教授
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私を抱きしめるスネイプ教授の腕の力が少し緩んだ。
その隙に私は素早く教授の膝の上から飛び降りて教授を振り返る。
スネイプ教授はムスっとした顔で私を見た。
「教授、そんな顔しないでください。」
「…なぜ逃げる。こっちに来い。」
「…いやです」
私は何故か、こんなことは生まれて初めてなのに教授がどんな仕草や言葉に反応するのかわかる気がする。
どうやって触れると教授が喜んでくれるのか、まだ触れていないのに知っている気がする。
これも私の力なのかもしれない。
玉は縁結びの神様で、色恋のことには丈ているのだ。
無言で教授が立ち上がり私の目の前に迫って来る。
私は指先でスネイプ教授の唇をゆっくりなぞる。
教授は私を見下ろしたまま、ゆっくりと腰に手をまわした。
唇をなぞった指先を首筋に、そこから耳まで優しく撫ぜながら上半身をぴったりとスネイプ教授の胸に押し当てる。
首まで詰まったスネイプ教授の、心まで隠しているこの洋服を取り払いたい。
私に全てを見せて欲しい。
ボタンを上から順になぞりながら私は上目遣いで教授を見た。
「随分と挑発的だな…」
私は教授の顔を見ると小さく笑った。
「…教授もご存知の通り恋愛は初めてなのに…だめですか…?」
そう言いながら背伸びをして、教授の下唇を甘噛みする。
ああ…なんて柔らかくて甘いの?
もっと食べたい…
びっくりするほど強く抱きしめられて私の体が宙に浮きそうになる。
口の中に教授の甘い舌が入って私の舌と一つになった。
ゴクっと私の喉が鳴る。
しばらくぴったりとくっついてお互いを堪能しあって、スネイプ教授の瞳を見つめた。
「…はぁ…スネイプ教授…おいしい…」
「それはよかった…」
ふたりで小さく笑う。
「今度は私が味わうとしよう。」
「何をですか?」
笑いながら首を傾げたら眉間に皺を寄せてジッと睨まれた。
「ふふ…それ私が大好きな顔です。」
「…私は名無しの泣きそうな表情が見たい…」
「今夜一晩中一緒にいてくれたら…見られるかもしれませんね」
私は悪戯に小さくそう囁く。
スネイプ教授の瞳の奥に熱が籠る。
その瞳を見たら体の奥からジワリと何かが溢れ出して全身が震えた。
幸せすぎて体が震えることがあるのね。
なんて心地いいのかしら…。
自然に涙が溢れそうになって鼻の奥がツンとする。
「…愛してるから…もう泣いちゃいそうです…」
もう私はスネイプ教授のものだから、教授の好きにしていいんだよ?
躊躇わないで。
「…後悔はしないだろうか?」
「その言葉そのままお返しします。」
スネイプ教授の温かい手のひらが私の頬を優しく撫ぜた。
それから切なそうな教授の顔が迫ってきて、私の体は溶けて行った。