教授
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クディッチの試合会場は人が溢れていて、
熱気が凄い。
私たち二人もチームカラーのフェイスペイントをして試合に備える。
「これ、美味しいけど食べにくいですねぇ。」
サンドイッチにかぶりつきながら私はシリウスに話しかけた。
「んっ?何だって?」
髭にマヨネーズをつけたシリウスが私を見る。
「何でもないです。」
シリウスはすぐ私を子供っぽいと笑うけれど、自分だって子供じゃない。
私は笑いながらシリウスのマヨネーズを拭いた。
暫くすると試合が始まる。
「マホウトコロはクディッチ強豪校なんですよ。私の幼馴染もクディッチの名選手でした。」
「ジェームズも優秀なチェイサーだ。」
「ホグワーツに沢山優勝杯がありますよね。」
私がそういうとシリウスは嬉しそうに笑った。
「いつかホグワーツとマホウトコロで対戦したいですね。
まぁ…相手にならないかもしれませんが…」
私がそう言うと、シリウスが食いついてきた。
「何?何と言った?相手にならない?!
ハリーの実力は君も知ってるだろう?」
「もちろんMrポッターは凄い選手ですが、私の幼馴染が指導するクディッチチームにはかないません。
…こう見えて私も結構クディッチはうまいんですよ?」
フフンと笑ってやる。
シリウスも負けじといかにMrポッターが凄いか私に熱弁し出した。
途中からハリーを褒めているのか、親友のジェームズさんを褒めているのか分からなくなって、どんだけ親友loveなんだよ…と私は呆れた。
ジェームズさんは凄い人かもしれないけれど、私にとってはスネイプ教授をいじめていた天敵でもあるのだ。
話をしたり、応援したりであっという間に試合は終わった。
「名無し、会場は凄い人だ。はぐれるな。」
シリウスが立ち上がった私の肩をグイッと自分に引き寄せた。
突然のことで私はかわすことが出来ず、シリウスにもたれかかる体制になる。
「わっ!自分で歩けますよ!」
シリウスのウエーブのかかった柔らかい髪が頬に当たってくすぐったい。
バニラとオレンジみたいな良い香りがする。
私を見ると小さなウインクをして、シリウスは構わずそのまま歩き出す。
強引だなぁ…と思いつつ、私もシリウスについて会場を出た。
「もう大丈夫です。ありがとうございました。」
シリウスが離してくれないので、両手に力を込めて顔を押してやった。
「照れなくていいんだぞ?もっと抱いてやる。」
私は呆れて眉間にシワを寄せる。
スネイプ教授も私に対していつもこんな感じなのかもしれない…。
「さて、この後はどうする?」
シリウスは私の表情などお構い無しで話しかけてくる。
「今日はもう帰ります。土曜日なら遅くても構いませんが今日は日曜日なので。」
「…もう?」
シリウスが雨でビショビショに濡れてしょぼくれた犬みたいな表情で私見る。
なんて顔するの!!
私は可笑しくて吹き出してしまった。
「そんな顔しないでください!
次はルーピン教授も誘って何処か出かけましょう!」
「……二人きりは嫌か?」
だからその顔はやめて!
「そんなことないですよ?
でもふざけたルーピン教授はシリウスと一緒でないと見れないので…。
二人が一緒にいるところ、好きです。」
シリウスは私の言葉に恥ずかしそうな顔をした。
「わかった。それじゃ、途中まで送らせてくれ。それくらいはいいだろう?」
私は笑って頷いた。
シリウスのおしゃべりを聞きながら列車に揺られていると急に眠気が襲ってきた。
まだ夕方なのに堪らなく眠い。
車内は暖かいし、今日は試合観戦で白熱したし、ああ…疲れた…
ちょっとだけ…
「名無しもそう思うだろ?なぁ?」
コトリと肩に名無しの頭がのかってきた。
「名無し?」
シリウスは前のめりに名無しの顔を覗いた。
目を閉じた名無しの真っ黒な長い睫毛が美しい。
白い頬をほんのり桜色に染めた名無しが気持ちよさそうに眠っている。
その寝顔を見ていると、胸が疼く。
動いている時の名無しは少年みたいに活発で負けず嫌いで、冗談が好きで…ジェームズ達といるような気分にさせてくれる。
でも今横にいる名無しの顔は女の顔だ。
そっと頭を撫ぜてみる。
わざとくしゃくしゃにさせた髪が柔らかくシリウスの指に絡む。
名無しと会うのはこれで3回目。
まだ3回目だというのに、もう夢中になってしまっている自分がいる。
寝息を立てるぷっくりとした唇に自分の唇を重ねてしまおうか…?
音を立てないようゆっくり顔を寄せる。
30センチ…20センチ…10センチ…
「!!!」
突然パチっと名無しが目を開く。
その大きな美しい瞳はいつもの色ではなく紫色に輝いてシリウスを見つめていた。
熱気が凄い。
私たち二人もチームカラーのフェイスペイントをして試合に備える。
「これ、美味しいけど食べにくいですねぇ。」
サンドイッチにかぶりつきながら私はシリウスに話しかけた。
「んっ?何だって?」
髭にマヨネーズをつけたシリウスが私を見る。
「何でもないです。」
シリウスはすぐ私を子供っぽいと笑うけれど、自分だって子供じゃない。
私は笑いながらシリウスのマヨネーズを拭いた。
暫くすると試合が始まる。
「マホウトコロはクディッチ強豪校なんですよ。私の幼馴染もクディッチの名選手でした。」
「ジェームズも優秀なチェイサーだ。」
「ホグワーツに沢山優勝杯がありますよね。」
私がそういうとシリウスは嬉しそうに笑った。
「いつかホグワーツとマホウトコロで対戦したいですね。
まぁ…相手にならないかもしれませんが…」
私がそう言うと、シリウスが食いついてきた。
「何?何と言った?相手にならない?!
ハリーの実力は君も知ってるだろう?」
「もちろんMrポッターは凄い選手ですが、私の幼馴染が指導するクディッチチームにはかないません。
…こう見えて私も結構クディッチはうまいんですよ?」
フフンと笑ってやる。
シリウスも負けじといかにMrポッターが凄いか私に熱弁し出した。
途中からハリーを褒めているのか、親友のジェームズさんを褒めているのか分からなくなって、どんだけ親友loveなんだよ…と私は呆れた。
ジェームズさんは凄い人かもしれないけれど、私にとってはスネイプ教授をいじめていた天敵でもあるのだ。
話をしたり、応援したりであっという間に試合は終わった。
「名無し、会場は凄い人だ。はぐれるな。」
シリウスが立ち上がった私の肩をグイッと自分に引き寄せた。
突然のことで私はかわすことが出来ず、シリウスにもたれかかる体制になる。
「わっ!自分で歩けますよ!」
シリウスのウエーブのかかった柔らかい髪が頬に当たってくすぐったい。
バニラとオレンジみたいな良い香りがする。
私を見ると小さなウインクをして、シリウスは構わずそのまま歩き出す。
強引だなぁ…と思いつつ、私もシリウスについて会場を出た。
「もう大丈夫です。ありがとうございました。」
シリウスが離してくれないので、両手に力を込めて顔を押してやった。
「照れなくていいんだぞ?もっと抱いてやる。」
私は呆れて眉間にシワを寄せる。
スネイプ教授も私に対していつもこんな感じなのかもしれない…。
「さて、この後はどうする?」
シリウスは私の表情などお構い無しで話しかけてくる。
「今日はもう帰ります。土曜日なら遅くても構いませんが今日は日曜日なので。」
「…もう?」
シリウスが雨でビショビショに濡れてしょぼくれた犬みたいな表情で私見る。
なんて顔するの!!
私は可笑しくて吹き出してしまった。
「そんな顔しないでください!
次はルーピン教授も誘って何処か出かけましょう!」
「……二人きりは嫌か?」
だからその顔はやめて!
「そんなことないですよ?
でもふざけたルーピン教授はシリウスと一緒でないと見れないので…。
二人が一緒にいるところ、好きです。」
シリウスは私の言葉に恥ずかしそうな顔をした。
「わかった。それじゃ、途中まで送らせてくれ。それくらいはいいだろう?」
私は笑って頷いた。
シリウスのおしゃべりを聞きながら列車に揺られていると急に眠気が襲ってきた。
まだ夕方なのに堪らなく眠い。
車内は暖かいし、今日は試合観戦で白熱したし、ああ…疲れた…
ちょっとだけ…
「名無しもそう思うだろ?なぁ?」
コトリと肩に名無しの頭がのかってきた。
「名無し?」
シリウスは前のめりに名無しの顔を覗いた。
目を閉じた名無しの真っ黒な長い睫毛が美しい。
白い頬をほんのり桜色に染めた名無しが気持ちよさそうに眠っている。
その寝顔を見ていると、胸が疼く。
動いている時の名無しは少年みたいに活発で負けず嫌いで、冗談が好きで…ジェームズ達といるような気分にさせてくれる。
でも今横にいる名無しの顔は女の顔だ。
そっと頭を撫ぜてみる。
わざとくしゃくしゃにさせた髪が柔らかくシリウスの指に絡む。
名無しと会うのはこれで3回目。
まだ3回目だというのに、もう夢中になってしまっている自分がいる。
寝息を立てるぷっくりとした唇に自分の唇を重ねてしまおうか…?
音を立てないようゆっくり顔を寄せる。
30センチ…20センチ…10センチ…
「!!!」
突然パチっと名無しが目を開く。
その大きな美しい瞳はいつもの色ではなく紫色に輝いてシリウスを見つめていた。