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Fate


新しく各グループに
マネージャーが付くことになったこと、
私は柚希のサポート。


凛太朗「奏さん!よろしくお願いしますね!」

奏「はい!」


木崎凛太朗。
F∞Fのマネージャー。
なのに何故か、よく声をかけられる気がして私自身も気になっていた。


奏「あ、黒羽!」

事務所内を歩いていると
黒羽が見えて思わず声をかけた。


黒羽「なんだか久しぶりだな」

奏「お互いにバタバタしてたし、マネも外れちゃったもんね。どう?UJさんは」


そう言葉を出すも
信用ならないという。
まあ、警戒心の強い黒羽のことだから
仕方がないのかもしれない。

あと…私も少し気になっていた。
きっと彼はイニシャルで
名乗っている、そう思っていたから。
何故だろうって。

まあ、今すぐに解決することでもないだろう。

黒羽「にしても、奏も元気そうだな」


手持ちの書類を見せながら、
とりあえずなんとか、ね、
なんて笑う。


奏「私、また黒羽の歌声が聴けるのだと思ったら凄く嬉しい」

黒羽「まあ一時はどうなるか分かんなかったからな」

そうして笑い合うと
柚希を憎む以前の関係のように
懐かしく思えた。

奏「うっわ、そろそろ行かなきゃ。
じゃあねまたね!お仕事頑張って!」

そう言って黒羽の元を後にする。

黒羽「あいつ俺の仕事まで把握してるんだな。ったく、身体壊すなよ」

そう苦笑したことは知らずに。



奏「はい、あ、それで大丈夫です。はい。
失礼致します。」


電話をし終えると、
ふうっと溜息をつくも
よしっと気合いを入れ直す。

彼らのために。
彼らがこれからも輝けるように、と。


「…あの!!」
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