シリウス・ブラック
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月曜日のランチに私たちは職場近くのカフェでおしゃべりしていた。
「シルバーリング男のせいでトンクスにあげようと思ってたキャンディーも全部どっかいちゃったの!」
「最低ね、そいつ。」
トンクスが席に着くなりあの変な男との一件を私は捲し立てた。
「だよね?!だよね!!!トンクスありがとう!!!!」
「これ食べて忘れなさい。」
トンクスが焼きたてパンをちぎって私の口に入れてくれる。
ふわっとしたいい香りとくるみのサクっとした触感がいい。
「ありがと♡おいしい♡…でも悔しいことにちょっとイケメンだったんだよね。」
「いくら顔が良かったって女性に対してその態度はないわ。」
ほんとほんと!!と私は力いっぱい頷いた。
やっぱり持つべきものは友達!
「あ、私の話ばっかりごめんね。何かあった?」
「ああ、うん。」
トンクスの歯切れが急に悪くなって私は彼女の顔を見つめた。
「…前に好きな人がいるって話したの覚えてる?」
「うん!どうなったの?!その後!!」
アイスティーを飲みながら私は少し食い気味にトンクスに向き合う。
「…実は…」
「トンクス!その先は言わないで!次行きましょ!!いい男は他にもたくさん…」
「ちょっと名無し、あなたと一緒にしないで。付き合うことになりました!」
「キャー!!!おめでとう!!!…って一緒にしないでってどういう意味よぉ?!」
二人で顔を見合わせてから声を出して笑う。
「ごめんごめん、だってあなたすぐフラれるんだもん!」
「フラれてません!すぐ連絡が途絶えるだけです!」
「わははははは!!!」
元気にトンクスが笑ってくれるから私も自分が可笑しくなって笑ってしまう。
「名無しにも今度ぜひ私の彼を紹介したいなぁと思ってさ。」
「会いたい会いたい!!
私の予想ではトンクスの彼はきっとすっごく優しくて温厚で大人な男性じゃない?!」
「…何でわかったの?!」
「わかりやすいもん!」
また私たちは笑う。
彼の都合がついたら連絡するからと約束をして私たちはお互いの部署に帰った。