教授
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大鍋をかき混ぜながらスネイプはぴたりと閉まった扉を見つめた。
簡単な薬の調合のはずが先ほどから一向に進まない。
あの扉が勢いよく開いて、元気な笑顔が早く覗かないだろうか…
『セブルス』
急に背後から聞きなれた声がして思わず薬品をかき混ぜるスティックが床に転がる。
「いつの間に…」
背後に紫の瞳の恋人がニコニコ笑いながら自分を見つめていた。
「主人は部屋にいるのか?」
『セブルス大好き』
透き通るような肌を持つ美しい狐の名無しがゆっくりと近づいてスネイプを抱きしめた。
急に愛おしさが込み上げてスネイプは狐の名無しの頭を優しく撫ぜる。
『あなたに会えてよかった』
「何をいうのだ」
『全ては繋がってる』
「?」
ざわり…とスネイプの胸が騒ぐ。
『力をありがとう』
「…名無しはどこにいる?」
『名無しをずっと守ってね』
美しい顔を上げてスネイプを見つめる紫色の瞳からキラキラと光る涙が一筋零れ落ちた。
『さよなら』
「玉!!!!」
初めて呼んだ狐の名前が薬学室に響いた。
腕の中にいた美しい狐の姿はもうどこにも無かった。
簡単な薬の調合のはずが先ほどから一向に進まない。
あの扉が勢いよく開いて、元気な笑顔が早く覗かないだろうか…
『セブルス』
急に背後から聞きなれた声がして思わず薬品をかき混ぜるスティックが床に転がる。
「いつの間に…」
背後に紫の瞳の恋人がニコニコ笑いながら自分を見つめていた。
「主人は部屋にいるのか?」
『セブルス大好き』
透き通るような肌を持つ美しい狐の名無しがゆっくりと近づいてスネイプを抱きしめた。
急に愛おしさが込み上げてスネイプは狐の名無しの頭を優しく撫ぜる。
『あなたに会えてよかった』
「何をいうのだ」
『全ては繋がってる』
「?」
ざわり…とスネイプの胸が騒ぐ。
『力をありがとう』
「…名無しはどこにいる?」
『名無しをずっと守ってね』
美しい顔を上げてスネイプを見つめる紫色の瞳からキラキラと光る涙が一筋零れ落ちた。
『さよなら』
「玉!!!!」
初めて呼んだ狐の名前が薬学室に響いた。
腕の中にいた美しい狐の姿はもうどこにも無かった。