永遠の夢に沈んでいく
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「凄く、綺麗だと思わない?」
開口一番に発した言葉は、平凡な感想だった。
ちゃんとした感想を言いたかったが何故か頭が働かなかった。
これだと単語を貼り付けただけの感想だ。
「そうですねー……幾ら見てても飽きませんね!
この街に夜空を見渡せる場所があっただなんて、僕、知りませんでした!」
嬉しそうに此方を向いて無邪気に笑っている少年__中島敦。
彼は孤児院の出で、そこにいた頃は暴力を振られるだけの毎日だったようだ。
「ねぇ、敦くん。此場所、ずーっと昔はなんだったと思う?」
「え、此処は元から丘だったんじゃないんですか」
「ほら、クイズだよ。答えて!」
私も正解は知らない。ずっと丘だったかもしれない。
「う〜ん……分かりません…。正解は何なんですか!?」
「ふふふっ、正解はね__
私にもわからない!これが答えです!!」
「えぇ〜っ!?アリなんですか、その答えは」
素直な反応が彼の可愛いところだ。
私はそんな所がとても好きだ。すき。
でも、よく少女漫画なんかである「好き」とは違うと思う。
けれど、その「好き」が私にはわからない。
友達として?部下として?理解者として?
それとも、本当は_____"恋愛対象”として?
わからないことだらけ。
だから、一生あやふやなままになりそうな気持ちを私は星が散らばる今日の夜空に放り投げた。
「凄く、綺麗だと思わない?」
開口一番に発した言葉は、平凡な感想だった。
ちゃんとした感想を言いたかったが何故か頭が働かなかった。
これだと単語を貼り付けただけの感想だ。
「そうですねー……幾ら見てても飽きませんね!
この街に夜空を見渡せる場所があっただなんて、僕、知りませんでした!」
嬉しそうに此方を向いて無邪気に笑っている少年__中島敦。
彼は孤児院の出で、そこにいた頃は暴力を振られるだけの毎日だったようだ。
「ねぇ、敦くん。此場所、ずーっと昔はなんだったと思う?」
「え、此処は元から丘だったんじゃないんですか」
「ほら、クイズだよ。答えて!」
私も正解は知らない。ずっと丘だったかもしれない。
「う〜ん……分かりません…。正解は何なんですか!?」
「ふふふっ、正解はね__
私にもわからない!これが答えです!!」
「えぇ〜っ!?アリなんですか、その答えは」
素直な反応が彼の可愛いところだ。
私はそんな所がとても好きだ。すき。
でも、よく少女漫画なんかである「好き」とは違うと思う。
けれど、その「好き」が私にはわからない。
友達として?部下として?理解者として?
それとも、本当は_____"恋愛対象”として?
わからないことだらけ。
だから、一生あやふやなままになりそうな気持ちを私は星が散らばる今日の夜空に放り投げた。