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Trouble?

柚子くんの部屋前に来てノックをすると
中から入ってと声が聞こえた。

「で、今日は?」

柚子「とりあえずフルーツ。」

「居酒屋じゃないんだから!!」

と言いつつ、
彼の言葉に私はコンビニへと向かい
フルーツのパックを購入して戻った。

柚子「んーまあこれでいいや。
今日はあんたのために2つ話がある」

1つは褒める、もう1つは文句。
どちらから…と聞く前に話し始めた。

柚子「俺達が居ない中、社長の言葉に屈しなかったこと。さすが俺達の作曲家だと思った」

…褒めてる!!
本当に褒めてる!
え、明日雨?霰??槍が降る???


柚子「調子に乗るな…って何その顔」

「柚子くんが人を褒められるんだって思って…」

そういうとあからさまな溜息を吐くも
少しだけ笑った気がした。
笑った顔を見せるなんて見たことあっただろうか。いや、ない。

柚子「で、もう1つ。杏にだけいい顔するな気持ち悪い」


ですよねーーーー
そーゆー人でしたよねーー


「別にいい顔したつもりなんてないんだけど」


しかも気持ち悪いって何よ失礼な!!


柚子「今日はお前の頑張りに免じて
これだけで留めてあげてもいいよ」

そう言われると
私は早々と柚子くんの部屋を後にした。
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