教授
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普段生徒達に接しているはずなのに学園の外に出ると人酔いしてしまう。
椅子に座ると、メニューを睨んでいる名無しを見ながら目を閉じた。
ふと気配を感じて薄眼を開けると頬杖をついた名無しがスネイプの顔をジッと見ている。
その視線は遠い昔、リリーを見つめていたた自分のようでスネイプはすぐに目を開けられなかった。
名無しは自分を…もしかしたら…?
一度意識し始めたら、お気に入りの助手であった名無しが突然違って見え始めた。
ケーキを自分の前に差し出す笑顔に柄にもなくときめいた。
絶対に他人のフォークを使ったりしない自分が抵抗もなくそれを口にする。
誰にも見せたことのない、自分さえも知らなかった自分が溢れ出した。
ショートケーキを差し出したら真っ赤になった名無しを見てなんて可愛らしいんだと顔が緩んでしまう。
もっと名無しを知っても構わないんだろうか?
近づいて触れても彼女は拒否しないだろうか。
自分を受け入れてくれるだろうか?