ショートショート・ストーリー
夢主の名前変換
この小説の夢小説設定・男性夢主
デフォルト名「望月光瑠(もちづきみつる)」
切原赤也と同い年
テニス初心者
ふざけるが根は真面目
しっかり者
ポジティブ
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全国大会の日。憧れの先輩たちの背中を見ながら会場に足を進める。どんな相手であろうと負けの許されない立海のテニスをずっと見ていた。だから試合に出ない俺達も応援に力が入っていた。
「えーっと、次の試合は1時間後に3番コートやんね。玉川君、俺ちょっとトイレ行ってくるわ」
同期に声をかけて黄色いジャージの群れから離れる。それでもこのジャージを着ていると他校の視線が痛いほど感じた。実は、背中に大きな穴が空いているってオチだったらどうしよう。
「あのジャージ、立海さぁ」
「まぶぅやーまぶぅやー(怖い怖い)」
近づいてくる二人組はどちらも長髪で片方は金髪、もう片方は茶髪だが帽子で顔までは見えなかった。気怠そうな歩き方は不良のオーラを助長させている。空気が凍って、近くにいる人が全員顔を背ける中で、俺は紫ジャージの胸元にある「比嘉」の刺繍から目が離せなかった。
「比嘉中って沖縄やないですか!?うわー俺、黒糖大好きで黒飴ん中に黒糖入ってるやつよく食べてるんです。あ、今もポケットにあるのでお近づきの印にどうぞ。黒糖って取れる島ごとに味が違うやないですか?サトウキビも違うんですかね!?沖縄行きたくてしゃーないんですよ!あっ、あと他にも聞きたいんですが……」
ーーー
「ははは……全然戻ってこないから様子見に来たのに、なんで望月君は比嘉中の人とあんなに楽しそうにしてるのだろう」
「いっそ沖縄に引っ越すさぁ」
「いや、本当よ……あ!俺トイレ行こうとしとったん忘れてたわ」
「トイレ忘れるって、でーじ間抜けやっしー」
わははと3人の笑い声が響く。周りから見ればかなり奇妙な光景でしかなかった。