Discovery
私もアイドルとして有名になるために
オーディションを受けていたときのこと。
黒羽と柚希がアイチュウだったあのとき。
社長「必ず、奏は有名になる。
この事務所に入ってからそう決まっているんだ」
そう言われて私も夢や希望を持っていた。
必ずトップアイドルになれる、と。
マネージャーの御堂奈央(Midou Nao)さん。
彼と出会ったのもその時だった。
奈央「僕があなたを絶対に有名にしてあげるから
一緒に頑張ろう」
奈央さんは本当に凄い人だった。
言葉通り、どんどん躍進していって、
関係者の方からもよく声を掛けられて
可愛がってもらっていた。
勿論、オーディションで落ちることもあった。
連続して落ちたときは本当に泣きそうになったし、
自分の力不足を実感していた。
そのたびに励ましてくれたのは
奈央さんだった。
柚希「奈央さんって私たちもお世話になった…」
「そう、笑顔が素敵だと言ってくれた彼のこと」
柚希、黒羽と初めて会ったのは
とある歌番組をかけた
オーディションのときだった。
そこで私は
2人が良きライバルとなった。
オーディションでも見かけることが多くなって、
いつかみんなで共演することも
個人的に夢だった。
お互いに切磋琢磨していたため、
その時は全然知らなかった。
裏ではどんな進め方がされていたか、なんて。
柚希と黒羽はテレビでも見かけることが
多くなっていった。
そのためか、奈央さんは
機嫌があまり良くないことが多くなっていた。
私にはその姿は絶対に見せなかったけれど。
「ずっと見てきてたからそれくらいは
なんとなく知っていたの」
黒羽「奈央さんが?」
2人にもにこにこしている姿しか
見せていないため、素性はしらない。
見た目は本当に良い敏腕マネージャーだった。
仕事も良くできる、と事務所内でも
専ら 彼の噂で溢れていた。
ただ彼の怖いところは、
芸能界を牛耳ることが簡単だったこと。
マネージャーの御堂奈央。
彼は社長が1番目をかけていたお気に入りで、そんな彼に皆逆らうことは出来なかった。
しかし、普通にしていれば
何も怖くないし、事務所の人も
慕っていたのだった。
そんな凄い彼が何故
私のマネージャーをしてくれたのかは
分からない。
これだけ凄い人だったことは
辞める前に知ったのだけど。
その機嫌の矛先なのか、
電話を取る回数が多くなっていた。
そのときの私は、
奈央さんが頑張って取ってきてくれてる仕事
ちゃんとモノにしなくちゃ、と思っていた。
「そしてある日、事件が起きてしまった」
オーディションを受けていたときのこと。
黒羽と柚希がアイチュウだったあのとき。
社長「必ず、奏は有名になる。
この事務所に入ってからそう決まっているんだ」
そう言われて私も夢や希望を持っていた。
必ずトップアイドルになれる、と。
マネージャーの御堂奈央(Midou Nao)さん。
彼と出会ったのもその時だった。
奈央「僕があなたを絶対に有名にしてあげるから
一緒に頑張ろう」
奈央さんは本当に凄い人だった。
言葉通り、どんどん躍進していって、
関係者の方からもよく声を掛けられて
可愛がってもらっていた。
勿論、オーディションで落ちることもあった。
連続して落ちたときは本当に泣きそうになったし、
自分の力不足を実感していた。
そのたびに励ましてくれたのは
奈央さんだった。
柚希「奈央さんって私たちもお世話になった…」
「そう、笑顔が素敵だと言ってくれた彼のこと」
柚希、黒羽と初めて会ったのは
とある歌番組をかけた
オーディションのときだった。
そこで私は
2人が良きライバルとなった。
オーディションでも見かけることが多くなって、
いつかみんなで共演することも
個人的に夢だった。
お互いに切磋琢磨していたため、
その時は全然知らなかった。
裏ではどんな進め方がされていたか、なんて。
柚希と黒羽はテレビでも見かけることが
多くなっていった。
そのためか、奈央さんは
機嫌があまり良くないことが多くなっていた。
私にはその姿は絶対に見せなかったけれど。
「ずっと見てきてたからそれくらいは
なんとなく知っていたの」
黒羽「奈央さんが?」
2人にもにこにこしている姿しか
見せていないため、素性はしらない。
見た目は本当に良い敏腕マネージャーだった。
仕事も良くできる、と事務所内でも
ただ彼の怖いところは、
芸能界を牛耳ることが簡単だったこと。
マネージャーの御堂奈央。
彼は社長が1番目をかけていたお気に入りで、そんな彼に皆逆らうことは出来なかった。
しかし、普通にしていれば
何も怖くないし、事務所の人も
慕っていたのだった。
そんな凄い彼が何故
私のマネージャーをしてくれたのかは
分からない。
これだけ凄い人だったことは
辞める前に知ったのだけど。
その機嫌の矛先なのか、
電話を取る回数が多くなっていた。
そのときの私は、
奈央さんが頑張って取ってきてくれてる仕事
ちゃんとモノにしなくちゃ、と思っていた。
「そしてある日、事件が起きてしまった」