闇に散る華
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この世界には、男と女以外に第二の性がある。
α、β、そしてΩ。男女の性合わせて6種類の個体がいる。
αは全体の1~2割しかいない、エリート層。この世に生を受けた瞬間から将来を約束されている。
βは人口の大多数を占めている。
そしてΩは、αよりも希少な存在故に保護の対象にあたる。
しかし、保護の対象となったのはつい最近の事だ。
昔からその存在は差別の対象として扱われ、性的暴行やいじめの被害、拉致等の事件にあっている。
嫌がるΩの項に無理矢理噛み痕をつけその後、Ωを捨てる…一方的にその関係を解除され引き剥がされる事によって非常に強い精神的なストレスがΩにかかり、二度と番が作れないようになってしまう。中には自殺する人も少なくはない。
αとΩの間だけに発生する、番関係。それは、夫婦や恋人関係よりも深い絆である。一旦番になると、どちらかが命尽きるまで解除はされない。
その番と呼ばれる関係の更に上である魂の番。αとΩが発情とは関係なくお互いのフェロモンに惹かれる事があり、その相手とは一目見た瞬間に感じあい、必ず相思相愛の状態になる。しかしこれはとても稀なケースであり都市伝説とされている。
…ここ、NRCには3つの個体が学生生活を送っていた。基本的には個体差別なく混合クラスである。
αは寮の腕章と、耳にイヤーカフの装着義務がある。
βは寮の腕章のみ。
そしてΩは寮の腕章と各自抑制剤の所持、万が一の時に項を噛まれないためにチョーカーを装着するようになっている。
それが学園の絶対の校則である。
そして、寮長になるべく人の個体は必ずαとなっている。
そんな世界に突如やってきたは監督生まだ自分の運命と与えられた性を知らない。
◇To be continued◇
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