Relation.
「で、何でバベルくんを避けてるの…って聞きたいけど
何となく理由は察知したわ」
黒羽「目的を達成したから俺達から距離を取ってるだけだ」
そんなことだろうと思った。
バベルくんは会いたい人、
つまりは兄であるエヴァくんに会えた。
そして、RE:BERSERKに受け入れられた。
「そんなんだから、友達できないんでしょ」
黒羽「別にそんなお友達ごっこはいらない」
浅く溜息を吐いて
ライブの日程を渡す。
これらはすべて雨の日予報で作成されている。
(社長から)
「私も柚希と話すのに、一緒にいてくれるんだね」
思わず呟いたそれは
黒羽に拾われる。
黒羽「お前は別に関係ないから」
関係あるんだって言ったら
きっと嫌われちゃうんだろうなぁと思い
少し罪悪感を覚える。
だって優しいあなたをずっと見てきたから。
事故のあったあの日から…
誤魔化すように
そっか、と微笑んで返した。
「でもいつか、ちゃんと話をしてほしい」
黒羽「気が向いたらな」
今じゃなくていい。
ゆっくり和解をしてほしい。
そのために続けてきたのだから。