シリウス・ブラック
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私は下り階段に差し掛かる。
頭の妄想は止まらず、気分がいい。
片手に持ったキャンディーの紙袋は重たいけれど、そんなこと全然気にならない。
理想の彼氏は眼鏡でしょ?
あ、たまに眼鏡でもいいな。
本を読むときだけ!
それから、面白い人がいい。
私を笑わせてくれる人…
階段を3つくらい降りた時、私の視界が急に揺れた。
雨上がりで濡れた階段でパンプスが滑ってしまったのだ。
あっ!と思ったときにはもう手遅れで私はバランスを崩して腕を大きく降った。
キャンディーの紙袋がスローモーションで宙に舞う。
私の体も前のめりに倒れたと思ったら、俯いた男性の頭が見える。
まずい…ぶつかる!
びっくりした顔の男性が顔を上げるのと、わたしが男性の胸にダイブしたのがほぼ同時だった。
一度階段でバウンドしたキャンディーの紙袋から、七色の飴玉が散乱する。
瓶の蓋が開いてしまったキャンディが一斉に紙袋から飛び出したのだ。
私たちの周りにキャンディーの雨が降り注ぐ。
ああ…私のキャンディー!!!