シリウス・ブラック
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
転がって消えてしまった飴玉達を確認しようと私は体を傾けた。
右に傾けると目の前の変な人も右に動く。
慌てて左に傾いたら、また変な人が左に動いて私の視界を遮った。
「何するんですかっ!」
「俺の話を聞いてるのか?!今すぐ店に行くぞ!
新しい指輪を買って俺に返すんだな!」
「指輪ならここにあるでしょう?!」
私はバッグの中からペットボトルの水を取り出すと、手のひらのシルバーリングにドボドボと振りかけた。
リングについた汚れが取れていく。
変な人は汚れた水しぶきが嫌なのか、一歩後ずさりして目を丸くしている。
「はい!綺麗になりました!どうぞ!」
「はぁ?!何考えてんだ?!正気か、女!!」
ああ、濡れてるのが気に入らないのか…神経質な人ね!
タオルハンカチを取り出してリングを拭うと変な人の大きな手のひらにそれを押し付ける。
「水滴もなくなりましたのでどうぞ!」
「頭おかしいんじゃないのか?!」
はぁ?!おかしいのはそっちでしょ!
変な人の顔をまじまじ見つめたら、意外にもきれいな顔をしていて一瞬だけドキっとしてしまう。
長く伸ばしてウエーブのかかった髪が素敵…と思った瞬間、手首を強くつかまれる。
「痛っ!離してください!!!!」
「弁償してもらう!!!」
「無傷で戻ってきたでしょ?!何が気に入らないんですかっ」
その時私はバッグの中のあるものを思い出した。
「そうだ!これ!!!!」
私の声に手首をつかむ力が緩む。
その隙に変な人の手から手首を引き抜きバッグから大きなハートのキャンディーを取り出した。
「偶然とは言え、私が滑って階段から落ちてご迷惑をおかけしたことは謝ります。
指輪は無事だったし、怪我はなさそうだし、これお詫びの印です。受け取ってください!」
私は早口でそう捲し立てると、変な人の顔面に無理やりハート型キャンディーを押し付け猛烈ダッシュした。
背後から何か聞こえた気がしたけれど完全無視する。
ああ、怖かった!
キャンディーは全部なくなっちゃったけど、どうにか助かった。
今日はラッキーな日だと思ってたのに最低最悪の日になったじゃない!
あの変なシルバーリング男!最悪最悪最悪!!!
思い出したら急に怒りが込み上げてくる。
明日友人のトンクスとランチするんだった!
シルバーリング男のこと聞いてもらおう!!!
そんな事を考えながら、私は用心の為大回りしてやっとのことで家路についた。
右に傾けると目の前の変な人も右に動く。
慌てて左に傾いたら、また変な人が左に動いて私の視界を遮った。
「何するんですかっ!」
「俺の話を聞いてるのか?!今すぐ店に行くぞ!
新しい指輪を買って俺に返すんだな!」
「指輪ならここにあるでしょう?!」
私はバッグの中からペットボトルの水を取り出すと、手のひらのシルバーリングにドボドボと振りかけた。
リングについた汚れが取れていく。
変な人は汚れた水しぶきが嫌なのか、一歩後ずさりして目を丸くしている。
「はい!綺麗になりました!どうぞ!」
「はぁ?!何考えてんだ?!正気か、女!!」
ああ、濡れてるのが気に入らないのか…神経質な人ね!
タオルハンカチを取り出してリングを拭うと変な人の大きな手のひらにそれを押し付ける。
「水滴もなくなりましたのでどうぞ!」
「頭おかしいんじゃないのか?!」
はぁ?!おかしいのはそっちでしょ!
変な人の顔をまじまじ見つめたら、意外にもきれいな顔をしていて一瞬だけドキっとしてしまう。
長く伸ばしてウエーブのかかった髪が素敵…と思った瞬間、手首を強くつかまれる。
「痛っ!離してください!!!!」
「弁償してもらう!!!」
「無傷で戻ってきたでしょ?!何が気に入らないんですかっ」
その時私はバッグの中のあるものを思い出した。
「そうだ!これ!!!!」
私の声に手首をつかむ力が緩む。
その隙に変な人の手から手首を引き抜きバッグから大きなハートのキャンディーを取り出した。
「偶然とは言え、私が滑って階段から落ちてご迷惑をおかけしたことは謝ります。
指輪は無事だったし、怪我はなさそうだし、これお詫びの印です。受け取ってください!」
私は早口でそう捲し立てると、変な人の顔面に無理やりハート型キャンディーを押し付け猛烈ダッシュした。
背後から何か聞こえた気がしたけれど完全無視する。
ああ、怖かった!
キャンディーは全部なくなっちゃったけど、どうにか助かった。
今日はラッキーな日だと思ってたのに最低最悪の日になったじゃない!
あの変なシルバーリング男!最悪最悪最悪!!!
思い出したら急に怒りが込み上げてくる。
明日友人のトンクスとランチするんだった!
シルバーリング男のこと聞いてもらおう!!!
そんな事を考えながら、私は用心の為大回りしてやっとのことで家路についた。