感想log庫
1巻
監督生(円満雄剣)
初連載時雑誌で読んだときのコミカライズ監督生のインパクト。
想像だにしていなかったキャラクターがきたものだから一気に楽しみになったんだよね。誰かが彼を「小エビ」じゃなくて「伊勢海老」と例えたの秀逸だと今でも思ってる。
選択分岐の台詞はあるものの、ゲーム監督生のおもかげがあまりなく。剣道部設定だったり元の世界での描写で後輩の姿がガッツリ描かれていたり、初対面のリドルをグリムから庇おうとしたりゴーストたちの存在をあっさり受け入れたり、濃すぎる個性的な人物像などを見て、コミカライズはコミカライズならではの監督生(円満雄剣)という一人のキャラクターが描かれていくのだとこの時は思っていました……!
何気にガラケー使用しているのもよかった。スマホにあまり興味なさそうなキャラっぽい。
ストーリー
ところどころの展開、プロローグはハーツラビュル編の導入を担っているところもあるからなのか、コミカライズ版は省略されてハーツラビュル編仕様になってたのは驚いた。入学式もだいぶ違ってはいたものの、シャンデリア破壊事件と鉱山戦終盤での展開の変化とハーツ先輩組の見せ場シーンなど。
ここらへんの省かれた部分も大好きで何度も見返していたところだったのでちょっと残念な気持ちもあったけれど、これはこれでどんな物語として変化していくのかすごく楽しかった。
後にあれそれ補うかのように、とある重要な場面で監督生が活躍するので、ベースはゲームシナリオだけど別のIFストーリー見ている気分にもなった。
コミカライズ版のよかったところ
リドルのユニーク魔法の詠唱がお披露目されたときは盛り上がった。リドルとユウケン君との因縁が出来上がるシーンも、ここの伏線もあとで回収するためのものだったんだな、最終巻まで読んだときに思った。
ゲームではあまり気にしてなかったんだけど、グリムの行動と態度が明確に描写されたことによって、なかなかハラタチメーターが上昇下降することになった。そこをユウケン君というキャラがフォローしてたのはすごくよかったな。ちゃんと意味を持たせてくれたので、ストーリー的にはすごくおいしい。
コミカライズならではの学園長とマブと先輩たちネームドの、人間関係とか活躍など様々な表現がよかった。学園長室で黒焦げ事件の報告を受け取るリドルのシーンとか、ゲームでは描かれていない部分を漫画として描いてるところとか。原作補完と掘り下げ要素がたっぷりあって嬉しかった。
この巻で一番好きなところは、ゴーストとユウケン君とのやりとり部分だったりする。
◇
2巻
個人的に盛り上がったところはハーツラビュル法廷シーン。
初見の感想は「こんな場所あったんだ!?」という感動。ハートの女王の法律が出てくるのに、そこは思いつかなかった。夢の広がる情報!
このシーンで、ヒト族のみの構成かと無意識に思ってたハーツにも獣人族といった多種族が在籍してるのもわかってよかった。コミカライズならではのオリジナルシーンすごく楽しい。
今巻から色んなキャラが集って本格的に動きだすから、あっちこっち忙しなく、美麗なコミカライズ版先輩と関係者たちの怖さや愉快な仕草に楽しみながら読んでた。あんな顔からこんな顔までコミカライズ版楽しい―!グリムとルチウスの絡みもあって良き!
そして、デュース元ヤン時代。不意打ち過去描写という特大供給に興奮したね。公式監修済みですからね!!色つきじゃなくてもわかるキンパツデュース!!なんか色々他にもあるのにすべて持ってかれるほどの衝撃だった。ありがとうコミカライズ、元ヤンデュース再現してくれて……!
◇
3巻
監督生もオフられるんだ!?という衝撃を受けた巻だった。魔法は使えないけど普通にあの首輪重そうだしね。決闘戦で何気に剣道部装束を着るユウケン君の画が強かったです。
リドルのマジカルオバブロ変身シーン、約14ページくらいたっぷり書かれてて曲つけて映像で見たいと思った。ゲーム版はあっさりと変わるから、実はオバブロてこうなのかという細部まで見れた。今後控えておられるマジカルオバブロ組の変身シーンも期待です。
これは個人的な部分の注目なんですけど、オバブロ前にリドルが監督生たちに言う「ロクな親の〜」台詞。
リドルがデュースたちに言ったという解釈をしてたんですよ。デュースの過去を聞いたあとだったので、そりゃあブチ切れるだろうなという。でも、他の方の解釈を見ると監督生に言っていた感じの受け止め方が多くて、「この受け取り方はもしや勘違い!?」とも思ってたんですよね。だけどコミカライズもノベライズも、リドルがデュースたちに言ってる描写だったのでちょっとだけ答え合わせできてよかった。
ゲームシナリオでは2D立ち絵と台詞だけで進んでいくから、自由な受け取り方できて楽しいけれど、見た範囲自分の受け取り方が少数派なのかなと悩んでたから……それがわかったのがとても嬉しかった。(実は原作沿い二次創作で思いっきりその解釈で書いちゃったもんだから、やらかしたと思っていた。)
◇
4巻
オバブロに突っ込んでいく一年組何度見ても激アツで好き。あと、先輩たちのユニーク魔法使った応戦がカッコ良すぎる。トレイとケイトのデュオシーンは激アツだった。オバブロ戦の妄想をしたこと(書いたこと)があるから、ずっと楽しみにしてたんですよね!これが公式のバトルシーン!
過去シーン掘り下げも楽しみにしてた。過去トレイの表情を見るの辛かったよ。やっぱり大人に自分の行動や気持ちを全否定されたことも、それがリドルの自由を奪ってしまった結果に繋がったことも、ずっと深く傷ついている。今のトレイがことごとく「普通」でいようとするのも平均でありたいと思うのも……彼も選ばれた子供なので本当の意味で「普通」にはなれない。彼は「普通」じゃない多くを受け入れる人だから。
一番衝撃受けたのは監督生自ら動いてリドルに一撃を与えたこと。マブトリオを鼓舞して、自らバリバリ戦うやんけ!?剣道部設定が際立ってたよオバブロ戦。少年漫画のバトルシーンを見ているかのよう。てっきり補佐にまわるもんだと思ってたから、監督生(ユウケン君)はやはり逸般人。
1巻から描かれてた対立がここで見事に着地するの最高だった。その後のユウケン君とリドルの会話が良すぎて、握手と名前呼びがさ!それにこのユウケン君はリドルとタメなんだよね!!!!!
最終巻は見どころがたくさんあって本当に素晴らしかった。終わってしまうのが寂しい。なによりユウケン君の物語が一旦ここで終了なのが悲しかったというのも大きい。ハーツ編以降もっと彼が主人公で、ツイステコミカライズを読みたかったなという気持ちは今もある。またいつか、ユウケン君の物語の続きが見たいです。ユウケン君は本当に素晴らしいキャラクターですよ。
ユウケン君のキャラクターが衝撃すぎて監督生のことばかり書いてたけど、色んな場面の描写最高だったよ。一年組の表情とかコロコロ変わって可愛かった。先輩たちはカッコ良かったし、学園長は胡散臭い。ハーツラビュル編コミカライズ楽しかったです!
監督生(円満雄剣)
初連載時雑誌で読んだときのコミカライズ監督生のインパクト。
想像だにしていなかったキャラクターがきたものだから一気に楽しみになったんだよね。誰かが彼を「小エビ」じゃなくて「伊勢海老」と例えたの秀逸だと今でも思ってる。
選択分岐の台詞はあるものの、ゲーム監督生のおもかげがあまりなく。剣道部設定だったり元の世界での描写で後輩の姿がガッツリ描かれていたり、初対面のリドルをグリムから庇おうとしたりゴーストたちの存在をあっさり受け入れたり、濃すぎる個性的な人物像などを見て、コミカライズはコミカライズならではの監督生(円満雄剣)という一人のキャラクターが描かれていくのだとこの時は思っていました……!
何気にガラケー使用しているのもよかった。スマホにあまり興味なさそうなキャラっぽい。
ストーリー
ところどころの展開、プロローグはハーツラビュル編の導入を担っているところもあるからなのか、コミカライズ版は省略されてハーツラビュル編仕様になってたのは驚いた。入学式もだいぶ違ってはいたものの、シャンデリア破壊事件と鉱山戦終盤での展開の変化とハーツ先輩組の見せ場シーンなど。
ここらへんの省かれた部分も大好きで何度も見返していたところだったのでちょっと残念な気持ちもあったけれど、これはこれでどんな物語として変化していくのかすごく楽しかった。
後にあれそれ補うかのように、とある重要な場面で監督生が活躍するので、ベースはゲームシナリオだけど別のIFストーリー見ている気分にもなった。
コミカライズ版のよかったところ
リドルのユニーク魔法の詠唱がお披露目されたときは盛り上がった。リドルとユウケン君との因縁が出来上がるシーンも、ここの伏線もあとで回収するためのものだったんだな、最終巻まで読んだときに思った。
ゲームではあまり気にしてなかったんだけど、グリムの行動と態度が明確に描写されたことによって、なかなかハラタチメーターが上昇下降することになった。そこをユウケン君というキャラがフォローしてたのはすごくよかったな。ちゃんと意味を持たせてくれたので、ストーリー的にはすごくおいしい。
コミカライズならではの学園長とマブと先輩たちネームドの、人間関係とか活躍など様々な表現がよかった。学園長室で黒焦げ事件の報告を受け取るリドルのシーンとか、ゲームでは描かれていない部分を漫画として描いてるところとか。原作補完と掘り下げ要素がたっぷりあって嬉しかった。
この巻で一番好きなところは、ゴーストとユウケン君とのやりとり部分だったりする。
◇
2巻
個人的に盛り上がったところはハーツラビュル法廷シーン。
初見の感想は「こんな場所あったんだ!?」という感動。ハートの女王の法律が出てくるのに、そこは思いつかなかった。夢の広がる情報!
このシーンで、ヒト族のみの構成かと無意識に思ってたハーツにも獣人族といった多種族が在籍してるのもわかってよかった。コミカライズならではのオリジナルシーンすごく楽しい。
今巻から色んなキャラが集って本格的に動きだすから、あっちこっち忙しなく、美麗なコミカライズ版先輩と関係者たちの怖さや愉快な仕草に楽しみながら読んでた。あんな顔からこんな顔までコミカライズ版楽しい―!グリムとルチウスの絡みもあって良き!
そして、デュース元ヤン時代。不意打ち過去描写という特大供給に興奮したね。公式監修済みですからね!!色つきじゃなくてもわかるキンパツデュース!!なんか色々他にもあるのにすべて持ってかれるほどの衝撃だった。ありがとうコミカライズ、元ヤンデュース再現してくれて……!
◇
3巻
監督生もオフられるんだ!?という衝撃を受けた巻だった。魔法は使えないけど普通にあの首輪重そうだしね。決闘戦で何気に剣道部装束を着るユウケン君の画が強かったです。
リドルのマジカルオバブロ変身シーン、約14ページくらいたっぷり書かれてて曲つけて映像で見たいと思った。ゲーム版はあっさりと変わるから、実はオバブロてこうなのかという細部まで見れた。今後控えておられるマジカルオバブロ組の変身シーンも期待です。
これは個人的な部分の注目なんですけど、オバブロ前にリドルが監督生たちに言う「ロクな親の〜」台詞。
リドルがデュースたちに言ったという解釈をしてたんですよ。デュースの過去を聞いたあとだったので、そりゃあブチ切れるだろうなという。でも、他の方の解釈を見ると監督生に言っていた感じの受け止め方が多くて、「この受け取り方はもしや勘違い!?」とも思ってたんですよね。だけどコミカライズもノベライズも、リドルがデュースたちに言ってる描写だったのでちょっとだけ答え合わせできてよかった。
ゲームシナリオでは2D立ち絵と台詞だけで進んでいくから、自由な受け取り方できて楽しいけれど、見た範囲自分の受け取り方が少数派なのかなと悩んでたから……それがわかったのがとても嬉しかった。(実は原作沿い二次創作で思いっきりその解釈で書いちゃったもんだから、やらかしたと思っていた。)
◇
4巻
オバブロに突っ込んでいく一年組何度見ても激アツで好き。あと、先輩たちのユニーク魔法使った応戦がカッコ良すぎる。トレイとケイトのデュオシーンは激アツだった。オバブロ戦の妄想をしたこと(書いたこと)があるから、ずっと楽しみにしてたんですよね!これが公式のバトルシーン!
過去シーン掘り下げも楽しみにしてた。過去トレイの表情を見るの辛かったよ。やっぱり大人に自分の行動や気持ちを全否定されたことも、それがリドルの自由を奪ってしまった結果に繋がったことも、ずっと深く傷ついている。今のトレイがことごとく「普通」でいようとするのも平均でありたいと思うのも……彼も選ばれた子供なので本当の意味で「普通」にはなれない。彼は「普通」じゃない多くを受け入れる人だから。
一番衝撃受けたのは監督生自ら動いてリドルに一撃を与えたこと。マブトリオを鼓舞して、自らバリバリ戦うやんけ!?剣道部設定が際立ってたよオバブロ戦。少年漫画のバトルシーンを見ているかのよう。てっきり補佐にまわるもんだと思ってたから、監督生(ユウケン君)はやはり逸般人。
1巻から描かれてた対立がここで見事に着地するの最高だった。その後のユウケン君とリドルの会話が良すぎて、握手と名前呼びがさ!それにこのユウケン君はリドルとタメなんだよね!!!!!
最終巻は見どころがたくさんあって本当に素晴らしかった。終わってしまうのが寂しい。なによりユウケン君の物語が一旦ここで終了なのが悲しかったというのも大きい。ハーツ編以降もっと彼が主人公で、ツイステコミカライズを読みたかったなという気持ちは今もある。またいつか、ユウケン君の物語の続きが見たいです。ユウケン君は本当に素晴らしいキャラクターですよ。
ユウケン君のキャラクターが衝撃すぎて監督生のことばかり書いてたけど、色んな場面の描写最高だったよ。一年組の表情とかコロコロ変わって可愛かった。先輩たちはカッコ良かったし、学園長は胡散臭い。ハーツラビュル編コミカライズ楽しかったです!