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ED.


私は落ち着くために
屋上へと先に向かった。

彼らにマネージャー達を紹介するには
少し時間が空いたから。


ガチャリと開いた扉に気付かずにいると
すぐ隣から黒羽の声が聞こえた。


奏「ごめん、気付かなかった」

黒羽「別に構わない。
それより何かあったのか?」


その言葉に私の心が揺れる。
先程の社長の話が。
でも、もう私は戻らない。

戻らないんだ。


奏「ねえ黒羽、私は
昔からずっと2人のこと羨ましかった」

黒羽「なんだ、急に」


ずっと1人で戦ってきたあの頃。
奈央さんが居たからなんとかなってたけど、
白花さんがいて、柚希と黒羽がいて。
いつも楽しそうだった。


勿論私も楽しくなかったわけではない。


奏「とりあえず、私は黒羽が柚希と話せるようになって良かったって思ってる!」


全く一時はどうなるかと…なんて
ちょっとふざけてみながら。


奏「私がもし裏切る、
なんてことがあっても
私は自分の意思じゃなくて、
2人の幸せのためだから」

黒羽「奏、本当に何かあったんだろ」

奏「…元事務所は宇佐美事務所
私は多分ずっと此処には居られない。
そんな気がするんだ」


…助けて。
そう貴方には言えない。


奏「おっと。行かなきゃ。
早く行くよ、体育館!」


黒羽「あ、ちょっとおい、奏!」


私はずっとそれでも
貴方を想っているから。
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