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Relation.

柚希「奏…ジャンヌさん、なんで!?」


Alchmistデビュー発表の日、
私は社長と二言ほど話したあと、
別の現場へと向かった。

柚希とは会っていなかったために、
久しぶりに会って開口一番それだった。


「私はプロデュースを社長に任されただけ。」


そしてそれを好きでしてるんだと
ウィンクが飛びそうな笑顔で伝えると
後ろから花房さんが来た。


心「あ、あなたは…」

「覚えててくれてありがとう、花房さん!」


最初こそ、この間の今日だから
複雑そうな顔をしていた。


「私、普段はアイドルだからよろしくね」


私は花房さんを思わず
ぎゅーっと抱きしめる。


柚希「星夜くんみたい」

「いやいや、私は誰彼構わずはしないよ!」


笑って花房さんから離れると
何処か赤面しているように見えた。
少しやりすぎたかな。

なんて思いながらちっとも反省せずに
柚希の前に立つ。


「柚希、黒羽にはどうか歩み寄って。」

肩をぽんっと叩いて、
Alchmistの元へと向かった。
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