リーチ沼から浮上できなくなるまで。


アズールがリーチ兄弟に与えた影響てどんなものだろう?
リーチ兄弟にとってアズールてどんな存在?

本編三章後のこの三人の関係にずっと考え続けて、ようやくまとまりそうだと思ったら、判明する公式の情報にどんどん印象が変わっていきます。新情報が発覚するたびにあの兄弟がアズールに、そっけなかったり冷静に語っていたり、かと思えばそろいもそろって他者の前で嬉々として、その実力を認めて褒めている発言をする。

アズールの前ではわかりやすく褒めないのに!
おまえら一体何なの!??

翻弄され、まとまらず答えがでません。このページも何度も書き直しました。
最終的に、無理にまとめず少しずつ、その都度変化していくのもいいのかもしれないと思い書き終わりました。ようやくカタチになっただけなので、後から大幅書き直す可能性がありです。


《ジェイドとアズール》

どことなく似た者同士に感じる二人。会話しだすと腹の探り合いみたいな雰囲気になり、アズールをジェイドが煽り揶揄うのを見るたびに、あの三章でのジェイドの行動が輝かしく際立っていく。寮服の解放ボイス『〜勘違いされやすいんですけどね』ジェイドのアズールに対する認識が垣間見えたボイス好きです。本編/パソスト/イベストではあれだけ嫌味たらっしくアズールと絡むのに、この台詞の穏やかな声音もあいまってか、本心に近いものを話してくれたと思いました。

あの台詞から考えたら、ジェイドはずっとアズールの努力を見てきたのが感じられます。だけど、それは現時点でアズールに伝わることがない。エレメンタリースクールもミドルスクールもずっとそんな感じ。
ジェイド自身も素直に褒めたことはないだろうし、回想シーンの稚魚のときにでたあの唯一の一言も、周りに不信だらけのアズールには聞き流されているような気がしました。でも、回想に出てきたくらいだから、アズールの心の中に少しでも残っていて欲しい。

ジェイドという男の子の解像度が上がっていくたびに、三章での行動を見て、あの契約書がアズール自身の重荷になっていたのを気になっていたんじゃないかな、と思うようになりました。常にジェイドはアズールを心配していて、記録や観察が好きなのも作中で描写されてます。人間観察が趣味と堂々と言ってます。
フロイドはもちろん、ジェイドも砂になった契約書にはあまり固執してないような気がしました。フロイドの発言からの想像ですが、契約書も契約も大事だけど楽しくなければ意味がない。ただの紙切れ。契約書のなくなったアズールが何もかもなくなったなんて思ってない。面白さが消えるわけがない……ジェイドもそう思っているような気がします。

それは成長し変にプライドのあるジェイドが、素直に伝えることはない。アズールもジェイドの言葉を素直に受けとれないので伝わらない。フロイドの存在があるけど、彼は努力の過程はあたりまえで結果主義なところがあるので、伝えてくれる可能性が低い。
それが、三章のすれ違いに繋がっているのだとしたら……オバブロ後この三人の山場は乗り越えていると思うので、見守っていきたいです。それから、ジェイドの海の魔女に関する話を語っているとき生き生きしてるので、その憧れをアズールの行動力に見いだしているのかとも思ってます。

これを踏まえて、六章中編1のあの場面を見てると、アズールが攫われてもかなりシビアな見方していたので驚きつつも、普段ならもう少し取り繕うのに、思慮に欠けた言動や瞳のハイライト消えるくらい怒っていた、その僅かに見える余裕のなさ、ジェイドの性質(※)に見える不器用さに情緒をまた乱されました。あれだけ器用なのに大事にしてることは、本人にも周りにも伝わらないんだから。この17歳が愛おしくなります。※【ジェイド・リーチ】にて。


《フロイドとアズール》

三章からの四章で、ジャミルにフロイドが自分たちの関係を話すシーンは、かなり動揺した記憶があります。もっと幼少の頃からまたは低学年の頃から関わりがあったと思っていました。オバブロ回想シーンのシルエット三人と声から幼く見えた。小学校高学年で卒業間近、中学校、高校一年二年の現在て考えると、10年連れ添っていないのかな……教えて公式!!

インパクトがあって、こんなにドライな関係だったのかとギャップに悩みました。

現在では、この時出てきた〝対等〟とフロイド言った言葉を噛みしめています。私の中で決定的にフロイドとアズールの関係の見方に変化したのは、場外乱闘とビーンズフロイドのパソストでした。同時に嬉しかった。

三章でジェイドはアズールの異変に気づいていて始終心配している描写があり、フロイドはどちらかというと真逆の行動をとっていた。でも、アレってアズールの強さを信頼していたからこそ気にしていなかったから……?
傍目から見たらそうでもなさそうに見えるのに、フロイド自身がアズールの強さをどこまでも肯定していて認識しているから、それが彼の中で『当たり前』で完結していることだから、必要以上に心配していない。自分達に守られるほど『アイツは弱くない』考えを体現していたかもしれないと考えて、込み上げてくるものがあります。

それが全然伝わっていませんけどね。
でも、アズールはなにかとフロイドには甘めに接しているので、いつか本気を見せてあげてください。フロイドの性質がわかってくるたび、他者に対して何かしたら『してあげてる』描写が強いように感じるのに、事あるごとにアズールの実力をリスペクトし、彼の言う四章の『対等な関係』を保持したまま、それを継続させるアズールのすごさが際立っていく
破天荒気まぐれを長期間惹きつけているあのタコの男は一体……メタ視点は無粋なので省きます。

特にフロイド、特定の相手(誰からも強さを認められてる人物)以外は、過小評価から入る。【フロイド・リーチ】でもふれたのですが、現在の情報を省みてフロイドの根本て昔から変わってない。
フロイドの中で、アズールがアズールになる前、タコちゃんをタコちゃんで認識するまで、エペルやデュース(※)みたいな感じで接する姿があったのかもしれないと思っています。
そこから、今の今まで「タコちゃん」から「アズール」に変わり、言うことを聞いてあげる相手に変わったの……本当にエモい……アズール視点からフロイドが関わる描写はあったけど、その頃のフロイドがアズールに興味を持つきっかけとか、詳しく教えて公式。

珍しいタコの人魚としか認識されてなかったのでは?
興味本意で近づいて、想像以上だったから蛸壺にアタックしたのでは? 
教えて!!公式!!

……公式で明らかになるまで、自由に妄想してます。

番外/それ以外で、残念ながらNRCには他者をストレートに褒める人が少なく、ルーク・カリム・シルバーに関しては彼に褒め言葉を受けってもらえていない、アズールは人に努力を見せたくないタイプなので三章前はあまり知られていない。けど、その辺りのことハロイベ2021でようやくリドルがはっきり言ってくれたのがよかったです。その後について、アズールの行動を見て捻くれてるなと感じましたが、内心動揺してくれていたら嬉しいです。※【リーチ兄弟とNRCの人々/前】にて。


《この三人の関係に名前をつけるなら〝共犯者〟》

2020年の三章後、この三人の関係にすっごく悩んでいました。
悩んでいたのには色々ありますが、そこでツイステをプレイしていたとある方に、自分の考え聞いてもらってその方のオクタに対する考えを聞いたのが、悩みが晴れたきっかけでした。
私の中では当時その考えがなかったので、まさに目から鱗が落ちるような心地でした。現在の時点で一つだけ揺るぎない認識です。
もう答えは出てるじゃないと思われますが、それも含まれた三人の関係なのでまだまだ確定していません。
これが私の中の根底にあるので、すごく好きな解釈です。

これからも、三人の関係を様々なストーリーで開示されていくのを公式に期待しています!!


2024.7.15加筆修正
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