教授
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
大広間を出て廊下を歩く私の手をスネイプ教授が優しく掴む。
私も自然と教授の指に自分の指を絡ませて右手を恋人繋ぎした。
学校が始まれば廊下で手を繋ぐなんてできないだろうから今この幸せを噛み締める。
しばらくの間無言で歩いていたら、薬学室に降りる階段の前に到着した。
「スネイプ教授、24日からずっと私と一緒でお疲れではありませんか?」
「左様。」
「わははは。疲れたんですね、やっぱり。
そろそろ解散して自分の時間を過ごしましょうか。」
スネイプ教授が私の顔をじっと見る。
「何ですか、そんなに見つめて。私変なこと言いましたか?
恋人同士になってもひとりの時間は大切でしょう?」
「…。」
教授は何も言ってくれない。
「…私たち、恋人…ですよね…?」
「当たり前のことを質問するな。」
良かった…私の独りよがりじゃなくて教授も私を好きでいてくれる。
嬉しくて自然に顔がにやけてしまう。
「ではスネイプ教授を薬学室に送ってから自室に戻ります。」
教授の手を引いて階段を下ろうと一歩踏み出したら、ギュッと体を引き戻された。
「…。」
「…何ですか?もしかして…さみしいとか?」
ほんの冗談のつもりで教授の顔を覗き込んだらきつく抱きしめられる。
「わっ!」
苦しいほど抱きすくめられ、スネイプ教授のいい香りに全身が包まれた。
「…今夜も待っている…」
スネイプ教授、凄く可愛い…。
私も教授に腕を回して優しく背中をさすった。
「休みの間だけですもんね、ふたりっきりで過ごせるのは。
お休みの間、毎晩忍者のごとく教授のお部屋に忍んで行きますね。」
「期待しておこう。」
スネイプ教授は私の頬に口づけすると踵を返して階段下に消えて行った。