教授
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「142…143…144…」
銀色のバットに広げた謎の目玉を懸命に数える。あと少し。頑張れ自分!
「次はこれもだ。」
スネイプ教授が追加の瓶を力強く机に叩きつけたから、バットが揺れて数え終わった目玉とまだ数えてない目玉が混ざる。
「!!!〜〜っっ!!!!」
私は髪の毛の手を突っ込んで頭をぐしゃぐしゃにした。
もう嫌!!!!っと大声で叫びたい所をグッと抑える。
叫んだら負けだ。
悶える私の姿を見て、冷ややかに笑う教授が目の端にうつっているからだ。
月曜日の朝から教授に呼ばれた私は、何故だか謎の嫌がらせを受けていた。
「…56…57…」
「…昨日はどちらに?」
「…96…97…あ?!えっ?何ですか?あ、私今どこまで数えました?!」
ああぁぁぁああ!!!もう!!!
ジトッとした目で教授を睨むと、目を細めた表情で睨み返された。
「昨日はクディッチの試合を見に行きました。」
「ほう…誰と?」
「…数えてるので話しかけないでください。35…36…」
「フェイスペイントとは…随分楽しそうですなぁ…」
私はガバッと顔を上げた。
「開心術したんですか?!」
「…するわけなかろう。見ればわかる。頬にまだ残っているぞ。」
「嘘っ!!!」
机から立ち上がり顔の映る窓ガラスで顔を確認する。
当然シャワーも朝、顔も洗っているので残っているわけない。
バッと振り返ったら、フンっと鼻を鳴らしてせせら笑う教授の顔があった。
こちらもフンっと顔を背けて、ドスンと椅子に腰掛ける
…あ、またどこまで数えたか忘れた!!
「後、30分で生徒たちが来る。急ぐのだ。」
「…はい…」
きっとシリウスと出かけたのを知っていて、わざと私に嫌がらせしてるんだ。
確かに昔、シリウス達に嫌がらせを受けてたのかもしれないけど、私に意地悪することないじゃない!
日本じゃ蛇は執念深いと言われるけれど、流石スリザリンの寮監!
蛇の紋章がこれ程似合う人はいないかもね?!
私に背を向けた教授に向かって、あっかんべーをしてやったら、『リクタスセンプラ』ととってもステキな声が響いてきた。
「すねいぷっ!!わはははっ!!!きょうじゅ…はははっ!!!ごめん…なさっ!!!ははははははっ」
私は目玉を数えることも出来ず、生徒たちが教室に入ってくるまでくすぐられ続けたのだった。
「教授、はいどうぞ。」
「…何の真似だ」
名無しが骨付きチキンの身を骨から外してスネイプの皿に入れた。
昼食を食べ損ねた二人は、特別にランチを薬学室に持ち込んでいた。
「スネイプ教授。確かに私は昨日、ルーピン教授のお友達とクディッチ観戦しました。シリウスブラックさんです。」
スネイプは嫌な顔をする。
「ルーピン教授とスネイプ教授の相性はあまり良くありません。そこから推理して、スネイプ教授とシリウスさんの相性もきっと良くないんでしょう。」
名無しが大口を開けてチキンを放り込んだ。
「…だからって大人気ないですよ!」
名無しはそう言いながらフォークをスネイプの目の前に突き出した。
「…我輩は可愛い助手を心配しているのだ。」
突然可愛いと言われた名無しはフォークを突き出したまま頬を赤くして固まった。
「ブラックの女癖の悪さは学生の頃から有名だ。」
「シリウスさんと私はそういうのじゃありません!」
そう言いながら、名無しはチキンの身を骨から外してスネイプの皿に入れる。
「ルーピン教授がここでは新しいお友達ができないからと紹介してくれたので、私もお友達としてお付き合いしてるだけです。ほら、食べてください。これも。」
スネイプはジト目で名無しの顔を見た。
「ほら。もう機嫌なおしてください。」
名無しは優しい笑顔でフォークに刺したチキンをスネイプの口元に押し付けた。
仕方なく口を開けてチキンをほうばる。
この笑顔は反則だ。
「それに昨日は…」
名無しは何か言いかけて、ハッと口をつぐんだ。
「何だ?」
「…あー…何言うか忘れました。」
名無しは何か誤魔化すとかぼちゃジュースをグビッと飲んだ。
銀色のバットに広げた謎の目玉を懸命に数える。あと少し。頑張れ自分!
「次はこれもだ。」
スネイプ教授が追加の瓶を力強く机に叩きつけたから、バットが揺れて数え終わった目玉とまだ数えてない目玉が混ざる。
「!!!〜〜っっ!!!!」
私は髪の毛の手を突っ込んで頭をぐしゃぐしゃにした。
もう嫌!!!!っと大声で叫びたい所をグッと抑える。
叫んだら負けだ。
悶える私の姿を見て、冷ややかに笑う教授が目の端にうつっているからだ。
月曜日の朝から教授に呼ばれた私は、何故だか謎の嫌がらせを受けていた。
「…56…57…」
「…昨日はどちらに?」
「…96…97…あ?!えっ?何ですか?あ、私今どこまで数えました?!」
ああぁぁぁああ!!!もう!!!
ジトッとした目で教授を睨むと、目を細めた表情で睨み返された。
「昨日はクディッチの試合を見に行きました。」
「ほう…誰と?」
「…数えてるので話しかけないでください。35…36…」
「フェイスペイントとは…随分楽しそうですなぁ…」
私はガバッと顔を上げた。
「開心術したんですか?!」
「…するわけなかろう。見ればわかる。頬にまだ残っているぞ。」
「嘘っ!!!」
机から立ち上がり顔の映る窓ガラスで顔を確認する。
当然シャワーも朝、顔も洗っているので残っているわけない。
バッと振り返ったら、フンっと鼻を鳴らしてせせら笑う教授の顔があった。
こちらもフンっと顔を背けて、ドスンと椅子に腰掛ける
…あ、またどこまで数えたか忘れた!!
「後、30分で生徒たちが来る。急ぐのだ。」
「…はい…」
きっとシリウスと出かけたのを知っていて、わざと私に嫌がらせしてるんだ。
確かに昔、シリウス達に嫌がらせを受けてたのかもしれないけど、私に意地悪することないじゃない!
日本じゃ蛇は執念深いと言われるけれど、流石スリザリンの寮監!
蛇の紋章がこれ程似合う人はいないかもね?!
私に背を向けた教授に向かって、あっかんべーをしてやったら、『リクタスセンプラ』ととってもステキな声が響いてきた。
「すねいぷっ!!わはははっ!!!きょうじゅ…はははっ!!!ごめん…なさっ!!!ははははははっ」
私は目玉を数えることも出来ず、生徒たちが教室に入ってくるまでくすぐられ続けたのだった。
「教授、はいどうぞ。」
「…何の真似だ」
名無しが骨付きチキンの身を骨から外してスネイプの皿に入れた。
昼食を食べ損ねた二人は、特別にランチを薬学室に持ち込んでいた。
「スネイプ教授。確かに私は昨日、ルーピン教授のお友達とクディッチ観戦しました。シリウスブラックさんです。」
スネイプは嫌な顔をする。
「ルーピン教授とスネイプ教授の相性はあまり良くありません。そこから推理して、スネイプ教授とシリウスさんの相性もきっと良くないんでしょう。」
名無しが大口を開けてチキンを放り込んだ。
「…だからって大人気ないですよ!」
名無しはそう言いながらフォークをスネイプの目の前に突き出した。
「…我輩は可愛い助手を心配しているのだ。」
突然可愛いと言われた名無しはフォークを突き出したまま頬を赤くして固まった。
「ブラックの女癖の悪さは学生の頃から有名だ。」
「シリウスさんと私はそういうのじゃありません!」
そう言いながら、名無しはチキンの身を骨から外してスネイプの皿に入れる。
「ルーピン教授がここでは新しいお友達ができないからと紹介してくれたので、私もお友達としてお付き合いしてるだけです。ほら、食べてください。これも。」
スネイプはジト目で名無しの顔を見た。
「ほら。もう機嫌なおしてください。」
名無しは優しい笑顔でフォークに刺したチキンをスネイプの口元に押し付けた。
仕方なく口を開けてチキンをほうばる。
この笑顔は反則だ。
「それに昨日は…」
名無しは何か言いかけて、ハッと口をつぐんだ。
「何だ?」
「…あー…何言うか忘れました。」
名無しは何か誤魔化すとかぼちゃジュースをグビッと飲んだ。