度も前に出ていない。多分、そろそろ動き出すよ』
新「そうだな」
黒「早くしろよ塔一郎!」
泉「慌てなくても大丈夫だよユキ…皆さん、お疲れ様です」
『お疲れ様。泉田、黒田。記録見たかったら東堂が持ってるから…と、来たわね』
その声に反応して最後の直線を見る
二人が並んで走っている…!?
『並んでる…?』
東「フクは今抜いたのか!?」
新「…いや、多分…靖友の苦手な坂で越したはずだ」
荒北が粘ってついてったってこと!?
驚愕してる間に二人はラスト200…
ラストスプリントが始まった
東「二人が腰をあげたぞ!」
泉「ラストスプリントです!」
黒「っ!荒北さーん!!」
新「寿一!!」
周りの声援に応えるように必死にペダルを漕ぐ。汗を拭う余裕もない。ひたすら漕ぐ…その先にゴールがあるから
残り…100m!
『寿一!!荒北!!』
残り…50m……20m..!!
荒「っるぁああああっ!!!」
福「うぉおおおおおっ!!!」
走れっ!!
カチッー!!
ストップウォッチを押した
先に到着したのは……
荒「ッダァー!クソッ…!」
福「ふぅ…っ、」
寿一が主将としてエースとして一位を勝ち取った。荒北は僅か、1秒以内…20cm程の差だった。
新「お疲れ。寿一、靖友」
東「いい走りだったぞ」
泉「お疲れ様です」
黒「お疲れ様です!」
ゴールしてゆっくりロードを降りた二人にマネージャーの子達がタオルとボトルを持っていく。皆もそっちに向かっていった。もちろん私は他の皆のゴールを見守らなきゃいけないからその場から動かなかった
荒「ッハ!福ちゃん…!次は負けねぇゾ!」
福「ム、いつでも待っているぞ荒北。今日はいいレースだった」
荒「ッセ!」
…いい勝負が出来てた
意外な結果だったわ…
これなら荒北はIHに…
荒「香苗」
自転車を押しながら寿一と一緒にやってきた。もらったタオルとドリンクを飲み近づいてくる。私は素早く簡単に書いたリザルトを見せた
『結果と周回毎のタイム書いてあるから』
福「すまない」
『…いいレースだった』
荒「ッケ!そーかよ」
『一年生見てみなよ。目が爛々としてる』
荒「ハッ!これっくらいのことでよォ!」
『素直に喜ぶか照れなさいよ』
荒「ッセ!!」
福「荒北、香苗の邪魔をするな。礼を言ったらダウンに行くぞ」
荒「ヘイヘイ…んじゃ行くからよォ」
『えぇ、あ。寿一、荒北』
荒「ア?」
福「なんだ」
『お疲れ様』
そう言うと目を丸くした二人を無視して終わっていないレースに集中した
荒「…福ちゃん」
福「なんだ」
荒「やっぱ諦めきれねぇ」
福「…そうか」
荒「ッ、クソ…ムカつくくれぇ好きだァ…」
福「…」
その消えるような言葉に対し…
福富は声をかけることができなかった
いよいよラスト一周…
その頃になるとローラー組の一部の人間ちがぞろぞろと結果を見にやってきた。エースが走ってるから尚更見たいのだろう。一年は帰った子もいるみたいだがそれでも多い。さっきの子は"俺、見てたら坂上りたくなっちゃったんで帰りますねー"って言って帰ってった。見てたら燃えたのかもね…
東「おーい香苗、二人の調子はどうなのだ?」
新「香苗お疲れ。食う?」
「パワーバーはいらない。記録はこっち見て」
東堂に渡すと新開と二人で結果を見ていた
新「…予想以上に靖友速くなったな」
東「福もさすがだと言えよう」
『寿一はまだ一度も前に出ていない。多分、そろそろ動き出すよ』
新「そうだな」
黒「早くしろよ塔一郎!」
泉「慌てなくても大丈夫だよユキ…皆さん、お疲れ様です」
『お疲れ様。泉田、黒田。記録見たかったら東堂が持ってるから…と、来たわね』
その声に反応して最後の直線を見る
二人が並んで走っている…!?
『並んでる…?』
東「フクは今抜いたのか!?」
新「…いや、多分…靖友の苦手な坂で越したはずだ」
荒北が粘ってついてったってこと!?
驚愕してる間に二人はラスト200…
ラストスプリントが始まった
東「二人が腰をあげたぞ!」
泉「ラストスプリントです!」
黒「っ!荒北さーん!!」
新「寿一!!」
周りの声援に応えるように必死にペダルを漕ぐ。汗を拭う余裕もない。ひたすら漕ぐ…その先にゴールがあるから
残り…100m!
『寿一!!荒北!!』
残り…50m……20m..!!
荒「っるぁああああっ!!!」
福「うぉおおおおおっ!!!」
走れっ!!
カチッー!!
ストップウォッチを押した
先に到着したのは……
荒「ッダァー!クソッ…!」
福「ふぅ…っ、」
寿一が主将としてエースとして一位を勝ち取った。荒北は僅か、1秒以内…20cm程の差だった。
新「お疲れ。寿一、靖友」
東「いい走りだったぞ」
泉「お疲れ様です」
黒「お疲れ様です!」
ゴールしてゆっくりロードを降りた二人にマネージャーの子達がタオルとボトルを持っていく。皆もそっちに向かっていった。もちろん私は他の皆のゴールを見守らなきゃいけないからその場から動かなかった
荒「ッハ!福ちゃん…!次は負けねぇゾ!」
福「ム、いつでも待っているぞ荒北。今日はいいレースだった」
荒「ッセ!」
…いい勝負が出来てた
意外な結果だったわ…
これなら荒北はIHに…
荒「香苗」
自転車を押しながら寿一と一緒にやってきた。もらったタオルとドリンクを飲み近づいてくる。私は素早く簡単に書いたリザルトを見せた
『結果と周回毎のタイム書いてあるから』
福「すまない」
『…いいレースだった』
荒「ッケ!そーかよ」
『一年生見てみなよ。目が爛々としてる』
荒「ハッ!これっくらいのことでよォ!」
『素直に喜ぶか照れなさいよ』
荒「ッセ!!」
福「荒北、香苗の邪魔をするな。礼を言ったらダウンに行くぞ」
荒「ヘイヘイ…んじゃ行くからよォ」
『えぇ、あ。寿一、荒北』
荒「ア?」
福「なんだ」
『お疲れ様』
そう言うと目を丸くした二人を無視して終わっていないレースに集中した
荒「…福ちゃん」
福「なんだ」
荒「やっぱ諦めきれねぇ」
福「…そうか」
荒「ッ、クソ…ムカつくくれぇ好きだァ…」
福「…」
その消えるような言葉に対し…
福富は声をかけることができなかった