私とテニスと自転車と
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放課後、直ぐに寿一のクラスへ向かった。寿一を確認して教室の中へ入り声をかけた
『寿一』
「ム?」
『荒北に報告しといた、荒北から何か連絡きてた?』
「あぁ。荒北から了解の返事をもらっている、香苗には悪いが部室から記録用紙とストップウォッチの用意を頼む」
『わかった、他のマネージャーたちには入部受け付け担当と2.3年のトレーニングの面倒を頼むわ』
「お前のやりやすいようにしていい」
『ありがと、一緒に行こう』
「あぁ」
福富が鞄を持ったのを確認して一緒に部室へと向かっていく。
廊下には真新しい制服に身を包んだ学生が沢山いて、玄関までが少し遠く感じるくらい人が多い。
『…今年多いみたい』
「何がだ」
『新一年生、入部者…きっと去年よりも多くなるんじゃない?』
「王者の名に恥じない部員が集まればいい」
『…きっとその中から寿一や他のメンバーの気持ちを受け継いでくれる人がいるよ。ちゃんと育てないとね、主将さん』
「香苗も頼む。迷いがある奴を救えるのはお前だ」
『…妙なプレッシャーとハードル上げられた気がする』
そう言うと寿一はチラッとこっちを見てから前を向いて頭を撫でてくれた。
「おーい!フクに香苗じゃないか」
「一緒に来たのか?」
声のする方を見ると異様に回りに女の子がいてその中にいたのが新開とクライマーの東堂尽八だ
「フッ!見るんだ香苗!登れる上にトークも切れる!更にこの美形!天はオレに三物を与えた!!箱根の山神天才クライマー東堂とはこの俺のことだっ!!」
そう言った途端、元々のファンの子や一年生はきゃああああ!///と悲鳴を上げている。…これはまだ慣れない、というか慣れる気がしない
「どうだ香苗!この歓声は俺のためにあると言っても過言ではないぞ!ワッハッハッ!」
『あぁ…そうね、でもなんで私に見ろって言ったのか疑問だわ』
東堂の独特な絡み方に溜め息を吐くしかない。東堂という男は見て分かる通りナルシスト。自分の言いようにしか聞き取れないポジティブな耳を持つすごい男だ。けど、クライマーとしては一級品で正直同じ人間だとは思えない
「お前は一番俺の魅力をわかっているからだ。香苗もドキッとしただろう?」
『ハハ、まぁ…(ある意味ね…心臓がざわってしたわ)』
「そうだろう!やはり香苗ならわかると信じていたぞ!」
「さすが尽八だな」
『やめて、これ以上褒めないで、付け上がるから』
これから入部の確認とレース準備をしなきゃなのに…もう疲れた
「そう言えば荒北がいないな」
「荒北ならさっき前を歩いていったぞ」
「フク!早く言え!!!」
なんでもっと早く言わないのよ。東堂の絡みを一番反論してくれる唯一の人間なのに!東堂が怒り私はなんとも言えないため息をはいた。新開はなぜかバキュンポーズだ
「それじゃ、早く行こうぜ?」
「まぁ俺のような美形なクライマーはいないだろうがな」
『…はぁ』
「……」
放課後、直ぐに寿一のクラスへ向かった。寿一を確認して教室の中へ入り声をかけた
『寿一』
「ム?」
『荒北に報告しといた、荒北から何か連絡きてた?』
「あぁ。荒北から了解の返事をもらっている、香苗には悪いが部室から記録用紙とストップウォッチの用意を頼む」
『わかった、他のマネージャーたちには入部受け付け担当と2.3年のトレーニングの面倒を頼むわ』
「お前のやりやすいようにしていい」
『ありがと、一緒に行こう』
「あぁ」
福富が鞄を持ったのを確認して一緒に部室へと向かっていく。
廊下には真新しい制服に身を包んだ学生が沢山いて、玄関までが少し遠く感じるくらい人が多い。
『…今年多いみたい』
「何がだ」
『新一年生、入部者…きっと去年よりも多くなるんじゃない?』
「王者の名に恥じない部員が集まればいい」
『…きっとその中から寿一や他のメンバーの気持ちを受け継いでくれる人がいるよ。ちゃんと育てないとね、主将さん』
「香苗も頼む。迷いがある奴を救えるのはお前だ」
『…妙なプレッシャーとハードル上げられた気がする』
そう言うと寿一はチラッとこっちを見てから前を向いて頭を撫でてくれた。
「おーい!フクに香苗じゃないか」
「一緒に来たのか?」
声のする方を見ると異様に回りに女の子がいてその中にいたのが新開とクライマーの東堂尽八だ
「フッ!見るんだ香苗!登れる上にトークも切れる!更にこの美形!天はオレに三物を与えた!!箱根の山神天才クライマー東堂とはこの俺のことだっ!!」
そう言った途端、元々のファンの子や一年生はきゃああああ!///と悲鳴を上げている。…これはまだ慣れない、というか慣れる気がしない
「どうだ香苗!この歓声は俺のためにあると言っても過言ではないぞ!ワッハッハッ!」
『あぁ…そうね、でもなんで私に見ろって言ったのか疑問だわ』
東堂の独特な絡み方に溜め息を吐くしかない。東堂という男は見て分かる通りナルシスト。自分の言いようにしか聞き取れないポジティブな耳を持つすごい男だ。けど、クライマーとしては一級品で正直同じ人間だとは思えない
「お前は一番俺の魅力をわかっているからだ。香苗もドキッとしただろう?」
『ハハ、まぁ…(ある意味ね…心臓がざわってしたわ)』
「そうだろう!やはり香苗ならわかると信じていたぞ!」
「さすが尽八だな」
『やめて、これ以上褒めないで、付け上がるから』
これから入部の確認とレース準備をしなきゃなのに…もう疲れた
「そう言えば荒北がいないな」
「荒北ならさっき前を歩いていったぞ」
「フク!早く言え!!!」
なんでもっと早く言わないのよ。東堂の絡みを一番反論してくれる唯一の人間なのに!東堂が怒り私はなんとも言えないため息をはいた。新開はなぜかバキュンポーズだ
「それじゃ、早く行こうぜ?」
「まぁ俺のような美形なクライマーはいないだろうがな」
『…はぁ』
「……」