19XX年9月22日　　　　午後7時

どれくらい走ったのかな。
足が痛い。
逃げなきゃ…
捕まったら死ぬ…
33人の生贄で完成するこの儀式は100年に一度行われる。
今年はその100年目
この儀式はおひだり様と言う神様を生き返らせて願いを叶えてくれると言うもの。その儀式の生贄に選ばれたのが私たち日無巛（ひなしがわ）日無巛高校2年3組だった。
その際必ず左側から切る事と最後に生き残った人が何かをして死ななければこの儀式は完成しない。
それを知っているのは私だけ…
最初は知っていることクラスのみんなに言ったが信じてもらえず失敗した。
私は双子の弟の順平だけでも生きてほしかった。
だから…
「順平もういいよ！私を置いて順平だけ逃げて」
「ダメだ！アイツは必ずどこに手も殺しに来る」
順平に拒否された。
どうして分かってくれないのだろう。
唯一…大切な家族だから生きていて欲しいのに
そんなことを考えて意識を飛ばしかけた時広い場所に順平と出た
その時…
みツけタ…
あぁ見つかってしまった。
またダメだった…
どうしたら順平が皆が生きている世界ができるの…
そんなこと思っていたらついに逃げられなくってついに順平が切られた。
もう一度やりおなさきゃ…
「ごめんね…順平…」
そう言って最後は自分で儀式を成功させないために首の右側から切って死んだ
そして私は願ったもう一度やり直したい順平を助けたい…
そして私の意識はアイツの狂った声を聞きながら意識が落ちていくまた19XX年8月30日に巻き戻る…
これは誰が願ったループなのだろう。
このことを覚えているのは私だけ…
これは過去の私が願いながら死んだという事なのだろうかと考えながら闇へと落ちていった