私とテニスと自転車と
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箱根学園…そこは自転車競技部の名門校と云われるほど強い学校だ。私はその自転車競技部のマネージャーをしているがもう3年になる…
主将の福富寿一に頼まれてある男を探しているが見つからない。連絡をしても返ってこない。朝練をしていたからいるはずなのだが…仕方ない
自分の携帯を取り出してある人物に電話を入れる
「…はい?もしもし、見つかった?」
『…いや、いないんだけど…連絡もつかないし…新開、心当たりある?』
新開とは自転車競技部、箱学の直線鬼と云われてる新開隼人のことだ。寿一と同じ秦野第一中出身で同じ地元だ
「俺が知ってる場所と言えばウサ吉の所か…あ、北校舎の辺りは見たか?」
『…北校舎って…アイツそんなところでなにしてんのよ…』
「あそこ野良猫がいるんだ、多分靖友はそこでご飯食べてるんじゃないかな?」
『…遠い…』
「まぁまぁ、これもマネージャーの仕事だと思って」
『パシリじゃないんだけど』
「はは、そうだな」
『…まぁいいけど、でも今から向かったとしても寿一の所に行くまでに昼休みが終わりそうだからさ、寿一近くにいる?内容伝えるけど』
「わかった!……寿一!」
さてと、あのバカを探しに北校舎まで行くかしら…
ーーーーーーーーーーーーーーーー
『…ほんとにここにいた』
「んァ?って!何でいんダヨッ!!」
『…猫好きなんだね、初めて知った』
「ッセ!別に好きじゃネェヨ…俺はどっちかっつーと犬派なんだヨ…」
『(だと思うけど猫も好きでしょ確実に)』
「…んだョ、何か用事あんのか?」
北校舎にある外のベンチに座ってメロンパンを食べながら猫に構ってる荒北靖友を発見した。口ではこう言ってるが照れてそう言ってるしかないように聞こえるけど、そう言うとまた文句言いそうだからさっさと本題に入ろう…
『寿一が用あったから呼んでほしいって言われたんだけど』
「ぁあ?福ちゃんが?」
『けどあんたの携帯には繋がらないし、結構探してやっと辿り着いたはいいけど、お昼休みがもう少しだから伝言だけ預かってるんだけど』
「はぁ?繋がらなかったって…あ、マジで連絡きてやがった」
『伝言を伝える前に1つもの申すけど…電話出なさいよ、手間をかけさせないで』
「っるせー。仕方ネェだろ、マナーモードにしてたから気づくわけネェ!」
言い訳まがいな事を言われても仕方ないね、と言えるほど私は優しくない
『全く…連絡つかないおかげで寿一にも場所を教えてくれた新開にも迷惑をかけ、しかも私をあちこち歩かせた罪は償ってもらわなきゃ』
「…な、なんだ、ヨ…」
『…筋トレ…2倍ね』
「ハァッ!?」
只でさえ箱学の練習メニューはハードできつい。筋トレもそうだ。だからこそふざけるなと怒声を発してきたけど一睨みして
『…文句ある?』
「…いや……ネェ」
私の迫力に負けて小さく頷いた荒北。寿一がこう怒ってくれればいいが何分彼も主将として忙しくしている、寿一の出来ないところを補うのが私の役目でもある。寿一じゃなかったらめんどくさがっていただろう
「…んで?福ちゃんなんだって?」
はぁ、とため息を吐かれた。吐きたいのはこっちの方だ。荒北はメロンパンを食べながらそう聞いてきた。スッと座っていた場所にスペースを開けてくれたのでようやく私も座って用件を伝えた
『今日の放課後から新1年の入部受け付けが始まるのは知ってるでしょ?それと同時刻にオールラウンダーの2、3年生はレースをするからアップを確実にしとけ…だそうよ』
「ハァッ?何で俺らだけなんダヨッ」
明らかに眉間にシワを寄せて嫌そうにした
『一年に自転車競技部がどういうものか、自分たちが入った場所がどういう所なのか見せつけるレースよ、念入りにアップしておいて』
「…福ちゃんらしいやり方だな、わーったよ!」
『それじゃ、伝えたから』
「ンァ?もう行くのかヨ」
『…邪魔しちゃ悪いでしょ?』
そう言って猫に視線をやると顔を真っ赤にして怒ってきた
「ッ!なんだよテメッ!別にそんなんじゃネェっつーの!」
『そんなあからさまの照れた反応やめてよ』
「ァアーッ!ムカつくー!」
『ほら猫逃げるから静かにしたら?じゃあね』
「ッ、バァッカ!ここにいろ!」
グイッと左腕を引っ張られて少し浮いてたお尻はそのままその場所についた。腕は離されないまま…肩が少しぶつかる距離…少し…てか、近い
「…別に用事はもうネーんだろ?」
『…ないけど』
「ならいろヨ…」
『…はぁ…わかった』
荒北にそう言うと一度こっちをちらりと見てからまた猫に視線を送った。掴んでた腕をゆっくり離して…そのまま私の手を包み込むように握りしめる。内心ドキッとしたけど、いつものことだからなにも言わないことにした
箱根学園…そこは自転車競技部の名門校と云われるほど強い学校だ。私はその自転車競技部のマネージャーをしているがもう3年になる…
主将の福富寿一に頼まれてある男を探しているが見つからない。連絡をしても返ってこない。朝練をしていたからいるはずなのだが…仕方ない
自分の携帯を取り出してある人物に電話を入れる
「…はい?もしもし、見つかった?」
『…いや、いないんだけど…連絡もつかないし…新開、心当たりある?』
新開とは自転車競技部、箱学の直線鬼と云われてる新開隼人のことだ。寿一と同じ秦野第一中出身で同じ地元だ
「俺が知ってる場所と言えばウサ吉の所か…あ、北校舎の辺りは見たか?」
『…北校舎って…アイツそんなところでなにしてんのよ…』
「あそこ野良猫がいるんだ、多分靖友はそこでご飯食べてるんじゃないかな?」
『…遠い…』
「まぁまぁ、これもマネージャーの仕事だと思って」
『パシリじゃないんだけど』
「はは、そうだな」
『…まぁいいけど、でも今から向かったとしても寿一の所に行くまでに昼休みが終わりそうだからさ、寿一近くにいる?内容伝えるけど』
「わかった!……寿一!」
さてと、あのバカを探しに北校舎まで行くかしら…
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『…ほんとにここにいた』
「んァ?って!何でいんダヨッ!!」
『…猫好きなんだね、初めて知った』
「ッセ!別に好きじゃネェヨ…俺はどっちかっつーと犬派なんだヨ…」
『(だと思うけど猫も好きでしょ確実に)』
「…んだョ、何か用事あんのか?」
北校舎にある外のベンチに座ってメロンパンを食べながら猫に構ってる荒北靖友を発見した。口ではこう言ってるが照れてそう言ってるしかないように聞こえるけど、そう言うとまた文句言いそうだからさっさと本題に入ろう…
『寿一が用あったから呼んでほしいって言われたんだけど』
「ぁあ?福ちゃんが?」
『けどあんたの携帯には繋がらないし、結構探してやっと辿り着いたはいいけど、お昼休みがもう少しだから伝言だけ預かってるんだけど』
「はぁ?繋がらなかったって…あ、マジで連絡きてやがった」
『伝言を伝える前に1つもの申すけど…電話出なさいよ、手間をかけさせないで』
「っるせー。仕方ネェだろ、マナーモードにしてたから気づくわけネェ!」
言い訳まがいな事を言われても仕方ないね、と言えるほど私は優しくない
『全く…連絡つかないおかげで寿一にも場所を教えてくれた新開にも迷惑をかけ、しかも私をあちこち歩かせた罪は償ってもらわなきゃ』
「…な、なんだ、ヨ…」
『…筋トレ…2倍ね』
「ハァッ!?」
只でさえ箱学の練習メニューはハードできつい。筋トレもそうだ。だからこそふざけるなと怒声を発してきたけど一睨みして
『…文句ある?』
「…いや……ネェ」
私の迫力に負けて小さく頷いた荒北。寿一がこう怒ってくれればいいが何分彼も主将として忙しくしている、寿一の出来ないところを補うのが私の役目でもある。寿一じゃなかったらめんどくさがっていただろう
「…んで?福ちゃんなんだって?」
はぁ、とため息を吐かれた。吐きたいのはこっちの方だ。荒北はメロンパンを食べながらそう聞いてきた。スッと座っていた場所にスペースを開けてくれたのでようやく私も座って用件を伝えた
『今日の放課後から新1年の入部受け付けが始まるのは知ってるでしょ?それと同時刻にオールラウンダーの2、3年生はレースをするからアップを確実にしとけ…だそうよ』
「ハァッ?何で俺らだけなんダヨッ」
明らかに眉間にシワを寄せて嫌そうにした
『一年に自転車競技部がどういうものか、自分たちが入った場所がどういう所なのか見せつけるレースよ、念入りにアップしておいて』
「…福ちゃんらしいやり方だな、わーったよ!」
『それじゃ、伝えたから』
「ンァ?もう行くのかヨ」
『…邪魔しちゃ悪いでしょ?』
そう言って猫に視線をやると顔を真っ赤にして怒ってきた
「ッ!なんだよテメッ!別にそんなんじゃネェっつーの!」
『そんなあからさまの照れた反応やめてよ』
「ァアーッ!ムカつくー!」
『ほら猫逃げるから静かにしたら?じゃあね』
「ッ、バァッカ!ここにいろ!」
グイッと左腕を引っ張られて少し浮いてたお尻はそのままその場所についた。腕は離されないまま…肩が少しぶつかる距離…少し…てか、近い
「…別に用事はもうネーんだろ?」
『…ないけど』
「ならいろヨ…」
『…はぁ…わかった』
荒北にそう言うと一度こっちをちらりと見てからまた猫に視線を送った。掴んでた腕をゆっくり離して…そのまま私の手を包み込むように握りしめる。内心ドキッとしたけど、いつものことだからなにも言わないことにした