このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

Trouble?


優雨「ははは!!分かってたけどね!
君たちはうちの事務所をかけたアイドルとして結成させてもらっているから当然だよ」

結「事務所の未来をかけて
Crystalを…」

柚子「僕たちは事務所を無くさせませんから」


戸惑いながらも
強気な柚子くんのその発言に
社長も満足そうな表情を浮かべた。

そうして私達の
プリソンを賭けた戦いが始まったのだった。





杏「これ、いつ聞いたの?」

「昨日だよ、何事かと思ったら…」

里央「うっわ〜こんな重い話1人で聞いたのかよ」

会場を後にして
桃の運転するロケバスに乗りながら話していた。

確かに重い話だったけれど
聞いてすぐに
彼らならきっと大丈夫だと思った。

社長曰く、
それぞれにソロ曲を与えるとの事で、
1人ずつの知名度を上げていく戦略のようだ。

売り出し順は
桃の腕の見せ所。

Crystalは5人のため、
同時進行になってもいいから
月に1人はダウンロード版での配信
ということになっている。
そして最終的には
Crystalとしての新曲と
ミニアルバムを発売…
というのが主な流れ。

…無茶すぎる。
そう思いながらもやるしかない。
この方法でしか
私は彼らの支えにならない。

杏「橙歌ちゃん大変じゃない?」

「でもやるしかないから…!」

柚子「辛かったら言ってね?」


うん、辛かったら言いますよ?
言います。
凄く身に沁みますよ、ええ、はい。

隣に座る柚子くんを横目に見て
はぁっと溜息を吐いてしまった。


桃「はい、皆さん寮に着きましたー」

ぞろぞろとバスから降りていく。
私も杏くんに続いて立ち上がると
くいっと腕を引かれる。

柚子「あとでちゃんと部屋来い」

「…っ!?」


今日もどうやらまだ終わらせてくれないようです。
3/7ページ
スキ