気付けば人はごった返しという言葉が似合うほど
賑わい盛り上がってくれていた。



「最後に、とっておきの子達を紹介します！」


長めのマントを翻し
Alchmistを呼ぶ。
わぁぁっと熱気のまま盛り上がっていると、
仮面を着けた彼らが音楽と共に登場する。


＿＿凄い…！上手い…！！


最初は私の曲の流れのままだった
盛り上がりもいつの間にか
彼らを応援する声が聞こえてきた。


ライブは大成功。
知名度もいい感じに上がりそうだ。


社長「プロデュースは上手くいってる？」

「どうでしょう。まだ分かりません。」


そう。
プロデュースは。


彼らがこの世界に入った理由が
あまりにも重すぎる。