私とテニスと自転車と
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私は…ただテニスがしたかっただけ
"結局何やっても無駄なんだよ!!"
"戦うだけ無駄ってか?"
"何やっても、勝てないのか…っ!"
違う、私が早く能力を開花させただけ
"そうやって俺らを見下すんだろ!!"
見下したことなんか1度もない
"あの人いるから勝てる気しないわ"
"意味ないもんねーうざっ"
なんで手を抜くの?
なんで本気になってくれないの?
"さっさと、プロでも海外でもいけばいいのに"
私は別にプロになりたくなんて…
"それで男もいるって?できる人は違うわね!"
そんな、違う、違う…っ
"…っねぇ"
違うの、私はただテニスが…
"テメェなんかいらねぇよ!"
い、らない…?
"帰れよ!そんなに辞めたか辞めちまえ!!"
……私、は…っ好きな人のそばにいることも許されないんだね
"…さよなら"
キキィッ!!!
バァアアアアン!!!!
"…の腕はもうテニスを……むしろ動かすことすら厳しいでしょう。この先のリハビリがあったとしても、テニスはできません"
そう言われて、私は……
"そ、ですか……
よかった…
…もうしなくて、いいんですね。テニス"
喜んでしまった
"香苗、これからは俺が護る、お前の前に立とう、俺は強い!!"
寿一……
"だから、共に行こう。箱根へ"
ありがとう……
そして私はあの日テニスを捨てた
それからもう…3年の月日がたった