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Twins設定資料

小宮両親は海外で働いている。NASA的なところ…と言う設定。両親は2人とも研究者。双子が中学にあがるころ、「LAで働かないか」と声がかかった際には家族丸ごと移住するつもりでいた。

「あなた達も一緒に行きましょうよ。あっちに行けばすぐコミュニケーションできるようになるわよ」

幼少期、確かに家族で短期間LAで過ごしたことがあるらしい。双子が6歳くらいの時だ。その頃、世話になったファミリーが住んでいる地帯に住まいを手配できるとあって、両親はすっかりその気でいた。

その「世話になったファミリー」には、当時18歳くらいのお兄さんがいた。彼は颯太をいたく気に入っていた。颯太自身はあまり覚えていないが、凪は「あそこに行ったらまたアイツが颯太にちょっかいを出すに違いない」という確信があったため、行きたくなかった。

「俺は別にあっちでも良いけど…凪は?」
「ぼくは…お兄ちゃんと一緒に、日本の中学に通いたいな…ダメ?」

弟の願いは絶対に叶える、と心に決めている颯太である。そこはゆるぎなく受け止め、「家のことは自分がしっかりやる」という誓いのもと双子だけで暮らすことを決めたのだった。

すでに執着が強かった凪は、これで颯太が狙われる心配がひとつ減ったと思ったのもつかの間、高校に上がるとともによその男(彼ピ)が登場してしまったわけで、気が気じゃない日々を今もおくっている…。


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