リーチ沼から浮上できなくなるまで。


ツイステットワンダーランドのフロイド・リーチというキャラは、見たまんまヤバイ感じのヤバイ男ですが、内面を知りはじめると意外とまとも?となりかけて、やっぱりヤバイ男だと思い直す、底なし沼に引き摺りこまれる、危うい雰囲気を醸しだす人魚の男子高校生です。

気分屋で何をしでかすかわからない、嫌なことははっきり嫌だと拒否し、思ったことをそのままストレートに伝えてしまう性格。常に自分の中で思考が完結しており、興が乗らなければ相手に理解させる気がない。言葉選びで誤解されがちだけど、表裏がない。突飛な行動で暴走しがちな一面を多々見せるが、我慢だってちゃんとする。常識に囚われない自由な発想の持ち主。できないことはできるまで没頭してしまう、努力の過程を気にしない結果主義な天才肌のヤンチャな17歳です。

嫌いなことは束縛なのに、その言動のわりには身内(ジェイド・アズール)になんだかんだ甘く、気づけばあらゆる場面で一緒に居たりする甘えたで身内が大好きだと感じられる台詞の数々に、情緒不安定な幼児のようなカワイイさを抱かせる191cmのオトコノコです。かと思えば、身内が側に居ないときほど冷静に状況を見極めた立ちふるまいをして、あらゆる場面の非常事態に陥ったとき一早く機転を利かせたり気づかせてくれる、頼もしくてカッコイイ191cmの男です。

でも、父は親父呼び・母はママ呼び。一年半越しに発覚させ、これまでのフロイド・リーチに対するユーザーの放った解釈をことごとく、別の方向性に逸らせるユニーク魔法、バインド・ザ・ハートをブチかます男の子です。こっちが情緒を乱されるーーー!!!

陸での生活を満喫し同年代や後輩に気分屋しながら、男子高校生らしく見える彼の部活はバスケ部です。小さな女の子に優しくしたり、小さい枠認定してる子には比較的に柔らかな態度を見せる男子高校生です!!

語り出したらキリがなくなるほど、この人魚はヤバい奴です。書きはじめたら文字が止まらなくなる、どこで止まればいいのかわからない、底知れない魅力を持つ男です。


ジェイドとは似てるようで似ていない、似ていないようで似ている。他者からジェイドと自分を比較されるのを嫌っている場面を多々見かけます。最初はフロイドはジェイドに劣等感があるの?と疑問がありました。でも、フロイドはジェイド又はアズールに対して、対等だと強調する発言している。彼の新たな情報を得るうちに、対等で強い個体である存在と自分に、優劣や序列をつけられるのが嫌なのかなと思うようになりました。

特に、ハロイベ2021では独立したフロイド・リーチを感じられました。シナリオで二人に対する言及がほぼありませんでしたし、居なくなったときすごく冷静でした。ゴーストの世界で、はちゃめちゃに楽しんでいますけれど。フロイドは気分屋なので、どこまであの二人対して心情を話してくれているかわかりませんが、二人の強さに対して絶対的信頼感があるからだと思っています。だから、気にしている態度を見せないのかなと。それはオバブロしたアズール(※①)や、豆イベでのジェイドと別行動していたときの発言からそう思うようになってきました。こういう身内と別行動してる時のフロイド、「アズールとジェイドが何の抵抗もなしに負けるわけがないじゃん、大丈夫だろ」という雰囲気が見えてしまいます。もちろん私の幻覚です。


フロイドは期待してない歯牙にも掛けない認識してない相手が、そう感じた以上の認識を飛び越えると、評価が一転する部分が一貫してる。

豆フロパソストで、自分が認めた者以外を下位に見てる表現もありましたが、入学時のリドルとのエピソードや、エペルとの対峙で再評価するくだり、本編での監督生の行動やホームでのボイスだったり、ユニオンでのデュースとの対峙など、全部一貫した流れで相手に対する第一印象がナメてるけれど、ほんの少し持った興味のあとに相手の行動でコロッと態度が変わってるので、そういう認識になりました。

その部分について、4章でアズールを認識して関わりはじめたのは、エレメンタリースクール卒業間近と言っていたから、それ以前のエレメンタリースクールのフロイドならば、幼少アズールに対してその態度でいたのかもしれないと考えてしまい、また情緒(※②)が狂いました。そこでどう変化したのかぜひ知りたいです。情報が公開していくにつれて、フロイドのことを考えるけれどフロイドがわかりません。ただ一つ言えるのは………そんなフロイド・リーチが好きでーーーす!!※①②【リーチ兄弟とアズール・アーシェングロット】にて。
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