藤森は自分の好きになった子に本命が別にいて（それが双子の弟で）、それらを理解したうえで「彼氏」としての座をキープしているわけですが、たとえば「凪から本当の意味で切り離したい」という考えはいまのところありません。

好きで離れられないといっても、そして身体を重ねているのであっても、彼らは兄弟であり家族です。そこから切り離すというのは責任重大だし、颯太の幸せがそこにあるのであれば、むしろ守ってあげるべきとさえ考えています。

大人なので視野は広い。最初は「ちょっとかわいいな」と思って手を出したバイトの男子高生にみるみるうちに惹かれて今に至る。とにかく今は大人のスタンスで少しずつ侵食していこうとしています。高校を卒業した後もできれば付き合いたいと思っているので、支援をしています。そう、卒業してそれぞれの将来を考え始めたら、いくら生まれてからずっと一緒の双子だっていずれ離れるだろうと思っているのですね。なので、力づくでどうこうしようということはなく、ただひたすらに颯太を包んでおります。

ご覧になる方によっては、（同性愛という壁はあれども）彼氏としてはやっぱり藤森がよきと思っている方も多いかもしれません。
凪と颯太が恋愛関係で生涯を共にするよりリアリティはあるかもですね。

男女のソレとは違うので（日本国内で同性結婚はまだ制度としてはないので）、どんな選択肢もあると思っています。藤森さん、頑張ってください。