有精卵の出会いと悪意とUSJ
namechange
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
*
入学2日目、今日から本格授業。
ヒーロー科といえど基礎教養は大切なので普通科でもやるような一般科目を午前中に。ひざしさんことマイク先生が英語担当なのは正直笑いそうだった。昼は大きな食堂でランチラッシュのご飯食べました、めっちゃ美味しかった。
そして午後からはいよいよ、ヒーロー基礎学。担当は誰かな、みんな心做しソワソワしても待ってるいるとバッコン!とドアがドアじゃない音をしてあの人が入ってきた。
「わーたーしーが!普通にドアからきた!!!」
一気に沸き立つ教室。さすがだわオールマイトさん。本日の授業は戦闘訓練。そしていよいよコスチュームの出番らしい。これはワクワクしちゃうね。
「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!」
「「「はーい!!!!」」」
…昨日も思ったけどほんとうちのクラスは息ぴったりだな、まだ2日目なのに。
*
更衣室にて、着替えてみるとまさかの短パン+オーバーニーだった。あれ、私確か長ズボン要望で出したはず…するとひらりと落ちてきた説明書。ふむふむ、可愛さがないのでそこを求めました。うん、すごく要らない。あ、でもオーバーニーの靴下が疲れ軽減のサポーターになってるのはありがたい。
まあ、私のこの露出に比べたら百の服はどうなんだって話になるのでやめとこうと思った。あとで聞いたらあれ自分で要望した上にまだ足りないって言ってるからほんとたまげたけどな!
「心のめっちゃ黒いね〜」
「イレイザーヘッドが好きですって書いたらこうなった。響香のはカッコイイね!」
「どうも。でもなによりすごいのは、あれ、だよな」
「あれですね。お茶子のパツンパツンも体のラインくっきりだけど、あれだね」
あれあれ、連呼しといてなんだけど百はまじ発育の暴力でした。でもあとから見た透に全裸!?って聞いたら特殊素材だったからこのクラスナンバーワンの露出は百で決まりだ。
少しはしゃいだお着替えタイムからグラウンドに向かうとある程度男子の方は揃っていた。おーおー男子の皆さんもかっこいい。爆豪くんすげえな、体バッキバキのムッキムキだ。
小さい男の子、えっと、確か峰田くんとやらがめちゃめちゃ興奮してたようで少し笑った。正直すぎるぞこの子。
「始めようか有精卵共!戦闘訓練のお時間だ!」
オールマイト先生が声をかけて、みんな注目する。今回はなんと屋内での対人戦闘訓練みたいだ。そしてその設定もめちゃめちゃアメリカンだった。ヒーロー役と敵役で別れて核を回収って。
組み合わせはくじ引きで決めるらしい。そして私が引いたのはJ。丸がついてる。切島くんと瀬呂くんが一緒だ。でも3人って有利じゃないかな?と思ったけど3人のチームは敵役確定で、1人は位置をランダムに分からないところからスタートするらしい。それだったら確かにあまり関係ない。ちなみに丸がついてる人らしいのでランダムスタートは私だ。
「お!翠蒼と瀬呂か!よろしくな!」
「俺はほぼはじめましてだな。瀬呂範太、よろしくな」
「翠蒼心です、こちらこそよろしくね!といっても私が1人スタートだねー」
1回戦目は緑谷くん・お茶子チーム対爆豪くん、飯田くんチームらしい。昨日の様子を見てるとなんだか不穏な空気。まあしっかり見させてもらおう。
「ごめん、隣いい?」
「おお」
いい感じにスペースが空いてた轟くんのお隣にいかせてもらう。身長が残念ながらそこまで高くないので人が前にいると見にくいのだ。空いてて良かった。
さあいよいよ対人戦闘訓練、スタートだ!
.